電子限定おまけ付き
何かとソリが合わず、嫌われてるな〜と思ってた同期と同居することになって…
…というお話。
主人公は、仙波。
明るくてノリの良い性格で敵を作るタイプじゃないんだけど、何故か同期で同じ部署の矢部はいつも突っかかってくる。
そんな時、上の階の水漏れで部屋に住めなくなり、成り行きで矢部の部屋に居候する事に。
恐縮していたら、逆に好きだと告白されて!
そこですんなり受け入れるのが驚きの柔軟性。
確かにはじめ何とも思ってなくても、好きだって言われると自分も好きになる…っていうのはあるかも。
で、秘密の社内恋愛が始まるんだけど。
仙波は矢部を好きになっていく。なのに矢部の方は…
テッパンの誤解とすれ違い展開もキッチリおさえて、さすがの構成力です。
波乱を経て勿論2人は本当の両想いへ。
正反対な性格の2人だけど、そこが2人のケミストリー。
いつも通り絵柄は好みで、特に矢部がカッコいい。
ストーリーの流れの良さもリオナ先生ならでは。納得の「萌x2」で。
去年の末に読破。
おたがいに性格が正反対の「ツーブロの超潔癖症x大らかなゆるふわ男子」リーマンBL。
ツーブロが良い…と感じられるようになったのは完全にリオナさん著作「その恋、成立なるか」のおかげです(土下座感謝
序盤からキュンキュンします。1話1キュンどころか2キュン以上ある。
そして2話での攻めが雄っぽさ徐々出しかっけぇ…やられた。
本作は攻めの潔癖症をどれだけ許せるかにかかっているとも言えます。
とにかくめんどくさい!
でもストーリーはかなり腑に落ちる、納得のいく内容でした。
本作の伝えたい大事なことは:
「愛する相手には、たとえ態度や行動で愛を示していたとしても、必ず言葉でもきちんと伝えるべし」
です。お前らちゃんと話し合え!っていう。
「アンドロイドは恋の夢を見るか?」などの私的神作に比べるとややアッサリめですが、トータルで大満足です。
ちなみに「Estate(エスターテ)」は英語ではなくイタリア語で「夏」の意味で、ジャズで有名なスタンダード曲でもあります。
すっごい素敵な曲なんで、本作もそちらも前述の別作品も、ご興味あればぜひ。
受ちゃんの末っ子気質にちょっぴりイラッとしてしまった・・・_(:3 」∠)_
お姉さんに指摘されてましたが『してもらって当たり前』な感じ、、解せぬ。たしかに癒しは与えてるんだろうけど、、うーんーーーーこれでいいのかな??まあ攻くんがね、世話を焼きたいタイプなら!いいんだけど!!
ストーリーとしては一緒に住むことになっちゃうあるあるハプニングで楽しいんですが、攻くんの頑張りにたいしてどうも返しきれてない感のある受ちゃんの言動が最後まで気になってしまいました。完全に好みの問題ですが・・・。
社内恋愛いいですよね、ドキドキ設定です。
しかしこの作品は、ちょっと胸が痛くなったり切なくなったり…社内恋愛だからこそのすれ違いや勘違いに胸がキュッとなりました。
ですが、この作品しんみり系かと聞かれたら基本的には笑い満載でコミカルです!最初に逆のことを書いてごめんなさい。でも、中盤の切ないトーンは最初のコミカルテイストのギャップがあって、読むのがとてもしんどいなって思ったんです。
結果としては、仙波の言葉足らずが引き起こしたことなんです。…が、矢部の分かりにくい態度も合わさって余計に悪循環を引き起こすことになってしまう。
仙波はノンケで矢部はゲイ。性格も真逆な2人で喧嘩ばかりしています。すれ違いや誤解の原因は別にそれではなくて、完全にコミュニケーション不足。でもそれは同性カップルだけじゃなくて、異性カップルにも言えることなんですよね。
仙波目線なので、矢部なんで〜って感じでしたが、矢部目線だと仙波なにやってんの、となるんですよね。リオナ先生の見せ方が上手いとしか言いようがないです。
ヘタレの仙波の方が先に矢部にプロポーズしたのにはビックリしましたが、今までゆるっとした恋愛ばかりしてきた仙波にしたらすごい成長を見たようで、とても嬉しくなりました!プロポーズの仕方ひとつでも価値観が違う2人だけど、彼らがギャアギャアしながら仲良く暮らしていくのを、ずっと側で見ていたくなる素敵なカップルだなぁと思いました^ ^♪
安心安定なリオナ先生のラブコメです。予想以上に楽しくてほのぼのしちゃいました。
総務部の同期二人組、攻は几帳面、潔癖症気味なツーブロクールゲイ、受はキレイ系?大雑把、いわゆる普通のリア充系ノンケ。常に塩対応なツーブロに嫌われていると思っていたノンケ、実はずっと片思いされていたとわかって、絆されていくという展開ですが、めっちゃスムーズに萌えました。塩対応は好意の裏返しという、なんというシャイ(小学生?)…なんでもそつなくこなしているように見えて、実は不器用なツーブロのキャラクターがいいです。自宅への除菌水際対策とか(時代を先取りしてましたね)、独自のマイルールを徹底する攻とマイペースな受が繰り広げる面白パートだけでなく、それぞれが自分の恋愛観と向き合うちょっと真面目パートもあり、密度の高めな作品だと思います。
エロいのにそんなにエロい感じがしない即物的な”せっ”は、彼ららしいというかCPの個性が感じられます。最初からあからさまに受の”尻”狙う攻のまっすぐさがいいですよ!とにかく、今回攻のキャラに魅力を感じました。(ツーブロ含め)
こんなにも違うのに(から?)、こんなにも好きになるというオチが尊いし、内勤リーマンっぽいスーツ描写にもちょっとこだわりが感じられて萌えました。