αとの性交による性の書き換え――

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  • お前にだけは溺れたくない

お前にだけは溺れたくない

omae ni dake ha oboretakunai

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表題作お前にだけは溺れたくない

五十島史貴、コスメブランド会社の社長、α
近衛碧、史貴の会社の専務、β→Ω

その他の収録作品

  • キャラクター設定(カバー下)

あらすじ

αのお前とβの俺、それでうまくやってきたつもりだった……

近衛碧(このえ あおい)と五十島史貴(いそじま しき)は、幼なじみでセックスフレンド。
史貴は優秀なαで社長、同社の専務である碧は彼に憧れと劣等感を抱き続けており、
そのせいで史貴からの愛情を素直に受け入れることができずにいた。
そんな折、原因も分からず無性に体が疼く日々が続いて――。

作品情報

作品名
お前にだけは溺れたくない
著者
岡本K宗澄 
媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
Charles Comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784815502164
3.8

(41)

(13)

萌々

(13)

(12)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
155
評価数
41
平均
3.8 / 5
神率
31.7%

レビュー投稿数7

きっとこの2人ならαとβでも上手くいってる

岡本K宗澄先生の既刊作品は殆ど拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
エロ 3
ツンデレ 2
溺愛 2
な感じだと思います。

アルファで社長の史貴さん×ベータで専務の碧さんのカプです。
小学生の頃からの幼馴染で、今ではセフレの関係。アルファである史貴さんに、憧れと劣等感を抱いている碧さんは、史貴さんからの愛の言葉を素直に受け取ることが出来なかった。

受けである碧さんはベータですが、攻めの史貴さんがアルファということもあり、度々見掛ける、ベータからオメガに変異する展開です。ですが考えられる変異の要因は、アルファとの性交による性の書き換えらしいので、セフレである史貴さんと何度も身体を重ねたのが原因のようです。
まだ変異途中なので、不安定なヒート状態の様なものなので、安全を考慮して、碧さんは史貴さんによって、部屋に閉じ込められてしまいます。

終始碧さんを溺愛している史貴さんですが、変異中の碧さんを部屋に閉じ込めたりしているので、若干執着心もあるのかな?と思い、否定していますが、碧さんをオメガに変異させる為に、意図して身体を重ねてても良かったかなと思いました。

アルファとベータだからと一線を画してた。今度はアルファとオメガだから依存したくない、となかなか素直になれないツンデレな碧さんと、バース性ではなくずっと碧さん自身を想っていた史貴さんの溺愛が素敵なので、是非とも読んでほしいです。

0

碧の苦悩と史貴の愛

碧が突然の異変から苦悩していく過程と史貴の変わらない愛を描いたお話

碧は子供の頃から自分の心を殺しセフレになったことも割り切っています(いわゆる両片思いではありますが)
史貴に「身を固めろ」と部下として戒めいずれ清算したいと考えますがその矢先に倒れてしまいます

異変を受け入れられず心と体がバラバラになりそうな感覚に苦悩する碧がひたすら切ないです
史貴は「碧は碧だから」とある意味での「治療」をしながら愛を諭していきます

その後大事になることはなく最後には「自分は自分」と受け入れた碧にただホッと胸をなでおろしました

絵がとにかく美しいので今後作家買いをしようと思います
史貴が会社でだけ眼鏡を掛けている理由が可愛いです

2

変わりゆく関係

作家様買い。

幼馴染みの史貴と碧。
二人は幼馴染みでもありセフレでもあるのですが、
ある日、βだった碧がΩに突然変異してしまいます。

αに溺れたくないと思う碧の心境を考えると
すごく複雑だなぁと思いました。
史貴はαなのですが、碧を思う気持ちはほんとなのに、
碧はそんな史貴の気持ちをαがΩに抱く独占欲だと思っていて
この鈍感!!って言いたくなりました。
誰がどう見ても碧のことが好きな史貴なのに、
等の本人はわかってくれなくてもどかしかったです。


最後はちゃんとハピエンだし幸せいっぱいなのですが、
描き下ろしがとてもとても素晴らしかったです。
番にならないのかな?って単話で読んでる時に思っていたのですが、
描き下ろしで持ってきましたか!(*´ω`*)

碧の気持ちを一番に考えてる史貴は
αの本能である噛みたいと言う気持ちを抑えてたけど、
碧がちゃんと気持ちを伝えてくれて、
史貴は「番になってほしい」といいます。
あんなにΩになったことを受け入れられなかった碧だけど、
最後は番になっていてすごく感動しました。

素敵なお話を読めてよかったです〜(*´ω`*)
やっぱり溺愛モノは最高です。

7

エロ切なくエロ美しい

こちら、タイトルにエロと使っていますが印象は「エロエロ」じゃありません。
絵柄が超美麗で、エロシーンが非常に美しくエロティックなのです。
そして、哀しみをたたえた受けの瞳、そして涙が非常に切なくエロティックなのです。

本作はオメガバースもの。
その新基軸というか新しい設定/解釈のもとに描かれています。
つまり…
「β(及びαも)が、αとの性交によってまれにΩに変異する」
「αとの性交による性の書き換え」

これまでオメガバースも色々読んできて、まだ新しい設定のアイデアがあるか…作家さんて凄いよなぁ。

主人公はβの碧。
幼馴染でずっと親友の史貴(α)の右腕として働き、同時にセフレ…
自分はβだから、と史貴との関係に情が入らないように心をセーブしながら。
そんな切なさを抱えながら、Ωへの変異が始まる碧。
本当は史貴が好きだけれど、αに囲われるのはイヤだという碧。
一方、ずっと碧が好きだと言い続けているのにその気持ちを受け取ってもらえない史貴。
そんな「両片想い」のストーリーでもあります。
発情を抑える、という一種の「治療」的な意味合いもあるので、セックスシーンは何度もあります。
史貴の愛は本物なので、エロさは勿論その底にいとしさ、いつくしみ、いつでもいつまでも碧と共にいたいという真心が見える。そこが良い。

2人とも長い時間がかかっての「初恋の成就」のようでもあり、そんなロマンティックさが絵柄の美麗さとよく合っていると感じました。「萌x2」で。

5

惹かれていても認められないのは

今回はコスメブランドの社長と専務のお話です。

幼馴染で親友な2人が番になるまで。

この世界には男女の性の他に
アルファ、ベータ、オメガの6種類の性が存在します。

アルファは生まれつきのエリートでカリスマ性を持ち
オメガは男女問わず妊娠することが可能な存在で
アルファとオメガは"番"と言う関係性を
築くことができますが

人口の割合が一番多いベータはごく普通の人間で
ベータ同士で家庭を作るのが一般的です。

受様は小学校の頃に
攻様が近所に越してきた事で知合います。

攻様は頭が良くて運動も得意ですが
それをひけらかす事もなく、
受様は同級生よりも攻様と一緒にいることが
多くなります。

しかしながら攻様とともにいる事で
ベータである受様はアルファ性への憧れとともに
劣等感を拭えなくなっていきます。

攻様は「受様を好きだ」と言い
大学生の頃にはセフレな関係になり
攻様が会社を起業すると専務となり
彼の傍らに居所を得ますが

受様はなぜ自分を抱いているのか不思議で
攻様の結婚についても進言するのですが
攻様の態度も言動も変わりません。

そんなある日、
受様は体調不良で倒れてしまいます。

受様はずっとのただの寝不足かと思っていたのですが
病院で出された診断は
"ベータ性からオメガ性に変異しつつある"というもので!?

WEB配信作をまとめての書籍化で
友人でありビジネスパートナーでもある2人の
オメガバースになります♪

アルファやベーたが突然オメガに変わってしまう症例は
稀ながらも報告されているものの
はっきりした原因は解明されていないそうです。

しかしながらアルファとの性交による性の書き換え、
アルファの体液を取り込む事で遺伝子変化が起こる事も
攻様は知っていたのです。

受様が知っていて自分と関係したのかとせめても
攻様は受様が好きだから抱いたのだと言い

変異途中の体には抑制剤もほとんど効果がなく
変異を安定させるのはアルファとの性行為のみだからと
受様は攻様宅に軟禁状態にされてしまうのですよ。

さすが攻様、アルファ様ですね (^-^)v

受視点なので攻様の片想い的な感じが強いですが
受様の葛藤は根底では攻様への好意がある故なので
受様が自分の気持ちを受け入れられれば
大団円かと思っていたら

もう一波乱あってのハピエンでハラハラ&ドキドキ、
楽しく読ませて頂きました。

ただ受様がぐるぐるしているのみともいえるので
「萌」とさせて頂きました。

カバー下に2人のキャラクター解説があります。
設定ラフ画と先生のコメントが載ってますので
こちらもチェックしてください。

4

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