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発売直後に読破。私はこの表紙、すごく好きです。
赤い服が青に映えて美しいし、なによりこんなエルヴァの笑顔見たことないですから。
内容に関してはもうなんていうか作品自体がスゴすぎて、すごかった!しか書けない自分がいます。
今回のハイライトはなんといっても二人一緒のお風呂シーンです。
ついに!ちゃんとエルヴァからの「好き」が聞けた!(当初は正しく伝わってなかったけど)
そしてアルトもやっとちゃんとエルヴァに告白。
1巻に引き続き、1巻当たり1キスかぁ~。まぁでもほっぺにもしてるし!
ちゃんとBがLしていますが、それ以外の肝心の謎はどれも深まるばかりです。
<注意点>
・1巻最後で登場した新キャラ、マニエリに関して:
攻めにちょっとでも受けっぽいキャラが近づくのが嫌な人はキツいかもしれません。
(実際はそんな心配は全くない、明るくて素敵なキャラなのですけれども)
私はそれよりも、彼の見た目がかなり女性っぽい(というか私には女性にしか見えん)のが気になりました。
この時ほど「頼むからノド仏は描いてください…」と思ったことはないです。
・スシュカはかなり言動がキッツイです。ぶっちゃけ、相変わらずヤな奴だな…と思いました。
でも皆とは違った方向から物事を見据える力がありますね。面白いキャラです。
・1巻2話にも出てきたアンナは確実にアルト狙いなので、ウザいと思う方は確実にいると思う。
・8話の最後であの囚人がモブ男性を崖から突き落とすシーンあり(タヒ)
私これ最初意味わかんなかったんですが、こちらのレビュワーさんのお陰で「黒海(化け物)が人間に乗り移れるよう、器となる生きた島民を運んできてる」と気付けました(感謝です!)。
<モヤった点>
この巻に限らないんですが、全体的にコマ運びやセリフ運びが分かりにくい箇所がちょいちょいありました。
(上述の崖シーンとかがそう)
この酒場のヒゲ男が、後の…!あー!言えません!
とにかく個人的に好きなキャラなんですw
1巻目でアルトの行方がわからなくなってしまったエルヴァ様
戻ってこないアルトを心配するが、かんなぎ様のお役目も果たさなくてはと探しになかなか行けない歯痒さを感じるエルヴァ様
って感じの入りですが、無事に合流できてからの2巻目後半のアルトとエルヴァ尊すぎる
けど、途中見てるこっちももどかしいって叫びたくなる
この気持ちはアルト目線〜で読んでるってことだよね
ほんとにこの作品はBL好きじゃない方にも勧めたい
もっと広がれー!!
1巻を読んでそのまま…になっていたこちらのシリーズ、久しぶりに1巻を読み返したら見事にハマってしまい、4月に出た新刊まで一気買い。
2巻でも、夜の海で戦う巫子たちの謎はまだまだ解明されず、もどかしい…!
なぜだか、とんでもなく不吉で不穏な予感がして、読み進めるのがちょっと怖い気も。。
一方、主役2人の関係は一歩進んだかな?
お互いの好き、という気持ちの表明(アルトは、エルヴァのそれは自分のとは違うと思ってるけれど)、エルヴァの「受け入れる」という言葉に表れた好意と覚悟にグッときました。
あとあと、アルトの、プレゼント渡して→屈んで→プレゼントに気を取られてるエルヴァ様にちゅー!
…この流れにやられた……アルト、大好きだよーーーっ!!
キスまでのお話なのに、とんでもなく萌えさせていただきました。
3巻にも期待✨
恋愛面でかなり(1巻と比べたら)進展した2巻だけど……1巻の時点で二人の恋愛にしっくり来てない身としては、さらに置いてきぼりを食らってしまいました。
抑えきれない気持ちと罪悪感の間で葛藤するアルトを見ていて、切ないというよりは何だか居たたまれない。
お風呂シーンは本来なら読者サービス的な?のぼせちゃったアルトにニヤニヤするところなんだろうけど……正直私はあまり見たくないシーンだった。
多分私は、この二人に関しては恋愛要素はいらない、1巻1話のときのブロマンスっぽい感じのままが良かったと、いまだに思ってるんだろうな。
ただ、これまで自分は恋愛なんかと縁がないと思い込んできたエルヴァに、初めて恋の感覚が芽生えたところを丁寧に描いてくれたのは良かったです。
覡様になったからって、恋ぐらいしてもいい。
マニエリは可愛かったし、切なかった。
人間らしく泣いたり怒ったり弱音を吐いたりするマニエリに、改めて覡という存在の残酷さを思い知らされました。
マニエリもほんとに可哀想だし、同時に、ストイックなエルヴァもまた切ない。
早く、覡様たちが解放されてほしいです。
第1巻があまりにも素晴らしかったので、否応なしに期待値が上がってしまう第2巻。
結果、じっくりと読み進めたい気持ちと早くページを捲りたくなる気持ちで忙しくなるほど面白かったです。
シリアスとコミカルのバランスも良ければ、作画も背景も美しい。衣装や装飾のデザインも素敵でした。
なんといっても、やはりストーリーが面白い。
メインとなるアルトとエルヴァのもどかしくも初々しい関係性の変化を描きながら、不穏で謎めいた伏線、新たな登場人物…と、先が気になって仕方がなくなってしまう。
海に現れる化け物の謎、エルヴァ以外の覡との出会い等、壮大な物語により深みを持たせるエピソードの描き方が素晴らしいです。
ダレてしまう回がひとつもないんですよね。ずっと面白い。
一体何が敵で何が味方なのか?覡に纏わる謎も深まり、先が見えそうで見えない展開の数々にどうしようもなく惹きつけられます。
そして、ストーリーはもちろんアルトの年若いがゆえの未熟な青臭さと、エルヴァに対する一途な強い想いが繊細に揺れ動く心理描写がとっても良くて。
強く美しいエルヴァの外見の印象とはやや異なる粗野な口調も、何も知らない赤ちゃんのような不器用さもかわいらしくて好きです。
物語も2人の関係にも深みが増した第2巻。
長編でこの作品が読めるうれしさを噛み締めつつ、第3巻も見守りたいです。