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美形×平凡、人気者×地味、ポジ×ネガ、学生時代に片思い(たぶん両片思い)のまま社会人となってからの再開ものでもあり、すでにラブラブなカップルものでもあります。
オープンでワンコなみつきと繊細さんでシャイなあさひという、とにかく大変可愛らしい恋人同士の二人が結婚を目的に、世界一周の旅を通じて異文化に触れ国々で知り合う人々を介しコミュニケーションを深めては、葛藤を繰り返したりと自分と向き合いながら幸せを掴もうとするラブロマンス。
世界一周のルートは西周りでアジア3国~EU4国を2巻までで制覇中。訪れる先は観光名所をスポットに当てているのでプチガイドブックとしても楽しめる仕様。風景並びに各国の郷土料理の数々もほんと美味しそうで美しく、随所でフォトグラフィにお洒落に描かれているので、どのページを開いても目が楽しく心が踊ります。
そうした世界旅行記漫画としても十分楽しめるだけでなく、そこに恋愛を軸に絡めてくるBLの舞台設定が本当に素晴らしい。
ストーリー重視でエロはないけれど、その分成就したカップルのやり取りが微笑ましく、大切に想うからこそのジレンマやすれ違いなども切なく良い。また瞳や表情で感情をただ漏れにしている様を見せられるから、ほんときゅんが止まらない堪らないありがとう!ってなること請け合いです。
二人が恋愛に発展するまでの過程や、同棲生活(たぶん)からプロポーズに至った経緯などの説明が全く描かれていないからこそ、想像力を掻き立てられるので続きが気になります。
時折リンクさせる高校生の頃の回想シーンである一コマの描写力が、とてつもなく強くて、エモくて尊くてもうすげえ好きめっちゃ好き。会話やモノローグなどで説明するのはなく、漫画ならではの表現力や間の取り方で、読者に想像させて伝える術がとても巧みで天才です。
そもそもみつきが「世界一周二人でできたら結婚しよう」とプロポーズした理由は、社会からまたは人生からドロップアウトしたあさひを救いたい、または守りたいと思った優しさである反面、色々な意味で繋ぎ止めるための手段だったのではないかと私は感じました。
結婚=幸せとは単純化できないけれど、大切にしたい一緒にいたいといった関係性を大事に繋げようとする健気さや不器用さが涙を誘うのかな感動するのかなと分析してみたりするわけですが、そこは十人十色、先生の漫画でぜひ味わっていただきたい&最後まで二人を見守りたいので、多くの人に読んでもらいたい作品です。
深月と朝日の世界一周の旅、続編。
一巻から続いて建物から食べ物、何から何まで本当に細部まで描かれていて、美しいシーンがたくさんあってその情報量に圧倒されてしまいます。
ふたりと一緒に世界各地を巡っている気分にさせてもらえて幸せです。
フィンランド、ドイツ、フランス、イタリア。
今回もふたりは旅先でたくさんの人に出会い、関わり合っていきます。
旅の出会いは一期一会、といったりもしますが、その時々の出会いの積み重ねがふたりにとってかけがえのないものになっていって…。
深月と朝日、特に朝日の心情の変化も細やかに丁寧に表現されていて、イタリアのホテルで朝日が眠っている深月に向かって呟いた言葉には胸がぎゅうっと締め付けられるようでした。
真実の口で予想通りのリアクションをしてくれる深月、さすがです(笑)
そしてその後のクリスマスでの深月のクライマックス並みの行動にはジーンとさせられました。
ふたりのこの旅の終わり見届けたいのはもちろんなんですが、終わってほしくない気持ちもあって複雑です。
何はともあれ次巻をまた楽しみに待ちたいと思います。
少しずつ彼らの過去が明らかになりますね。
どの国にも素敵な出会いがあって、2人にとって、人生にとって大切なことを教えてくれる。
愛する人のため遠く異国の地へ嫁いだひとや、恋人と別れたひとの話。
どの人の話も素晴らしく、うるっとするし、ジーンとします。
みつきが本当にいい人で、最初に読んだ時は頼りないイメージだったけど、あさひにはこの人しかいないなって感じ。
アジア→ヨーロッパときたら、今度は北米大陸?ロシアに行くのもありだよね。
2巻を読んでて、登場人物の動きに謎な部分があってスッキリしないところが何箇所かあるんだけど、今後の伏線なのかな?むむむ。
あさひの心が健やかになりますように。
みつきはずっとみつきのままでいてくれますように。
早く3巻読みたいです。
1巻ですっかり魅了され2巻も購入しました。
今回はフィンランド、ドイツ、フランス、イタリアをまわります。
この作品の好きなところは、色々な国の食文化やイベントを知ることができ
より深くその国について触れることができるところです。
そして、それだけではなく二人の過去から現在に至るまでの
恋愛の様子も知ることができ、そういうところもすごく好きだなぁと思いました。
今回も、各国で新しい出会いもあり、その度に朝日の考え方が良い方に変わっていってるような気がしました。
イタリアでは深月のことをより知ることが出来たし、
朝日の考えてることも知れてよかったなぁって思いました。
二人の中での『結婚』の考え方の違いになるほど…と思いました。
特に朝日が深月のおじいちゃんの妹さんに言った
「みつきとお思い出をたくさん残しておけば、いつか一人になった時でも生きていけるんじゃないかって…」と言っていた部分には泣きました。
旅行の話だけじゃなくてガッツリちゃんと二人の恋愛模様も入っていて
2巻も読み終えた時、胸がいっぱいになりました。
世界一周を終えた時、二人のそれそれの気持ちが同じ方向を向いていてくれますように…と思いながら次巻も読みたいと思います。
一巻からの心情の変化なのか、出会う人にちゃんと2人は恋人同士だと告げている所が良かったです。
でも朝日の親の価値観とか、深月の母親の悪気の無い一言が朝日を密かに傷付けて居たのがとても切なかったです。
もう少し朝日が深月を頼っても良いのではと焦ったく思いました。それと朝日の自己肯定感の低さがとても気になりました。
クリスマスのヴェネツィアで深月の祖父の妹との出会いで、朝日がちょっとでも変わればと願ってしまいました。
明るくて大らかな深月の朝日に対する深い愛情が何とも言えずに素敵で、これからの旅で2人がどう変わって行くのかとても楽しみになりました。
こんな世の中だからこそ、2人と一緒に旅をしているような気持ちになる素敵な作品でした。