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序盤から胸打たれ震え、ページをめくる手が止まらない、大大大好きな物語でした…!
レヴィ、シリーズで一番好きな受け君だったかもしれません。
「竜は将軍に愛でられる」シリーズの集大成、と先生があとがきに書かれていましたが、
本当にそのとおり、と読後おおいに頷きました。
こちらの一冊でも問題なく楽しめるけれど、シリーズのカプ勢揃い、
それぞれのキャラの決断というものが大きな意味を持ち訴えてくるものがあるため、
ぜひぜひ、順番に読まれることをおすすめしたい…!
村での火事で顔に大火傷を負い、左目は潰れ火傷跡が醜く残り、残った右目の視力も
弱いレヴィ。
日課となっている両親のお墓参りをし、讃美歌を歌っていたところ、
その美しい歌声を聞きつけた攻め・白竜のシリルに目を留められー
と始まる恋物語のこちら。
もうこのレヴィの境遇を読んでいるだけで泣けてきてしまって、困りました。。
涙腺弱くなったなあ…
絵に描いたような不憫健気受け。素直で恥ずかしがり屋で、愛らしいことこのうえなし…!
自分がシリルでも恋に落ちるわ、と思っちゃいました。
若干過保護気味?に育てられた箱入りお坊ちゃんで、息苦しさからグレそうになった
シリルがこのレヴィと出会ったことでどんどん逞しく、頼もしく、ますます麗しくなっていく様子に、たまらなく萌えを感じました・:*+.
またこう、黒田屑先生の描かれるシリルの白竜姿が、美麗でカッコ良くて…!!
イラストに見惚れ、ほうっとため息が出ちゃいました。
最初のページに、シリーズ各作品のカプの紹介があり、物語を読む前から
興奮したんですが…
なんと!
本編終了後に、黒田屑先生による「ランドールとシリルくん」というちょっとした
漫画が入っていて、これがもうとんでもなく和んじゃう内容!!
「ちいさきもの」大好きなランドールに頬擦りされて「ピイッ」と鳴いてる
ちびシリルとか…可愛すぎるんだ…!!!!!!
レヴィに飴を差し出すも、「えっとでもぼく シリル様から ランドール様に
物をいただいたらだめって言われてて…」と断られ、しゅんとするランディおじさん(笑)
か、かかかか可愛いいいいいいいい…!!!!!うーん、悶絶。
そしてそんなうっとりするような萌えとクスッとした笑いの中で
印象に残ったのが、白竜ではないため不老をパートナーに与えることができない
アランと、エリアスのカプです。
同じ長い時を生きることのできない二人…その二人の「一緒にいられる”今”を精一杯
生きる」という覚悟、二人が主役のお話を読んだ時も心が震えたけど、
こちらの物語の中でもぐっと涙をこらえて読みました。
日々、色々嫌なこともちょこちょこあるけど…
名倉先生の作品を読むと、とんでもなく笑えたり、萌え転がったり、
静かにじーんと沁みるものを感じたり…
いつも心穏やかになるし、じんわりとした幸せを感じることができます。
大好きな先生の、大好きなシリーズ。
リアルタイムで読むことはできなかったけれど、噛み締めて読みました。
彼らの番外編?もあるようで、そちらも購入して大切に読み進めたいと思います。✨
竜シリーズの第3作目。
それぞれ主役が異なるのでこちらの巻だけでも読めるかと思いますが、やはり1作目からがおすすめです。
1,2作目を読んでいるか否かで後編の楽しみ方や感じ方が変わってくるかなと思います。
特に、1作目のランドールがお好きな方はぜひ。かわいすぎるおじさまの図が見られますよ。
名倉先生の竜シリーズの何が1番好きかって、気持ち良いほどの攻めの溺愛っぷりなんですよね。
それぞれ出自も出会いも異なる者同士の組み合わせなのですが、根っこにあるのは心地の良い甘さと安心出来る愛おしいであふれた溺愛。
読んでいてすごく楽しいですし、なんだかすごく幸せです。小さな愛が積み重なって深まる過程を楽しみたい時にぴったりのシリーズだなと思います。
今作の主役となるのは22歳の竜人族のシリル。
環境と立場に恵まれていながらも、どこか息の詰まる思いを抱えている真面目な青年というのがシリーズ過去作になかった味付けで良かったです。世間知らずな青さと隙があるというのかな。
そんな彼が束の間の自由を求めて空を飛ぶ中で出会った美しい歌声の持ち主・レヴィ。
前作同様、出会い方がロマンティックで素敵です。
そして、作中の2人の逢瀬が本当に素朴であたたかくてとっても優しいもので、ああこれは好きだなあ〜と。
前作の方が好みだったのでこちらの評価にしましたが、キラキラとした溺愛攻めに健気受け…と、スタンダードな良さが詰まっていて読んでいて終始微笑ましい2人でした。
竜シリーズは番外編を抜くと今作が集大成となるのでしょうか。
どのCPの行く末も気になってしまい、まだまだこの世界観を読んでいたい気持ちになりますね。
願わくば彼らのその後、もしくは別の竜のお話を本で読めたらなと思います。
全部イラストは、美麗で緻密な黒田屑先生。
①竜は将軍に愛でられる 2019/11/09 ランドールとアゼル(白青)
竜は将軍に愛でられる・番外篇 2021/06/17~
⓶王子は黒竜に愛を捧げる 2020/03/10 エリアスとアラン(黒竜)※延命不能
③竜は無垢な歌声に恋をする 2021/10/21~ レヴィとシリル(白竜)
竜は無垢な歌声に恋をする・番外篇 竜に愛を誓う 竜は将軍に愛でられる 2022年8月19日~
嵐の日に、竜が籠にいれた竜の子を城に置いていく。
籠の中の手紙に「シリルを育てて欲しい」と書かれていた。
シリルは、白い竜。
カワイイもの大好きなランドールとアゼルに大事に育てられたシリル。
シリルは過保護に育てられすぎて、定められらレールに乗って生きる事に閉塞感を感じていた。
或る日、森の向こうに降り立つと、誰かの歌声が聞こえて、声を辿っていくと、見すぼらしい少年が墓参りをしていた。
大火事で両親を失った孤児、レヴィは、顔半分に火傷の跡がある。
孤児院を出たばかりの17才のレヴィは発育状態が悪い。
シリルと出会って、苦しい生活から救われる。
レヴィ誘拐事件が起きて、救助する際に傷を舐めて、シリルとレヴィは血の契約を偶然行ってしまう、
シリルは、リンフォード王子との約束を反故にすることに・・。
色々有って、落着した後、エリアスに歌を褒められて、音楽院へ入学することになる、
そして番外編へ続く。
シリーズ集大成の三巻目ということもあり、かつてのカプ達がちょこちょこ登場するところが嬉しかったです。
私はランディ×アゼルが好きなので、彼らが超現役で相変わらず仲睦まじいところが読めて嬉しかったわ。
レヴィは、大火事で両親を亡くし、本人も顔半分が焼けただれて左目を失い、右目もほとんど見えないという辛い状況にありながら、希望を失わずに健気に生きてきた子。
もう全力で幸せにおなり!!としか言えない。
で、シリル×レヴィの話でありながら申し訳ないんだけど、やっぱり私はランディとアゼルが一番好きだなーと。
特にランディが好きだなーと。
だから黒田屑さんの「ランドールとシリル」という絵のあとがきがめっっちゃツボでした。
ランディを「ちっちゃいものがだいすきな大きなおじさん」と描かれてるんだけど、ほんとそれ!!と頷きまくり。
ランディがレヴィのお世話をしたがったり、歌を聞いて泣いちゃった挙句に「レヴィはウチの子だ。だれにもやらん。」と言ってたりとしてるところが、このお話の中で一番好きだという……ごめんよ、シリル&レヴィ。
3巻出てます。シリーズ集大成の3巻目。
1巻目は「竜は将軍に愛でられる」
2巻「王子は黒竜に愛を捧げる」
1〜2巻を読まずとも楽しめますが、読んでおいたほうがより楽しいです。
1巻でメインCPだった、ランドールとアゼルの息子の話になります。息子といっても、同胞から託された養子です。
そして、2巻でメインCPだった、アランとエリアスも登場します。
BLであのカップルたちは今!みたいなのってたぎりませんか?私だけですかね?
もちろん、今回も溺愛攻めですが、今回は半ば公人として育てられたお坊ちゃん。世間知らずではありますが、とにかく受けに対して一途です。
受けのレヴィも健気なかわいい良い子。この受けちゃんは、火事で両親を亡くし、一人で生計を立てています。それから、火事で半ば視力を失っています。
でも、後半に行くにつれ、おせっせに対してだいぶ奔放で良いです。愛ですね。ラブラブで生きていってほしい。人生長いからね!