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常盤と薔、二人の愛の始まりが眠る島へ!!
「ブライト・プリズン」11巻目になります。
前巻がめちゃくちゃいい所で終わってしまったため、発売を今か今かと待ってたんですよ。
色々想像しつつ。
が、これ、想像の遥か上を行く、凄まじいものでした。
や、今回全ての謎が明かされるワケですが、もう鳥肌が立っちゃって。
真相が分かった時、あまりに深い愛に泣きましたよ。
もう号泣ですよ。
マジで胸がつぶれそうでしたよ。
二人が出逢えた事。
愛し合えた事。
全てに深い意味があったんだなぁ。
レビューを書いてるだけで、また泣けてくる。
一応ここで一区切りと、まだ先の事は何も決まってないそうなんですね。
最後に驚きの仕掛けはあったし、18年後とか構想はされてるそうなんですけど。
とりあえず、キレイに片が着くので、未読の方もぜひ最初から読んでみて。
美しくて壮大な愛憎劇に、震えると思います。
で、内容的には前巻からの続き。
教団始祖・竜花が結んだ契状を破棄すべく、聖地である蒲牢島に向かう一向。
そこで、八十一鱗教団の真実。
そして、三百年にも及ぶ驚きの愛憎劇が明かされてー・・・と言った感じになります。
えーと、前巻のラストで驚きの真相が明かされて歓喜したワケですが、状況だけ見れば今回はかなり厳しいものになります。
聖地と言えど荒れ果てた無人島・蒲牢島が舞台となり、精神的にもかなりキツい状況でそれぞれ奮闘する面々。
いや、綱渡り状態で、それでも互いを想い合う二人に泣けるんですよ。
前巻のラストでさ、もうこれが分かったから二人は大丈夫!とかって能天気に喜んでたけど、全然大丈夫じゃなかったわ。
龍神の目を誤魔化せるのか。常磐を取り戻せるのか。そして二人は再び日の光の下、堂々と抱き合えるのかー。
心配で心配で、読んでて胃がキリキリするわと。
これね、そんな中でも二人の短い逢瀬なんかが語られと、これがより泣かせてくれるんですよ。
また今回、薔の醜い嫉妬心とか憎しみとかと、わりとダークな部分もしっかり描写されてるんですけど、だからこそより愛しいと言う感情がリアルに感じられると言うか。
人は深く愛すれば愛するほど、嫉妬もするし自分勝手にもなる。
そういう激しい部分が薔にも確かに存在するんだなぁと、読んでて胸を打たれると言うか。
で、何よりすごいのが、八十一鱗教団の真実。
教団始祖である竜花に、彼が深く愛していた弟。そして神子である夢見月。
前世からの因縁に絡んで、三百年にも及ぶ凄まじい愛憎劇の真相が明かされます。
これね、最初は分かった真相に、もうブワッと鳥肌が立ったんですよ。
また、あまりに哀しいし切なくて。
竜花がただ一つだけ望んだもの。
彼がした事って、決して褒められるようなものじゃないですよね。
でも、そこまでの深い愛と言うのにただただ圧倒されるし、とにかく胸を打たれて。
いや、だからこそ今の二人がいるんだと思うと、もう言葉にならないと言うか。
二人が出逢えたのも、そうして愛し合えたのも、全てはここから繋がったんですよね。
こんな壮大で深い愛ってある?
泣けましたよ。
号泣ですよ。
また、薔の選んだ道にも泣けて泣けて。
そう、こういう苛烈な部分のある子だったんですよね。
まさに、愛する人と共に生きて死にたいってなもんで、ただただ潔いと言うか。
てか今回、常磐がめちゃくちゃ格好いいんですよ。
今回てか、いつも格好いいけど、特に。
彼は最後の最後まで、共に生きる道を諦めない。
いや、イメージ的に、私の中では逆だったんですけど。
今回、二人が真逆の行動をとってびっくり。
でもそれが、全然イヤじゃない。
むしろ、ストンと胸に落ちて心地好い。
竜花が愛する弟の為にした事。
弟が命を懸けて貫いたもの。
彼等のこれまでを知れば、深く納得が行くんですよね。
とても哀しい結末だけど、この二人も愛を貫いたんだよなぁ。
えーと、核心部分を避けようとして、ちょい意味が分からないレビューだとは思うんですけど。
元々ド下手くそですしね。
ただ、めちゃくちゃ感動したし、泣けたし、素晴らしい結末でした。
本当、読み終えたあとは呆然としちゃいましたよ。
まさに圧巻の最終巻(結末巻?)だと思うので、ファンもそうでない方も、皆さん、読んでいただきたいです。
honto電子版。
粗筋を忘れるくらい、永い間を空けて出た続編は「教団編の最終巻」
出だしは、船の中、剣蘭の体に入った常盤の魂。
中身が常盤と分かって嬉し泣きする薔。
常盤の体を乗っ取った龍神を天界に返す計画の始まり。
不安要素多い展開だけど、心配ない結末・・前世の柵、契約書を見つけて自由を掴む旅が終わる。
一つだけ気になるのは、新生児の瞳。龍の瞳を持つ子が生まれたんだろうか・・??
あとがきを読むと、18年後の構想も有るけれど、永く続いた学園シリーズは、これで一応完結になるようです。
「暴走竜を飼いならせ」シリーズと同じで、一区切りして、また続くのだと思いますけど
・・美形ぞろいの登場人物による学園冒険譚はとても面白かった。
是非続きを出していただきたいです。
★著者twから、
「1巻、今ならアンリミに入っています。」
それと「今回は #ブライト・プリズン シリーズを育ててくれた読者様に感謝を籠めて、心のままに、正直すぎるほど正直に書きました。」の、➡「HP限定の著者コメント、たっぷりのためし読みもある http://wh.kodansha.co.jp/ 」
今まで読んでいなかった方に、面白いファンタジーの一気読みを是非。
一巻からたくさんあった伏線や大きく広がった物語が綺麗にまとめて完結しており、一巻から総じて読み応えがありすっきりしました。
最後の最後でゾクッとなる終わり方も最高でした。
まだまだ何かあるぞと思わせてくれる余韻の残し方、さすがです。
前半から中盤にかけて龍神様に振り回されてなかなか思うままに行動できない薔や常盤がもどかしかったですが、後半二人の前世が語られる場面からの盛り上がりにハラハラドキドキしました。
龍神様が素直で憎めない性質で、悪になりきれてないのが良い。
最大のラスボスですが、最大の味方にもなり得る存在なのが面白かったです。
掘り下げてほしいキャラクターもまだたくさんいるので(特に剣蘭と白菊)続編やスピンオフ期待してます!
すっごい面白かったです。よせば良いのに真夜中から読み始めたので朝方に読了しました。
前巻で凄く気になってたところからプロローグだったので、薔と同じくテンションあがりまくりでにやけてしまいました。www
それにしても龍神のマイペースさと言うかワガママ振りに、何故か憎めなくてむしろ楽しんで読んでしまいました。
それでも真実を龍神が告げた時の竜虎隊の面々の常盤を思う気持ちに胸熱になりました。慕われてるなと…。
実は私も竜花の話を知るたびに違和感を感じていたのですが名前の秘密を知ると、これまでの話が一気に繋がって犬飼先生流石だと思いました。
常盤が作中で語ってた龍神から神子に選ばれる条件を知った時に椿はまだしも薔も?と思ってしまいましたが、確かにその条件を揃えててむしろ椿よりも若いだけに苛烈かもと思って納得しました。
カバー表紙で分かる通りにハッピーエンドですが、最後の最後のエピローグに犬飼先生がぶっ込んで来た一文で更にこれからが楽しみになって来ました。
薔の大学生編とか元気になった榊とか、良い人と幸せになる剣蘭のお話とか読んでみたいです。
そしてあの憎めない龍神がどうなったかも知りたいです。
長い物語りは終わるのが難しいと思うのですが
今作は思った以上に綺麗に着地してくださった
と言うのが第一印象でした
竜神と言う最強キャラクターを最強のままどう倒すのか
常盤の肉体と精神はどうなるのか
剣蘭の魂はどこでどうなってるのか
椿は過去から解放されるのか
薔の貞節は護られるのか
と今思い出すだけでも数々の命題を背負っていたと思うのですが
これ全てに不満の出ない答えを出す着地点にビシッと着地したと言う感じがしました
とにかく薔も常盤も頑張ってて読んでてがんばれがんばれとひたすら純粋に応援できたのがよかったです
あの終わりの引き方は流石とにやっとそてしまいました
正直先生の「暴君竜」の終わり方には燻るものがあったので今回この終わり方に安心しました
やっぱり終わり方って大事です
ただ今回は教団編と言うか常盤と薔二人の事は(跡取りのことなど)粗方片付いたに過ぎないので
周りで苦しんでいた数々の子達を救っていただけたらと心から思います