経験がないくせに、じらすのだけはうまいな

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作ご主人さまと謎解きを

竜徳寺政宗
竜徳寺家の次男で企業家
椎葉歩夢
22歳,竜徳商事の社員で竜徳寺家の執事

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

新社会人になったばかりの歩夢は、なぜか入社当日、財閥企業本家へ執事見習いとして出向を命じられる。
戸惑いながら屋敷に向かうと、実業家で本家次男の政宗と遭遇。自分とは真逆の大人の男性で、以前から彼に憧れていた歩夢は、慣れない執事の仕事をしながらも政宗と距離を縮めていく。
だが親世代のしがらみで財閥当主の遺産問題に巻き込まれ、その上屋敷で殺人事件が発生。歩夢が容疑者と疑われたあげく、不思議なことも起こってしまい!? 憧れのご主人さま×新米執事のラブコメミステリー

作品情報

作品名
ご主人さまと謎解きを
著者
楠田雅紀 
イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
電子発売日
ISBN
9784773063042
3.8

(50)

(14)

萌々

(19)

(14)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
14
得点
191
評価数
50
平均
3.8 / 5
神率
28%

レビュー投稿数14

何度も読み返してます

読み返す度、「す、すきー!」となってます。
ミステリーと思って読むと、主人公の状況が特殊すぎて謎解き過程がずるいんですが、BLで!ミステリーですから!
主人公と、その相棒の政宗様が親しくなっていく様を楽しみつつ、あれこれの謎も解かれていくみたいな。面白いです!
主人公が明るくっていい子なんです。明るく素直なだけでなく、内心では割と突っ込んでたり反発してたりで…彼のツッコミに「わかるー!」と同意することもしばしば。主人公は事件に巻き込まれて驚きの状態になってしまいますが、そこからが見もの。政宗様との共同生活のスタート!
政宗様はさすがのスパダリ。安心感がはんぱなかったです。かっこいい…。
主人公と政宗様の共同生活はそう長いものではないですが、ふたりの絆が深まっていく様子がしっかり描かれていて。ニヤニヤしちゃいました。
そんなスパダリ政宗様が髪を乱して焦りまくり、主人公の名を呼ぶシーンは胸熱…。普段クールな大人の男性が取り乱すの、萌えますね…大好きです。
ラストのすれ違いっぷりには、ちょっと政宗様が可哀想になりましたが、笑わせていただきましたw

BLもミステリーも楽しめる作品です!おすすめ!

0

二人の謎解きの経緯を楽しみたい

広義の意味でのミステリー。殺人事件は起こっても、刑事とのやりとりがゆるふわで、シリアスな印象はない。試し読みでは見えないが、購入すると2ページ目の口絵でいきなりネタバレ。
謎そのものよりも、二人で謎を解いていく経緯を楽しむ作品かな。

歩夢はそれなりに苦労の見える生い立ちながら、用心深さはなく、素直で前向き。こんなに騙されやすそうなのに、一人で生きていけるのかと心配にはなるものの、好感度は高い。

政宗は常に落ち着き払っており、安心感が半端ない。警察の捜査がどういう方向に進んでも、政宗ならどうにでもできそうなオーラがすごい。何よりBLの攻め、受けのためならどんなチートを発揮しても驚かない。

二人で進めていく事件の謎解きは、何でもアリだな……となる禁じ手のような方法。会話やお互いの反応がとても楽しくて、うっかり殺人事件であることを忘れてしまいそうな明るさ。

歩夢の性格もあってか、全体的に軽快な雰囲気で、くすっと笑える要素も散りばめられている。魅力的に感じるキャラ二人のやりとりがとても好き。

ただしすごく面白いシーンがあっても、人が殺されている話である点が頭を過ると、笑うことに後ろめたさを感じてしまう。笑って良いのかな、と迷いが生じるせいで、気兼ねなく楽しめなかった。

キャラはとても好みだし、こういう形の謎解きも面白い。特に歩夢の素直さのおかげで読みやすくなっていたと思う。事件の内容が違っていたら神だったかも。

0

勢いがあって面白かった

財閥御曹司と執事見習いが事件に巻き込まれる話


就職してすぐ本社当主の竜徳寺家に執事見習いとして出向させられた椎葉歩夢(受け)。
病床の当主には母親について不可解なことを聞かれるし、指導役の執事・立花には冷たくあしらわれるし、当主の息子たち3人は仲良くなさそうだし、何やら色々ありそうな職場です。
優秀と評判の次男の政宗(攻め)は歩夢の好みドンピシャで、親しくなりたいと思うのですが、少しづつ仕事にも慣れてきた頃、当主が亡くなってしまいます。
それから、歩夢は竜徳寺本家の遺産相続争いや殺人事件に 巻き込まれてしまうのです。


歩夢の知らぬところで勝手に展開される話の謎がき気になって一気に読みました。

初めは執事見習いとして、立花にきつく当たられているシーンばかりで、いったいいつ謎解きになるのかしらと思いながら読んでましたが、当主が死んでから一気に話が面白くなりました。

裏表紙に歩夢が政宗に抱きついているのですが、使用人が主人に抱きつくってどんな状況?と思いましたが、この展開のはびっくり。そりゃ抱きついてもおかしくない。


それにしても当主のクズっぷりにはびっくりでした。
会社経営以外は欠陥だらけで誰も幸せにしなかった。
初恋が叶わなかったのは気の毒だったけど、全ての元凶でした。

謎解きは面白かったです。
予想通り半分、驚き半分でした。


残念だったのは、二人のイチャイチャが少なかったことですかね。

エッチは2回ありますが、1回目は中抜きだったし、2回目は簡略だったし、両思いになる前となった後の気持ち良さの違いを表現したかったのでしょうが、まったく物足りない。
一回目など、大体、これからも執事として働くつもりなのに、思い出に一回抱いてもらってどうやって仕事続けるつもりだったのでしょう。
それくらいなら、最初は握手だけに留めておいて、両思いエッチをがっつりして欲しかった。

後、謎だったのが、長男の娘・咲姫の言う「おじちゃん」とは誰にことだったのかな。
やっぱり3男だろうか。
歩夢がすごく気にしてたから、明らかにして欲しかった。

3

こうきたか

表紙からガッツリ執事ものかと思いきや、
会長の思惑で振り回される人たちの話しでした。
意外と短い期間で物語が進んでて一瞬あれ?って確認してしまったw
主人公があんなことに?謎解きの方法がビックリで、面白かったです。
問題が解決してからの、二人のラブラブをもっと読みたかったです。

1

すごい相棒

ミステリーでBL、いいですね。
ご主人さまと謎解きを、ナイス相棒な二人です。

ものすごく悲惨で苦しんでって結果の事件ではなく、また二人の謎解きもワクワクハラハラしてとても楽しめました。

まさか主人公が○○になっちゃうなんて!
なのにちゃんと真相究明に奔走して。
この設定すごい!

キャラがいいですね。
主人公歩夢の明るさ素直さまっすぐさ。
政宗の有能さ情け深さ優しさ。

歩夢も無事に回復してからがさらに色々あって。
なんだか二人の恋人になるまでと恋人期間に読後感を持っていかれました。

もしかして旅行先の離島ってあの作品の舞台かな?

スラスラ読めてミステリーもBLも楽しめて満足です!

3

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP