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表題作タケトコタトアオト

志田アオト,保育士
山野武,シングルファーザー

その他の収録作品

  • タケトアオトで二泊三日(描き下ろし)
  • カバー下あとがき

あらすじ

仕事に疲れて自宅に帰ると暗闇で置き去りにされた子供が一人で泣いていたーー。
嫁に逃げられ父子家庭となった武(タケ)と健(コタ)。
コタの通う保育園の保育士は昔いじめていた同級生の志田(アオト)だった。
コタが生まれてからは友人達とも疎遠になり、
仕事と育児でいっぱいいっぱいの日々を送っていたタケ。
アオトに思わず弱音を吐いたとき、抱きしめられ「頑張っててえらいね」と慰められてから
アオトのことを意識していまい…?

【収録作品】
タケトコタトアオト
ずっと!タケトコタトアオト
もっと!タケトコタトアオト
いつも!タケトコタトアオト
ぎゅっと!タケトコタトアオト
タケトアオトで二泊三日(描き下ろし)

作品情報

作品名
タケトコタトアオト
著者
akabeko 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人uno!
発売日
電子発売日
ISBN
9784801971806
4.2

(178)

(78)

萌々

(63)

(33)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
27
得点
744
評価数
178
平均
4.2 / 5
神率
43.8%

レビュー投稿数27

akabeko先生のほっこりハートフルでホロリと来るお話

ほっこり、再会愛。
akabeko先生と聞くとどうしても自分的には「蜜果」の店長とレオのイメージが強いのですが、こちら、そんなイメージのど反対(?)をゆくハートフルなお話です。

内容も、まるで早口言葉みたいなタイトルも好き。笑

特に印象的だったのが、タケがアオトの肩で号泣するシーン…胸がギュッと締め付けられました。
急に妻に出ていかれ、幼い子供を抱えて一人でいっぱいいっぱいだったところ、全部まるごと受け止めてくれる相手に出会えて本当に良かった……コタが可愛いのはもちろんなんですが、タケも可愛くて愛しくてたまらないお話でした。

優しい攻めに愛されて幸せそうな顔、こっちまで嬉しくなります。

あと、タケのお母さんがかなりいい味出していて、めっちゃ好きです( ̄∀ ̄)

0

最初は何の呪文か…?と思いましたw

作品タイトルを初めて目にした時にパッと見では「???」!
全く分からず…そして表紙を見てあらすじ読んで納得!
「タケ」と「コタ」と「アオト」ね!と…若しくは「アオ」と、かな?

大好きなakabeko先生作品の中でも比較的ほんわかモードの比重が高い作品です
それでもタケがシングルファーザーになる理由や幼少期の父親の事、アオトのお家事情などのほんわかじゃない側面がチラっと影を潜めているのがやはり先生らしさが感じられて、結果その分より「ほんわか成分」が際立つ感じに惹き込まれます

お話しの構成も痒い所に手が届くような腹落ち感が心地よかったです
と、言うのも「あれ?この2人、いつ好きになったん?」とか「タケ、お母さんに対して少し好感持てないな…その態度…」なんてちょっと納得いかないかもなぁ~なんて思いながら読んでいても、それらの言わば私の負の感情ですらしっかり紐解き、心を解きほぐして「ほんわか♡」させてくれるんです

読み応えがありました!!

後はもぉ…( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )♡♡♡
先生ならではでしょうか…⁉
攻めのえっちの時のリード上手ないやらしさと受けの快感に弱いかわいらしい誘い方が堪りませんデスね!!!
興奮しちゃうエロさでした!!!
歯茎が性感帯の件のキスシーンはエロティック大爆発でした
忘れられない印象的なキスシーンになりました~
あと、今回はアオトが保育士さん設定だからなのか、語尾がやさしめになるのもいいです!
「~してあげようね」「~でしょ?」がえっちシーンのセリフでお見かけするとよりエロさを感じてしまうらしい、ワタシwww
多分全然プレイとしての言葉責めではないけれど、私には十分立派な言葉責め♡
きゅんきゅんしてしまったぁ/// (>ㅅ<)///特に描きおろしのベッドシーン大好きです♡

あーー…またエロについて熱く語ってしまったwww
エロはしっかりエロいけどお話しはほっこり!
奇跡の同居を果たしている1冊ですね
きっとやっぱり「タケトコタトアオト」はこんな奇跡が起きる呪文なんだと思いました♪

修正|白抜き(DMM)

0

これは読んで!

これがakabeko先生の連載デビューとは。
単話の頃に読ませて頂いていましたが、単行本が出たのを機にまとめて読みました。

ひとり親のタケ。子育てしながら働く元ヤン。見た目は派手だけど純情でかわいくて。。
息子のコタを保育園に預けているが、そこで出会ったのは同級生だったアオト。子育てを通じてだんだんと仲が深まっていきます。

タケが本当にかわいいんですよね。アオトが押すとぐずぐずになっちゃうのもよい。
一方無口だけど男気があって、かつHなアオト。コタに懐かれているのが圧倒的に強いですが、色々な形でタケを支える姿がよいです。

後書きでも書かれていましたが、タケの母キャラがいい味です。
ずっとみていたい家族。

0

コタの成長

読み返し。

こちらの作品の単話配信が始まった時に
akabeko先生の家族モノ!?ととても驚いたのを覚えています。

タケの奥さんはある日突然コタを部屋に置いたままいなくなります。
そして、タケがコタをシングルファザーとして育てることに。
大絶賛反抗期のコタ。
そんなコタの幼稚園の入園式に行くと、同級生のアオトがその保育園で働いていてー…。


とにかくコタが口が悪いけど可愛いです。
いつも反抗しているコタだけど、ちゃんとタケのこと好きなのが伝わってきて温かい気持ちになります。
タケをみてふにって笑う表情とかたまらないです(*´∀`*)
普段お父さんをしている武もアオトの前でだけ、ぐずぐずになっているのもとてもよかったです。
ギャップ…!

アオトとの恋愛はもちろんコタが少しずつ大きくなっていくので
子供の成長も見ることができて嬉しかったです。

akabeko先生にしては珍しいほんわか作品でした。
(聞こえが悪かったらすみません)

0

ほのぼので大好き

akabeko先生の描く可愛いほんわか話好き(もちろん重いのもいい)何度も読み返してしまう作品の一つです。ほんわかだけどなかなかスケベで、受け攻めのビジュアルがかなり好き。日常のやりとりが面白い、セリフも大好き。そしてなんといってもコタくんの赤ちゃん時代が可愛すぎる、眉間にしわ寄せてイヤ!っていうのが可愛すぎる。時々コタくんは今頃何してるかなあと考えています。続き読みたい。

0

子育てBL

akabekoさんの子育てBL。シングルファザーが奮闘するストーリー自体は似たような設定の話が他にもありますが、他のと何が違うかというと受けがエロい。元ヤンパパが子供に乳首を吸われて開発済みというのが面白かった。

高校の元同級生同士が保育士と園児の保護者という立場で再会するけど体の関係を結ぶまでの展開が早い。本人達にも受けの母親にも男同士という葛藤が全くないのでこういうジャンルにしてはエロエロの方だと思います。

かと言ってエロだけじゃなく子供の心の成長話でも泣かせてくれます。コタの2歳から小学生までなので物語の中で5年以上は月日が経っています。小学校の友達にパパが2人なんておかしい!と言われ初めて男同士の壁にぶつかるのですが、その元凶となった男の子とコタの将来もフラグが立った感じでBLは続くよどこまでも、となる可能性ありです。

笑いあり涙ありエッチありで楽しく読める一冊でした。

1

大好きだから家族に

akabeko先生の子育てBLです。
まあまあの濃厚なエロもあるこの作品で、こんなにもほんわかとした気持ちにさせられるなんて思いもしませんでした。

タケとコタケは最低な妻であり母親に捨てられるという、悲しい始まりですが、だからアオトに会えたしお母さんにも感謝を伝えられたんですよね。
コタが真っ直ぐな子に育ってるのも、周りの大人が温かいからなんだろうなーと思いました。
思春期に入る頃にはまた一波乱ありそうだけど…そんなコタもちょっと見てみたいです。

コタの寝かしつけにおっぱい吸わせてて、開発されちゃったエピソードは強すぎますね…。
コタには内緒にしてあげて欲しいですw

頑張ってるね、とか、ちゃんといい父親だよって言ってもらって、癒されたり自信を取り戻したりするタケですが、アオトにとっても温かい家庭の幸せを感じられる存在になっているところが良かったです。
読んでるこちらも幸せな気分でしたし、この家族を見守りたいなっていう気持ちになりました。

1

akabeko先生の家族もの!!

あーん!私も読み切りの頃から大好きでしたー!
ほんわかもの、もっと描いてくださいーーー!!

今、akabeko先生の単行本を読み直してて、やはりシリアス系が多いので、この振り幅にさえ癒される…(笑)
コタの幼児あるあるに共感したり、ババァの心の広さに感心したり(自分がババァと呼ばれたら鬼のごとく怒る!)、たくさんほんわかさせていただきました。

それにしてもパパとのエッチって、エロいですよね…性癖も満たされました(笑)
ほんわかもの、またぜひ描いていただきたいです!

3

ちびっこ家族ものに弱いんですよ(泣)

中学時代からかっていたアオトと息子コタの入園式で再会したタケ。

タケは子供が出来て友達とも疎遠になり嫁にも逃げられ、一人で必死で子育てしてきて。

再会したアオトとすっかり?意気投合して、宅飲みとかしちゃって。

でもなんだかアオトの距離感が…。

すごい、一冊で収まってて、こんなに色んなことがあって、何年も経ってるのに。
違和感なくきれいに一冊で納得と満足できます。

大家族だったけど家族仲は良くなく今はバラバラなアオト。中学時代はタケが明るくて人に囲まれてたまに構ってきて。
そんなタケが小さい子供を必死で一人で育ててて。
ヨシヨシしてあげたくなっちゃいますよね!

アオトは無表情っぽいのに意外と手が早くて。
あっという間にエッチしちゃって。
タケの心もしっかり掴んで。

いつものAkabekoさんだと、もしかしてアオトに何か考えがあるのでは…?と思いがち?ですが、全然本当にタケとコタが大好きで。
ずっと一緒にいたくて。それだけで。

ババア(笑)もいて、なんだかんだ手伝ってくれて、家族っていいな!コタがどんどん大きくなっていくのも見守れて良かったです。

みんな色々あるよね。誰もが家族みんな揃って円満なわけではないよね。
でも家族になりたい人と家族になれる幸せ。良かったな。

ちなみに私も父が酒を飲んで殴ったりちゃぶ台ひっくり返す家庭でした。

2

子育てBL大好き

子育てBL大好き。
タケが意外と素直にアオトを受け入れてたなー。
でも、頑張っててしんどい時に優しくされるとほろっといっちゃうよね。
コタがアオトのことが大好きなのもいい。
やんちゃな子供だけど、アオトが家族で何が悪い?みたいな真っ直ぐなところがいい。
勿論タケのお母様も素敵。育児にめちゃくちゃ参加してる。
タケも母も、嫁を責めないよね。そこも良かったな。

1

家族の在り方とは

なんといいますか、パステルカラーのほんわり優しい感じの表紙が目に入り、『へぇーハートフルな感じの話かな?作家さん、、、akabeco、、?aka、、、?うぇっっ?!akabeco先生なの?!』と三度見ほどしてしまうほどいい意味で裏切られびっくりしました。ハードエロなイメージのある先生からは想像もできませんでしたがとてもいい話でした。BLでもありますが、家族の在り方とは、普通とは何か、子供のコタのセリフや心境の変化で考えさせられます。

5

あたたかな家族

BLアワード2021のBESTエロにノミネートされていたので積み本の中から発掘して読みました。
たしかにタケとアオトのえっちシーンは多めなのですが、とってもあたたかなお話で良い意味で衝撃をうけました。
そしてコタの成長にうっかり涙腺がゆるむ…。

なかなか受け入れられにくい家族のカタチだけど、それをきちんとコタに説明できるのって素晴らしい。
アオトは普段は寡黙だけどまとめるとこはちゃんとまとめる男らしさが良かったです。

コタの成長を一緒に見守りたい(笑)
またこの先も読んでみたいなと思いました。

2

悪くは無いけど、あと1歩足りない

悪くは無かったですが、物凄く良いわけでも無かったです。

学がないヤンキーが頑張って子育てして、助けてくれたのが昔馬鹿にしてた陰キャというのは王道だし私も好きなのですが、お母さんに普通に頼れるし、子育て描写もぼんやりとしてて上っ面だけさらってる感じ。
攻めの好意が最初から当たり前にあるせいでせっかくのヤンキー受けのカタルシスが無いな〜と。
この作者さんは絵の雰囲気はとてもあるのにダークな雰囲気の作品でもどうもイマイチ物足りなかったり、こういった暖かい作品も何か過程がちょっと甘かったりするのがもったいないです。

普通に優しい話としては悪くなかったし、忘れた頃に読み返すだろうとは思うので萌評価です。

3

すき!

シングルファザーかぁ…と思って読むの躊躇ってましたけど、読んでよかったーーー!
ほんわかしたーー
タケがすごい頑張り屋さん
えらいよ!タケ!
頑張りすぎて溜め込んでしまったときに救ってくれるアオト。弱ったときにタケを愛で受け入れてくれるアオト
すごすぎるよ、アオト。君の愛の力はんぱない

ストーリーはタケとアオト
そこにコタケもいれた家族BL
子供育てるのは本当に大変なことですが、シングルファザーなのに本当にタケは頑張りもので手探りの育児を一生懸命やるんです
そこでちゃんとできてるのかな、とか不安がたくさんでて心が折れそうになったとき、必ずアオトが受け止めてくれるんです
褒めてくれて、認めてくれるんです、落ち込んでる時に欲しい言葉をくれる存在。そんなアオトがタケにとって必要な存在になるのは自然な流れでしょう
アオトはあまり深掘りなかったけど元々ゲイだったんでしょうね。アオトは愛で包むぜ!みたいなかんじでした。とにかくタケ大好き、コタケも大好き。
コタケはしっかり幼児期の特徴をとらえていいかんじの味がでてました
タケが焦ってもすぐアオトがフォローしてくれるしまさしく夫夫。短編集みたいなかんじなので読みやすかったし家族っていいなぁと思わされる作品。

エロの方ですが
ちゃんとばっちりあります!最高っす
タケとアオトの恋愛もばっちり濃厚に書いてくれてました
タケが可愛い。幸せそうで羨ましい!

なんかもう、よかったね!これからも三人+一人ならなんでも乗り越えられるよ!って言いたくなる明るい作品でした!

2

タケのお母さん最高www

akabeko先生は「少年の境界」しか読んだ事が無かったので、本作のほのぼのぶりに読んでて驚きました。
しかも子育て物なのにエロが濃いです。好き。www

タケの息子のコタの成長がしっかりと描かれている点がとても良かったです。作中でちゃんと大きくなってます。身体も精神面も。

そしてタケのお母さんが理解あり過ぎて素敵過ぎました。www
クリスマスのお話とかウルっと来る場面も何度かあってとても良かったです。

ただお話の繋がり方が急過ぎだったりして、読み飛ばしたと思ってページを何度か戻る事もありました。

それが無かったら神でした。

2

温かくて、大好きなお話

電子単話売りのものを購入しており、コミックスになる日を待ち侘びていた作品です。

コタちゃんの成長と共に父親として、アオトくんのパートナーとして成長するタケくんの様子が微笑ましいです。

2人の関係性が判りづらい、物語の進行が滑らかではない(?)と感じる部分はありますが……
様々な家族の形を、家族の温かさや愛を感じることの出来る素敵な作品でした。

「akabeko先生=ディープな作品」
というイメージを、良い意味で覆す素敵な作品です。

4

タケ可愛いー!

akabekoさんのなかでは珍しい、ハートフルな家族モノ。
とにかく、受けのタケが可愛かったです!
子供のコタケは、子供らしい子供な感じでいるいるーこんな子といった感じでした。(全く天使な感じではありませんw妙にリアル)
帯の癒し系BLとありますが、そんな感じの作品です。
エロ含むも書いてありますが、たっぷり含まれていて…本当にタケが可愛い。(大事なので再度)
エロだけど家族モノが見たい方にオススメですね!
ストーリーも良かったです。ウルッとしました!

ババアのキャラも良いですよ。



















紙本購入
修正は白斜線沢山の塗り潰し、一部トーンです。

4

少しずつ 家族になってゆく

失礼ながらakabeko先生はダークな作風イメージを抱いていたので、
こんなにも癒しで満ちた世界を描かれるなんて意外でした。

嫁に逃げられ、息子のコタと父子2人暮らしになったタケ。
コタが保育園に通うようになると、そこで保育士として働く
中学時代の同級生・アオトに再会します。

コタとの親子二人きりの生活に手一杯で、
心のどこかで寂しさを感じていたタケは
親身に自分の話に耳を傾け「えらいね」と
優しく抱きしめてくれるアオトに惹かれてゆきます。

一緒の時間を過ごすうちに二人は恋人に、
そして、コタやタケの母親も巻き込んで〝家族〟になってゆく。

一枚の小さな布団でコタを間に挟んで3人ひっついて眠る光景は
紛れもなく家族そのもので、ほこほこと温かさが胸にわき上がります…

元ヤンと陰キャで正反対なタケとアオトですが、
大人しいけどしっかり者のアオトとタケの素直な性格は
案外相性よく、男同士にも抵抗なくあっさりとくっつきます。

むしろ、同性カップルとしての障壁は恋人同士になった後、
コタの成長と共に生じ、二人の前に立ちはだかります。

タケとコタとアオト、3人の家族の形は
なかなか周囲から理解されないこともあり…

その度に親としての自分とアオトの恋人としての自分の間で板挟みになり、
思い悩むタケですが、いつもアオトの誠実さに救われます。

実の父親相手だと反抗するのに、アオトの言葉だとすんなり
納得できてしまうコタ、どれだけアオトパパが大好きなんだろう(笑)

ちなみにコタが初めてパパと呼んだのもアオトでした。
その後、「まま」呼びされており、子供の目からみてもわかるんだ…と
その鋭さに笑ってしまいました。

そして、今作品において忘れてはならないのが
タケの母である〝ババア〟の存在です。

タケがいっぱいいっぱいのときには手を差し伸べてやり、
息子の恋人であるアオトもあっという間に受け容れ、
タケ、コタ、アオトの3人+で、もう一人の家族です。

あけっぴろげだけど、孫と息子(とその恋人)をこよなく愛する
気のいいおせっかい母ちゃん気質がとても気持ち良くて、
もはや脇役どころかレギュラー入り希望の好感度でした。

子育てBLといえど、エロも手抜きなく、盛りだくさんです。
毎日パパとして奮闘する二人ですが、コタのいないときには
しっかり「休憩」して愛し合う時間も大切にする甘々なタケとアオトでした♥

4

ファミリーアルバム

癒されました。
癒し系BLに偽りなし涙ありの物語。
タケは暗いバックボーンを持っているけれど話は暗かったり重くないです。
1回読んだ後また直ぐに読み直してしまうくらい面白かった。

コタの成長に気を取られていたけど、しっかり1話1エロでした。
喘ぎ声がほぼ全部手書きなのがまたエロイ。
でもエロメインではなくしっかりストーリもあってのエロで大満足です。

主な女性キャラはババア様(タケのお母さん)。
あとがきでババア様も人気があったと書いていましたが私も大好きになりました。
口は悪いけど、特に何か説教するとかではなく本当にただ側で3人を見守って一緒に子育てしてくれているんですよね。
タケに母ちゃんと呼ばれて照れる姿もまたキュートでした。
コタは大好きなタケとアオトとババア様の3人に囲まれて健やかに育ってください。
・・・ババア様の名前最後まで出てこなかったな。

読みずらかったタイトルが読み終わるころにはスラスラ言えるようになり、謎の達成感を得られました。

修正(紙)
白線塗りつぶし
カバー下あとがき

6

大好きな人と一緒にいられる幸せ♡

初めて読んだakabeko先生の作品です。

こちらは、表題作の他に4作品が同時収録されています。
『ずっと! タケトコタトアオト』
『もっと! タケトコタトアオト』
『いつも! タケトコタトアオト』
『ぎゅっと! タケトコタトアオト』
全て表題作の続編になります。

新米保育士 志田 アオトとシングルファザー 山野 武のお話。

ある日、嫁が幼い息子を置いて出て行ってしまい、シングルファザーになったタケ。
息子 コタの保育園の入園式で、保育士になった中学の同級生 アオトに会いました。
当時、大人しいアオトに絡んでいたヤンキーのタケですが…。

想像していた以上に充実した内容で、とても良かった!
表題作を含めてそれぞれ単話なのですが、上手にまとまっていて読みやすかったです。
癒し系なのはもちろんですが、エロも驚くほど充実していてビックリしました(笑)
akabeko先生の力強さの中に優しさを感じられる絵柄がストーリーにマッチしていて、甘くなり過ぎずないのも良かったです。
また、アオトとタケの関係が進むのと並行して、息子のコタも少しずつ成長しているのが微笑ましかったです。
家族になっていく過程を見守れる幸せを味わえました。

タケは保育士になったアオトと再会したことをキッカケに交流を深めます。
シングルファザーになって自分なりに頑張ってきたタケは、アオトに抱きしめられて泣いてしまいました。
「えらいね」
それは、今までいろいろあったタケにとってどんなに嬉しかったでしょう。
タケがアオトを意識しちゃうのもわかるな~。
一方、普段は無表情で大人しいアオトですが、温厚で優しいため子供に懐かれます。
どんなときもタケとコタを大切にしていることが伝わり、絶対的な信頼と深い愛情が感じられました。
だからこそ、コタも自分を愛してくれる大好きなアオトと家族になりたいと思ったのですね。
パパとパパとコタ…家族のカタチや幸せは家族の数だけ異なります。
大好きな人と一緒に暮らせる幸せを大切にすることは、何も変じゃないんだよ!

このお話では、アオトとタケの他に、脇キャラの位置付けには出来ないほど重要な人物が登場します。
それは、タイトルにもなっているタケの息子 コタです。
ちなみに、冒頭では保育園前だったコタも最後は小学生になりました(泣)
脇キャラとしては、タケのお母様「ババア」です。
カバー下でakabeko先生が「めちゃくちゃ人気でした」と書かれていますが、ファンが多いのも納得ですよ。
その魅力は本編でご確認ください(笑)

Hシーンは、もう濃厚でエロいんです!
タケがあまりの気持ち良さに感じまくっているのがたまりません。
とくに乳首には敏感です(笑)
アオトもタケを愛おしく丁寧に抱いているのがいいんですよ~。
愛されている「受け」は、いつだって素晴らしい♡

描き下ろし『タケとアオトで二泊三日』
ババア様がママをしているスナックの慰安旅行に同行するコタ。
2人きりになったアオトとタケが行った場所は…。

全体的にコミカルな癒し系なのですが、家族の在り方に迫ったエピソードもあり、エロの破壊力も加わって読み応え抜群でした。
ただの癒し系BLではなく、たくさんの萌えが詰まった1冊になっています。
いつか相変わらず仲良しの3人とババア様に会えたら嬉しいな。

気になっている方はぜひ読まれることをおすすめします!

7

コタのたまに見せる笑顔が…♡

akabekoさんの作品は初読みです。
今までの作品はちょっと手に取りにくかったのですが、これは良さそう~と思い、購入。

良かった!!の感想です!

子供(コタ)を置いて出ていかれ、シングルファザーになったタケ。
通う事になった保育園に新人保育士として勤めているアオト。

2人は学生時代の同級生である。
顔を突き合わし互いを思い出す。
タケはアオトに絡んで嫌な思いをさせてたと記憶。
しかし、アオトは一人でいた自分に常に人の輪の中にいた(可愛いと思っていた)タケが声を掛けてくれた嬉しかった記憶。

そんなタイプが真逆な2人とコタの話。

シングルファザーのタケがコタの事で一生懸命で、頑張ってるが上手くいかずにアオトに
弱音を見せたシーン。
アオトが優しく宥めるのが良い。

保育園だけでなくプライベートでも一緒の時間が増える2人。
ここにいる中心はコタ!

このコタが(笑)
まぁ~口悪い(笑)
仏頂面が多いから、たまに見せる笑顔が何とも可愛くて♡

で、父親の事を「タケ」と呼ぶのに対して多くの時間を過ごすようになったアオトを「パパ」と呼ぶコタよ(笑)
この時のタケの落ち込みようときたら……
いや!分かる!分かるよ~でも笑ってしまった。
また中盤から登場するタケの母親の事を「ばばぁ」とタケが呼ぶものだからコタも「ばばぁ」と………おい、おい……

おい、おい……なんて口の悪さを思いながらもこのタケと母親の関係も良いんですよね~。
タケ母もまたユニークなキャラクターで好感度高いです!

コタが物語の中で少しずつ大きくなっていき、相変わらずの口の悪さですが良くも悪くも素直!全ての感情をさらけ出してる。
このコタに振り回されるタケとアオト。
でも振り回されながら二人の関係も強く結び付いていくんですよね。

ノンケのタケがアオトに好意を寄せられ、親身になってくれて体を許す関係になっていく過程も良かったな。

子供が中心の、ほのぼのBLでエッチもありますが愛情タップリのSTORYが私は高評価です!

6

胸が温かくなります。

はぁぁぁなんて微笑ましい家族。。。
胸が温かくなる。。
コタの成長が嬉しい。
本編はコタの小学校入学のところで終わりましたが是非コタが大人になるまで連載してくれませんかね…。見守りたい。絶対イイ子に育つ!
タケとアオトの濃厚プレイもおかわりなんですけど〜!
ババアもなくてはならない存在!頼もしい!

作家買いです。
単行本出るのいつも楽しみにしています。
先生の赤ちゃんの表現が大好きです。ほっぺプニプニでわがままでかわいい!

2

まさに史上最高の癒しBLエロあり

akabeko先生は激しい蝶花溺愛の私ですが
次に好きなのがこれです!
もう最高に尊い癒し愛大好き!!
帯に史上最高の癒しBLとあるけど
まさにその通りです。
単話で何年か前に出て撃ち抜かれてたこちら
タケトコタトアオト
akabeko先生はダークなトーンで有名かもだけど
ほんっとにあたたかくなる作品で
読んだら幸せになれるから
みんなに読んでほしい推しの一冊であります。
ついに最新話が出て単行本になると
聞いた日は飛び上がりました。
全エピソード既読だったけど
通して読んだら赤ちゃんだったコタが
小学生になり
タケとコタとアオトはついに家族になり
なにこの暖かいモノは?感動?
だのにアオトとタケの行為はどエロいんだよ
流石だね最高かよakabeko先生
先生が絵が変わったって言ってたけど
それは気になりませんでした。
けど書き下ろしのアオトとタケは
若干店レオに見えもするか。
関係性もちょっと店レオぽいので
先生はこうゆうCPツボなんだろなって
思いました。
あとキャラはむっつりクール寡黙攻めも
元ヤンかわいい受けもすごいいいんだけど
タケのお母さんがめちゃいい母ちゃんで
人気なのがわかる!

10

akabeko先生の新境地。

akabeko先生の絵は色気があって。それでいてゾクリとさせられる。毒というか。痛みがあって。
心掻きむしられずには読めない切なさがあると思っているのだが。
本作は新境地と言ってしまっても良いかもしれない。
実に優しくて。ほんわり甘いのだ。それは小さな子供が出ているせいもあるかも知れないけれど。
やはりそれだけでは無いところが、さすがakabeko先生らしいところ。

そして、これまで読んで来た、いわゆる「子育てBL」というジャンルと決定的に違うのは、失礼ながら、ビックリするくらい子供が不細工だ。既刊「四人のにびいろ」にレビューした際も子供の描き方に言及させて頂きましたが、他の作家さんなら。子供はとかく天使に描きがち。しかし、akabeko先生は良い意味で、そこも容赦しない。コタは、幼ない子供らしい素直さで、ぎゃん泣きして大人たちを困らせ、汚ない言葉を覚えてきては乱発する。気に入らなければ全力で抵抗する。そして優しく世話をしてくれるアオトに懐いて「パパ」と呼ぶ、子供らしい残酷さ。本来ガキンチョはそういう者だ。実にリアルなんである。それでも。コタは物語の中で成長するにつれ、他所の家とは違って見える、自分の家族というものの在り方を子供なりに受け入れて行く。

中学の同級生だったという、タケとアオトも良い。アオトは陰キャだったと言うが、大人しいのは見た目だけで、結構、雄味の強いガン攻めである。一方タケは、若くして考えも無く、子供を作った挙げ句、嫁に逃げられ、シングルファーザーとなった。女手一つで育ててくれたババァこと、自分の母親に手伝って貰いながら、おっかなビックリ子育てをしている。心細い、寂しい。そんなタケの子育てを助けながら、愛しさも募って行くアオト。タケはダラシない男かもしれないけれど。それだけに。可愛らしさもある。彼をそのまま、丸ごと愛してくれるアオトの存在はとっても大きくて。それがとっても温かい気持ちにさせてくれる。

いつも通り。エッチなんだよ。エロいんだよ。そこはさすが。
ポッと小さな燈が灯る様な。温かい物語をこの年末に読めて、とっても嬉しく思いました。

0

家族愛に、心癒されます

作家買い。
電子で一話だけ読んでいて、akabekoさんにしては珍しい作風だなあと思っていた作品でした。

akabekoさんて、ダークだったり痛かったり、ドシリアスだったり。そういう作品を描かれる作家さまのイメージが個人的に強いのですが、今作品はそのイメージを大きく覆したほのぼのなお話です。

家族愛がテーマ、と言って良いんじゃないでしょうか。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





主人公はタケ。
妻に出ていかれ、以来男手一つで息子のコタを育てているシングルファーザー。
家事、子育て、そして仕事にてんてこ舞いな日々を送るタケですが、コタの保育園の入園式で中学時代の友人・アオトと再会する。アオトはコタの通園する保育園の保父さんだった。

色々煮詰まっていたタケは、アオトに相談するうちにいつの間にか恋人という関係になっていくー。

と、まあそういうお話なのですが。

子育てを経験したことがある方なら大きく頷いてしまうであろう「子育てあるある」を盛り込みつつ、タケとアオトの恋の成就も描かれていて、このストーリー展開が実に秀逸です。

タケとアオトの中学時代の2人の内面とか関係とか。
二人の家庭環境とか。
そういった彼らのバックボーンをちょうどいい分量で読者に見せてくるために、彼らの「現在」がリアルに迫ってくる感じ。あっさり身体の関係を持つにいたる二人で、恋人同士になるその過程に萌えを感じる私には若干物足りなく想ったりしたのですが、読み進めていくうちに、そういう関係になる、その理由がきちんと読み取れる。

さらに、コタ+パパ二人、という彼らの家族のカタチから、普通って何?家族って何?という、壮大な問いをも魅せる、そんな奥深いストーリーなのです。

なのですが。
うん。

とにかく濡れ場が多い!

BL作品なのに、濡れ場がなかったら単なる子育てものになってしまう。
家族愛を謳っているからこそ、エロがないとBLといえなくなってしまう。
だからこその、この濡れ場の多さとエロ度の高さなのだろうということは理解できるのです。

理解はできるんですけれど、濡れ場の多さにちょっと萎え萎え。
完全に好みの問題です、はい。すみません。
エロの多ささえクリアできれば、キャラ良し、ストーリー良し、で神評価だったなあ、と。

でも反対に言うとakabekoさんらしい濡れ場が堪能できる作品なので、そこに萌えツボを刺激される方には非常にお勧めな作品かと思います。とくにtkb。

エッロ!

カバー下にakabekoさんがあとがきを描かれていて、この作品にこういう裏話が…!と興味深く拝見しましたが、そのあとがきの中で、「タケのババア様がめちゃくちゃ人気でした」と書かれています。

うんうん。
タケのお母さん。
豪胆で、口は悪くて。
でも、すごく懐の広い愛情深いお母さんで、とっても素敵な女性でした。

3

エロとハートフル子育てが両立してる!

「タケトコタトアオト」「ずっと!タケトコタトアオト」の単話を昔読んで以来、
この二人をもっと読みたい!と思ってたので、ようやく一冊にまとまってすごく嬉しい。

アオトは隠キャっぽいけど真面目で包容力があるムッツリ絶倫。
タケは奥さんに逃げられた子持ち元ヤン。
コタはごくごくふつーの子供で、子育てものに時折見られるウケを狙ったあざとい可愛さとかもなくて良い感じ。

表紙どおり子育てほのぼのものをベースとしつつ、そこは麗人uno!ですからね、1話1エロあります。
そしてakabekoさんなのできっちりしっかりエロい!
タケがアオトによちよちされて、一話目から抱かれちゃってるし、トロトロにさせられてます。

ほんと、タケがかわいいんですよね〜。
普段とエロとのギャップがあって。
気持ちよすぎて泣きまくりの良き元ヤン受け。
ヤンキー受け好きなので、タケには大変萌えます。

そして、なんちゃって子育てではなく、親としての成長もしっかり描かれてます。
父親が二人いるなんて変だ!とコタが同級生にバカにされて……という局面も描かれていて感動させられる。

エロはエロいし、二人のラブはしっかりあるし、ハートフル子育て描写もきっちりというわけで神評価です。



あらすじで「昔いじめていた」とあるけど、中学時代アホヤンキーだったタケ(受け)が、真面目なアオトに「本ばっか読んで楽しい?貸してみ貸してみ〜!」みたいなアホなちょっかいを出してた感じで陰湿なイジメではないし、アオト自身も絡んできてくれて嬉しかったとの事なので、そこを心配してる方も大丈夫だと思います。


3

親になって理解する親の苦労

ダークなakabekoさんも好きですが、ハートウォーミングな作品も悪くない。
というか、好き!

嫁に逃げられた元ヤンシングルファーザーのタケが、同級生の保育士・アオトと再会し、タケの子どものコタケ(健)と3人で家族になっていくお話です。

育児に自信が持てないタケがアオトに支えられ、父親として少しずつ成長していくほのぼのストーリー。
タケから溢れ出るコタへの愛情にほっこりします。

そんなタケを愛しいと思うアオトは、優しく寡黙なムッツリ。
早々にHに持ち込むあたり、なかなか手慣れた印象もw
アオトのバックグラウンドの描写がもう少しあれば、もっと共感できたかもしれませんが……

2人のパパと一緒に暮らすコタは、友だちから変だと言われてしまうことも。
でも、コタにはWパパ達の愛情がちゃんと伝わっていて、そこにとても感動しました。
家族のカタチはそれぞれ。
大切なのは、大好きな人と暮らすことは変なことじゃないということ。

そして忘れてはならないのは、ババァことタケの母ちゃん!
かっこよくて優しくて、素敵でしたね〜

akabekoさんらしいのは、コタが全然いい子じゃない所です。
子育てものってあり得ないくらい子が良い子だったりするのですが、コタは等身大の子どもでした。
反抗期があって口が悪くて……それでいて、親の愛情はちゃんと理解していて。
そんなコタの成長を一緒に見守る楽しさもあり、小学生になった時には〝あのコタがねぇ〜〟と、感慨深かったです。

訳あって(笑)開発されたタケの乳首がとてもエロく、手書きのセリフも効いていました。
二人が結ばれるが早すぎたとは思いますが;

それでもハートフルな日常に癒され、優しい気持ちになれる作品です。
描き下ろしも可愛くてエロくて、何か言いたげな母ちゃんの顔に笑ってしまいました。

3

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