SS付き電子限定版
この著者は、毎回、テイストが違ってサークルで書いているのではないかというほど、幅があって凄い。
新作が出ていたので、過去の人気作を読んでみました。この話は、映画のように、ストーリーがしっかりしていて読みごたえがあった。
嫌われからの溺愛の過程に萌えがつまっています。近年の中でトップクラスのBL小説と思いました。
展開的にはクリスマス◯ャロルのようだったのは、少し気になりました。まぁ、異世界転生とか、死に戻りとかと同じようなものかもしれませんが。
求めてるものが全部詰まってるような1冊でした。
まず、すごく上質な攻めザマァがここにあり。
攻めザマァって、受けが不憫な思いをして、でも結局その分攻めが痛い目にあってないじゃないかってヤキモキすることがあるのですが、
この作品は、受けが語らずとも受けがビクついたり、受けにつく家庭教師の言葉で、攻めがいかに受けを誤解していて、自分が思い上がっていたかを知っていきます。そしてその反応もわざとらしくありません。
受けが攻めの前で眠ってしまったり、無防備な面を攻めの前だけで見せるなど、萌えポイントもしっかり入っていました。
そしてそして、BLとか恋愛だけでなく、エセル(受け)自身が、自身が現実を無視して怠けていたところから、過去〜現在〜未来を見たことでこのままではいられないと奮起し、怖いながらも前に進んで行こうとする姿に、私もエセルのように逃げてちゃだめだと感化されました。
(忘れないようにしないと…笑)
受けは自身で仲間や信頼できる人を増やしていき、最後はとてもあたたかい気持ちで終わりました。
すごくいい読書時間でしたー!ぜひ読んでください^_^
「この受け(エセル)を好きになれるのだろうか…」という疑念を持ちながら読み始めました。読み進めるうち、気がつけば全力でエセルのことを応援していました。
エセルが変わったのは、エセルが自身の未来の姿を見たことがきっかけでした。エセルを変えたのは、他の誰でもない、エセル自身の力と強い意志でした。
エセルの生い立ちと辛い過去、環境は想像を絶するもので、悪辣な性格にならざるを得なかったのだと思います。過去の真実と起こり得る未来に大きな衝撃を受けながらも、本来持っていた賢さ、強さ、美しさを武器に、困難や壁に立ち向かい、道を切り開き、未来を変え、国と国民を救ったエセル…。めちゃくちゃカッコよかった。眩しかった。
胸を抉られながら、ドキドキしながら読み進めましたが、爽快で大満足のラストを見届けることができ、最高の読後感に浸っています。
高評価納得の、素晴らしい作品でした。記憶消してもう一度読みたい………!!
構造としては回帰モノと似たようなお話。凄惨な未来を視た主人公が、生き方を変えていく。メイン二人の印象がぐるんぐるん変わっていき、感情に振り回されながら読んだ。とても面白かった。
エセルは冒頭から酷い態度で、これはドン底に落とされる主人公、と思った。その落とされ方が人為的な攻撃とかでなく、自分自身の未来の姿なのが良い。自分に怒りを向けるしかない状況で、急激な成長を遂げる。
そんなエセルの変化についていけないオズワルドは、いつまでも表面しか見ようとしない。エセルの想い人として見るとモヤモヤするが、エセルのそばにマルジンがついたことで、仕事面でエセルはオズワルドを抜かしていきそうな気配が見え、まあいいかとなった。追う者と追われる者が逆転しそうだし。
オズワルドが取り繕うのを止めてからは、国の立て直しの話になり、楽しく読んだ。それにしてもまさかマルジンが恋していたなんて。BLなのでエセルとオズワルドがくっつくのは見えている、こんなに良い人が失恋確定か、と辛かった。
細かなエピソードは回帰・転生系(男女モノ)でよく見た内容。小中さんて組み立てが本当に上手く器用だと思う。既視感があっても楽しめる。現状を変えるための計画が論理戦っぽかったのは好みの展開。結局は物理的な排除で終わったが。
その後のBLは、オズワルドが甘々になっていて驚いた。途中で描かれていた、深い憎悪と共にある執着と恋慕といった狂気をエセルの前でも見せて欲しかったかな。
電子限定の短編は、二人がくっついた翌朝の様子をマルジン視点で綴ったもの。二人のつやつやぶりに笑いつつ、胸の痛みを耐えるマルジンに泣く。この短編めちゃくちゃ好き。
いやぁ、面白かったです!!
それぞれの人間模様と変化と成長と、
ふたりが心を通わせていく様が
じっくりと書かれていて文句なしのハピエン!
一回きりのエッ描写が大変貴重で最高でございました。
BLだしエッチは重要だけど、少なくても問題無し!って思えるくらいお話自体が面白かったです。
そこそこ長いけど、ラブ以外の政治の話は完結にまとめられているので中弛みもなし。
ダメダメ過ぎ王太子が真実を知り人が変わったようになって、オズワルドへの態度が健気でかわいくて
きゅんきゅんしました。
全貌がわかった上で再読したいです。
