電子限定おまけ付き
瀬戸うみこ先生の可愛くて面白くてえちえち♡なお話が大好きで既刊も全て拝読させて頂いております。この作品はそれらの作品と比べるとグッとシリアスで人の死や事件も発生して、とてもではありませんが今までの作品のようにほわほわしながらは読めません。
しかし、その分キャラクター1人1人がとても丁寧に描写されていてそれぞれの心理にも深く描いていて、読んで良かった!と思える作品でした。
殺人事件の犯人が誰なのかを見つけるお話なので、ぜひネタバレ無しに読んで欲しい作品です。
犯人に関して言えば、とても同情も共感もできる人物ではないという事は明らかで、読者としてはスッキリしたラストを迎えられます!
悠晟と奏斗、二人の行く末をぜひその目で確かめて欲しいです!
えちシーンは少なめ…ですが、さすがのうみこ先生、受けくんの泣き顔がとてつもなく可愛いです!!
レーベルのおかげかと思いますが、修正薄めでかなり描き込まれたtinを見ることができます!!ほんと……おすすめです♡
BLでサスペンスでタイムリープモノでといろんな要素がある作品なので、2冊で完結させるのは相当難しい。
BL部分だけで読むと楽しく読めました。
悠晟って珍しいタイプの攻めでした。
すぐ泣いちゃうし、傷つきやすくて受けのカナの反応気にして積極的には動かないし、ちょっとした言動や行為に感動してはわわぁ〜ってなってる。飼い犬みたい。
2人共よく泣くし頼りないから2人で支え合っている感がとてもある。
これだけイチャイチャしといてカナからの「好き」の一言がないだけで、恋人ではない慰めてるだけってそんな訳無いわ〜。両片思いにしても程がある。
サスペンス部分は、犯人の伏線全然なくてこれはミスリードでしょ?ってとこから急に結末来る感じで、推理小説を読む読者からしたら無いわ〜って思っちゃうチープさでした。犯人の動機もなー、それならそれでもっと要所要所に不気味さを滲ませて欲しかった。
タイムリープは、まぁ元々あり得ない設定だから何でもありっちゃそうなんだけども…うーん、やっぱり何で?ってなった。
複雑なお話は2冊で終わらせるには難しい、主軸をBLにしないといけないって決まり事もあるのかもしれないし、物語を作るって大変だな。
30年くらい前の少女漫画のサスペンスモノは、そういえば面白かったな。ラブよりもサスペンスに比重を置いて描いていたように思う。
シーモアで購入
白抜き修正
下巻で衝撃の犯人がわかりヒェッとなりました。
ミスリードがうまい。氷室さんかと思ってたら違った…。
まみちゃんの「パパ泣いちゃやーーん」「怒っちゃやーーーん」可愛すぎました。
そしてそれを真似しながら止めに入るゆうせいww
カナが自殺するとき、ゆうせいも一緒に飛び降りてくれるシーンで泣きました。
もうその痛みや恐怖や苦しさを一人で背負わなくても良いんだなあと。。。
理解者がいてくれるだけですくわれる。
犯人の身勝手な動機があまりにもクソで、
でも可哀想な過去とか同情できる要素がないところが良かったです。
カーテンに包んだのは喪服の反対だから、というサイコっぽい回答もかなり好きです。
幸せなハッピーエンドで良かったです。
どうなるのか想像のつかないところから解決へと向かった下巻。
遺族たちの切ない思いと拭いきれない怒りや憎しみが痛いほどに伝わってくるので、なかなかツラい場面もありましたが。
みんなが苦しむことのない結末になるので救われた気持ちになりました。
奏斗が何度も繰り返し生きた12月24日。死ねば時間が戻るとはいえその記憶は彼の中から消えるわけではないので、これまではひとりでその苦しみに耐えてきたけれど。
最後はその中でも一番悲しい日の記憶を悠晟が共有してくれたことで、きっと奏斗はまた強くなれたんだろうなと感じました。
大切だからこそ巻き込みたくなかった奏斗が悠晟の愛を信じて一歩踏み出せたことで、抜け出せなかった"その日"から前に進むことができて本当に良かったです。
すっごくシリアスな場面でもクスッと笑わせてくれるやり取りがあるので、緊張が続く展開でもフッと力を抜いて読むことができたし、サスペンス要素だけでなくしっかりふたりの甘い絡みも見れるのが良かったなと思いました。
ストーリー構成は素晴らしいです、、そんな展開だったのか!というおどろきと、ふだんサスペンスなど読まない人間にもページを巡らせる力が、すごいです。
が!BLでやる必要ありますかね?萌えは、、カップリングはあるんですが、サスペンスと、特に2巻は血まみれだったり、犯人のヤバい動機が明らかになったりと忙しくて、安心して萌えられるシーンがほぼなかったように思います。
本当に、ストーリーとしては素晴らしくて、におわせBLくらいで実写化できそうな作品です。