ボタンを押すと即立ち読みできます!
監禁から始まり体を奪われる美晴くんが可哀想で読み始めは辛かったです。
美晴が飼っていた金魚を監禁場所のバスルームに持ってきてくれたマナトくん。その金魚達がソックリ二人の関係を表してるようで、ドキッとします。
こういう表現方法がARUKU先生の凄さで設定が多少好みじゃなくても、読んでいるうちに魅了されてしまいます。
マナトくんの愛は歪んでいるし、かなり独善的で美晴くんからしてみたら困惑以外あり得ないのですが、4話以降は気づけば泣きながら読んでいました。
マナトくんは彼なりに一生懸命美晴を愛しているのに方法がよろしくない。
純粋でホントに仕草が可愛い美晴がどうなるのか。
ラストまで気の抜けない展開で印象に残る作品でした。
小心者のまりあげは。
スト重すぎるARUKU先生ワールドを読むと、なかなか読了後、メンタルがヤラれて浮上できなかったりします。
こちらの作品はレビューを読むと、なかなか覚悟が必要な感じが、、、
でも春だし、陽気もいいし(関係ない笑)、ここはひとつ! と思い、THEチャレンジ!!
今回は、監○BLか!!!!
と、唸りを上げる冒頭。
けれど、受けの脱走、いじめ、そして連れ戻され…お話が進むにつれて分かってくる2人の悲しい過去。
事故の加害者×被害者…だったんですね。
受けだけがその事実を知らずに、やがて攻めを愛で包もうとする優しいやさしい受け。
あれだけ狂わせた攻めに対し、欠けているものはなにか。愛だ! っていう発想に涙。
あれだけ酷い目に遭ってきたのにね、、、
ARUKU先生の受けって、こういういい子が多い気がします。
それからしくじってトんだ攻めが姿を消し、受けのなかに残ったもの。
そして、ロッカーにあった手紙の内容。
こちらまで泣いてしまいました。
切ない。
かなり切ない。
言わば、2人とも事故の被害者…なんですよね。
からの、最後のバスルームで待っているシーンには涙腺崩壊したし、飛行機に乗ってるシーンでは、受けちゃんが起きないように小さな声で「どうか末永く、自由になれる場所でお幸せに!」と激励したくなりました。
ARUKU先生作品は覚悟が必要な作品が多いですが、読了後はやっぱり読んでよかった! ってなりますし、また他の作品もたくさん読みたいなあ! (覚悟は必要だけど笑)ってなる中毒性を秘めている、唯一無二の作家様だとまた今回も再確認しました。
ARUKUさんの新刊「雨傘で凌げないほどの恋」が思ったより読みやすかったので、その反動(?)でずっと先延ばしにしていた鬼畜攻めと評判(?)の本作に手を出しました。
ってどんだけ鬱展開期待しとるんよw
ってィェしてないですw
「嫌い、大嫌い、愛してる。」がギリOKどころか神作だったので、本作も大丈夫かな なんて。
(なんの自信?)
「反社っぽい謎の男x不憫なリーマン」による監禁ものBL。
凌辱モノ苦手なんですが、そこはそれ、ARUKUさんなのでもう諦めました。
今まで読んできた著作の中で一番評価が難しかったです。
ストックホルム症候群だ、と作中でも警察関係者に言われますが、ハピエンはハピエンです。
そもそも父親のしでかしたことに、そこまで残された家族が責任を持たないといけないと "思いこんじゃう" ところから理解不能で。
てか「そもそも守るだけでいいのになんで傷つける?」というWHYがいつまでもモヤモヤと残りました。
もしかして、
「人生のすべてを捧げて守る相手」だったのに
→「こいつのせいで俺の人生台無し」な心情に変わっちゃってああなったのかな?
ううむ、わからん。
なので、ファンとして甘目の評価です。
前髪をおろした攻めがギロリとこちらを睨む4話表紙のなんと美しいこと。
上の表で「トーン:コミカル・シュール」にタグ入ってるとおり、本作こんなにヤヴァイ内容なのに、ギャグがいつもよりちょっと多めなのが個人的にだいぶ助かりました。。
えろもかなり多め。
ていうか今偶然30%オフですね、ビックリ!
気になる方はこの機会にぜひ。
まだ数作しか読めてないけど、ヤベエ攻めと不憫美人受けの組み合わせ多いですね。
ARUKU作品で普通の出会いからの恋愛ストーリーってあるのだろうか?
ここまでとんでもない設定に慣らされたらただ出会って恋に落ちる話は物足りなくなりそう。
これでもかってくらいずーーーっと監禁陵辱が続いて途中からはこんな事されるの嫌なのに感じてしまう、なんでだろう?ってなってくんの。
逃げてもいいよってなっても戻ってくるし。
ストックホルム症候群なのか、愛が芽生えたのか私にはわかりません。
幾ら、まなとくんにもそこまで執着する理由があったといえど、監禁して無理やりやりまくるのは違うんじゃないかなー。自分のことを好きにさせる努力して時間を掛けて開発して身も心も絆されてから肉体関係に持ち込むとかせーよ、と。
この始まり方なら加害者と被害者が逆で最初は復讐のつもりが愛情に変わったって理屈の方が私はしっくりくる。父親の罪を償いたいってところから生まれた執着でなんでアンタもひどいことをするかな?と。
ラストにっこり海外に逃避行してたけどさ、偽造パスポートだから足つかないの?
だって、逃避するコツは「現金払い」「住民登録しない」「携帯電話不所持」「人と関わらない」「保険証未所持」「銀行口座作らない」ってまなとくんが言うてた。
警察に追われる身なのにリスキーにも見晴を迎えにきて連れ去るってさー。
まぁ、それくらい一緒にいたいって事なんだろけど、相変わらずすんごいファンタジーだなー。ポエティックで乙女チックだったし。
ARUKU作品は中毒性があるからたまーに読みたくなるけど、あまりにも昼ドラのようなトンデモない展開で、んなアホな?と私はなってしまう。
感動で涙が……って感じにはならない。
今まで読んだのは時代設定がちょい昔なのが多かったのですが、今作はリアルタイムなコロナウイルスの事が出てきていて驚きでした。
しかし、毎日バスタブで寝るって硬いし狭いし嫌過ぎる。私なら寝室に監禁されたい。トイレまで届く鎖付きでお願いしたい。
シーモアで購入
白抜き修正。
『嫌い、大嫌い、愛してる』がとても好きな作品で、こちらは試し読みしたらすごく面白かったので読んでみました。
あまりネタバレしては面白くないと思うので、ネタバレ少なめでレビューします。
受けの見晴が失業後、突然攻めのマナトにバスルームに監禁、陵辱されるお話です。始まりはどこか『嫌い〜』に似た、ほの暗い雰囲気の作品です。
理由を明かさず「何年もずっと触りたかった」と、ただただ強い執着で狂気じみた溺愛をしてくるマナト。初めから最後まで一貫して見晴に愛を囁きながら、鬼畜な行いをしてくるサイコパスなマナトがとても怖いです。『嫌い〜』以上に狂気をはらんだ攻め様です。
前半まではずっと受け視点です。
身寄りのない天涯孤独な見晴が、訳もわからず監禁され陵辱される…。もの哀しいモノローグが切ないです。
後半には攻め視点も少しありますが、新たな謎が出てきて、マナトの狂気じみた執着が強調されるだけでした。
終盤、見晴がマナトに愛を伝える場面があります。かなり切ない展開が続いていたので、その場面には救われるような気持ちになりました。
最終盤、とうとうマナトの素性が明かされます。そこからはもう切なさのオンパレードで、涙なしでは読めませんでした。
最後は甘い終わり方で、キュンとしてほっこりしました。カバー下漫画も可愛らしいです。
正直最後まで読んでも、マナトがなぜあそこまで鬼畜な行いをするんだろう…と思う部分はあるのですが、非常に面白く拝読しましたので、神評価としました。
『嫌い、大嫌い、愛してる』同様、初めのうちは攻めがかなりの鬼畜なので、読み手を選ぶ内容と思います。まずは必ず試し読みされることをおすすめします。『嫌い〜』がお好きな方にはおすすめしたい作品です。
最後に…。
「消えてしまいたいとあのとき君は言った
それなら俺がもらうことにした」
このセリフのシーンがすごく好きです。
紙本購入 白抜き修正