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人の良いちょいへタレα × 飄々美人Ωのオメガバシェアハウス
星の観察しながら恋が発展してくの良い!
フェロモン効いてる今だけって直球をハイハイ流すも、この心地良さを受け入れたら今までを否定することに…
ってなかなか受け入れられないのが苦しいもどかしい
心と体は矛盾するばかり~
Ωと蔑まれるとこはないと自分の手で場所を得た強さ、無神経さを叱れるお姉さんみにそりゃ惹かれちゃうわけだけど、公平は好きすぎて暴走するくせに「キスしていいですか?」触れるのには許可取りしてくるから堪らないです。
意志を尊重してるわけだけど、言わせてるわけで…
テンポの良さとしんどい可愛いそう来るか…のバランスが面白かった!!
凹んだとこにピッタリはまるのも運命と恋心の奮闘にキュンでした!!
オメガバース設定にそれらしい理屈付けをして世界観を構築したお話。※ただし動物的本能はないものとする、という条件を加えればツッコミどころはスルーできそうだと思ったら、最後まで尾を引く違和感の原点がここだった。
舞台はセックスパートナーを斡旋するシェアハウス。これがまかり通る倫理観と道徳観念は、最初に述べられた世界観とのバランスが妙な感じで、主人公のキャラ設定と合わせてとても不思議な読み心地だった。
問題は主人公の公平。あまりにも自身による抑制を効かせすぎているうえに、心理描写は正論ばかり。しかもストレートにそうした思考に辿り着くのでなく、一度考えたことを打ち消す形で修正しており、書き手による○×判定が見えてきそう。
男はこうあって欲しい、こうあるべきだと、キャラを押し退けて書き手の強い主張が伝わってきそうだと思った。
視点が善行に移り変わると、さらに特定の思想が見え隠れする。「Ω」を「女」に置き換えると非常に分かりやすい。現状に持つ不満や違和感を力強く書いていて、拗らせっぷりが酷いありさま。
男の性欲への嫌悪と性格差への不満を、オメガバース世界とキャラを借りて表明しているようだった。
あまりにも作中キャラのものでない強い意思を感じる作品で、BLに集中できなかった。
バース設定を使い、フェロモンや運命を隠れ蓑にして、性欲によらない恋愛を描こうとしたものに見える。たまに理想を追い過ぎたのか心理描写に現実離れとやりすぎ感があり、キャラの人間味が失われているように感じるところがあった。
あまり言いたくない単語だがボカさずに言うと、偏ったフェミを拗らせた人が小説を書くとこうなる見本のような作品。ゆえに現状に思うところのある読者の強い共感を生む点もあると思う。個人的には本能否定の度が過ぎて苦手。
公平と善行、キャラの名前がまたすごい。
オメガバなんだけど、科学的な感じで描かれている。オメガやアルファの番関係やフェロモンについて科学的根拠をもとに説明されていて、なるほどという思いで読み進められた。
そして首を噛めば即番になれるわけではない、という設定や、フェロモンに対する抗体ができるという設定とかも、素晴らしい!
アルファとオメガのシェアハウスという設定もすごいなと思ったけど、読み進めると成る程と思ってしまう。
オメガバ世界の人々は住みやすくするために色んな元気するだろうし、ある意味現実的なオメガバ世界観で私は大好きです。
オメガバ世界でアルファとオメガの中で一目惚れが通じないのでは、というテーマ?もいいと思う。
話の内容には触れなかったけど、設定やテーマがすごく良くて、こういう世界観の話がもっと増えてほしいなと思いました。
そこまでオメガが理不尽な目にはあってないので「オメガバース」が苦手な人でも、多分読めると思います。
ただしアルファとオメガによる「シェアハウス」が舞台なんで、受けが不可抗力とはいえ他の人からやられちゃう展開はあるし、攻めも他の人とするので、そこが地雷な人は回れ右です。
私は先にレビューを読んで、そういう展開があると覚悟して読んだけど、知らずに読んだら、え‥?!マジで……?!!とショック受けてたと思う。
でもこんな展開になるなら読まなければ良かった……とは思わなかったし、読後感も良かったので萌萌評価です。
攻めは私の大好きなワンコでした。
受けの言動に一喜一憂して、大好きダダ漏れなワンコ。
運命の相手と思われる受けに一目惚れするんだけど、フェロモンの作用による「欲情」なのか、心を伴った「恋」なのか見極めようとするんですね。
というのも、タイトルの14日間は、フェロモンの有効期限を表してるんです。
初対面の相手のフェロモンに惑わされるのは14日間程度なので、それが過ぎると耐性ができてなんともなくなるはず……とお互いに心にブレーキをかけているんです。
なんだけど、どっからどう見ても、お互いにそれは「恋」でしょ!!なんですよ。
なのに、どちらもフェロモンによる「バグ」だと自制してる姿が焦れったくて。
オメガバースだけど、「運命」を理由にせず、お互いに自分の気持ちをじっくり見極める過程が描かれているところに、おぉ〜、そうきたかぁ!と。
攻めは「ノブレスオブリージュ」を叩き込まれて育ったアルファなので、非常に紳士的。
そしてアルファであることが、恋の足枷になっているというところも新鮮で。
発情しちゃった受けを前にして、懸命に自制してギリギリと耐える姿には萌えました。
「あなたを幸せにしたい!」と出会って早々、受けに言っちゃうようなアルファゆえの思い上がりもあるんだけど、受けに指摘されてすぐに反省できるいい子だし、本当にまっすぐなワンコなところが大変好みでした。
そしてサバサバしたように見える受けの過去や、気持ちの変化もじっくり書かれているところも良かったな。
これがもしオメガバースじゃなかったら「受けに一目惚れしちゃったワンワン物語」としても充分成り立つんですよ。
そして、ふつーのオメガバースなら「運命が〜」を理由にくっついて終わり……だと思うんですよ。
でも、この作品はその「運命」にあぐらをかいてないんですね。
そこがとても良かったし、読み応えがあったと思います。
ーーー
時折「アルファ」を「男性」に、「オメガ」を「女性」と置き換えて読んでも違和感ないように感じました。
そこが少し今の日本の現状に通じるところがあると思う。
差別はないとされてはいるけど、オメガにとって不利な点が多かったりというところが。
例えば医大で、オメガは減点という不正採点がされていたりとか、あるある!ですよね。
受けの部屋を見て「色気がない」「可愛げがない」と言うアルファの存在とか。
なんでオメガだからといって、可愛げがある部屋である必要があるんだ?と思ったんだけど、女性に可愛げとか色気を求める男性が多いように「オメガ」にも可愛げを求めるアルファが多いのかなぁ…とか。
あとは攻めが「オメガには優しく」と言ったのもそう。
周囲から「オメガ」に限定しない方がいいと指摘されて、「人には優しく」だなと攻めは反省するんですね。
私も息子には「女の子には優しく」ではなく「人には優しく」と教えているので、こういうところも共感できました。
発売1ヶ月にして読み放題で読めるとは……
嬉しい限りです。ありがたや。
読み終わると、タイトルの意味に納得できます。
〝運命の番〟的な話かなと思ったのですが、結果的には運命に翻弄されない愛の話だと思いました。
シェアハウスを舞台に繰り広げられるオメガバース。
私は正直、このシェアハウスには住みたくない;
全ての住人と肉体関係を共有するなんて絶対無理だし、条件が結構キツイなと感じました。
シェアハウスに住むαの公平とΩの学が主人公ですが、他の住人もそれぞれ絡んできます。
2人以外の住人が絡んでくる割に、背景描写が薄かったのが気になりました。
ケンと和馬が両片想いなのに最後の最後に学と……と、いう展開には愕然としてしまい、モヤモヤが止まらなかった。
しかも、ドキドキさせた割にオチが……
女性の存在もいらなかったと思います。
公平は紳士で愛が深く、とても素敵な男です。
学も意地っ張りだけど何だかんだ可愛い。
だけど、『生存放棄症候群』のこととか、曖昧すぎる点が多すぎたと感じました。
たった14日間の出来事の中で、少し風呂敷を広げすぎたかなぁー、という印象も。
読後の余韻も微妙だったかな。
とはいえ、素敵なオメガバースであった事に変わりありません。
ラストの公平のセリフにはキュンときました♡
スピンオフや続編も期待できる作品だと思います。
是非、ケン×和馬でお願いしたい。
このモヤモヤを解消して下さい!