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あなたが好きなのを止められない――。
こちらのパブリックスクール『エドモンド校』シリーズも3作品目です。
学生ならではの青春が楽しそうで、愛校心とか、同じ時を過ごした仲間とか、懐かしく思いながら楽しみました。
受け様は、由緒正しい子爵の生まれで、オリエンタルビューティーな奏。
大学進学のため、卒業生であるヒューズに家庭教師を依頼して努力してきて、いよいよ最終学年となった。
奏につきっきりで家庭教師をしているのが、攻め様の公爵家嫡男ヒューズ。
幼い頃に偶然出会った時から、ヒューズは奏が愛しくてたまらなく、あらゆる手段を講じて奏に悪い虫がつかないよう手を回してきた筋金入りの執着ぶり。
紳士の作法を教えると称して閨でのあれこれまで(^_^;)
策士で人たらしだけど、腹黒さより必死さが感じられてハナマルです。
大貴族のアルファであるヒューズが、誰にも奏の関心を向けさせたくなくて、なにくれなく隣をキープ。
その溺愛、寵愛ぶりがとてもよかったですσ(≧ω≦*)
一方、奏の父親は事業への投資の受けていて、奏がオメガだった場合は、その投資家との結婚が条件があった。
いまだバース未確定の奏は、オメガでないとヒューズの家系には釣り合わず、かといってオメガであったら結婚相手は決まりヒューズとは別れなければならない、というどうしようもない葛藤を抱えていて。
この葛藤に悩む奏が切ないし、オメガとなってからは、きっぱりヒューズに別れを告げる誠実さが切なく美しかった(*´ω`*)
また、1作品目の受け様の御井所が、奏のファグとして随所に活躍していて嬉しい。
もちろんアシュレイも御井所の周りをちょろちょろしてます(≧▽≦)
「家を借りよう」では、奏とヒューズの元へ御井所とアシュレイが訪れるお話。
奏と御井所が別室で話している時、ヒューズとアシュレイは2人でチェスをしながらお互いのろけ話をしていた、と言ってましたが、きっとお互いに自分の番ののろけばかりで、ちっとも相手の話は聞いてなかったのではないかしら?と想像すると笑えました(≧▽≦)
本のタイトルのとおり、オメガバースもので舞台はパブリックスクール。アルファの攻めからデロデロに愛されるお話です。
もーーーめちゃくちゃに愛されまくってます。こう言う溺愛執着攻めが好きなので、ハマっちゃいました。
パブリックスクールって淫靡な感じがして良いですね。身分も高くて優秀な貴族の子息たちの寮生活って、何もなくても何かあるんじゃないかと色々と想像してしまう私…。
名門エドモント校の奏は、元家庭教師で元キング(全寮生の中のトップオブトップ)のヒューズと性的な関係を持っています(最後まではしてない)。誰がみても恋人同士なんですが、恋人同士ではないです。でもお互い好きだろっていうのは分かります。特にヒューズは奏へのアプローチがすごい…。卒業してるのに、ちょいちょい母校に顔を出しては奏にいらん虫がつかないように、牽制しまくってます。ヒューズはとにかく奏のことしか見えてないんですよね。周りもひくくらい奏にベタベタしまくってます。
奏は見るからにオメガでしょ?って思うのですが、奏のバースはまだ決まっていません。オメガならアルファのヒューズと番になれば、めでたしめでたしだね!…しかしそうはいかないのがこのお話の面白いところです。
奏には隠れ許嫁がいます。奏のオメガ性が決定したら、実家に出資した人物と結婚することが決まっています。でもその人物が誰かは分かっていません。
そんなわけでオメガになればヒューズとの別れを意味するので、奏はオメガになることを恐れています。でもそんなある日、奏の身体に異変が起き…オメガ性が確定します。
奏はヒューズに別れを言い出します。とっても悲しくて切ないシーンです…。しかもこんな落ち込んでる奏に追い打ちをかけるように、同じ寮生のヤツに嫉妬から嫌がらせを受けて身の危険が!しかし、そこはスーパースパダリ溺愛執着攻めのヒューズがスーパーマンのごとく助けにきますよ。おぉー拍手。
実は実はヒューズは奏の実家に出資をしていた人物。ヒューズ自体はそれだけだったんですが、ヒューズのパパが裏で勝手に奏がオメガに覚醒したら結婚する、と条件をつけたので、、ヒューズも結婚話のことは寝耳に水。だからヒューズも驚いていたのかー。
ヒューズパパは息子が奏に熱を上げていたのを知っていたようで、アシストしただけみたいです。これが良かったのか悪かったのか…。奏はあんなにめっちゃ悩んでいたのに、ヒューズのパパよ、ひと言息子には言っとけって感じです^^;
結局話が全部いい形で繋がって、最後は2人にとって一番いい結果になったので、読み終えた時は満足感でいっぱいでした!
このお話が私にとってパブリックスクールものの初読みだったので、どんなものかと思っていましたが…どっぷりこの世界観に浸れました。ゆりの先生、どうやってこんなに調べたのっていうくらいのパブリックスクールの情報量。実際に通った人に取材しないと、こここまで詳しくないと思いますがどうなんでしょうか。その細かい情報のおかげでよりイメージが湧きやすかったです。
最後に、ヒューズと奏の結婚後の様子が見れますよ!子どももいます^ ^ヒューズは親バカのようです。ほほ笑ましい〜。
こういうその後のエピソードって大好きなので、嬉しかったです♪
ゆりの先生の「パブリックスクールの恋」シリーズはオメガバながら痛々しい展開がなく、攻めのアルファがとても献身的なところが大好きで欠かさず購入しています。
今回のお話は前二作のカップルが下級生と新入生として登場するので、時系列的には遡っています。
そして攻めとして登場するヒューズは卒業生で、名物キングとして卒業後も在校生に名を馳せていました。
このヒューズの執着というか奏を手に入れるまでの努力を惜しまないところがとても好きでした。
お話的には何となく奏の実家に出資した人物は予想が付いてしまうんです。でもそこには当人も知らない裏があって、最後までハラハラドキドキさせて貰いました。
ヒューズの奏の気持ちを大事にする愛し方がとても素敵だと思いました。
何度も何度も愛を乞うんです。「アルファの幸せは愛する伴侶の側にいることだ」と言ったヒューズのこの言葉が、このシリーズのテーマであると思いました。
このお話に登場するエドモンド校は優秀な生徒であれば全てのバースを受け入れていて、発情期になったオメガはその間は待避寮に入り勉強出来るような開かれたパブリックスクールです。
バースによる酷い差別も無いのと、学校行事の描写も面白いのでとてもお勧めです。
大好きなシリーズなのでずっと続いて欲しいと思います
ゆりの先生のパブスク3巻。
良い意味でお馴染みの展開なんですけど、
それが欲しくて読んでます♡
この金持ちのボンボンが集うエドモンド校。
細かな情景描写も美しいです。
スパダリの攻めが最初に見初めて、
自分の気持ちを抑えてしまう受けを落とすために
まっしぐら...!!
家庭教師のついでに大人のたしなみとしてセックスを手ほどきするヒューズ。
卒業してしばらく経つのにネズミを放つヒューズ。
インデックスリングに軍用GPSを仕込んじゃうヒューズw
そこまでやるか!!!!な具合も楽しかったです!
あと由葵が1学年の時のお話なので
それが読めたのも良かった◎
シリーズ作とは知らず
あらすじを見て、あ、面白そう!と思って購入。
(ポチった後に気付くあるある…;)
しかし前作未読でも問題無く楽しめましたヾ(*´∀`*)ノ
1作目の耽溺CPがガッツリ登場して
巻末には耽溺CP視点のお話も入っているんですが、
"未読で理解出来ないよ…(モヤモヤ)"とはならないんですね。
絡め方が上手かったので、むしろ"耽溺も読みたい!"と思いました。
(ちなみに執愛CPはチラッとだけ。登場ほぼほぼナシです)
パブリックスクール×オメガバース…!!!
え。階級に階級を重ねちゃう!?((( ;゚Д゚)))
思春期の閉鎖空間にオメガバースぶっ込んだらヒエラルキーやばそう…。
痛々しくて苦しい、辛く仄暗い展開、差別の嵐etc.じゃあないかッッ((( ;゚Д゚)))
(↑個人的なイメージによる偏見です)
もし同じように思っていたら安心して下さい♪
パブリックスクール×オメガバースでも甘々です…!
虐げられることもなく、読むのが苦しいような展開もありませんでした。
それでいてちゃんと話の山場はあるんですね。
バース性がどう出るかによって今後の運命が変わる。
性がどこに転がっても結局、貴族の嫡男同士では先がない。
受け視点だと終わりのある恋に戸惑いを見せるのが切ないお話なんです。
が、しかし。
年上攻めの執着っぷり&タイトルが寵愛ですから…!
絶対に攻めが対策を練っているだろうという安心感よw
2人の出会いから始まり、身分の壁があり、
王子様とお姫様のおとぎ話みたいなだな~と思いました。
出会い方とかね!恋愛ドラマにありそう。
ちょーっとね、少女漫画的かなぁ…とも思うんですが、
少女漫画展開を♂と♂が繰り広げるロマンも良し( ´艸`) フフフ
背景が英国紳士だから様になるんですよね。、
攻めは受けにベッタリで、
全寮制のお話なのに離れてる感が全くなくて笑いました。
保護者すら入らない寮行事でもおかまいなしで登場w
卒業生で元キングの特権を使いまくりwヾ(*´∀`*)ノ
そんで裏では受けの全てを調べ上げてね。
校内にスパイ放って男共を近づけさせないようにしてね。
アルファの執着やべぇwってなるんですが。。。。。
読んでてモヤモヤするのが、
受けが悩んでいる原因・婚約者の存在を知らないわけないよね…?という疑問。
他にも序盤は違和感を感じるんですよね。
元キングで狡猾さもあるのに詰めが甘いような…。
溺愛してるのにセフレ状態も不思議というか…。
(初エッチに持ち込む時の言葉巧みな"悪い大人"感は個人的に性癖なので萌えたけど)
しかし序盤の違和感が段々と解消されていく展開に面白さを感じました(﹡´◡`﹡ )
またマスター(受)とファグ(耽溺の受け)の関係も良かった!
伝統的に受け継がれる精神にグッときて、絆の強さにウルッとしました。
この辺りは耽溺を読んだら更に楽しめそうな気がします♪
トータル的に面白かったーッ!ヾ(*´∀`*)ノ