電子限定かきおろし付
生贄とかいらないからお引き取りください
生贄と神様のBLはけっこうあるけど今作はそのどれとも違います。
幼い頃から、生贄になることを言い聞かされ、覚悟して、生贄にふさわしいように生活し、心身鍛錬、あらゆる準備をして、定められた期日に、意気揚々と神様のところへ参上した渦巻七生。
対する神様が、現代生活に慣れ親しみとても現実的で、今時の便利でちょっと体に悪いような生活を快適に思っている大蛇の神様。
さあ食ってくれ、と、迫る生贄を、食いたくない、と追い払う蛇神。
感覚の違い、態度の違いがとてもおもしろいです。
2人の間を掻き回す神様の兄の言動も面白いです。9割くらいは面白がって1割くらいは愛がある感じ
意外なエピソードが連続しますが、最も意外だったのは最後に明かされた2人が末永く一緒にいるために必要なこと。
最後まで驚きと笑いと萌えで愉しませてくれました。
加藤スス先生作品は巧みなKissで~が
初めてで、絵がすごく好みでお話も面白かったので
他の作品も読んでいます。
こちらのドラマCDに興津さんが出ているでは
ありませんか!
CD聴く前から大蛇の声を興津ヴォイスで
脳内再生しながら読みました。
門前払いってどういうことかなと思っていましたが
そーいうこと笑!
大蛇、神様なのにめっちゃ現代人w
目元のラインとのぞくキバがセクシー♡
ななおとの体格差も良き!
白蛇の兄ちゃんも良い味出しているので
彼らのスピンも読みたい!
大好きすぎてレビュー書けていなかったやつ…!
もう本当に何っ度も読み返してます!ドラマCDも聞いてます。
新作を漁りつつ、新しい出会いばかり続けてふと疲れたときに戻ってくる私の故郷BL…の一つ。
もう本を開くだけで、七生(受け)の真っ直ぐな目とピュアな煌めきと生け贄で食べてもらおうとする潔さからの一生懸命さと、基本的に色々ズレてるけれど大蛇にストレートにぶつかっていく健気さが思い返され可愛すぎてニマニマが止まらないです。
そして七生に翻弄されまくる大蛇(攻め)
大蛇の大蛇たるルックスと気だるげな言動、何も関わりたくなさそうなのにさり気に優しさ出してくるし色気あるし話ちゃんと聞いてくれるし、なんだかんだ受け止めて守ってくれる。おま、スパダリか???
決してそんな風に見えないところがまた良いのです。
面白くてとにかくクスクス笑えてキュンもあるし蛇に萌える。
性器が2本ある持続力で今頃ガキ作ってんのかな~。続編を静かに息を潜めながらずーーーっと待ってます。
まずカミサマといけにえっていう設定が面白い!
お話しもコメディ感があってテンポがよく何度も読み返してます!!
最初は相手にしてなかった大蛇がなんだかんだ七生にほだされていく過程が良い、、、!
大蛇のからだ(?)の部分で七生をぎゅうぎゅうにしてるところがとても可愛いかったです。
あと、大蛇が七生のことをまめって呼ぶ呼び方も可愛い(笑)
両想いになった後が2人とも可愛い、、
途中出てくるお兄さんとまむしも良いキャラでした(笑)
勢いのある痛快なラブコメです。
その一筋縄ではいかないストーリー展開がとにかく最高です!
BL設定あるあるの、先祖代々 / 村 / 国、などのよくわからないしきたりによってよくわからない土着の神 / ご先祖様 / 地域の偉い人、などへの犠牲として白羽が立ってしまった若者のお話です。
が、その設定では大体ついてくるはずの「生贄本人の悲壮感」がまったくないところが、この作品の素晴らしく面白いところです。
生贄のエリートである渦巻七生くんは、供物となるべくして育った意地とプライドのある生贄。
自分が犠牲として選ばれたことを誇りにさえ思っているため、最終ゴールは “喰われること” 。
それに対しての、生贄とか今どき無いし面倒だし、まるでやる気のない姿勢の大蛇。
捧げ物側のポジティブ押せ押せ姿勢に引いてるわ抵抗するわ嫌がるわの神側という、もうこの時点で面白くないはずがありません。
この噛み合わない二人で一体どういう展開に…??と先が気になりどんどん読み進んでしまいます。
大蛇は省エネ系で大抵の場合ローテンションですが、なんとも色気があります。さすが子宝の神。
第二話の部屋着に眼鏡とかいいですね…。落ちかかった前髪もだらしなくソファ(もしくは人を駄目にするクッション?)に寄りかかった姿も妙に色っぽいです。
普段陰気なだけに、スイッチの入った時の色気のギャップが非常にそそります。七生くんとのヤバい身長差も良いです。
相思相愛までの緩急も、生贄ネタで笑わせてくれるところも隠し味のシリアスも、全てが最高の作品です!