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寄宿舎の黒猫は夜をしらない(上)

kishukusha no kuroneko wa yoru wo shiranai

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表題作寄宿舎の黒猫は夜をしらない(上)

ジーン・ミィシェーレ
ブラン・カレッジハイスクールの2年生
ユキ・ハセガワ
ブラン・カレッジハイスクールの1年生

その他の収録作品

  • NGカット①
  • NGカット②

あらすじ

吸血鬼は、この学園のどこかに身を潜めているんだと思うんです。
まるで、僕らの友人のような顔をして――

世界中から良家の子息が集う寄宿学校、ブラン・カレッジハイスクール。
1年Aクラス・Xハウスに所属するユキは、学年トップの奨学生(カレジャー)だ。
誰ともつるまず孤高の存在のユキに物怖じせず話しかけるのは、代表監督生(ヘッドボーイ)のジーンだけ。生徒たちの憧れの的で、絶対的な存在だ。
ある日、同級生のアウラが学内で何者かに襲われた!!
その首筋には、まるで吸血鬼に嚙まれたような奇妙な傷痕があって…!?

作品情報

作品名
寄宿舎の黒猫は夜をしらない(上)
著者
鯛野ニッケ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784199608742
4.5

(375)

(268)

萌々

(72)

(21)

中立

(6)

趣味じゃない

(8)

レビュー数
33
得点
1697
評価数
375
平均
4.5 / 5
神率
71.5%

レビュー投稿数33

泣ける

タイトルと表紙、絵柄を見てよくありがちな寄宿学校系かと思ったら大間違
い!!!!!!ものすごくいい意味で裏切られました。夜読んだからか泣ける泣ける。涙腺崩壊レベル。主人公のCPもいいけど脇役の子達のストーリーも本当に泣ける。相手のことが好きなのに、愛してるに、だからこそ吸血人類の本能を呼び覚ましてしまってお互いが傷つくというジレンマ。しんどい。彼らの幸せを願わずにはいられない。吸血人類という吸血鬼とはまた違う存在や相手のことを愛すると出てくる特殊な物質などの特殊な設定を使いこなしていて天才だと思った。

1

比率の反転が起こっている…!!この設定は上手いし実におもしろい!!!流石ゃ…!!ニッケ先生♡

実はニッケ先生作品で唯一の積み本だったこちらのシリーズ
やっとまとめて読んでみよう!!と手に取りました

これは大変おもしろかったーーーー(о´∀`о)

既刊から日も経っているので以下、ネタバレ含んで書きます

本テーマは「吸血鬼…この作品の中では”吸血人類”」です
ファンタジーの中でも比較的読み易いと個人的に思っているのが吸血鬼
でも今まで読んで来た作品で彼らを「人類」と呼称したものは出会ったことが無く今作が初!!!

人と共存してる吸血鬼作品でも基本彼らはその種族への高い意識だったり誇りがあるようなものが多く、どちらかと言うとイニシアティブは吸血鬼側にあるようなものが多かった印象

比率で言えば吸血鬼:人間が多くても3:7位?なイメージで人間社会に溶け込む吸血鬼っていう構図で進むお話しが多い感じ(設定が現代の場合)
少数精鋭の誇り高き吸血鬼に翻弄される人類みたいなドキドキがあるように感じてました

だけど今作はどうやらその比率は大きく違う様で、、、???

っていう仕掛けが今作にオリジナリティあるおもしろさ!
すごい惹かれました٩(⁎˃ᴗ˂⁎)۶
この面白さが明かされるのも上巻の終盤っていうのも読み進めれば読み進める程盛り上がるのがニッケ先生の”漫画の上手さ”ですよね!!

山奥の寄宿舎という隔離された舞台の中で物語が始まります
学年があがったシニアからは外部からの人間を受け入れるというシステム
ココが上手い、、、!!
そうなんです!人間の中に紛れてる吸血鬼という構図ではなくて、吸血鬼の中に人間が紛れ込んでくる、、、という比率の反転が生まれてるのが分かるのです
しかもこの「寄宿舎の中」という限定された舞台設定だからこそ生まれる物語

この演出、そして明かされるタイミングには「そう来たかーーー!!!(>ω<)‼」と唸りまくり!

始まりから登場する魅力的な登場人物の数々
そしてベールに覆われた事件の匂い
ミステリアスで妖艶で、だけどその内面には苦しさや切なさを内包している、、、

人間と吸血人類、、、
彼らが望む日々のカタチとは???
そして恋を心のままに謳歌出来る日は来るのか???

繊細で切ない描写の中に心を和ませてくれるキャラなどの絶妙な配置で、読者の心もゆらゆら揺れ動きながらスッカリ虜です
続きを読めるのが楽しみ(´ ˘ `*)

※地雷要素になりそうな描写ありましたので書いておきます
女性との絡みコマあります(回想シーン、相手の女性に名前はナシ)

1

吸血鬼モノ

吸血鬼とか式神とか、和洋中問わず鬼関係には食指が動きます。

寄宿舎ということで、ノーブルな雰囲気。
日本からの転入組で超優等生、でも友人ナシwの
ユキ。
生徒会長で誰にとっても憧れの対象であるジーン。
表紙から見てもこのジーンが吸血鬼なんだろうなと
予想しつつ、中盤でついに吸血行為が!
ジーンのキバには催淫効果があり、、、
とまどいつつも、ジーンのことを理解しようと努力するユキ。
最後には学園の秘密も出てきました。
これは全然予想外でびっくり。

ユキ

1

吸血鬼物が好きな人にはぜひ1度手に持ってもらいたい

※上下巻読破済
少女漫画やラノベ、乙女ゲームで吸血鬼が登場する作品を多く読んできましたが、この作品を読んでその概念をひっくり返されました。今まで私の中では吸血鬼とは人間の上にあぐらをかいているようなカースト制や貴族制のイメージでした。BLでいうオメガバのαのような、人より優れている支配や捕食する側のイメージです。しかし、この作品を読んでその概念を覆されました。
最初は、とある男子生徒の首筋に2つの血痕が残っていたということから、この全寮制の学校で吸血鬼が出たのでは?!吸血鬼は誰だ?!という小さなミステリーから始まりますが、徐々に物語が進み、5話の終わりから手が止まらなくなり一気に読破してしまいました。上手い、の一言に尽きます。良い意味で騙されたというか思い込まされていたと言いますか…、そういうことかぁと謎が明らかになるにつれて腑に落ちました。設定の裏付け等もしっかりしていて、置いてけぼりになることがなくストレスなく楽しめました。そして、メインCPではないCPの話に涙が出ました。そのCPも読み返すと伏線がしっかり描かれていて、作者様に拍手を送りたくなりました。
寄宿学校、身分差、すれ違い、シリアストーンなどが好きな方にはおすすめしたいなと思いました。

3

ミステリー要素もあるお話で、ストーリーに引き込まれました。

学園内に流れる吸血鬼の噂と事件の謎を追いながら、少しづつ真相がわかっていくミステリー要素もあるお話で、ストーリーに引き込まれました。
『星の鱗粉』と吸血鬼の吸血衝動、吸血の型……の設定が切ないです。

表紙と別CPのお話も切なくて幸せになってくれ……と願いながら読んでいました。
覚え書きの手紙には泣きます。
吸血鬼あるあるの催淫もあって、さすが鯛野先生なえちぃシーンも最高です。黒髪受けいいですね!
星の鱗粉を出しながらのえちシーンがとにかくきれいでした♡♡

1

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