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お前の忠誠心は私のものだ。
実は私はゆりの先生の「パブリックスクールの恋」シリーズのオメガに一途な攻めが大好物なんです。
今回のロランにはちょっと詰めの甘さは見受けられましたが、幼い時からの伊織への並々ならぬ執着に萌えさせて頂きました。一目惚れにも近いのは「運命の番」だった事にも激萌えでした。お互いが初めての相手だったのも好感が持てました。
伊織の近くにいる者は例え新入生のファグでさえ嫉妬する狭量さとか、伊織だけを愛し求め続けるロランが魅力的でした。また身分差に恋を諦めながらも側近として側に居たいと望む、伊織が健気で更に盛り上がりました。
前作のアシュレイと由葵の手助けは過分にありましたが、父親の大公に認めさせたりタブロイド誌に優位になるようなニュースを流させたりと画策したのはロランだし、その後に寮長になったのも彼の実力だと思うんです。
このシリーズ(2冊しか出ていないのでシリーズと言えるか分からないのですが)が好きな理由は、とにかく攻めが受けに一途で溺愛してて、オメガが酷い目に合わないところです。
それからエドモンド校は全てのバースに門戸を開いていて、オメガが安心して学生生活をおくれるように配慮している点でも安心して読めます。オメガが酷い目に遭うのが苦手な方にも安心して読んでいただける作品だと思います。
電子版で読んだのですが、付属ペーパーがあったらしい。残念。
20.08.24
「その後の二人」
笠井あゆみ様 パブリックスクールの恋 シリーズ第二弾
SSペーパー
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同人誌のネット販売を見たら、売り切れでした。残念。
著者には根強いファンがいるんですね。
発売日:2020年10月 中旬
ついちょっと前なのに~・・在庫: なし
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【キャラクター】
ロラン・ジャスティック・アドリオン×伊織・クロード、
アシュレイ・G・アークランド×御井所由葵
作品詳細
「アルファの執愛 ~パブリックスクールの恋~」(シャレード文庫刊)の番外編です。ロンドンのパブリックスクール、エドモンド校を舞台にした溺愛オメガバース物です。
今回は三本仕立てです。前作の主人公、由葵とアシュレイもちらりと出ます。
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諦めました。商品化を待ちます。
も〜、このシリーズ大好きです!
自分の中では勝手に「溺愛攻めシリーズ」に変換されてます笑
一作目のアシュレイ × 由葵が自分の中では最高カプではあるのですが、2作目も一途愛に溢れていて最高至高でした…!
ただ、がっつり妊娠・出産(出産の方はがっつりとは言えないかな;)ものなので、苦手な方はご注意ください;
かくいう自分も妊娠描写は苦手なのでそこは敢えてサラッと読んでしまいました;
このシリーズの魅力はなんといっても溢れ出さんばかりの、というか溢れ出ちゃってる攻め→受けへの溺愛だと想うんですが、今作はそこに一国の公太子×従僕という主従関係も加わり、すれ違いが生じてます。
お互い大大大好きー!!!…なのに、受けの伊織は自分はただの性欲処理係だと思っているし、攻めのロランは伊織が抱かれてくれるのは従僕として命令を聞いているだけなのでは、と不安に思ってる。
読者としては「全く心配ないから君たち、はよ心からくっ付きなはれ!」と言いたくて仕方がないのですが。笑
紆余曲折あって、伊織の妊娠を知り喜びを隠せないロランにめちゃめちゃ男気というか格好良さを感じましたね。。
現実でも全てのカップルがこうであったらいいよね、って思っちゃいました。
いやこんなハイスペ攻め様、いないでしょうけれど。
終盤、出産後の伊織にもじもじと誘われた時のロランの描写が面白すぎて、声を上げて笑いました。
思考停止。……からの、
ロケット発射!
性欲が勢いよく宇宙へと発射されて…って、もう朝から笑い転げちゃう。
そして一作目からすごいと思っていたのですが、ゆりの先生のパブリックスクール内の行事やイギリスの情景の描き方の緻密さよ…
パブリックスクールの「中の人」なんじゃないか、と思っちゃうぐらいすごい。
あっ、そして最後のSSに私の大大大好きなアシュレイ×由葵カプのコッツウォルズでのひとときのお話もあって、嬉しかった❤︎
本編でもこちらの一作目のカプが活躍してます。
オメガバース、妊娠出産描写どれも実は苦手な自分ですが攻めの溺愛偏愛っぷりに文句なく激萌えでしたので、「神」評価で!
ゆりの先生のパブスク2巻。
笠井あゆみ先生の口絵にきゅん♡
(1巻の口絵とは対照的w♡)
身分差の恋。
王子のロランと臣下の次男で側近候補の伊織。
学友候補として出会った幼少期、
すでにロランにとっては伊織は特別で。
(運命のつがいでした♡)
こりゃなかなか結ばれるまでは時間かかるかな、
と思いきや、3学年の時には既に身体の関係が!
共に気持ちを打ち明けられていなかったことが
微妙に誤解を生み...
オメガに覚醒しても妊娠しても、ロランがブレずに真っ直ぐ気持ちを伊織にぶつけてくれるのがすごーーくよかった♡
のしあがるためには裏で画策しまくるのに、
伊織に対しては一切無し♡
由葵とアシュレイもちょくちょく出てくるのも
うれしい♡
「アルファの耽溺~パブリックスクールの恋~」のシリーズ作ですが、今作だけで問題無く読めます。
ちなみに、アシュレイと由葵がガッツリ活躍してくれるので、既読の方はその点もお楽しみに!
で、ゆりの先生と言うと、溺愛執着攻めと強気美人受けの攻防が楽しい、コミカルなお話の印象が強かったりするんですけど。
ただ今回ですね、次期大公の攻めに、そんな彼の側近となるべく付き従う受けでして。
この二人、攻めは受けに対してやたら不器用ですし、受けは真面目すぎるしで、互いに想い合う上に身体の関係までありながら、ずっとスレ違ってるんですよね。
身分差もキモとなりと、かなり切ないんですよね。
また、攻めが結構情けない。
や、恋に臆病な美人受けは萌えるけど、恋に臆病な執着攻めはいただけないわ~と。
まぁただ、作者さんも書かれてる通り、そんな未熟な二人が恋に足掻いて懸命に前に進もうとする所に萌えがありまして。
あと理屈じゃなく、健気な美人受けが辛い片思いにいじらしく耐えてるのは萌える。
そんなワケで、切なさに身悶えつつも楽しく読めました。
でも、予期せぬ妊娠とか苦手な方は、ご注意下さい。
ザックリした内容です。
名門エドモンド校の四回生で監督生の伊織。
次期キングの座を狙うロランの私的な従僕でもある彼は、将来の大公である彼の側近になるべく、アルファとして覚醒する事を願っているんですね。
そんな中、なんとオメガとして覚醒してしまいー・・・と言うものです。
繰り返しになりますが、今回のキモとなるのが身分差でして。
こちら、両視点で進む為、互いに両片思い状態なのは早々に分かるんですよね。
幼い頃の出逢い時からすでに、伊織に対して強烈な独占欲を覚えたロランに、共に過ごすうち、ロランが自分にだけ素の表情を見せてくれる事が嬉しくて、恋をしている事に気付いた伊織。
二人はイギリスのパブリックスクールに進むと、やがて身体の関係を持つようになる。
これね、今回の攻めロランですが、次期キングと呼び名も高い、とても優秀な男なんですよ。
既にアルファとして覚醒もしていて。
ただ、伊織に対してだけ、やたら不器用だし臆病でして。
「お前の初めてのキスは、主である俺のものだろう?」って感じで、キスから始まり徐々に徐々に行為はエスカレートして、やがて抱くまでに至った。
こう、愛してると本心を言って拒絶されるのが怖いばかりに、伊織の忠誠心を盾にして抱いてしまったんですよね。
まぁそんなワケで、伊織は伊織で、ロランが自分を抱くのは性欲処理の為でしかないんだと誤解してしまう。
で、自分の恋心は押し殺して、卒業までの今この時だけ、こうしていたいー。
みたいな。
辛くもあり、嬉しくもあるって感じでしょうか。
また、そんな状況で、オメガとして覚醒してしまう伊織。
ロランの為には離れなくてはいけないのですが、せめて卒業までの1年間、あの学校で彼と共に学びたい。
そして、彼への想いを終わらせたいー。と。
そう、ここまでで分かる通り、とにかく切ないお話なんですよね。
で、そんな二人の切ないスレ違いラブがベースにあっての、パブリックスクールでの日常。
何だろう・・・。
この、主役二人の切ない恋愛とパブリックスクールの独特の雰囲気が絶妙にマッチしてまして。
彼等の日常と言うのが、美しくて硬質な印象なのです。
それが、とても素敵で読みながらうっとりしちゃったりして。
パブリックスクール好きの皆さん、ここに美しいパブリックスクールがありますよ~!と。
あと、最初こそロランにイラっとくる部分があったんですよね。
伊織に執着するあまり、彼がオメガである事を望んだりとか。
ただ、自身の気持ちを真っ直ぐ伝えようと彼が決意してからが、とにかく良くて。
や、もう、素直になったロランですが、めっちゃ萌えるんですよ~。
これでもかと甘いセリフを大量投入してくれて、スレ違いが切なかった分、嬉しくて仕方ないんですよ!
ちなみに、ここからもう一波乱あります。
二人の気持ちが通じあってるからこそ、より切なくて身悶えちゃうんですけど。
ここでの伊織な。
すごく健気だけど、それは間違ってるよ!と言いたい。
そして、ここにきてすごいスパダリぶりを発揮するロランに、萌え転がってしまう。
いや「覚悟を決めろ」と、すごい口説き文句だわ~と。
最初の「伊織がアルファなのは絶対ダメだ」とか言ってたロランに、このロランを見せてやりたいわと。
そう、どんな性でも、伊織は伊織だろ!と。
や、自分の都合の良い性を望むのってどうなのよ?と、微妙に引っ掛かちゃってたから。
若干、学生である二人が、全くの親がかりで子育てするのはどうかとも思うけど。
ロラン、偉そうな事を言っても、自分じゃ1円も稼いでないよね?と。
まぁでも、すごく萌えたのでいいかと。
最後になっちゃいましたが、アシュレイと由葵のSSがオマケで収録されています。
や、本編でもキングとして活躍する由葵を読めて嬉かったんですけど、このSSはひたすらイチャ甘。
コッツウォルズで夏のバカンスを過ごす二人に、ニヤニヤが止まらないですね。