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表題作悪癖 3

大門燈弥,会社員
小島楊平

あらすじ

身を挺して会員制クラブから小島を救出することに成功した大門は、
傷を負い運び込まれた入院先で小島と対面を果たす。
過去に囚われ大門を拒む小島に、望み通り自らの手で彼を殺すことを約束する大門。
自分の本心を差し置いて「怪物」になろうと決意する大門だったが、
退院後に小島のマンションを訪れると、彼は完全に姿を消していて──…。

作品情報

作品名
悪癖 3
著者
イイモ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
シリーズ
悪癖
発売日
電子発売日
ISBN
9784801976184
4.7

(166)

(131)

萌々

(26)

(5)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
15
得点
777
評価数
166
平均
4.7 / 5
神率
78.9%

レビュー投稿数15

大人の皮を剥いだ子供2人

 話の展開はよく練られていると思うし、女性キャラの使い方も面白かったですが、私はお互いがちゃんと相手の好意を理解しているのにわざわざ突き放す展開があまり得意ではないのでちょっともやっとしました。小島の過去からの人格形成を考えるとそういう思考になってしまうのも仕方ないのかもしれないけれど……。大門も毎回第三者の力を借りないと自分の本当の気持ちですんなり動けない所が攻めとして魅力に欠けるんですよね。ただ、ストーリー展開は気になるので4巻でどう落ち着くのか見届けたいです。

0

沼が深い……。

先ずはこの「悪癖」という作品自体の魅力の沼の深さがまさに「底知れぬおもしろさ!」ヤバイですね…

そしてその沼の深さをガンガン掘り下げている大門と小島という主人公達
更に彼らを彩る須藤さん、安川さんに岩蔵やオーナーに先生…そして山男の存在
彼らのキャラがそして過去が、想いが絡みあいその沼が深く重くなるばかり
足を踏み入れただけのつもりが、気付けばすっかりもう上半身は水面下・・・息が出来なくなる前に底に足が着く事は出来るのか?それとももうその沼に身を沈めるしかないのか?…その暗い沼に光が届く事はあるのでしょうか…???
全く分からない…分からないけどこの沼から私は抜け出せないだろうし、抜け出す気もない
そして沼にハマった時は抗わない事が最善策
この沼に浸かり切ろうと思います


それにしても大門の初出からの変化がエグイです。。。!
小島の変わり様はエグイというより愛おし過ぎて苦しい。。。
語り出そうとしたら細かいお話しの布石、キャラの内面や過去など尽きぬ想いが溢れ出ます
語りたくなる3巻でもありますが語ってはいけない3巻だとも思います
ただ、間違いなく4巻をすぐ読める状況で出会えて良かったです
3巻までは結構じっくり読み込んで来ましたが4巻はもぉ待てない!
今すぐ読んでしまいたい!!良し!読むぞ!

1

まさかまさかの連続!

いやぁ、読み応えのある1冊でした。
起承転結の正に「転」

小島の望みを叶えようと決心した大門
大門を自分から解放して真っ当な普通の生活を送らせる為に念入りな準備をして失踪した小島
大門を思う余り悪女にもなる須藤さん。でも、正直さもあってちゃんと本音を大門と話し合ってスッキリしたんじゃないかな。大門と小島の惹かれあいに比べたらやっぱ負けちゃったけど、しゃーないな。
崇拝する小島を失ったけど、ささやかだけど温かくて幸せを感じる「安川ファミリー」という場所を得た岩蔵。こんなところで新たなBがLしだすとは思いもやらなかった!いいやん!と思っちゃった。
小島のトラウマの根源、「怪物」と秘密クラブのオーナーの回想興味深かった。あれってどう言う意味???
小島の過去パート「怪物」との思い出もあれはキツイな。楽しい2人だけの思い出からの急展開。あれはトラウマになるわ。

次の4巻で小島の元に大門やって来てたし再会するんでしょ。どうお話まとまるのか楽しみです。

1

やはり「ふつう」が恐ろしい

2巻最後の告白からクリスマスに小島が現れての逢瀬までは幸せそうなんです。
そこからの急転直下の出来事に怖気が走りました。
小島の失踪と大門と同僚の須藤あかりの婚約…大門は小島を探すのを諦めて彼をずっと追いかけてきた須藤と結婚するのかと、とても驚きました。

そしてここでも「ふつう」の顔した須藤あかりの狡猾さが恐ろしいと思い、直前で小島の言動と彼女の違和感から正解に辿り着いた大門が素晴らしかった…。

彼女の正体には驚いたけど大門に小島捜索を協力するふりをしてたのは嫌らしかったなぁ。
この巻でも4巻でもその後の彼女に触れる記載が無かったので、Facebookとかで自慢しまくりだった彼女がどうなったのか知りたかったです。w

そして唯一須藤あかりが示した小島への手掛かりが安川宅で家政婦兼家庭教師をしてる岩蔵でした。そこで岩蔵と話した事で自分の気持ちに向き合い更に安川の言葉からクリスマスに受け取った鍵の真相に辿り着いた大門…。

もうね、面白くて面白くてページを捲る手が止まりませんでした。

小島の記憶の中の山男との思い出から、実家との断絶、大門を利用しようとして彼を愛してしまった誤算と彼を思っての自慰。

ここでやっと小島が居るらしいだろう田舎にやって来た大門のシーンで終わってました。

目まぐるしく変わる場面に今回も夢中になって読みました。

さすがディープ部門にノミネートされただけあります。

1

色々考えなくもないけど、シンプルに面白いから良しとします

本当に人は表層だけではわからない。
今回、須藤さんの真の姿には驚いたけど(お嬢様というのにも、強かで狡猾な面にも)、岩蔵のいじらしく可愛らしい姿には想像を超えてヤラレタ!
すでに安川親子と3人ほのぼのあったか家族だけど、早くヤスさんとラブラブ夫夫になれるといいね。
ほんと、幸せの形は色々あるのだ。

小島がサンタワンピで病室に乗り込んで来たのには笑えました。
でも読み進めていくと、小島は最後に大門に抱かれたくて意を決して来たことがわかる。
そのために独り後ろを馴らしローションまで仕込んで。
恥ずかしいのをサンタコスで茶化して誤魔化して。
……健気で切ない泣

小島は大門の幸せを願って訣別しようとする一方で、一縷の望みを持ち続けながら彼を待っている。
大門は突然消えた小島を探し回るも見つけられず、自暴自棄になって男女構わず手当たり次第に関係を持ったり、須藤さんと結婚しようとしたり。
それでも小島が忘れられなくて。
もうね、3巻にして普通に胸迫るラブストーリーになっているの。
すっかり毒気が抜けてしまったけど、この展開イヤじゃないです。
それに小島の用意周到な策略や山男のミステリーが絡んで来て、ワクワク感が高まります。

既刊でも思ったけど、小島の傷跡が割愛されがちなのがちょっと気になります。
萌えが削がれてしまっている感じがします。

0

すごい、読者を見事に裏切る3巻

正直2巻まででもう読むのやめようとしていました。難しいし、一周回って地獄だと思ってました。ただ縁あって3巻読んで号泣しました。これはすごい・・イイモ先生にいい意味で裏切られたというか、久しぶりにすごいものを読んだ!という感じです。
小島さんのことを理解するのは難しいと思ったけどそんなことはなかったのもしれない。なんかもう言葉にならないです。読者を選ぶ漫画だろうなあと思ってましたが、とにかく騙されたと思って読んで欲しいというか、読んで損はない傑作な気がします。まだ続いているのですが、光が見える気がします。(多分・・)が、先は読めない。終わり方への期待が高まります。

1

All green

前巻の後が気になりすぎて単話で購入
本来は単話のレビューに追記したいけど、ちるちる様のプラットフォーム上無理なのでこちらに

まずは感想を箇条書きで
ウッソだろ大門!?
須藤さんは人間味のある良いキャラ
突然の子育てBL
突然の全共闘からの長い潜伏

盛りだくさんで面白かったし、重信受刑者退所とニュースで見たので(もちろん罪は償っているので誹謗中傷の意図はないです) タイミングが神がかってると思いました。
というわけで今読むと余計に面白く感じれるんじゃないかな?

次巻でその辺りの詳細がわかるのでしょう。続きが楽しみです。

レビュータイトルは印象的なあのシーンから

2

凄い作品

1、2、3巻を続けて読みましたが、3巻でも完結していないです。
めっちゃ、続きが気になるところで終わっています。
1、2巻に比べるとSMシーンがないので3巻の最終話以外はヤバくないです。
私は、雑誌掲載で3巻の最終話だけ読んでいたので読んだ衝撃は少ないですが、ちょくちょく出てくる山男が描かれています。あれはトラウマになりますね…。

岩蔵さんの再登場も衝撃でした。服装、よく似合っています。
こちらの2人の続きも気になります。

次巻も楽しみにお待ちしております!


































紙本購入
修正は白斜線沢山とトーンです。
表紙は、読み終わった後に捲るのがオススメ。

4

激動の3巻

ちょ、、小島〜!
すごい健気でした…。紐解けば純愛でしかない。
拗らせすぎてて最高。

小島のサンタコスがかわいくってあまあまエチに喜んだのも束の間、、
突然いなくなり、大門は人が変わったかのようになってしまうし、山男との過去の回想は小島がトラウマになること間違いなしのインパクトで胸がぎゅっとなりました。

大門が4巻でどう行動するのか!最後のページ晴れ晴れとした顔だったので楽しみです。小島にありったけの気持ちを伝えてほしい。

5

久々に衝撃を受けました

3巻の表紙の大門に一目惚れし、何も考えずに1巻からまとめて読みました。こんなにディープな内容だったとは…久々に衝撃的なBL作品と出会いました。地雷だらけなので、他の作品だったらとっくに読むのをやめているところですが、この作品はそういう地雷さえ乗り越えて読み進めさせる力に満ちていますね。最初はあまり好きではなかった小島が、今では愛おしくてたまりません。絶対、最後まで読み通して大門と小島の関係を見届けます。

5

何でこの本を手に取ってしまったのか

あああ辛い早く次の巻が読みたいです。

こんな痛い、苦しい話は好きじゃないはずなのに、何故手に取ってしまったのか?
読む手は止まらない、苦しい、助けてとなりながら読み終わりました。

あまり人に勧められるタイプの話ではないです。
甘々好きからしたら拷問!でも癖になるのがイイモ先生の作品です。
きっとハッピーエンドになるでしょ?なんて安心して見られないんですが、そこが癖になるポイントなんです。

大門は張り付けた良い人仮面を外してきてますし、小島は健気で人が変わった様です。それが本来の2人だったのでしょうね。

もしかしたら良い方に向かっているかもって所で終わりましたが、イイモ先生ならここから地獄に突き落とされても驚きません。
それでも2人なりの幸せが見つかると良いのですが。

気になる終わり方なので、首を長くして4巻を待ちます。

6

まさに起承転結の転

混沌が極まった人を振り落とす1、2巻を経てこの3巻
素晴らしかったです
彼らの絡まった意図(糸と同じ音って日本語の素晴らしさですね)に鋏が入った感じがしました
彼らの感情に引っ張られる様に視界が広がりました

愛って形がないから正解がないから難しいんだなぁ
だから家族というか最初に出会う愛の形が大事なんだろうなぁ
しみじみと小島の無垢さが切なく震えました


頼むよ大門!と読み終えることができました
起承転結で見事な転、(ですよね?)充実の3巻でした

6

拗らせ愛に悶える

待望の続編です!
なかなかの闇ですがハマる人にはがっちりハマり込む作品だと思いますので楽しみにしていました。

いやぁ、小島劇場でしたね〜
それもこれも拗らせすぎてる愛情で、同時に大門を待ってもいて…深い闇も含めて、そんな小島がかわいそうで可愛いんですよね…
痛々しい過去も露わになり、まだ子供だった小島への精神への影響を考えるとそりゃまともじゃいられないわと思えました。
だからこそ、大門を求める小島を精一杯応援したい!
そして今度は大門に頑張って欲しいです!
須藤さんとのエピソード含め、人を好きになることも、好きな人を欲する事も、理屈じゃないんだなって改めて感じた今作でした。
岩蔵と安川さんのお話にもほっこりしました♥
良い方向へ向かうといいなぁ〜
彼らとのやり取りは大門にも影響を与えてるだろうし、二人だけの幸せの形を追求して欲しいです。
大門を想って自分を慰めてる小島がエッチで可愛かった♥
次巻も期待して待ちます!

8

安易に人に勧められない傑作

3巻、読んでいて「ここは地獄か?」と思いました。
なんつーもんを読んでしまったんだ私は、と。
もう完結するまで3巻を読むことができないかもしれない。

痛い描写があるのでどうしても安易に人に勧められない作品ではあると思います。が、でも勧めたい。読んでしまったらきっと私のように抜け出せなくなると思います。

3

相変わらず"癖"になる面白さ

2巻の不穏な終わり方に比べると、3巻はまだ光が見えそうな終わり方で少しホッとしました。

いやぁ…、もう、本当に途中が地獄すぎて……
死にかけながらも続きが気になって、ページを捲る手が止まらなかったです。
荒ぶる大門に連載で読んでいた方は気が気じゃ無かったでしょうね…。そりゃ、ミザリーにもなりますよ!!
途中挫けそうになりつつも「大丈夫…まだ半分もページあるし…」と気を保ちながら読みました笑

神すぎる信号の演出に脱帽です!その後の怒涛の伏線回収に、思わず息を呑む急展開で鳥肌レベルの神演出でした…
山男についても輪郭がうっすら見えてきて、次巻で全貌が明らかに……⁉︎

また、小島が巻を増すごとに健気になっていて、大門を好きすぎる感じが堪らなく可愛いです!!
そして大門…!まぁ悪い男に急成長してて"笑顔なのに何考えてるのか分からない"男になっちゃいます!最高!!!!

大門と小島、二人を縛っていた過去のしがらみが少しずつ解け始めていて、光ある終わり方を期待しちゃいますね。
二人とも良い方向に自分の気持ちに正直になっています。
でも、イイモ先生なので、まだ一波乱ありそうですが…
今から4巻が待ち遠しい…………!!!

※Renta!/ぐしゃぐしゃ斜線修正

9

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