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表題作カラーにくちづけ

森屋真,官能小説家
黒田美樹,大学生

その他の収録作品

  • 書き下ろし:もっともっと好きになる

あらすじ

連載時から話題沸騰!
とろけるくらい甘くて優しいDom/Subユニバース!

大学生の黒田美樹(ミキ)は、過去に無理やりカラー[首輪]をつけられ、Domを拒絶するようになったSub。
「こんな性もDomも大嫌いなのに…」
そう頭では否定していても本能は支配を求め続け、溢れる熱を官能小説で満たしていた。
ある日、ベビーシッターに訪れた先でDomである森屋と出会ったミキ。
警戒しながらも仕事を終え帰ろうとしたところ、リビングの本棚で例の小説の未発表作品を偶然見つける。
思わず夢中で読みふけっていると、昂ぶった下半身を森屋に気づかれてしまって…! ?

【第二性】と呼ばれる主従関係が存在する世界で芽生える、
幸せと愛にあふれたDom/SubユニバースBL。

圧力での支配じゃなくて、
アナタの優しい支配=“愛"が欲しい…。

作品情報

作品名
カラーにくちづけ
著者
OOY 
媒体
漫画(コミック)
出版社
笠倉出版社
レーベル
カルトコミックス PLACEBO collection
発売日
電子発売日
ISBN
9784773062212
4

(124)

(53)

萌々

(40)

(21)

中立

(8)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
18
得点
496
評価数
124
平均
4 / 5
神率
42.7%

レビュー投稿数18

Dom/Subユニバース

Domの森谷の家にSubのミキがベビーシッターにやってくるところから始まります。

子どもと遊ぶ程度なので子育てBL感はないです。
森谷がなぜ父子家庭なのか、母親はどうしたのかについては一切言及されていません。

当て馬の羽賀はSwitchで過去に教師に強姦されている描写があるので苦手な方はご注意下さい。

Domに対してトラウマがあるミキが森谷のことをすぐに受け入れているのが謎でした。
ミキと羽賀の関係もよく分からず全体的に説明不足な印象です。

シーモアは白抜き修正でした。
ほぼコマンドを使わない甘々セックスでした。

0

愛するということ

Dom・Subを初めて読んだ作品で、すごく良いお話だなーとジンワリしたのを覚えています。

Dom・Sub設定はそんなに得意な設定じゃないのですが、この作品は好きです。痛くて切ないシーンもあるけど、優しさが見え隠れしていたからかな、Domの森屋の包容力と理解力に惚れ惚れしました。

支配と従属がテーマのDom・Sub作品に、どちらかといえば私はギラギラした印象を持っていましたが、森屋とミキの関わりには美しさを感じました。森屋が支配でどうこうすることなく、トラウマを抱えたミキを慮って見守っているのがすごく良かったです。
ミキに"カラー"を着けた羽賀のやり方の方が、Dom・Subぽいんですよね(私の勝手なイメージです)。無理やりだし、自分勝手で嫌悪感しかなかったですが…。


この作品は、DomとSubの関係の良いところを見させてくれました。

「首輪(カラー)は Subを縛る道具じゃない」
「愛していると誓い合って贈るものだろう」

の言葉には胸を打たれました。Dom・Subの支配と従属関係って嫌な感じだなと思っていたけど、本当はそんな意味じゃないし、一方的な歪んだ関係を求めるものではなかったんですよね。

「支配」は「言うことを聞かせる」という意味じゃなく、愛のある「お願い」や「自分だけのあなたでいて欲しい」って意味なのかな…なんて思ってしまいました(〃ω〃)
愛する人のお願いなら、Subだって喜んで受け入れますものね。


なかなかに深いストーリーで面白かったです。
森屋みたいな、クマさんみたいだけど穏やかで包み込むような雰囲気の人…好きだな〜(´∀`)
娘ちゃんも可愛いくて2人の仲を認めてるみたいだし、幸せいっぱいな結末でした。
読後感も良く満足な一冊です。

0

あまあまDomな小説家攻

こわーいDomの支配から抜け出て、あまあまDomに愛される話。DomSubが、パートナーを持つ代わりに小説を読んだり、書いたりすることで欲望を満たす、というのは新しい解釈。

女の子にも見えてしまう受ちゃんと、ちょっとモサい攻くん、というビジュアルは好みではないですが、北風と太陽的な話の流れは好きです。

潮先生の小説もあまあまな感じなので難しそうですが、もう少し強めの森屋さんも見たかった・・・!痛いのとか怖いのは可哀想でみてられないけど、受ちゃんが恥ずかしいのはひたすら可愛いです。あとこちらのDomちゃんは、結構強引なのも好きそう・・・。

攻くんはシングルファーザーなのですが、そこに関する詳しい言及は特にないです。子供がキーになっているというよりは、受ちゃんが家に来るためのベビーシッター設定なのかな?と思いました。

0

Subとdomが少しわかった気がする

SMが苦手で、それと似た感じのSubとdomもあまり好きではなかったし、その世界観がよく分からなかった。
SMとオメガバの合わせた感じなのかな、と思ってました。
今でも、よく理解しきれてないです。

このカップルに限るのかもしれないけど、甘やかして褒めるのがdomの役目なのかなと思いました。
コマンドして上手くできたら褒め、そして癒しの時間を与えるみたいな。SMもそうなのかな?Sは指示を与えるけどその分ちゃんと褒めるという。

主人公さんがカラーを外せなかった理由がちょっとわからなかった。カラーを自分で外せないのもSubの特性なのかな?
結局Switchというのはどちらでもなり得る存在という事なのかな。
ちゃんとした相棒に恵まれなかったミキは辛い日々を送ってたんだね。
これからは甘〜く甘やかしてくれる森屋さんに甘えましょう。
伏線が回収されていないイメージがあるので、多分続編があるはず。

3

Dom/Subも良き…

正直Dom/Sub設定って萌えてなかったんですけど、この作品読んであー…こういう感じでストーリー展開するとすっと入るなぁと思いました。

わたしが特に違和感を感じるのはコマンドで、なんといっていいのか、急に技名がはいってくるような感じがして作品の世界観ぶちこわしてるような気がしてました。

でもこちらのストーリーのコマンドの出し方は自然でコマンドだけじゃなくて、多少不自然ながらもせりふの中にあることでコマンドだけのときの違和感はなかったです。

受けの相手が胸くそだったのですが、彼も被害者でどっちつかずのSwitchとして苦しんでいたんだなと思うと同情します。
一番の悪はレイプしたあの先生だな。くそすぎる。
不幸になっていてほしいレベル。

編集者の仁川さんがナイスアシストすぎてこれはスパダリ候補なのではないでしょうか…

Dom/Subはpixivでもしっくりせず、商業既読でもしっくりこなかったですが、こちらの作品を最初に読んでいればよかったなと思いました。
おすすめです。

6

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