電子限定描き下ろし漫画付き
表紙も綺麗だけど、裏表紙のあらすじ見て面白そうだなと思いました。何だか三角関係のどろどろした話なのかな?とおもったのですが、以外と栞がツンデレ純情で、初恋拗らせまくっててなんとも言えない想いを抱えてて泣けてきました。
最初栞と央が最後にはくっつくんだと思ったのですが、
クズ実習生木ノ本とくっついたっぽい?でも最後の終わり方が、連絡先聞くだけで終わってたので気になるんですよね
本質的には長谷川と木ノ本はヤりちんとびっちで似たような奴だと思っていたのですが、木ノ本は多分1番最初に栞の涙を見たときにすでに心を奪われていたのではないでしょうか?
クズで打算的な木ノ本ですが、自分にも悩みとか葛藤とかあったわけで、一途に初恋相手を想い続ける栞に徐々にひかれていったのでは?
長谷川達から襲われて栞を助けて優しく包み込むシーンにぎゅんときましたすごく良いです。1番好きなシーンです。
これからの二人がどう変わっていくのか?木ノ本は溺愛系になるのか?あと央と長谷川はどうなったのか?ぜひ続きが読みたいのですが~~
自分以外の人間の気持ちがどの方向に進むのか考えもつかない、という登場人物ばかり。
拗れに拗れて、読んでいるほうもどこに向かうのが正しいのかわからなくなっていました。
最終的には先生と栞はうまくいったということになるのかな?その点だけは救われたかな、と。
栞が央に真正面から気持ちを伝えていたら。
結果はどうあれきっと真剣に考えてくれていただろうし、長谷川ともあんなに拗れなかったと思うし。
少しのズレが随分と大きな歪みを生んでしまったなと切なくなりました。
長谷川も結局は栞のことを本気で好きだった、ということなのでしょうね。
栞と央と長谷川。交わることも分かり合うこともできない3人のやりとりが悲しかった。
なので、先生がそこから栞を連れ出してくれただけでも良かったのだろうと思えました。
恋人同士になったなら、これまでのことを思い返して同じことを繰り返さないよう幸せになって欲しいです。
叶わぬ想いは時に残酷なものに変わる
自分の向けた視線の先で いつも違う誰かの姿を追う視線に気づく
些細なすれ違いから事は始まったんだろうけど 高校生の三角関係ものにしては生臭い
いや 三角関係? でいいのか?
好きな相手の目線の先が違うところにあって
向けられる視線の相手は違う相手を見てる
その想う人の目線の先の想い人の思いが自分に向けられていたら
『間接キス』そんな幼稚な考えすら 手にできない相手への届かぬ想い・叶わぬ恋
誰が見ても卑劣でも 本人にしたら真っ当な手段だったのかもしれない
そもそも 教育実習生も教師のうち 生徒に早々に手出しちゃダメなんじゃないですかね?
なんて真っ当なこと考えたら話は進まない
自分の恋愛経験が間違ってるわけではない
のに あまりに青く一途な思いにあてられ絆されていく 彼らの関係とは無縁の大人
悪くないんです こういう病みも 闇も
報われない想いに嘆き 自暴自棄気味になってる子に与える苛立ちにも似た快楽とか
屈辱とも後悔ともいえない はじめての感触とか
なのに若干の物足りなさを感じるのは いろいろあったはずの教育実習が終わって 教え子の彼が大学進学までの期間が丸ッと抜け落ちてるからなのかな?
あの日助けられた教室から 再会に踏み出すまでの意識の変化が見えないんだよね
だから せっかくの再会も淡白に感じちゃう
まぁ 年の差ケンカップルって感じでかわいらしい未来しかみえないからいいんですが
1番中途半端な使われ方した 長谷川ってその後どうなったのかしら?
ただのクソビッチで終了でいいの?
なんだかんだ ここだけはちょっと処理してほしかったかな
登場人物とかの表情は良いのですが、この作品に萌があったかというなら皆無でした。
まず栞が最初から央を諦めていて、斜め上の行動を取る辺りから意味不明でした。あんな周りくどい事をするなら、央に当たって砕けろよと思ってしまうのは私だけでは無いと思います。
そして幼馴染がそんな行動を取った事を深く考えない央にも呆れました。栞の企みにまんまと乗ってしまい、長谷川とヤってしまっていていまいち人物像が分かりませんでした。
長谷川にしてもあれだけ取り巻きがいるのに栞に固執するのが分からなかったし、そういう雰囲気のBLを描きたいだけの中身が無い作品でした。
木ノ本が栞に固執する気持ちだけが、ちょっとだけ理解出来た感じです。
校内で乱交する高校生とか下手をするとひと昔前の時代設定になってしまうので、もっと突き抜けたアイデアが欲しかったと思います。
カバーイラストの雰囲気だけは素敵で、期待し過ぎました。
初買いの作者様です。
絵柄はお上手で最近の絵柄だと思います。
栞はツヤベタの黒髪では無く薄めのトーン髪なのでどちらかという茶髪なのかな?というイメージになってしまいました。
すみません。辛口です。
お話は四人の登場人物を中心に進みます。
初恋を拗らせた栞の目線
教育実習にきた木ノ本の目線
この二つの目線でお話は構成されています。
そこに栞の幼馴染みで初恋相手の央
栞と同じクラスの長谷川が絡んできます。
因みに最初の一瞬だけなのですが長谷川は受で央が攻というエロがあります。
個人的にはお話がもう無理でした…
初恋を拗らせぶっ飛んだ方に振り切れた栞がただただ可哀想にしか思えない。
そもそもなんで長谷川は栞にあそこまで固執し執着していたのか最後までさっぱり分からなかった。
木ノ本も最初から最後まで結構なクズ具合のまま。
栞との関係はセフレなの?結局、栞のことどう思ってるの?としか思えなかった。
そして一番自分勝手な央。
一番栞を傷つけているくせに木ノ本に噛み付くシーンはうんざりしてしまいました。
終始重い展開。
でもしんどい思いをした先にきっとハッピーエンドがあるんだろうとシリアスダーク展開も苦手ながら読み進めたのですが……
どこまでいってもシリアスダーク展開で物語が終わりました。
個人的には最後まで栞が振り回され可哀想な展開にしか感じず途中で救いもなくバッドエンドだと思ってしまいました。
ハッピーエンドが好きな人には終始辛い展開しかないのでおすすめしません。