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おとぎ話のようなやさしくてあたたかいBLでした。リアルで想像しない方がいいやつですねw
九重が拾った小鳥に餌付けし子育てする。
とーたん呼びがめっちゃかわいい。
そりゃ情もわくってもんですと素直に思える描写がいいんです。
自分を食べてくれたらずっと一緒にいられる…これまた究極の愛。
親代わりに育ててくれた相手へ刷り込みのような愛情を持つ…この手のお話好きです。
子どものようにかわいがっていた子が自分(親代わりの方)より大きくなって…というパターンかと思いましたがそうではなく、よすがが大きくなってもかわいらしさは残ったままなのもよかったです。
やっぱり絵がいいですね。好きです。
構図、コマ割り、アクションシーンがかっこいい。
「…同じ姿でなければ一緒に生きられない?」
「子をなせなければつがえない?」
これは人間にも言えることですね。じ〜んとしました。
キツネがエモノとして拾った鷹の雛鳥を育てるうちに情が湧いてしまい・・・というお話。
雛鳥のときのよすがちゃんがすっっっごく可愛いです。九重がほだされて“とうたん”になっていく流れも素敵。(自分が読んでいる)BLではあまり感じないレベルの癒され感・・・。
この辺は良かったんですが、そのあとの流れが、ページ数が少ないこともありなかなかジェットコースターです。大きな事件が起きるわけではないので感じにくいかもしれませんが、親子の愛情がどうやって性愛になっていくのか、らへんがもっとほしかった!
ミナヅキアキラ先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのがとても楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
獣 3
しんみり 2
可愛い 2
エロ 1
な感じだと思います。
狐の九重×鷹のよすがのカプです。森で暮らす狐の九重は巣から落ちた鷹の子供を拾う。非常食としてねぐらに持ち帰ったが、餌を与え、他の動物達に盗み喰いされないように常に連れ歩き、徐々に懐いてくる鷹の子をついに食べることが出来なくなってしまった。鷹の子に「よすが」と名付け、親になる覚悟を決めたのだが、よすがは美味しく育つ、俺を食べてと要求するようになってしまった。
様々な動物達が登場する世界観で、人間っぽい姿ですが、獣人ということではありません。獣の耳や尻尾は勿論ですが、鷹のよすがは腕の先が手ではなく、ちゃんと羽になっています。他にも服の柄や色合い、垂れた帯などで、動物達の特徴が描かれているので、よく見掛ける獣人キャラとは違った獣要素が楽しめます。
九重に拾われた時のよすががとても可愛くて、太らせる為だと餌を与えるが、舌足らずに喋ったり懐かれていく姿に、そりゃ情が移っちゃうよねと思いました。だけど、九重に食べてもらう、楽しみにしてて、と意気込んじゃうよすががまた健気で可愛いです。この食べてという意味は本当に食べ物としての食べてで、性的な意味の食べてではないのがほんわか癒されます。
親としてよすがを育てる九重ですが、毛繕いの様に舌でよすがを舐めるがその時の姿や表情から、よすがに対して動物的本能を抱く様になってしまう。そしてよすがも九重の過去や現状を知り、叶わないと分かっていながら何かの繋がりを求めてしまう。
はっきりとした恋愛とは少し違う感じですが、例え種族が違ってもお互いが支え合い愛おしいと思い、ずっと傍にいると誓う姿に心が温まります。是非とも読んでほしいです。
ミナヅキアキラ先生の描くストーリー、本当に素敵。
絵柄もとてもキレイでかわいい。
よすがの子供の頃なんて、天使よね。
病によって一族が全滅し、1人生き残った九重。無くすことが怖く、何にも執着せず生きて来たが、よすがと出会い〜育て、そしてお互いが掛け替えのない存在となる。
これは、シリーズ化しても良いのではないか?脇役達も〜とても魅力的だし。
何より、ストーリーが人外で色んな種族が登場して来て、まだまだ開拓の余地ありだし。
何より、面白い。もっと、読みたいと思ったわ。
どうか、続編がありますように!
初読み作家さんですが、めちゃくちゃ良かったです…!
ひとりぼっちの狐が、非常食用にと拾った鳥の子。
非常食として家に連れ帰ったぴぃぴぃと鳴く子に、食べていた干し肉の残りを食べられてしまった。自分の食べ残しなら…と、この子が食べ頃になるまで面倒を見ようと考える狐。
狩りのために森に入るのにも鳥の子を連れて、森の仲間にも驚かれ、そうして暮らしていくうちに少しずつ話すようになり、どんどん狐に懐いていく鳥の子…。そんな2人を見守っていくお話になります。
あるきっかけで、名前を鳥の子につけてあげるのですが、それも感動的。可愛いのです。
ちびちゃん時代のおめめが印象的。
親子になっていく描写に癒やされるのも良し。その後の2人に萌えるも良し。想い合う2人にきゅんとします。