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だいぶ血に慣れてきて読んだ下巻です。
今回はいじめシーンもあります。
いじめシーンは結構しんどかったです。
そんでそのあとに教室に1人で居る佐田を見つけるシーンで泣きそうでした。
しんどいシーンの後だからか、対比しなるようにしてるのか、佐田がめちゃくちゃ美しい。
間宮も教室入ってすぐ佐田だって認識してる。
つらい思いをしてるからなのか、佐田が言ってくれる言葉を間宮は覚えている。
佐田をたまたま見かけて思い出すくらいには、心に残ってるんでしょうね。
個人的に堪らなかったのは、車の中で佐田に話しかける練習をするところです。
そんな、「普通の」始まりを間宮が考えていたと思うと、涙が止まりません。
結果的に殺されている佐田を見つけ、生き返らせることになります。このとき、研究者と言うよりは間宮自身だったのではないかと私は思います。
好きな人を死なせたくなかったのでは?と。
だけど間宮の佐田に対する思いはややこしく、無意識なものだとこの時は思います。
ただ好きな人ではちがう気がしますが、いい言葉が私の語彙力では見つかりません。
終盤の方になりますが、間宮が佐田をどう思ってるか素直に告白するシーンがあります。
そのあと、佐田も受け入れていて、上巻よりも触れ合いシーンがあります。
これ、続いて欲しい!と思いましたけど、無理でしたね。
間宮が、焦ったり動揺する表情が私は好きです。
佐田の容態が怪しくなり、研究室に入り浸る間宮。
そりゃそうです。佐田といるためには間宮が研究を頑張るほかない。大事な人を失いたくないんです!!
だけども別れの時が近いってわかるから、佐田も間宮と少しでも居たい。自分がいなくなって間宮が困らないように、話しておきたい。ご飯を食べてほしい。
めちゃめちゃ悲しいです。
まあでもゾンビで死ねずに生きるよりは救いがあると思ってもいいのかもしれない。
ゾンビでも間宮と幸せに生きて、と思ってしまうくらいには世界観にどっぷり浸かったみたいです。
でも、読んでよかったと思えます。
なにこの話!!!凄すぎませんか?!これはもう、一線を画している!!!
上巻で痛い描写やグロい描写に少しずつ慣れてきた(気がする)ところで迎えた下巻。
またしてもエグいシーン、あります……。
特にいじめの描写が苦手な方にはつらいかもしれません。
でも、これは間宮という人物を形作るうえで絶対に外せないシーン。
そして、佐田くんとの関係を理解するためにも欠かせない部分です。
グッとくる、きわどい描写も多い。
けれどそれらが骨太なストーリーの一部としてしっかり組み込まれているから、苦手なはずの私でもすんなり受け入れられました。
で、もう……間宮さん……!!!!!
あんた、頑張ったんだね!!!
不器用すぎて色々やりすぎちゃってるけど、それでも必死に進んだんだね……!!!
そしてそれを、全部まるごと受け止める佐田くんの器の大きさ。
もう、泣くしかないでしょうこれ。
ラストシーン、脳裏に焼き付いて離れません。
番外編も読めて本当によかった。
これはすごい作品です。本当に。
気づいたら泣いてました。
胸がいっぱいです!!!!涙!!!
グロいのはあんま見たくないと思って敬遠して来たのだけれど、大丈夫だった
イジメの場面も大丈夫だった
可哀想だったけど
この世に死んでも良い人間なんていないって、普通にそう言える人間だった佐田が悪人なら死んでも仕方ないってするようになって…と言うか、死んでも良い人間…間宮は結構それなのでは?
だけど、自分との別れが迫っていると理解したとき、間宮が生きていく為の助言をして、きっと手紙も一人で生きていく間宮を励ますような内容だったんだろうと思うし、なんというか、死んでいる佐田の人間らしさが本当に解るって感じる
間宮はと言えば、心身の傷を負った頃に対極の存在であり、イジメに対して寄り添う姿勢を見せてくれた佐田と、一度心を寄せ合い過ごしてからの孤独に耐えられないのも解る
自分の夢を降って湧いたあの佐田の不幸が叶えてくれて、中橋木を共に害する約束を果たして、友達や恋人になってくれて…からの独りはってか、佐田のいない人生は辛いよね〜
農薬の辺りから、ちょっともう引き返せないヤバみを抱えちゃってるし、何人か殺してるからな…ブタ田もやっちゃえば良かったって思っちゃうくらい引っ張られる変な魅力があるけと、間宮こそ死んでも良い人間に思えるので、彼がいなくなる終わり方は納得
真面目で爽やかと同僚や生徒から人気の高校教諭・佐田は、ある日、事件に巻き込まれ命を落とします。
しかし科学者・間宮の手によってゾンビとして生き返ります。
そして2人は共依存のような同居生活をスタートさせます。
上下巻読んでの感想です。余韻から抜け出せない、しばし呆然としてしまいました。
人の血肉を食べることでしか命を繋げないゾンビになってしまった佐田の行く末、こうなることは何となく分かっていたんですけどね…
下巻ラストの2人の語らいには涙が止まりませんでした。
ご都合主義では終わらないラスト、何と言って良いものか…
殺人シーン、人肉を食す、ひどいいじめのシーン、苦手な人もいるかもしれませんがそれを超える素晴らしい作品でした。
BLというジャンルを超えるような作品だと思いました。エロシーンは無い?挿入シーンもないのですが、究極の愛を描いた1冊です。
殺人しないのかなー、と思っていたけどやっぱり殺してました。
というわけでやっぱり犯罪者として見てしまう。犯罪者の恋。
映画だったらそういうものとして見ると思うのに、なぜかBL漫画はすんなり受け入れられない。
いや、同じカテゴリでも、Hもラブもなくても人間ドラマやサスペンスになっていれば読めるので、多分私はホラーが苦手なんでしょうね。
ちょっと正視できないシーンもあります。
誰にも見つからないよう、ゾンビの食料として人を殺めながら生きる。最初は間宮の報復だったが、次第に極悪犯罪者を。。
佐田が最初に言っているように、どんな理由があっても人を殺してはいけない、その観念がはっきりしていて、二人の行動が受け止められませんね。
ラストはこうしかなかった、というシーンでした。