特典付き
オメガバ作品ってどうしてもαとΩが主役で運命的なイメージが強く、そこにβが入ると悲恋の要素が生まれるイメージが強いのですが、らまあβだと身体的な安心は与えられないし、、
そして今作は過去に運命と一悶着あったα×Ωばかり好きになってしまう失恋経験豊富なβのお話です。
個人的に推しポイントは後半まで理由は明かされませんが、とにかくαがβを溺愛して大事にして両想いになりたいと思っているのが終始伝わってくるので安心するし、照れて戸惑うβは可愛いし、何より応援したくなるようなそんな優しい雰囲気が多めなことです!
そしてラストの方で、一瞬の本能よりも心からこの人がいいと想う人に出会えたことを運命だと思うというニュアンスのセリフがあって、βのオメガバにおいて最高な結末だなぁとしみじみ思いました。
α×βでもお互い適度にラフで、でもしっかりラブラブな2人の雰囲気、もっと見たいです!!
思いっきりネタバレになりますのでご注意ください。
まさかのα×βとは。最終的にβからΩに突然変異とかかなぁ〜?と読んでいたのですなそんなこともなく、最後までα×βでした。
この作品のα様は切なくて可愛くて、受けにべた惚れですごく良いα様でした。スパダリじゃないけど、雄味もたっぷりありますし、色気もあるのでかっこいいです!
主人公のβさんも、Ωが好きとあるため、最初タチネコどっちかわからなかったのですが、しっかりネコさんしていてとても可愛かった!
αΩが当たり前の世の中なら、こういったカップルもいて当然なんだよな〜なんて思ったりしながら楽しく読めました。
イチャラブたくさんしていて、セッも多いし、物語も、引き気味な受けに対し攻めがガンガン押すので自分的には大好きな作品になりました。
甘さは抜群ですが切なさも同じくらいあって、特にΩとの身体の作りの違いを受けが自分で伝えるシーンはちょっと悲しかったな。
どうしたってα×Ωなら上手くいくこともβの自分では満たせないという受けの気持ち、ぎゅっとなりました。
αの攻め様には悲しい過去はありましたが、受け様という存在が心を救い、また再会した後、受け様の心も救えました。
ずっとα性に苦しんだけど、ラストシーンの攻め様の涙はとても温かいものだったと思うから、本当によかった!
それにしてもオメガバースは深い。
運命の番は幸せでもあるし、ある種呪いでもあるんだなぁ。。
よくあるオメガバースとは違う雰囲気を味わうことができ、とても楽しかったです。
不憫すぎるけど妙に明るい受けと、飄々としていてうさん臭い攻め。
この対比がコミカルでテンポが良い。
そんな2人で繰り広げられるお話は、オメガバースなだけあってえっちも多い。
受けがとにかく可愛くて...たまらなかったです。
そして攻めも受けも、バース性に強い思いがあって、こだわっている。
バース性を否定すればするほど、それを強く感じているように思いました。
攻めはとくに、αでありバース性の当事者。否定していても、受けに対する振る舞いはαそのもの。
攻めの雰囲気は柔らかく優しいので、あまり強くそうは感じられないかもしれませんが...
流されやすい受けをなんだかんだと丸め込んでいく様は、さすがαだと思いました。
バース性ではなく「人」として見られる相手に出会ったからこそ、未来へ向いて歩いていける。
唯一無二の運命に出会えて、よかったと思いました。
オメガバでアルファとオメガ以外のお話が増えて来ましたが、こちらはまたそれとは違った感じでした。
βなのにオメガが好きでしかもネコな伊折、ことごとくアルファにオメガを奪われ続けてアルファ嫌いに…。そんな伊折にしつこく言い寄って来るアルファ嫌いのアルファである竹尾。
この竹尾の笑顔がとっても胡散臭いんです。そして伊折と竹尾のやり取りがとても軽妙なので、途中までは明るくてラブコメなのかしら?などと思いながら読んで行きました。しかも竹尾とのセックスに感じる伊折がとても色っぽいんです。
そこに明かされる竹尾が自ら嫌悪するほどの過去に、伊折だけでなく読者も驚く事と思います。
絶望の中に居た竹尾が見つけた光が伊折だったんですね。だから二人が出会ったのは偶然では無かったんです。伊折を得ようとする竹尾の気持ちに切なくなります。
でもその頃には伊折も竹尾に本気になっていて、思いが通じあって恋人同士になった二人がとても素敵でした。
伊折の事となると途端に情けなくなる竹尾と、竹尾の将来までも見ようとプロカメラマンになった伊折がとても男らしいんです。
"運命じゃない"二人の関係がとても素敵なお話でした。
α×βの話。
βの伊折くんはいっつもΩを好きになって振られてしまう悲しいフリーター。
ヘルプで入ったbarでαの竹尾氏と出会いその日にエッチ!!
おー伊折くん抱かれてる、てことはリバありの子なんだなと読みながらフムフム。
今まで付き合ってたΩちゃん達はどうやらΩだけどタチをやりたい子達ばかりだったもよう!!今までのオメガバースはほぼΩは抱かれるものと認識してたからこういう設定もありだなぁーと感服(^^)
竹尾氏はエッチの度に伊折くんの首を噛む、その事で伊折くんはこの人は本当はΩを望んでいるのではと別れる決意をするのだけども
竹尾氏が一言「俺が番を殺したから」と衝撃的な言葉を…
その過程の話や伊折くんとの出会いを話す回想シーンは切なかったですが話の肝でもあり心がキュッとなります。
結末はハッピーエンドです。
そして竹尾氏のIQが5になるほど井折くんを甘やかします。