ファン必見の番外編を収録した、大ボリュームの小冊子付き。

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作魔道祖師 4

藍忘機,五大世家・姑蘇藍氏の次男
魏無羨,禁断の呪術によりよみがえった修行者

その他の収録作品

  • 家宴(番外編)
  • 香炉(番外編)
  • 悪友(番外編)
  • 朝暮(番外編)

あらすじ

ファン必見の番外編を収録した、大ボリュームの小冊子付き。

蘇った夷陵老祖を討伐するため、四大世家が再び決起する。
けれど、今の魏無羨の隣には、迷いない瞳の藍忘機がいてくれた。
彼への想いを募らせる魏無羨だが、互いの肌に触れ口づけた夜、
どうしようもなく惹かれる自分と、その想いが叶わぬことを知る。
そして過去の謎が紐解かれる時、何度も重なってはすれ違い続けた二人が辿り着く愛の形は――。

その後を描いた番外編は、魏無羨が少年たちを率いて夜狩に繰り出す「鉄鉤」、
忘羨が淫靡な夢の世界に迷い込み情欲に溺れる「香炉」など、八つのお話を収録。
あの日の旋律が、永遠に続く誓いへと変わる。

作品情報

作品名
魔道祖師 4
著者
墨香銅臭 
イラスト
千二百 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアシリーズユニ
発売日
電子発売日
ISBN
9784866574158
4.9

(228)

(218)

萌々

(5)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
20
得点
1120
評価数
228
平均
4.9 / 5
神率
95.6%

レビュー投稿数20

BLは国境を越える

タイトルのとおりです。
干杯!

1

多種多様なジャンルの入り交じった作品

なかなかの長編で、かなり気合いを入れて読まないと挫折しそう…ということと、そこそこのお値段から二の足を踏んでいましたが、ようやくかの有名な中華BLを読むことができました。1巻ずつ完結ではなく4巻まですべて繋がっていることから、寝る間を惜しんで一気読みしました。

これをすんなりBLというくくりに入れるのは、少しもったいない気がします。中華ファンタジーであり、ミステリーであり、アクションであり、時代ものであり…。しかし主役2人の関係性が男同士ということで、ライトノベルのBL小説枠になってしまうんですよね。もちろん、そこが重要な点でもあるのですが、それを除いてもその他の要素で読ませる勢いと内容です。

さて、あらすじは複雑なので置いておいて。

読む前にいくつかのレビューを見て、かなり取っ付きにくい作品なのかなと思っていました。特に名前に関しては、中国の歴史的、文化的な背景を設定に織り込んでいることにより、1人に複数の呼び名があります。でも注意はほとんどここだけ。少し考え方を変えれば、西洋ファンタジーにおける魔法使いと死霊使いのお話なのです。その内容はハリ○タに勝るとも劣らぬ本格派。

なので、とにかく長いです(笑)BL抜きで読んでも面白いと言いつつも、どこまでも恋愛要素の見えにくい過去話が続き、進展の遅い関係性に焦れ、BLとして読んでいる身としてはつらかったです。中盤辺りでもうちょっと、恋愛のドキドキとかハラハラがあっても良かったように思います。しかしそのつらさを乗り越えての想いが通じ合う様は、カタルシスにも似た快感を覚えました。でもあの……終盤、ちょっとはっちゃけすぎじゃない?「………」×3以降ははっちゃけすぎてて草生えました(笑)

しかし少なくとも3巻まではBLとしては物足りない。そしてひとつ気になったのが、他人の身体なのに、ってところです。いろいろな行為が「でもそれ別人の身体よね?」ってなるところがあって。どうせなら身体も復活して欲しかったな…。

どうしてもBL以外の要素が強すぎて、いろいろな登場人物の生い立ちや環境に同情したり、嫌な人物像が多かったり、謎解きストーリーの方を追ってしまい、それだけで最後まで読んだ感覚です。みなさんの評価との違いがなぜ起こるのか、不思議です。BLでなければ読んでないだろうし…。うーん、難しいですね。

1

とんでもない作品に出会えた。

ずっと気になってはいたんですが、なんとなくアニメを見てみた結果、さらに強く興味を引かれ購入しました。

普段は電子書籍派なのですが、中国が舞台のお話は私にとってはまだまだ難度が高く、何度もページを遡ることもあるだろうと見越して紙の本を。
そしたらまずは分厚さに驚きました。本編(分厚い)×4+冊子×1て。

だからずいぶん読み終えるのに時間がかかるだろうなと覚悟して臨んだんですが、ルビは豊富だし、お話も過去現代といったりきたりするわりにはすんなり頭に入ってきました。なによりストーリーが面白くてページをめくる手が止まりませんでした。主人公カップル以外の子たちもみんな魅力的で!

謎が一つ一つ解き明かされていくスッキリ感はたまらないですね。
少しずつ真相が明らかになっていく一方でBL要素も決して唐突ではないところもまた良くて。
そもそも二人には一度悲しい別れがあり、その前にも積み重ねた時間があるのですが、それでも再会してすぐにどうこうってわけじゃなくて、じわじわ焦れ焦れもだもださせてくれます。
魏無羨、普段とても頭がいいのにこと恋愛になるとどうしてこうもお鈍さんになってしまうのかwwでもそこも面白かったです。

ラストは本当良かったなあという感じで。
本編だけで大満足な読了感なのですが、さらにこの先に番外編もつけてくださるという大盤振る舞いです。これは冊子とは別です。この番外編のほかにさらに冊子もつくんです。感謝しかない。

たっぷり幸せな時間を味わえて、どうして今まで手に取るのを躊躇っていたんだろうという気持ち。出会えてよかった。

2

最高の幸せな結末で満たされました

本当に素晴らしい物語でした‼️
最後の最後まで目が離せない…黒幕は斂芳尊ですが。全ての出来事を動かしていたのは…いや〜予想外の人物でした。
本当に面白い
江澄と魏無羨の彼らの関係も胸が締め付けられるほど深い繋がりがあって…もう涙が止まらなかったです
今回も藍湛の酔った後の行動が本当に面白かった…そして遂に魏嬰と
長年の想いが結ばれて藍湛、良かった❗️その後は予想以上のいちゃいちゃのえちえちで、なんか赤面しちゃいました笑
番外編では彼らのその後の日常が描かれていて、やっと共に歩んで過ごせていることに幸せを感じましたし、思追や金凌たちの面倒をみたりと充実に日々を過ごしている姿に暖かな気持ちになりました
最高の作品です‼️本当に✨

2

まさかこの人が!

長い作品をようやく読み終えました。
作品の細かいレビューやあらすじはいろんな方たちが書いてらっしゃいますね。
あまりに長い作品だし、中国ベースなので、この名前は誰だったかな?とか、この言葉の意味は何だったかな?と思うことが多くて、スマホで検索しながら読みました(笑)

4巻は流石に集大成で伏線をたくさん綺麗に回収されてたので、忘れていた出来事や、チラッと出てきた人が再度話題に上がるのでスマホ必須でした。

最後の最後に出てきた人物には驚きました。みんなビックリしたと思う。気付いていた人、いるのでしょうか?
BLというより作品として面白い。今度はドラマやアニメも観てみたいと思います。

思いの通じ合った2人はとても可愛くて。ちょっと日本人では言わないような事とか言ったりして。
番外編も甘くて楽しかったです。藍忘機が色欲が強かったのはびっくりです(魏無羨限定でしょうけど)。藍忘機が魏無羨に甘過ぎるのが心配ですが、夫婦仲が良くで何よりです。

とにかく素晴らしい作品でした。

2

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP