「全部あげるから生きて帰って」恋も知らない戦神に注ぐ愛。

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表題作イキガミとドナー 下

鬼道慧
20歳,イキガミ
吉野優希
鬼道のドナー,中学校教師

その他の収録作品

  • bonus track(描き下ろし)
  • after words

あらすじ

イキガミであるがゆえに孤独に生きてきた鬼道は、恋を知らぬままドナー・吉野に懐き、溺れるようにその体を抱いた。
やがて吉野への気持ちは恋だと知り、よりいっそう、彼との愛は深まっていく。
しかし、その一方で、生死をかけたパートナーシップを結んでいる自分たちの運命の厳しさが、鬼道の心に重くのしかかりーー。
「鬼道は俺が『好き』なんだよ」

作品情報

作品名
イキガミとドナー 下
著者
山中ヒコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784396785109
4.5

(379)

(271)

萌々

(72)

(25)

中立

(6)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
33
得点
1724
評価数
379
平均
4.5 / 5
神率
71.5%

レビュー投稿数33

ジャンルの枠を超えた素晴らしき世界観

上下巻の感想をまとめてこちらに。

最強の生きる人間兵器イキガミ、彼らが命をかけて国を守っている未来社会。
負傷したイキガミを救えるのは、ドナーと呼ばれる唯一の適合者だけ。イキガミ鬼道のドナーとわかった教師の吉野は、その日から生活が一変し⋯。

幼い頃にイキガミとわかり施設で管理教育され育った鬼道。愛を知らず目的も持たず生きてきた彼だけど、吉野に出会い初めていろんな感情を知り変わっていく。
始めは戸惑っていた吉野も鬼道の孤独と痛みを知り、運命共同体となっていくのがものすごく尊い!
血と肉の全てを捧げる生死をかけたパートナーシップは、凄まじい究極の愛。
守るべき存在のできた鬼道は人としてもイキガミとしても成長していくけれど、死と隣り合わせの日々は続く。

防衛省の職員柴田の秘めた計画、イキガミの本当の幸せとは?生きる事、愛する事、ただ一緒に笑って過ごせる時間の大切さ。鬼道と吉野の2人の関係に愛おしさが溢れてたまらなかった。
柴田の抱えている過去も気になるし、涙と共に人として幸せに生きる事の意味を考えさせられた。BLの枠を超えた、素晴らしい世界観のお話。

0

吉野さんの手紙に涙

唯一無二の関係が尊いと感じた上巻。下巻は鬼道と吉野の甘々イチャイチャなシーンから始まります。
こんな日常がずっと続けばいいのに……。そう願ってしまうほど2人はお互いに認めあってなくてはならない存在になっています。鬼道は生い立ちのせいもあり、人間の温かさを知らない小さな子どものよう。そんな空洞を吉野さんがひとつずつ丁寧に教えて言ってきかせるシーンにはとても癒されます。
そして1番グッと来たのは、吉野さんが書いた10年後の未来の自分への手紙。彼が心から鬼道を大切に1人の人間として愛していることが伝わる手紙で涙を流さずには読めない温かさが詰まっていました。こんなに癒される文章…泣
何度も読みたくなる優しさに溢れています。

そして明らかになるイキガミの真実。
ここからは怒涛の流れで見ているのが苦しくなりました。ハラハラが止まらず、冒頭の甘々なシーンはどこへやら……これが戦争なのか…と思わざるを得ない辛いシーンが続きます。

ラスト、とても感動的でした。何度も読み返したい名作だと思います。

0

素晴らしすぎて、読後しばし呆然としました。涙出た。

(上下巻まとめてのレビューです)
2022年頃に読破。
上巻はBL AWARD 2021年BESTディープ部門7位です。

突如として発現したスーパーマン体質の人々(=イキガミ)と彼らを癒す能力を持つ人々(=ドナー)を取り巻く、国家間レベルで描かれたドラマで、
「年下で仏頂面なイキガミ、20歳x中学校教師のドナー」です。
「500年の営み」でもそうだったけど、クライマックスで「あーーー!!!」ってなります。
こうやってレビュー書いてても涙出てくる。
個人的に本作は他人事には感じられず、現在も続いている某R国とU国の現状、某I国とG地区の現状、etc. に思いを馳せながら読み進めました。
一人でも多くの人に読んでもらいたいです。
BL枠にとどめておくのはもったいなさすぎる、BLを読まない層にも知ってほしい作品です。
ハリ◯ッドで映画化されてほしい… 某DBの失敗は忘れてあげるから(なぜに上からw)

攻めである鬼道のキャラが可愛い!しかもスパダリ!スーツ姿も!(拝む
医療センター社員さんなどのサブキャラたちもコミカルで可愛く、それらの描写がシリアス路線で重くなりがちな本作のいいスパイスになっててバランス取れてます。

最初は作画があまり好きではなかったけど、作中でメキメキと上達され、鬼道が某兵長っぽく美しくなります… 各扉絵の動物も可愛い…

本作はえr少な目ですが、続編の「イキガミとドナー 二人のイキガミ」の方が "比較的" えr少しだけ多めで、個人的に好きなキャラである柴田さんにまつわる内容なので見逃せません。
続編は実質、本シリーズの3巻&4巻と言ってもいいくらい本作にガッツリ絡む内容なので続編の方もぜひ!

<注意点>
・殺傷描写アリ(受けも怪我をして血が結構出ます)
・特に下巻では実際に他国のイキガミを○したのかな?ぐらいの描写ありますが、直接的描写ではなく、事後にちょっと離れたところに倒れてるぐらいです

ちなみに直接は全然かんけーないんですが、柴田さんのビジュとか雰囲気とかが猫野まりこさんの「同人シリーズ」渡辺マネに似てるのが個人的にグッときました。

3

想像以上に

想像以上に、あまあま度が高ーーーーーい!!!(〃∀〃)

鬼道のデレが良いですなぁ……みんなの注目の的になってるし、どこでも吉野を求めまくってる鬼道…からの、……困りながらも何だかんだで身体を許して甘えさせてくれる吉野の図が最高でした^ ^


イキガミの秘密が露わになって、見どころとしては1段階も2段階も上になりました。
自国を守るためとはいえ、国のやってることは鬼畜にもほどがある。
この身体になりたいと望んでイキガミやってるわけじゃないし、家族の愛を与えられずに生きてきた代償は金でどうにかなるもんでもないんだよと言いたい。鬼道の心は壊れ切っていたと思うし、ましてや子どもの頃から国に管理され戦うことを運命として生きさせられてきた背景を思うと非常に辛いものがあります。

吉野との出会いによって、心がだんだんと温もりを取り戻していく鬼道の変化に思わずウルッとなりました。"ありがとう"の言葉をスッとかけることができる変化は、小さいようで結構デカい変化だと思います。
吉野を起点として、これまで失われてきた感情を取り戻していく過程がすごく良かったです。


シリアスでありながらもコミカル楽しい要素もありで、緩急バランスに優れたストーリーが神。難しく複雑な設定を作者さん独自の世界観で展開していくハラハラドキドキの物語に酔いしれました。
イイ感じのカップル候補生たちの初々しい恋愛模様も楽しめましたし、楽しい読後感に大満足です!

2人で共に生きる未来に一点の曇りなし。幸せな未来を歩んでいって欲しいです。

1

号泣必至。骨太な素晴らしい作品でした

ストーリーが素晴らしく、心を激しく揺さぶられた素敵な作品でした。


これまでイキガミとして、国を守るための訓練だけに時間を捧げてきた鬼道。
ドナーの吉野と出会い、そもそも愛するということを知らなかった鬼道が、
人を愛すること、守るということを知る。

生き急いでるように見えた鬼道は、愛する人ができてから、
失うことの恐怖が芽生えてしまうのは当然で、ドナーの犠牲の上に
成り立つ関係が切なかった。

10年後の自分について、鬼道との未来を描いた場面では
涙腺崩壊でした。
「おかえり」「ただいま」
普通の人には当たり前のことが、実は奇跡の積み重ね。

仲間を見捨てることなく、最後まで援護してからイキガミを
やめた鬼道の生き様がカッコ良過ぎて。

2人の未来の光を感じることができて、嬉しかったです。

柴田さん、グッジョブすぎて、大好きになりました。
文句なしの神作品でした。

1

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