「静さんて、俺のこと好きなんスか」

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表題作恋をするには近すぎる

皆坂元哉
21歳,バーの店員,義弟
義兄

その他の収録作品

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あらすじ

父親の再婚で弟ができた。クォーターで、綺麗な顔で、背が高くて、少し無口だけど優しい“弟"元哉。家族が増えたことを喜ぶ元哉に対し、“兄"静はどこか浮かない様子。

実は元哉に一目惚れをしていた静。みんなが望む「いい家族」になるため、募る想いを抑えようと元哉を避け始めるが、ある日訝しんだ元哉に強く迫られついに逃げられなくなってしまい――…!?

作品情報

作品名
恋をするには近すぎる
著者
中田アキラ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
シュークリーム
レーベル
from RED
発売日
電子発売日
ISBN
9784910526119
3.7

(117)

(29)

萌々

(39)

(41)

中立

(7)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
14
得点
431
評価数
117
平均
3.7 / 5
神率
24.8%

レビュー投稿数14

良くも悪くもBLだなぁと

義兄弟モノです。
父親同士がパートナーとなり、同居することになった静と元哉。
元哉は静のドタイプで同居にドキドキするあまり顔を合わさないよう早朝から仕事に出かけるようにしており、本来そんなに早く家を出なくていいこと、避けられていることが元哉にバレます。
お風呂で全裸の元哉とバッタリ遭遇するラッキースケベからの、避けている理由は元哉のことが好きだからとバレ、気まづくなるどころか2人でお風呂、からの手コキという怒涛の展開。
静が元哉のことを好きなのはもちろん、元哉もまんざらじゃないです。
可愛いと思ってるし、寝たいと思ってる。
ちょっと都合がよすぎないかとモヤついたけど、お父さんが片方はゲイ、片方はバイ?(男もいける人)だから息子達もそっちもいけるクチなのかなと言い聞かせた。

なんだかんだといい感じな雰囲気なんだけど、静が元哉のことが好きなのに突然こういう関係はもうやめようと言い出します。
どうやら元哉に「可愛い」と言われるのが嫌なようで、その理由は父親と元パートナーの記憶が原因だそう。
可愛いと言っていても父を泣かせて捨てた元パートナーと重ねてしまうとのこと...。
うーん、じゃあなんて言えばいいの?
「可愛い」じゃなくて「好き」と言っても、この場合父が捨てられた過去がまた邪魔しそうだし、そうなると元哉は気持ちを伝えることが出来ないし、静は何を言われても信じられないってことにならないかな...と。
でも、可愛いは嫌だけど好きは嬉しそうだったので、うーん?と。
好いてくれていると分かれば大丈夫ってこと?
……父親の元パートナーは父親に好きとは言わず可愛いとだけ言っていた人なの?
7年も一緒にいて...?好きじゃないと7年もの間一緒にいられないと思うんだけど...。
静のトラウマがちょっとよく分からなくて混乱。

元パートナーと書きましたが、静の父親はゲイで、前のパートナーとの間に養子として静を引き取り育てており血の繋がりはありません。(作中1番ビックリした。)
そのような複雑な家庭環境ですが、父との関係は良好なようです。
結局父同士息子同士で付き合うことになり、父親たちへのカミングアウトも済んでいるけど、いいよとすんなり受け入れてもらえて。
自分たちもそうなので反対できるはずもないんだろうけど、義兄弟というのは萌えるけど、家族間でデキてるってややこしそうだなと思ってしまった。
ちょっとケースが違うけど、マ○レードボーイを思い出してしまいました。

評価は萌に近い中立です。
かなり序盤から惹かれあっており、あとは告白するだけ受け入れるだけっていう感じでその間に特に予想外も波風も立たなかったのでサラッと読み終えました。
もう一押し何か波乱が欲しかったし、乗り越えた先に晴れて結ばれてもらいたかったなぁという気持ちと、父親の元パートナーのトラウマをもっと深く見せてほしかった、父親たちがパートナーとして出てくる意味をもっと感じられたらよかったなと。
静のトラウマがあの描写と言い分だけでは私には弱く、あまり共感出来ずもやついてしまったのも残念でした。
読みやすいし、絵も上手いし、波乱がない物が読みたい人ならもう少しハマれると思うんですが、私には少し物足りなかったです。
受け攻め両視点が読めたことと、ひとつ屋根の下義兄弟設定はよかったです。

Kindle→白抜き

1

No Title

設定から学生同士のお話かと思いきや二人とも社会人でした。
キャラクターは二人とも可愛かったです。
しかし一話目からかなりの急展開でストーリーには置いてけぼりにされてしまいました。
ほぼほぼ一目惚れと絆されで突き進むので、個人的には学生同士の方が受け入れやすいお話だったと思います。

漫画は終始絵が綺麗で読みやすかったです。
しかし兄の過去についてだけ何があったのかよく分かりませんでした。
父親の元パートナーについてものすごく悪く捉えることも出来るのですが、そこまで深刻な雰囲気では無いので違うような気がします。
破局した二人を見て可愛いという言葉の信憑性が低くなってしまったのでしょうか。私にはちょっと読み取りきれませんでした。

1

トントン拍子に進む

父親同士の再婚で義理の兄弟になった静と元哉の義兄弟BLです。

静は元哉がタイプ過ぎて好きにならないようにと距離を置くところが切なかったです。
しかし、元哉は静の気遣いなど一切お構いなしで接してくるのでノンデリっぽく見えてしまい、興味本位で手を出しているように見えてあまり好感が持てませんでした。

元哉が静を好きだと自覚したら、すぐに父親達に打ち明けてとトントン拍子に進み、あっさり読み終わってしまいました。
もっと元哉と静がイチャイチャしているところが見たかったです。

ebookは白抜き修正でした。

1

作者買い

恋する鉄面皮が面白く、中田さんの作品を他のも読もう!ということで手に取りました。

再婚で兄弟になる、よくあるパターンです。
そう言うと、普通っぽいですが、再婚?じゃなくて夫夫、パートナー婚なんですよね。さらには静かと父の関係も特殊で。
そして静は元就に一目惚れ。この気持ちを知られちゃいけないと思っていたのに…

絵が好みなのもあるんですが、元就がいい男なんですよね。これでも弟!!
そしてお兄ちゃんをカワイイとか思っちゃってるという。もう二人のやり取りがキュンキュンもので、萌えましたよー。
二組のCPストーリー、両親のエピソードも読んでみたいっ

1

あっさり

親の再婚で義兄弟となった元哉と静。
顔合わせの時から元哉のことはタイプだと思っていた静でしたが、一緒に暮らすうちに好きになってしまうという、展開的にはよくある感じ。
でも他の「親の再婚で〜」というものと違うのは、彼らの"父親同士"が再婚したというところでしょう。

元哉は静の気持ちを否定することなく受け入れてわりとすぐ両想いになるのに、父の以前のパートナーのことが引っかかっているのか静はなかなか素直になれず…
でもどんなエピソードがあったのか詳しく描かれていないので、後向きな静のことを理解するのがちょっと難しかったかな。
先のことを考えて悩んでいたのだと思いますが、それを気にするなら元哉に気持ちを悟られないようにしたら良かったのに…と思ってしまいました。

最後は幸せなところに落ち着いたのは良かったけれど、色々とあっさりとしていたお話だったなと思いました。

1

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