SS付き電子限定版
マイナスに感じた点を先にお伝えすると、最後の方に出てくる攻の不思議な能力っていうんですかね?それがない方が良かったんじゃないかなと思いました。でもまぁストーリーにおかしいところはないし、その能力があったからっていう伏線回収にもなっていたので重要だったのかなと思います。けどやっぱり違和感はありました。それが明かされた時、物語のテイストがちょっと変わってしまったように感じたんですね。
良かった点は高校生たちの青春が目に浮かぶように感じられたこと。前半はBL要素よりも友情要素が強いです。キャラクターの性格の良さや成長過程も楽しめました。
長めのお話なので読み応えもありました。友情ものも好きな方にはオススメです!
舞台は瀬戸内海に浮かぶ学園。
そこで意図せずも繰り広げられる数々の出来事(事件?)。
好みのど真ん中でもう読まないという手はありませんでした・・・
繊細な絵で彩られた表紙から素敵なのですが、ストーリーも負けず劣らず本当に素晴らしかったです。
この本の出版に関わって下さった全ての方、本当にありがとうございます。
まさに「神」という評価に劣らないお話だったと思います。
主役から脇役まで、めいめいが個性豊かで読んでいてとてもわくわくしました。
しかしこのお話、わくわくだけではありません。
ドキッとさせられることもありますし、あっと驚く展開だってあります。
ぜひ、ネタバレなしで読んでいただきたいです。
あの一文(志季が秘密を明かした科白)には痺れました。
読了後の方ならお分かりかと思いますが、まさかという感じでしたね。
そこからのストーリー展開は多少のドタバタ感があったものの、その事実を通して二人がお互いの想いを打ち明ける場面は本当に素敵でした。
大切に宝石箱にしまっておきたいくらい美しいキラキラが、本から飛び出してきたかと思いました・・・
想いが通じ合った後の、森の家でのえっちもほんとにキュンキュンしました。
他の方もおっしゃっているのですが、喘ぎ声で多くを語るのではなく、二人の会話や文章でどんな様子かを語っているのがとても萌えでした。
志季が瑛都に自分の目に映っている瑛都の感情の様子を伝える場面では、もう萌えを超えた何かが私の中に生まれました。
夏乃先生、ありがとうございます。
そして、主役カプもさることながら、先輩カプと同級生カプにも萌えが止まりませんでした。
とくに先輩カプは気になります。
できることなら、3組のカップルの続編、もしくはスピンオフが見たいです・・・
どれだけ時間がかかっても待ちますので、よろしくお願いします。
離島丸ごと富裕層向け中高一貫校で寮生活
演劇か経済界のサラブレッドを育てるという学校に
有名女優と有名会社社長の間に生まれた息子という煌びやかなバックグランドを持つ天国瑛都が入学してくる
かなり浮世離れしてるのですが
この瑛都がとても真面目で素直すぎるくらいまっすぐで
演劇の道を進んでいくのが心配になるくらい純粋
でも演技を通して仲間を作り嫉妬や恋心を経験して人としての厚みを持っていきます
学校にまつわる不思議な伝説や
彼らが演じる役や物語
役柄にどう向き合うかを通して
相手役である不思議な同室者の不穏な言動と近づいてくる距離感が自然に近づいていく
それもある意味異次元なんですが高校生らしさも失っておらずチート過ぎないとこが良かったです
二人の距離がグッと近づく冬休みのシーンはとてもロマンティック
舞台で愛を確認した二人が舞台を降りて愛を確かめ合うエチシーンはとても良かったです
傲慢だった志季が持つ秘密などモリモリですのに
他の方も仰っていますが読後感がとても爽やかでした
一読したあともう一回読むと志季の苦労が偲ばれました(笑)
高校3年間の最初の一年間なら残り2年や、めっちゃ匂わせてくれた先輩カップルのお話なども読んでみたいです
円陣闇丸先生のイラストがとても美麗で、電子書籍が発売する前から気になっていたのですが、口コミを読んで、ドロドロした内容だったらどうしよう...と買うのを迷っていました。
夏乃先生の著作は、飼い犬に手を咬まれるな、を先日読んだのですが、好きな要素はあるも、もちょっと早く攻め(の精神)に救いが欲しいし、ダークすぎると思っていたので、余計に迷ってましたが、結果、今回は買って正解でした!
主人公(受け)の心がピュアでキュンとするし、攻めもツンデレながら溺愛してるし、色々事件は起こるも、基本的に友人も主人公も、根がいいし、学園ものらしく成長も描かれていて、総じて青春でした。
最後の攻め視点の短編、もうちょっと読んでみたかったなぁ。主人公みたいな美人で天然な子が恋人なんて、超幸せと思う〜けど心配は尽きないだろうな笑
とにかく、読後は爽やかで、とっても良かった〜
先輩CPで続編ありそう。楽しみです。
色々盛り込んだのは続編が書きたかったからなのか?
受け攻めも脇役も魅力的なキャラなのに、設定が多すぎて、ストーリーや萌えに集中できない。
ラスボス登場も攻めの秘事も、突然感が半端ない。
タイトルも宙に浮いしまって合ってないと感じてしまいました。
ですが後半のエロは、喘ぎ声の羅列の表現から解放してくれます。さすがこの作者様だなぁと思いました。
イラストも大変眼福でした。
好嫌相殺で中立ですが、次作も期待して待ちます。