電子限定描き下ろし付き
ジョゼ先生の吸血鬼作品。
悲壮感もなく〜サラッとしていて〜いつの間にか読み終えていた。
不老不死、吸血鬼の直治。
唯一の理解者・祖父の残した家に移住して来た満。
永遠の孤独を知る直治と、恋に破れた事で1人になった満が、恋人になるまでのストーリー。
背景が、田舎とはいえ〜建物の描写や庭の景色がストーリーと合っていて、とても良かった。
人と吸血鬼では、生きる時間の長さは違うけど、満が「いつか直治を殺してやるよ」の所は
プロポーズだったね。
クライマックスの2人を読みたかった。
大好きだった祖父が亡くなり、大好きな祖父との思い出の詰まった田舎の別荘を父親からぶんどって暮らし始めた満。
この祖父が遺した別荘のある村には、まことしやかに囁かれる噂がある
『吸血鬼が住んでいる』と、、、
今まで空き家だったからか別荘に侵入者が、しかし家の管理を祖父に頼まれたといい倒れてしまう、満にとっては好みの顔で何故か幼き頃の記憶の君に似ている直治。
今時の子の満は直治を悪戯で誘惑するが、本気の直治は友達になろうと、、、
満は何故か穢れの無い直治をドロドロに汚したいと思い、何故か苛立ちを覚えた。
そんなある日、祖父が遺した梅酒を呑み酔って怪我をした満の血を直治が、、、
満は好きな相手に拒絶され寂しまま都会から田舎の別荘へ、その別荘は吸血鬼で歳を取らない直治の為のある意味帰れる場所。
寂しを二人で埋め合おうと。
最初に不法侵入した学生は満に恋してるが、満は年上を振り回したいタイプに見えるし、なんだかんだで直治が大好きだから気持ちには気づかない気がする。
久しぶりにジョゼさんの作品を読みました。
そして思い出しました。こういう雰囲気のあるいい漫画だったよなあ、と。
この作品は、きれいな跳ねっ返りの受けと、おとなしく控えめだけれど優しいお兄さんの話。
祖父が住んでいた家に独り引っ越してきた青年、満。
そして、満を何かと支える優しいお兄さん、直治。地元に融けこませてあげようと、何かと腐心してくれる。反発しているように見える強気な満だけど、だんだんその優しさに。。
でも、この二人には因縁があるようで。
ちょっとなよっとした直治。そのわけは。。
雰囲気のあるお話で面白かったです。
直治さんが優しすぎる。。
控えめで優しい直治とちょっと強引でグイグイ前に出ていく満。
一見アンバランスなふたりですが、わりとしっかり噛み合っていてやり取りが微笑ましかったです。
直治と満、どちらにも吸血鬼っぽいところがあって途中までわからなかったのも面白かったなと思います。
ふたりの今の関係だけみれば、このお話で納得いくことも多いけど
過去が絡められているのでどうしても物足りないと思う部分がありました。
昔会ったことがあって、満は直治に懐いていたのはわかったけど
それ以外に何の感情もなければその出来事をいつまでも覚えているんだろうか?とか。
さらりとしているぶん、深読みしすぎているのかもしれませんが(汗)
寂しさを埋め合える関係に着地したのはすごく良かったけど
ちょっとモヤモヤするところはあったかなと思いました。
先程ビリーバリバリー先生の『FANGS』を読んで吸血鬼さいこう!!となんとも軽い感じで興奮していたのですが、私的に吸血鬼のものがはじめて性癖に刺さったのはこちらの作品だったんですよね。そういえば大好きだけどまだレビュー投稿してなかったと思い書き書き。
吸血鬼の直治と、ゲイで人間の満2人のお話。2人は訳あって満が幼い時からの顔見知りですが、満は覚えてないまま大人になって再会します。ここから物語が始まっていくのですが、老いることができない吸血鬼は愛する人が老い死んでいくのを見守ることしかできない運命。決して同じ時間軸で生きて行くことができないって切ないんですよね。それでも時間を大切に2人には過ごしていって欲しいです。
あーやっぱり吸血鬼ってなんだか耽美だわ、最高!
首筋キス?首筋吸血ってなんであんなにエロいんだろ!吸血鬼だからこその特有なこの描写ですよね〜