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表題作善次くんお借りします 2

花岡清行,高校2年生,野球部エースで善次のクラスメイト
後藤善次,高校2年生,野球部マネージャー

その他の収録作品

  • 天使(描き下ろし)

あらすじ

「俺、善次とは結婚するつもりやし」
溺愛系野球部ヒーロー×繊細眼鏡の優等生、
等身大で甘酸っぱい高校生の恋は、ますますラブモード突入!

野球部のエースだった父のようになれず大好きな祖父の期待に
応えることができないこと、貧弱で女っぽいことにコンプレックスを
抱えていた善次は、野球部のヒーロー・花岡との出会いで、
野球に対するコンプレックスを乗り越えマネージャーを引き受けることに。
その報告も兼ねた善次の祖父の誕生会で、同席していた花岡が善次を
好きすぎるがゆえにとんでもないことを言いだして!?
さらには過保護な善次の従兄弟も登場し、目が離せない第2巻!

作品情報

作品名
善次くんお借りします 2
著者
玉川しぇんな 
媒体
漫画(コミック)
出版社
白泉社
レーベル
花丸コミックス・プレミアム
シリーズ
善次くんお借りします
発売日
電子発売日
ISBN
9784592721086
4.6

(84)

(55)

萌々

(25)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
13
得点
387
評価数
84
平均
4.6 / 5
神率
65.5%

レビュー投稿数13

「口尖らしとこ」が可愛すぎた

 読めば読むほど、野球部エースである攻め・花岡の魅力にハマっていきます。口調や表情は淡々としているのに全然クールキャラではなく、善次に対しての好意の熱量が半端ないし、いまどきの高校生らしからぬ行動力を発揮して常に好意を全力で表しているところに好感が持てます。「結婚」というワードもけっして冗談で口にしているわけではなく、愛する人と辿り着くべき極致だと純粋に考えているからなんでしょうね。そんな彼の勢いに乗せられずに、後ろ向きなわけではなく冷静に落ち着いて将来のことを考える善次も、この若さで恋人の存在に浮かれないところがすごいなと。今まさに毎日のように報道されている野球選手とその奥さんのように、バランスのとれた素敵なカップルになっていきそうだなと思いました。善次の従兄弟のキャラが気になりますね。

0

加速する執着攻め

前巻から少し時間が空いての続編です。

野球好きの祖父の期待に応えられず、劣等感を抱いていた善次は
クラスメイトで野球部のエースの花岡と出会い、コンプレックスを
乗り越えて恋人同士に、というのが前作までのあらすじ。

今回はお付き合いを始めた二人のその後、
ということであま増し、エロ増しです♥
蜜月ばりのイチャ甘を期待しておりましたが、
予想を遥かに超えて花岡の溺愛が重たい~~~!!
あれ?花岡ってこんな盲目執着系でしたっけ?笑

今巻からマネージャーとして野球部に入部する善次ですが、
あっという間に部に溶け込み部員たちから愛されてしまう
善次への独占欲と仲間たちへの剥き出しの嫉妬がもう怖い怖い…。

前作までは主に善次視点で物語が展開していましたが、
今回は花岡視点も加わったことで出会った当初の
ぶっきらぼうなスポーツ青年のイメージから変化しました。
人の心の機微に聡く、さりげなく気遣えたり、
思慮深い一面もあるものの、ただしそれは対善次限定。
善次に愛されたくて、自分だけを見てほしくて、
その行動原理の全てが“善次”なのです。

口を開けば(開かなくても)「かわいい」「結婚して」と
善次への愛が暴走してしまう花岡ですが、
それも高校生カップルの可愛らしいノリなどではなく
正真正銘のガチで、善次から「10年待って欲しい」と返されると、
高額ペアリングを買って10年間は縛り付ける気満々なんですよ…。
普通なら10年も…?と落ち込んでしまいそうなものですが、
「10年は言質とったし 絶対に逃さん」って…こええって!!

善次の周りのあらゆる恋の芽を摘み取り、自分以外の選択肢を奪ってゆく…
立派な激重執着攻めに成長を遂げた花岡に身震いが止まりませんでした…!

そんな花岡の激重愛に表面上はドン引きしている
善次ですが、内心では花岡と同じ気持ちでした。
花岡の寝顔をいとおしげに見つめながら
「なんでもしてあげたいな…」と呟く場面では
いつもはなかなか素直になれない善次の本音が
垣間見えた気がしました(*´艸`*)

また、今回から善次の従兄弟が新登場していますが、
どうやら彼もまた善次に特別な感情を抱いているようで…
たとえ親戚であろうと「従兄弟は結婚できるからな」と
徹底した執着攻めっぷりで従兄弟に嫉妬の炎を燃やし、
戦闘準備は万端な花岡でした。

主に花岡の暴走愛が原因で度々ケンカになってしまう二人でしたが、
そんなときに仲裁に入ってくれたのは前巻で当て馬的立ち位置だった
野球部の後輩・宮崎くんでした。
すっかり毒気も抜け、ときに花岡のストッパー役、善次の相談役として
二人の恋の安寧に欠かせぬ世話焼き係というポジションを確立していて
微笑ましかったです♪

最後は互いを強く想い合いながらも言葉足らずから、
すれ違っていた二人の間に遂に亀裂が生じてしまいます。
誤解だとわかってはいても善次の傷ついた表情が痛いよう…
次巻、執着攻め同士での一騎打ちの予感です!

0

前途多難な道ではあるけど…

早くも2巻にして「結婚」の2文字が飛び出す飛躍展開(^ ^)
といっても花岡の願望がポロっと飛び出ちゃっただけなんですけど、これが意外や意外と重要なキーワードになってまして…この結婚の話題は3巻まで続くものとなっていきます。

もしかして2人の結婚ターンもあるかも?と期待しちゃう花岡の勢いと決断です。
当然現実主義者の善次には否定されてしまうんですけど、善次には善次の複雑な思いがあってのことで、2人の気持ちの擦り合わせには時間がかかりそうな感じです。

花岡は実現への期待から入るのに対し、善次は諦めることから入ります。
善次の取り巻く環境も相まって、2人の間には微妙な隙間風が吹くのが何ともやるせません…。誤解を招く終わり方に、続き早よ下さいな状態に陥ります。


善次と花岡のイチャイチャシーンはめちゃくちゃ最高なのにな〜〜〜。
花岡からガツガツする時もあれば、善次から甘く誘う時もあるし甘さたっぷりです。善次がどんどんキレイになってくので、これは校内の善次ファンが増えそうです。

野球部マネージャーとしてのポジションも定着しましたし、そういう立場で野球に関わろうとする善次の姿勢が素敵だなと思いました。
両親の死から吹っ切れない問題はまだありそうだけど、善次が晴れやかな気持ちで花岡との交際を続けていけたらなと願います♪

描き下ろしのイチャイチャが最高!
ずっとこのままラブラブでいて欲しい2人です。

0

更に面白い!

気持ちを確かめあってラブラブな2人ですが、野球部のマネになって部員に慕われる善次くんがイキイキとした表情になってるのがとても眩しかったです。

そして善次くんの周りの部員に嫉妬する花岡くんに何度も爆笑して、花岡くんの恋に巻き込まれる後輩の翼くんが気の毒で笑えました。

真っ直ぐな花岡くんの気持ちとは正反対に、どこかまだ自信の無い善次くんの心配も良く理解出来ました。そこへあの善次くんの従兄弟のケンちゃんの登場ですよ。
ここでは彼の気持ちがどの方向を向いているのかはまだ分かっていません。ただ、善次くんには従兄弟以上の気持ちは無いようです。

でも善次くん一筋の花岡くんからしたら、彼も部員たちも恋のライバルなんですよね。
こちらの最後では策士策に溺れるが如く、部員に彼女を当てがおうとしているところを善次くんに目撃されていました。どうする花岡!www

0

絶対逃さん

前巻で「シリーズ化してもっと沢山読ませて欲しい」ってレビューを書いて、見事に叶いました。もうすぐ3巻発売ですね。久々に1巻も読み返しましたが、やっぱり面白かった!萌2にしてたけど、神でもよかったな。

さて2巻の感想。結婚とか言っちゃってる溺愛攻め作品は本当にいいです。安心して読める。いや、冒頭から完全に清行に対して安心できない始まり方だけど。豪傑の攻めが愛故に暴走する作品が好きな自分には美味しい。一方で受けにはいじいじ悩んで欲しいので、この2人の性格は好みストライク。清行のどエロい背中ど真ん中ストレートですよ本当に全くけしからん。

キス1日5回しようって約束してる2人が可愛すぎる。清行が言うのはわかる。善次か受け入れてるのが…きみらほんとらぶらぶね。ラブラブはいいけど4限と5限の間に学校で致すなよ。ま、攻めの性欲なんて強けりゃ強い方がいいですから!!!

途中までは割とニコニコ読んでましたが、「10年後までカウントダウン始めた」辺りからやや狂気を感じてちょっと距離をとりたくなったけど。

2

会話が必要ですね

もう受け様なぜ変なところ隠すの〜!隠すから拗れるんだよ〜ってもう何度嘆いたことか!

そしてもういい加減、イトコもそうだけどおじいちゃんのせいにするのやめなさい。といっても思春期には厳しいか。
おじいちゃんの好きなものは好きなものとして放って置けばいいんだよ!卑屈にならないで良いの。自分は自分で、自由に生きるべきと年取ってる自分はそう思えるのだが、きっと10代には難しいのかな。自分たちで自分自身に呪いをかけてるみたいで、もうホントに色々もどかしかった〜!
そして受け様はもっとちゃんと周囲と会話をしなさいと。一緒に過ごせる時は限られてるんだからねと。
もう保護者といいますか、飲み屋のおばちゃんみたいな気分になりまくりました。(笑)
花岡くんは気持ちが良い子だから、あの子くらいでちょうどいいですね。結婚結婚って真っ直ぐ求めてくるの、真っ直ぐで可愛かったー!花岡はあのままでいてほしいな。
とにかく受け様がもっと素直に手を伸ばせばよいのだけど。 
こんな世界観にどっぷりハマりながらあーでもないこーでもない言える作品はあまりなかったからすごく楽しかったし、次巻が楽しみで仕方ないです。
成長って痛みが伴うものだよね
見守ります!

2

最高!

このシリーズ、大好きです!2巻もほんとおもしろかった!!!
花岡の執着攻めっぷりに拍車がかかり、エスカレートしていくほど比例して善次はきれいになっていきますね。愛してるって口に出すってほんと大事、好きと伝え、伝えられるってほんと大事。滲み出る外見からオーラが変わってきますよね!

だけどもお互い大事だからこそ、一緒にいたいからこそ難題にもぶつかるわけで。2巻は少しシビアな、現実的なお話がでてきましたね。

そして新キャラけんちゃん!!!彼は当て馬か?!なんだかいい仕事しそうな匂いプンプンですが、3巻も首をながーくして待っていたいと思います。

1

続くの?!

わー!この話、続くんですね!この先が気になりすぎます!

1巻読んで、この作品は奈良あたりかなと思ってたら神戸でしたね。甲子園への憧れ強いのも納得です。
善次が野球部のマネになって、問題起きるかなと思ったけど、みんなに素直に受け入れられてましたね。良かった。マネって結構体力必要そうじゃないですか。マッサージや健康管理は出来てもマネの仕事は無理なのかなと思ってたので、安心しました。そしてみんなに慕われてるし。花岡も不安になりますよね。
元々花岡が唯一心を開いてるクラスメイトという前触れなので、2人が仲良くしてても怪しむ人達は居ないので良かった。
ただし従兄弟のケンちゃんは気付いてますね。そしてあのSNSの写真はどこで手に入れたんでしょう?インスタとかに誰かあげたのかな?
個人情報の取扱には気をつけないとね。

花岡が善次を欲しいと強く思えば思うほど、善次は将来に不安を感じて逃げようとする。まだ高校生だし付き合って浅いかもしれないけど、花岡を信じて欲しい。
ゲイだと余計に自信がないのかもしれないけど。

不安な感じで終わった2巻でしたが、きっと花岡がかっこよく善次を抱きしめると信じてます。
高校卒業すると離れ離れですね。まだ2年生で甲子園も行ってないのに寂しくなりました。
早く2巻が読みたいです。

4

全員応援したくなる大好きなお話

前巻で恋人同士になった二人の、甘いだけじゃない日常のお話。
後半に向けていろいろな問題が浮上し、そろそろ大きく動き始めるか!?ってとこでこの巻はおしまい。イイ感じに善次への執着を匂わせる新キャラが出てきたのに、彼の活躍もおあずけ。続きをくださいぃ…と悶えました笑。
ベッドの上から始まる今作、前半は二人の関係性に集中して読める感じです。善次大好き大型ワンコな花岡が良い!喜びの表現方法がとにかく可愛い!表情自体は大きく変わらないのに、ものすごく伝わってくるとこと、背負う文字?が笑えるところが最高で。
それに結婚結婚と突っ走る必死さに萌えます!あー男子高校生!ってなります!まっすぐな嫉妬が眩しい~惚れた欲目の激しさまでも微笑ましいです。
善次は闇が深いというよりちょっとだけ大人なのかな。両親を亡くしてる背景と相まって、見た目も中身も儚げに見えてきます。ケンちゃんはホクロが素敵で今後に期待大なキャラクター。彼には萌えの予感しかありません!
全体的に文字での心理描写が少なく、そのたまにくるモノローグがすごく心に刺さります。1巻から通して救い救われのお話になるかと思いますが、今のところ善次の心は手強そう。
後半でバタバタと話が動き、今後さらにケンちゃんがかき回してくれそうな展開。花岡を応援するとともにケンちゃんにも期待したい、続きがとても楽しみな作品です。大好き。

4

新たな嵐の予感?!

早よ!!!!!!
続きください!!!!!!
ってなる終わり方!!!!!!

互いにどうしようもなく『好き』なのに!!
花岡は動物的行動力というか、直感で進むし『言葉』が足らないけど、善次くんだから読み取れるってだけだけど、、、
善次は善次で物事を理性でってのが先に来るからなのか、
大事な場面や決め事の時に限ってすれ違う!!!!!!!!!!!!!!!!!!

いとこのケンちゃん、、、、嵐を起こす男か?!

善次は花岡以外には自分をそんな目で見てる男はいないと思ってるけど、花岡に一途に愛されて愛でられてるからエロスが増し増しになりズルすぎます!!

取り敢えず、あんな終わり方なので続きを早よ欲しいです!!!!!!

3

花岡の愛が重い!!笑

続巻出ても「やっぱいちばん面白いのは1巻だな」と思うことが多いし、実際そういう作品が多いと思うんですが、善次くんは2巻も最高でした!!さらに面白くなってる!!
DKものではあるんだけど、よくあるキラキラ〜とか萌えキュンとかいうのとはちょっと違うんですよね。
野球は好きだけど街の人々からの重すぎる期待に嫌気が差してる花岡、野球ができないことへのコンプレックスを抱える善次。
今抱えている不満や不安と向き合いながらも、将来への期待と不安も入り混じって二人の関係は拗れていってしまうのかな…。
「恋愛」だけに重きを置いていない、そこがこの作品の魅力だと思います。
ただ、花岡の善次への愛はさらに重さを増してますね〜。重すぎて笑えるw好きです。
関西弁で会話のテンポがよく、ちょっとしたやり取りが面白いです。
早く3巻読みたい!!

4

花岡の溺愛(執着)っぷり満載の一冊♡

前作でも、善次への溺愛っぷりを披露していた花岡君ですが、今作は、比じゃない位の溺愛っぷりでした…♡
前作での「大型犬」から「猛犬」へと進化した花岡の【嫉妬&執着&求婚】が詰まった充実の一冊。

前作で、無事カップルとなった花岡と善次。
甘々で蜜月な日々を過ごす2人だが、花岡の溺愛っぷりがどんどん加速していき、徐々にすれ違っていく2人にモダモダ悶える第2巻。

善次の事が好きすぎて暴走する花岡…、超絶最高でした。
何と全5話収録中、4話も善次に「結婚して」と求婚しています…‼︎圧が強すぎて、善次にも「妖怪か…」と言われてしまう、立派な求婚モンスターへ進化。
爽やかな表紙に反して、花岡の言動は完全に「激重執着攻」で、嫉妬&周囲への牽制が盛り沢山な内容に、執着攻めニストとしては堪らなく萌えました…(合掌)

お互い大好き過ぎて、すれ違ってしまう2人。前作のフワッとした「青春」っぽい雰囲気から少し変わり、カップルならではな悩みに悶々とする様子がリアルでした。

幼い頃に両親を亡くした心の傷を抱える善次と、真っ直ぐすぎて善次のトラウマに気付かない花岡。言葉足らずな2人が歯痒くて悶々とします。お互い自分の事で必死!その余裕の無さが、恋愛初心者感満載で凄く良いです。

また、今作から善次の従兄弟・ケンちゃんが登場!
両親を亡くした善次に寄り添い、デリカシーの無い爺ちゃんから善次を守る、保護者的な存在のケンちゃん。
しかし、その裏ではネットストーカーをしていて、花岡と善次の関係に気づいてしまい…⁉︎
これまた、良い感じに拗れたキャラクターで、そんなケンちゃんが2人にどう絡んでくるのか…⁉︎
今後の展開も見逃せない‼︎

描き下ろしでは、2人の甘くて幸せ一杯なピロートークに癒されます♡早く、本編でも甘々な2人を堪能したい…!
3巻発売がとっても待ち遠しいです。

▶︎紙本/局部描写なし

5

花岡の執着が止まらないw

コンプレックスと劣等感。
期待を背負わされた野球部エース攻めと、
期待に応えられない負い目がある受け。

彼らの恋を綴った1巻から約5年ぶりの続刊です!
単行本化待ってましたヾ(*´∀`*)ノ

ちなみに2巻収録は
単話配信「続・善次くん~」5話目まで+描き下ろし。
なのですごく気になるところで終わってます(;ω;)
(3巻はどこ……?いつ……?)
(あの、明日発売してくれませんか……?)

さて。
続刊めちゃくちゃ良かったです…!!!
1巻で取り残した部分を丁寧に掬い上げている印象かな。
好きという感情が先走ってすぐにくっついた2人だけど、
根本的な部分で噛み合ってないところがあってね。

お互い好きなんですよ。
ちゃんと想い合っている恋人同士。
けれど見えている未来は違っていてーーーー。

性嗜好や善次の家庭事情なども絡み合って、
等身大の高校生の甘苦酸っぱさを噛みしめました。


内容をザックリと。

善次が野球部のマネージャーになってからどことなく花岡の不安は尽きません。
安心材料欲しさに結婚したいとお願いしても善次の答えは「無理」の一点張り。
善次はどうしても花岡との未来を描くことが出来なくてーーー。


"今を楽しむ高校生の恋愛"としてはラブラブで甘々。
喧嘩してもすぐ仲直りをして、
1日5回チューする約束とか可愛くてニヤニヤしちゃう。
(学校の人気のない場所でエッチしてたりね…!!!)
(青春も性春も謳歌してるなぁ(///Д///)ニヤニヤニヤニヤ)

特に花岡のベタ惚れっぷりは爆速してますね…!!!
善次のことを考えると顔がデレッとなるので、
アカンアカン…と自分を窘めキリッと顔を作るのがツボ。
キリッとするけど善次を見るとやっぱりデレッとなるw

善次のためにご飯作ってる内に喧嘩の怒りを忘れて、
ハッ!今機嫌悪い設定だった!と思い出すとこもツボ。
口尖らせて拗ねてる風を出そうとしててアホかわいい。
(で、善次にチューされたらデレって戻るw)

そんなこんなで基本的にはラブラブカップル姿が見られて、
ニヤニヤと楽しいんですよ~~~~~( ´艸`) ♡

でも花岡の不安はずっと拭えなくて。
結婚の約束を安心材料にしたいのがちょっと切ないです。

花岡は目的定めたらソレしか見えない愚直さがありました。
もう結婚したくてしたくて頭がソレでいっぱいなんですね。
地に足がついていないところが良くもあり悪くもあり…。

結婚を断られた時に善次の不安を理解しているんですよ。
安心させることを言わなきゃと心の声は言うけれど、
口から出る言葉はドストレートに本音をぶつけてて。
このシーンの子供っぽさが高校生らしくてすごく好きです。

対して善次は現実をみていて温度差があってね。

性嗜好だったり、家族のことだったり。
なんかグルグルいっぱい考え込んじゃって重切ない(;ω;)

ていうか花岡は善次を「一緒に街を出てくれる人」としているけれど、
善次は祖父の側を離れることが出来ないんじゃないかなぁ…と思うんですよね。

単純に祖父を慕っている部分もあるだろうし、
呪いの言葉を長年かけられた影響も色濃くありそう。
祖父の夢を叶えてあげられなかった負い目が強くて、
その分鍼灸師として支えなきゃ…!みたいな。
野球に触れてコンプレックスを解消出来たと思ってもまだまだ拭い去れなくて…。

ホンット!祖父の罪は重いなぁ…としみじみ感じました。
本人が善次に負い目をかけてること気付いてないのも嫌。

ただ今回新キャラで登場する従兄がいるんですが、
祖父の罪に気付いているのがちょっとホッとしました。
(善次の保護者みたいな振る舞いで不穏要素もあるけど)
(花岡はさっそく悪い虫扱いされてるのでよろしくない)
(善次とエッチしてるって知ったら速攻排除されそうw)

そんなこんなで
不穏要素と甘々が入り交じる中で翼の存在が良きです。
2人の関係を初期から知っている唯一の存在なんですよね。
空気読んで喧嘩の仲裁までしてめっちゃイイコでした…!

ベースはラブラブ甘々ではあるけれど、
どことなく不安定さに揺れる2巻でなんかもう…!!!
読者も安心させてくれーーーーーッ!!!と叫びたい。

と思いつつも、まぁでも大丈夫か。
とにかく花岡の執着の強さがハンパなくて、
『絶対逃がさん』の意志の強さ・圧の強さは笑いますw
(正直、花岡のことはまぁあんまり心配してないのよ…)

今度こそ本当に善次の呪いが解けるといいな…。

7

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