お前の忠誠心は私のものだ。

アルファの執愛~パブリックスクールの恋~

alpha no shuai

アルファの執愛~パブリックスクールの恋~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×212
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

110

レビュー数
5
得点
75
評価数
19
平均
3.9 / 5
神率
15.8%
著者
ゆりの菜櫻 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
笠井あゆみ 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
価格
¥630(税抜)  
ISBN
9784576201252

あらすじ

次期キングの座を狙うロランに求められ関係を持った従僕の伊織。本心を確かめ合えないまま伊織はオメガとして覚醒、妊娠してしまう。

表題作アルファの執愛~パブリックスクールの恋~

ロラン・ジャスティック・アドリオン,ファルテイン公国公太子でα
伊織・クロード・シエル,公爵家次男でロランの私的な従僕 Ω

同時収録作品コッツウォルズ・バカンス~アシュレイ&由葵編~

アシュレイ・グリフィス・アークランド,アークランド伯爵家嫡男・由葵の恋人(α)
御井所由葵,アシュレイの恋人(Ω)

その他の収録作品

  • 君と愛を育む六月
  • あとがき

レビュー投稿数5

身分差にすれ違う2人。

 こちら、同じエドモンド校が舞台の『アルファの耽溺』が大好きだったので、楽しみにしていました。
その時のカップル2人の今の姿が垣間見れて嬉しかったです(^-^)

『耽溺』の方を読んでいなくても大丈夫だけど、きっと読んでいた方が楽しいと思います。

今回の受け様は、攻め様である公太子ロランの側近になるべく努力してきた伊織。

攻め様は、ファルテイン公国の公太子ロラン。
一目見たときから伊織のとりこになり、欲しくて欲しくて執着していて。

 揃って入学したエドモンド校でも、主という立場を利用して片時も伊織を側から離さないロラン。
お前の初めては全て俺のものだ、とファーストキスも処女も奪っちゃう。

初めての時のピロートークでの、ロランの言葉にムッとしちゃいました。
 ロランが、伊織は自分を主としてたてているだけで、この行為もただの責務だったら‥という不安を抱えているのはわかる。
わかるけど、自分の臆病さから好きな人を傷つけて、それでも攻め様なんかーい(*`Д´)ノ!!!と。

 実家にいるときにΩに覚醒した伊織。
ロランの側にいられなくなる、側近の立場は諦めなければ、と伊織はショックを受けてたけど、いやロランは確実に自分だけのものにできると、ガッツポーズだよ〜って教えたかった。

ほらもぅ〜ロランが自分の気持ちを正直に伝えてないから伊織が苦しむじゃないかよ〜(T-T)

 なので、やっとロランが花束持って伊織に愛を伝えた時はホッと胸をなでおろしました。
それなのに、この関係は学生時代だけの期間限定のもので、いつかロランは公太子として立派な女性をめとるものだ、という側近根性がしみついてる伊織。

恋人になっても、まだまだスレ違ってる2人の気持ちに、攻め様に厳しい私としては、あなたがしっかりしてないから!!とロランに対してブーブーでした(# ̄З ̄)

やっと伊織がロランの横で一緒に生きる覚悟を決める事ができてホントよかったわ〜

 周囲は気付いていたロランの伊織への執着が、やっとのこと伊織自身に伝わってよかったよかった。
これからはおおっぴらに、その執着ぶりを見せつけていってね。


 イラストは笠井あゆみ先生。
麗しいの一言につきます。
ロランが花束を持って告白するシーンのイラスト。
泣いてる伊織を前に慌ててるロランの姿が微笑ましくてが大好きです。



0

一途攻めは最高でした

実は私はゆりの先生の「パブリックスクールの恋」シリーズのオメガに一途な攻めが大好物なんです。

今回のロランにはちょっと詰めの甘さは見受けられましたが、幼い時からの伊織への並々ならぬ執着に萌えさせて頂きました。一目惚れにも近いのは「運命の番」だった事にも激萌えでした。お互いが初めての相手だったのも好感が持てました。


伊織の近くにいる者は例え新入生のファグでさえ嫉妬する狭量さとか、伊織だけを愛し求め続けるロランが魅力的でした。また身分差に恋を諦めながらも側近として側に居たいと望む、伊織が健気で更に盛り上がりました。

前作のアシュレイと由葵の手助けは過分にありましたが、父親の大公に認めさせたりタブロイド誌に優位になるようなニュースを流させたりと画策したのはロランだし、その後に寮長になったのも彼の実力だと思うんです。

このシリーズ(2冊しか出ていないのでシリーズと言えるか分からないのですが)が好きな理由は、とにかく攻めが受けに一途で溺愛してて、オメガが酷い目に合わないところです。

それからエドモンド校は全てのバースに門戸を開いていて、オメガが安心して学生生活をおくれるように配慮している点でも安心して読めます。オメガが酷い目に遭うのが苦手な方にも安心して読んでいただける作品だと思います。

1

もうちょっと攻めは頑張って

「アルファの耽溺~パブリックスクールの恋~」のスピンオフ作ですが、こちらだけでも読めるかと。
ただ、こちらから入ると少々作品のパブリックスクール設定・用語に戸惑う方もいらっしゃるかもしれません。
イギリス郊外にある伝統校が舞台ということもあって、ファーストネーム呼びになったりファミリーネーム呼びになったりと、人名に関してもちょっぴりややこしく感じてしまうかな。
少し読めば慣れるかと思いますが、やっぱり前作から読まれることをおすすめします。

舞台は前作と同じく、ロンドン郊外に存在する名門パブリックスクール・エドモンド校。
あらゆるバースの者を受け入れる前衛的な全寮制の男子校です。
さて、今作はというと、オメガ・アルファ・バース性・寮長の地位や権力を巡ってのあれこれなど、設定を挙げ始めると複雑そうに感じてしまうのですが、蓋を開けてみればシンプルな両片思いの身分差ものでした。
すごくシンプルかつスタンダードな恋のお話。
そして、前作の2人よりも大分青くさいです。
この辺りを楽しめるか楽しめないかで評価が分かれるかも。

ヨーロッパの中心に存在するという架空の国・ファルティン公国の公太子であるロランと、その学友として選ばれ、共に学びながらロランの世話をする伊織が主人公。
ロランはアルファですが、伊織はまだバース性が分からず…と、なんだかこの時点で先が読める気がしますね。
受け攻め両視点で語られる今作。
序盤でもう既に両思いなのが分かってしまいます。
そして身体の関係まであるという。
側から見れば、これで付き合っていないのかという感覚になるんですよ。
なんと想いすら伝え合っていないんです。
逆を言えば、このもどかしさや身分差による切なさを楽しむ作品といったところでしょうか。

出逢った瞬間から伊織に対して執着していたロランの執着っぷりと周囲への根回しは見事ですし、身分を気にしながら、ひっそりとロランを想う伊織の健気さは良かったのです。
ただ、前作のアシュレイ&由葵カップルと比べてしまうと、個人的には萌えが薄かったです。
なんでかな。ただでさえ身分差があるというのに、オメガとして覚醒してしまい、一緒に居たいけれど身を引かなければと苦悩する伊織の切なさは良かったのですが。
攻めのロランにあまり魅力を感じなかったのかもしれません。
伊織が自身に向けるのは忠誠心であって、恋情ではないのかもと臆病になる気持ちも分からなくもないのですが、手を出す前にもうちょっと伊織を信じて気持ちを口に出して欲しかったなあ。
まだ若いとはいえ、避妊もせずに身体の関係を続けたりと、公太子らしさが感じられなかったのもちょっと残念。
ラスト付近でようやく少し成長した姿が見られて、なんだか終始未熟な攻めの成長を見守っていたような感覚でした。
なので、どうしてもちらほらと登場するアシュレイと由葵の方に目がいってしまったんですよね。
彼らのサポートが無ければこの結末にもなっていない気もしますし。

うーん、評価が少々難しいです。
学生の身でありながら家柄的にも金銭には困っていないであろうことも分かりますが、家のお金でどうにかするんだろうなと考えると子供の件に関してだらしなさを感じてしまい、これは中立かな…と思いつつ、告白シーンが素敵だったので中立寄りの萌評価で。
最後に収録されているアシュレイと由葵の番外編は甘く穏やかで良い雰囲気でした。
ロランと伊織も彼らのようになれると良いのですが。

2

公太子殿下 アマイと思います

先生買い。「アルファの耽溺・・」のスピンオフで、ロンドン郊外のパブリックスクール、エドモンド校舞台のお話。攻めを可愛いなと思いましたが、ちょっと見通しが甘くないですか・・とつっこみたくなってしまったので萌にしました。攻めのロランにはもっともっと頑張ってもらわねばと感じたお話230Pほど+後日談4P+前作カプのエドモント校最後のサマーバケーションのお話10P。前作カプが割合絡んでくるので、前作を読んでいた方が楽しいと思います。

8歳の時に学友とするべく伊織に引き合わされたロラン。無事13歳の時にエドモント校へ合格、ベリオール寮で共に生活し、次は寮長選出、キングを狙わなければという学年に。1年前からはロランの性欲のはけ口として体を重ねるようになったのですが、最近伊織の体調が優れないことが多く・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
アシュレイ、由葵(前作カプ)、夏希(由葵の弟、エドモント校の新入生)、受けの両親、兄など。夏希のお話も次くるのかなあ・・・?と期待させられちゃいました。

++攻め受けについて

受けはロランのことを一途に思う健気さん。アルファに覚醒したかったろうに、オメガになってしまって、ロランの側にいることが出来なくなったと分かった時はお先真っ暗という気持ちになったと思います。もうちょっとだけ側にいたいと願う気持ちは分かる・・そこでぐっと堪えられないのが10代若さゆえの過ち?

攻めのロラン、頑張っているのですが10代だから?詰めがちっと甘くないですか?と思うのです。公太子だからなのかな。策士な一面も見せてくれていますが、中出しすんなよダメじゃんオメガだったらどうすんのよ!と思うわけです。まあそんなことしたらお話成立しなくなってしまうのですが。

攻めの受けへの執着度合いは好きでしたが、ちょっと若いからかな。やっぱりもう少し年くって「腹黒粘着ばりばり策士で絶対勝てない」というタイプの方が好みだなと思ったお話でした。アシュレイと由葵が少し年長さんっぽく振舞っていて二人をフォローしてくれているのは嬉しかったので、前作お好きだった方は嬉しいのではないかなと思います。

挿絵話を1つだけ。新入生のころの挿絵が1枚あってそれが今回一番好き!受けさんが勝者にお花をあげる役(ギネヴィア姫)に選ばれてしまって、ぷんすこ怒っているロランの表情がめっちゃ可愛いんです!その横にいて「いやそんなこと言われても・・」と少しお困り表情の伊織も可愛い!笠井先生のファンの方は是非チェックなさって!です。

1

健気な美人受けが辛い片思いに耐えてるのは萌える

「アルファの耽溺~パブリックスクールの恋~」のシリーズ作ですが、今作だけで問題無く読めます。
ちなみに、アシュレイと由葵がガッツリ活躍してくれるので、既読の方はその点もお楽しみに!

で、ゆりの先生と言うと、溺愛執着攻めと強気美人受けの攻防が楽しい、コミカルなお話の印象が強かったりするんですけど。
ただ今回ですね、次期大公の攻めに、そんな彼の側近となるべく付き従う受けでして。

この二人、攻めは受けに対してやたら不器用ですし、受けは真面目すぎるしで、互いに想い合う上に身体の関係までありながら、ずっとスレ違ってるんですよね。
身分差もキモとなりと、かなり切ないんですよね。
また、攻めが結構情けない。
や、恋に臆病な美人受けは萌えるけど、恋に臆病な執着攻めはいただけないわ~と。
まぁただ、作者さんも書かれてる通り、そんな未熟な二人が恋に足掻いて懸命に前に進もうとする所に萌えがありまして。
あと理屈じゃなく、健気な美人受けが辛い片思いにいじらしく耐えてるのは萌える。
そんなワケで、切なさに身悶えつつも楽しく読めました。
でも、予期せぬ妊娠とか苦手な方は、ご注意下さい。

ザックリした内容です。
名門エドモンド校の四回生で監督生の伊織。
次期キングの座を狙うロランの私的な従僕でもある彼は、将来の大公である彼の側近になるべく、アルファとして覚醒する事を願っているんですね。
そんな中、なんとオメガとして覚醒してしまいー・・・と言うものです。

繰り返しになりますが、今回のキモとなるのが身分差でして。

こちら、両視点で進む為、互いに両片思い状態なのは早々に分かるんですよね。
幼い頃の出逢い時からすでに、伊織に対して強烈な独占欲を覚えたロランに、共に過ごすうち、ロランが自分にだけ素の表情を見せてくれる事が嬉しくて、恋をしている事に気付いた伊織。
二人はイギリスのパブリックスクールに進むと、やがて身体の関係を持つようになる。

これね、今回の攻めロランですが、次期キングと呼び名も高い、とても優秀な男なんですよ。
既にアルファとして覚醒もしていて。
ただ、伊織に対してだけ、やたら不器用だし臆病でして。
「お前の初めてのキスは、主である俺のものだろう?」って感じで、キスから始まり徐々に徐々に行為はエスカレートして、やがて抱くまでに至った。
こう、愛してると本心を言って拒絶されるのが怖いばかりに、伊織の忠誠心を盾にして抱いてしまったんですよね。

まぁそんなワケで、伊織は伊織で、ロランが自分を抱くのは性欲処理の為でしかないんだと誤解してしまう。
で、自分の恋心は押し殺して、卒業までの今この時だけ、こうしていたいー。
みたいな。
辛くもあり、嬉しくもあるって感じでしょうか。

また、そんな状況で、オメガとして覚醒してしまう伊織。
ロランの為には離れなくてはいけないのですが、せめて卒業までの1年間、あの学校で彼と共に学びたい。
そして、彼への想いを終わらせたいー。と。

そう、ここまでで分かる通り、とにかく切ないお話なんですよね。
で、そんな二人の切ないスレ違いラブがベースにあっての、パブリックスクールでの日常。
何だろう・・・。
この、主役二人の切ない恋愛とパブリックスクールの独特の雰囲気が絶妙にマッチしてまして。
彼等の日常と言うのが、美しくて硬質な印象なのです。
それが、とても素敵で読みながらうっとりしちゃったりして。
パブリックスクール好きの皆さん、ここに美しいパブリックスクールがありますよ~!と。

あと、最初こそロランにイラっとくる部分があったんですよね。
伊織に執着するあまり、彼がオメガである事を望んだりとか。
ただ、自身の気持ちを真っ直ぐ伝えようと彼が決意してからが、とにかく良くて。
や、もう、素直になったロランですが、めっちゃ萌えるんですよ~。
これでもかと甘いセリフを大量投入してくれて、スレ違いが切なかった分、嬉しくて仕方ないんですよ!

ちなみに、ここからもう一波乱あります。
二人の気持ちが通じあってるからこそ、より切なくて身悶えちゃうんですけど。

ここでの伊織な。
すごく健気だけど、それは間違ってるよ!と言いたい。
そして、ここにきてすごいスパダリぶりを発揮するロランに、萌え転がってしまう。
いや「覚悟を決めろ」と、すごい口説き文句だわ~と。
最初の「伊織がアルファなのは絶対ダメだ」とか言ってたロランに、このロランを見せてやりたいわと。
そう、どんな性でも、伊織は伊織だろ!と。
や、自分の都合の良い性を望むのってどうなのよ?と、微妙に引っ掛かちゃってたから。

若干、学生である二人が、全くの親がかりで子育てするのはどうかとも思うけど。
ロラン、偉そうな事を言っても、自分じゃ1円も稼いでないよね?と。
まぁでも、すごく萌えたのでいいかと。

最後になっちゃいましたが、アシュレイと由葵のSSがオマケで収録されています。
や、本編でもキングとして活躍する由葵を読めて嬉かったんですけど、このSSはひたすらイチャ甘。
コッツウォルズで夏のバカンスを過ごす二人に、ニヤニヤが止まらないですね。

9

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