ボタンを押すと即立ち読みできます!
お前みたいな男をしあわせにできるのは、俺しかいないんだから
人の話を聞かない、誰よりも態度が偉そうな人、久遠寺の攻めに本田は陥落。
本田は、自分の居場所を久遠寺の懐にあることを受け入れる。
そして、久遠寺にとって最善の進路を提案できる唯一の存在になっていく。
本田の仲介で、薮内と久遠寺が和解。
末期の病を抱える薮内の会社を引き継ぐ事になる。
久遠寺は、本田も誘うけれど、本田は、「今は無理」と保留。
建材3課だけが気づかない、本田と久遠寺の関係。他はうっすらと奇妙さに気づいている。
本田の家を会場にして行われる久遠寺の送別会で、完結。
意外なんだけど、「しあわせにできる」は、本田の台詞で、久遠寺の台詞じゃなかった。
1➡13巻➡12巻と、完結から読めば全てがわかる構成になっていなかったので、シリーズをきちんと順当に2345・・と読むことにしました。
最初はほんわか(内容はスパダリ的な久遠寺に強姦紛いでやられちゃう雪彦ですけど)ハチャメチャコメディだと思ってました。
なのに読み進めるにつれて…
久遠寺の掴みどころのない強引さや、仕事に対する姿勢、謎多きバックボーンに惹かれていく雪彦。身体はガッツリハマってしまってるけど、それを認められない気持ち。
それを素直に認められてから、雪彦も変わっていくんですが、久遠寺も同じように変わっていく。
二人が二人でないとならない、そういう気持ちをお互いに理解していく。
久遠寺も最初はそんなには思い入れてなかったはずなのに、後半はもう、どんどん雪彦のことを離せなくなります。
時を経て、二人を取り巻く環境も変化していきます。ですが二人でいることを選択していく。
久遠寺は転勤を断ったために異動の措置を受けます。タイミングを同じくして昔の共同経営者から事業の譲渡を持ちかけられます。その経営者は過去に裏切られた相手でしたが、余命幾ばくもない状況を聞いて日芳を退職することを決意します。
雪彦も一緒にと言われますが、、、
まだその機ではないと断る決断をします。
それでも一緒に住んでて良かったと。
やっと久遠寺と離れられる!と引っ越した先に前乗りしていた久遠寺。強引に同居することになったのですが、今となっては良かったと言える雪彦。この二人は本当に幸せになってほしいと思うな。
「しあわせにできる」
この題名はてっきり、殿様!の久遠寺がそういうことを雪彦に言うんだと思ってましたが、最後の雪彦のセリフでした!
まだこの二人の物語はスペシャルや同人誌で続いていくようなので、そちらも読みたいと思いました。
一応の最終巻だと思って読み始めたので、久遠寺の出した決断に本田さんはどうするんだろうと思ってたのですが、とりあえずは残留なんですね。 正直一緒に付いていくだろうなと8割方想像してたのですが意外でした。 でもそれは本田さんの出した今現在の考えなので、まゆりの言うタイミングではなかったのでしょう。 という事はこのままスペシャル編へと続くのか? 答えが出ると思ってたので、なんだか肩透かしくらった気分です。 後はまた3課の送別会ですね。
しあわせにできる12作目。
最終巻です。
久遠寺が会社を辞めることが周知され、同様が走る3課。
そんな中で本田も自身の身の振り方について決断を下します。
「一緒に働けなくても、側にいる」そんな思いが本田を本当に強くしていますね。
「愛している」の言葉も聞け、1作目からの二人の長い歩みを思い出すと
良かったな~としみじみ感じてしまいます。
最初はどうなることかと思いましたが、最終的には甘~い素敵な作品でした。
そして3課のメンバーが送別会企画に一生懸命な姿も微笑ましかったです。
団結力がすごく、ちょっと暑苦しい面々だけど、いい味出してました。
とうとう、最終巻を迎えてしまいました。
惜しむ気持ちでいっぱいです。
前巻にて本田は口にしました。好きだ、と。
それに対して久遠寺の口からは、直接的な言葉はなく…少し不完全燃焼だったんです…が。
今回、一番ぐっときた場面はやっぱり、ここ。
「…雪彦」
「…ん?」
「愛してる」
やられた………。久遠寺め。
無理やり奪う形から始まった、二人の恋。
押せ押せの久遠寺に意地っ張り本田が織りなす、リーマンラブストーリー。
もう、最高としか言いようがありません。
どうしてもっと早く読まなかったんだ、と少し悔しい気持ち。
きっとこれから先、幾度となく読み返すでしょう。それぐらい、大好きになりました。
最後、本田のセリフ。
「お前みたいな男をしあわせにできるのは、俺しかいないんだから」
お、男前!
最後は本田にやーらーれーたぁぁぁぁ。