電子限定描き下ろし付き
いい。
自己肯定感低めの幸薄健気受けが恋するの、ホントにいい…!大好き!!
切ないの読みたい人にオススメ!
ゲイビ男優の千尋は、中毒になるほど相手を虜にすることで『抱けるドラッグ』と呼ばれている。魔性なのではなく、ほっとけない、俺がいないと系。
一方、90分30万円のエスコートボーイである『一級カレシ』の篤之。AVで共演した千尋に見事ハマる(笑)後日、千尋からエスコートボーイとして指名を受け、エッチなしのイチャイチャタイムを過ごし、何度も会ううちに更にズブズブと…。
彼氏はいるけど大事にされたことがなく、愛に餓えている千尋。愛してほしくて優しくしてほしくて、甘やかしてくれる篤之に会っているけど、お金で呼び出す虚しさ…切なくて辛い…(泣)
篤之が本気で千尋のことを好きになってくれて良かった。千尋はきっと小さなことにも幸せを感じるだろうから、甘やかして甘やかして、ずっとずっと幸せにしてあげてほしい。
ニクヤ先生最新作読んでからハマりまして作者様買いです!
読み始めるまでタイトルどんな!?エロメインの作品かなと勝手に推測していましたが、読んでみてびっくり、想像以上に恋愛を大事にしていて切ないお話でそのギャップにやられました。
抱けるドラッグという渾名を持つゲイビネコ男優の千尋はどんな相手でも一度共演すると相手を自分の虜にしてしまう才能の持ち主。タチが千尋相手に夢中になってしまうことで度々撮影が中断されてしまうことから試しということで篤之が千尋の相手に選ばれる。そんな篤之はエスコートボーイを生業とする元ゲイビ男優で90分で30万稼いでしまうほどのカレシ力の高い一級カレシという異名を持つ。
そんな二人が企画で引き合わされたことをきっかけに互いに夢中になってしまうお話。
まず千尋が相手を夢中にさせてしまうことを誇りに思い自信満々系のネコなのではなく、どうして自分が相手を狂わせてしまうのかわからず、しかもどんなに相手から好かれても寂しい思いを抱え続けているという現状が最高に惹かれました。その上本人隙だらけの天然ぽわぽわなの可愛すぎる…
そして一級カレシである篤之もまた、一見隙がないように見えるのに彼氏の仮面を外すと想像以上に甘やかしたい独占したいの気持ちが強いタイプだというギャップがよい…
そして何がものすごくよかったかといいますと、どうみても両想いでお互いが素直に気持ちを伝えれば丸く収まるじゃん!って思い始めたところで、千尋にはとんどもない彼氏がいるという事実が発覚するというストーリーが最高にツボでした。しかも呼び出しに応じなければ連絡すらしてくれなくなる、といった感じのセリフを千尋がつぶやくことで、え、千尋の気持ちってまだそっちにあるの!?という衝撃。そしてそこからの怒涛の展開で、千尋の彼氏がいる理由とかも明かされ、最終的には二人して逃避行するかのようにすべてを投げ出して結ばれる、というストーリーがあまりにも完璧で本当によかったです。
AVものか~とエロメインかなとタイトルで思ったとしても、いい意味で裏切られる本当にすごくいい作品なので、ぜひぜひ読んでほしい作品です!!
相手を自覚なく虜にしてしまうゲイビ男優の千尋は、誰も彼もがそうなってしまうため「抱けるドラッグ」と呼ばれている。
ある撮影の日、タチ役の男優が千尋を取り合って揉めてしまい撮影自体がキャンセルになってしまったため
監督の知り合いのエスコートボーイ篤之を呼ぶことに。
90分30万の指名料で「一級カレシ」と呼ばれている篤之と千尋のひょんな出会いからはじまるお話でした。
篤之も千尋も、お互いに相手を惚れさせることで有名らしかったので
どんな風になるのか、ぶつかってしまったりしないのかと思いましたが…
ガッツリお互いに惚れあっていて笑ってしまいました。
仕事として割り切った付き合いを続けながらも
どんどん気持ちは大きくなり、千尋のクズ彼氏登場で関係は急展開。
それまでもずっと大人の両片想いのような感じだったので、収まるところに収まってくれて良かったなと嬉しくなりました。
甘えたりくっついたり、そんな恋人同士の「普通」を諦めていた千尋なので
一緒に居るだけで幸せを感じられる相手を見つけられて本当に良かったです。
抱けるドラッグとAV界で言われている千尋と一級カレシとして90分で30万稼ぐエスコートボーイ篤之のお話です。千尋がとにかく可愛いくてキュン死にしそうです。篤之さんのスパダリ加減にこんな人いないかな〜と妄想がはかどります。千尋の彼氏が最低な男で篤之の素敵さがより際立ちます。何度も読み返していますが、千尋の表情が可愛くて好きです。あと、篤之みたいなエスコートボーイ、実在するそうです。続きが読みたい作品です。
ニクヤ乾先生のTwitterでファンも先生も盛り上がっていたので購入しました。
共演相手を虜にする人気のゲイビ男優、通称『抱けるドラッグ』の千尋。
共演相手同士が奪い合いになり吹っ飛んだ現場に、急遽、呼ばれてやってきた一流エスコートボーイ通称『一級カレシ』の篤之。
主役の2人の看板が大きすぎて、設定がすごすぎて、読む前に、大丈夫かな、しらけないかな、と心配になりました。
が、読み進めるごとに、千尋の、篤之の人柄に、物言いに、惹きこまれていきました。
2人とも職業でしていることと、プライベートでしていることと、相手への気持ち、自分の感情、距離感がそれぞれ違うのですが、徐々に、じわじわ、という感じで、2人の心身が寄り合いしていく様が、とても巧みできゅんきゅんしました。
千尋の少し特殊な考え方、とらえ方の原因がわかりやすくクズ彼氏、という形で登場するところもよかったです。
2人がそれぞれ仕事を捨てて両想いになるというラストはとてもロマンティックであり、素敵でした。
同時に、仕事を辞めてしまった2人がこの先どうなるのか、とても気になるところでもありました。
続編がとても読んでみたくなる作品でもありました。