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ぼくのパパとパパの話

boku no papa to papa no hanashi

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作ぼくのパパとパパの話

三浦奈央,サラリーマン
小田原愛,サラリーマン

あらすじ

「血は繋がってないけど、俺達は本当の親じゃん」
同性婚が認められることになり、大学生時代から恋人関係だった奈央と愛は
籍を入れ特別養子縁組で愛息ひろ(0歳)を授かった。
繊細ですぐに泣く奈央とゴーイングマイウェイな愛。
正反対な二人による、夜泣き対応、保育園デビュー、ママ友付き合いなど、
酸いも甘いも噛み分けた子育てが今始まる――!

作品情報

作品名
ぼくのパパとパパの話
著者
ろじ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
秒で分かるBL
発売日
電子発売日
ISBN
9784799760963
4.5

(226)

(171)

萌々

(25)

(17)

中立

(10)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
27
得点
1016
評価数
226
平均
4.5 / 5
神率
75.7%

レビュー投稿数27

ふたりの優しさがいい

ろじ先生の作品は受と攻が私が描くイメージとだいたい逆で(笑)、そっちなんだー!って思うと同時にそういうシーンは全くなくて、だからこそ想像が膨らむというか、読み終わった後の余韻がとてもいい。
ちょっと切なくて優しくて心があったかくなる。
大好きな作品です。

0

ひー

だめだーこれは。
これは泣く。

子育てもの大好きでその中でも自分的1位作品があるんですがこれはもう、すごくすごい1位。
同性結婚が認められてる時代で、しかも特別養子縁組で子供も育てられてしまう。

おおらかで愛に満ちてマイペースな愛と少し鬱屈とした考え方が深めの奈央に子どものひろ。
素晴らしいキャラクター付けだと思います。
奈央は子供の頃母親に捨てられた、という記憶があって直接母親は描かれませんが、代わりに父親(故人)の素晴らしさよ‥
あーだめです。泣いてしまう。

二人が出会った大学生のときにすでに奈央は父を亡くしていて、大切な人を失う怖さから愛と付き合うことを拒絶します。
そこを愛のものすごい理屈で笑って付き合っちゃう2人。いやもう、お似合いすぎる。

そしてなんといってもひろくん。
ひろくん赤ちゃんから3歳までの素晴らしい子どもの描写。ちょっと3歳にしては体格大きいなーとか思ってしまいましたがそんなものが吹っ飛ぶくらいのお話のよさ。

子どものわかってんだかわかってないんだかの言葉がクリーンヒットするときあるある、みたいなやつがすごい。

これ続いて欲しいです。
3歳からあっという間に5年立っちゃってますが、その5年間も是非読みたい。
奈央の母問題、その間にあったのでは?!と思います。そして8年たっても偏見というか、同性の親がいることへの偏見が残っている描写はすごくリアル店舗ですね。
法律が代わっても日常に浸透するまで時間がかかる重さが伝わりました。

あー続編でたら絶対買いますのでお願いします‥!

0

今年1、2位を争う再読率でした

とにかく読んだ。読みました。何度も何度も。
特別家族モノが好きとかないんですが、なぜか読みたくなる。
台詞もハッとさせられるし、キャラの表情もいいし、悪いところがないんです。
ろじ先生の3作品、とにかくループしました。沼りました。完全に。
早く続きが読みたいなー。ひろが可愛くて、この2人の子だからこんなにいい子なんだ!とも思うし、ひろの天性の性格も最高だ!とも思うんですよね。
こんな風に同性カップルに養子が来て家族になることが普通になれば、みんな生きやすくなるのにな、と思います。

1

こうなったらいいなの話

同性婚や養子縁組を本人達はもちろん、周りがどう受け止めるのか、、。
とてもまじめに向き合っていくお話でした。
現実にはこんなにすんなりとは行かないかもしれないけれど、互いに大切にし合う3人がとても愛おしいです。

0

人生の一冊

年を重ねるだけじゃ、大人になんてなれない。親にだって、なれない。
家族とは? 親とは? ひろくんの成長を追いながら2人の「パパ」が自分たちにとっての答えを模索する話です。
3人が築きあげる「愛(Love)」と「家族」が詰まっています(R描写はないですが奈央くんと愛くんのパートナーとしてのラブもあります。あまーい。)。家庭環境で苦しんでいる自分には奈央くんに感情移入しすぎてしんどい部分もあります。でも愛くんが考えを巡らせて必ず奈央くんを救ってくれる。ラストは涙が零れ、じんわり温かい気持ちになります。
そして終始言葉選びが100点満点です。2人が常にひろくんの気持ちファーストなのも素晴らしい。
自分に子どもはいないけど、迷いなく人生の指針にしようと思った作品です。

0

近い将来のお話かも。

ただエロいだけの内容ペラペラギャグ漫画BLばかりに辟易しきっていた時に出会った作品。丁寧に展開される家族のお話にグイグイ引き込まれました。3次元の日本でも同性婚合法化の声が高まっている昨今。きっと近い将来にこんな家族がご近所さんにいる様になるかもだなぁ〜と思いながら読みました。作画も好きなタイプでした。赤ちゃん独特の感触とか気質とか子育ての大変さがとてもよく伝わって来ました。ろじ先生、これから赤丸大注目していきたい作家さんになりました。

0

尊い日常

冷静かつ優しさ溢れる奈央と、真っ直ぐでパワー溢れる愛の子育てBL。
2人が子育てに奮闘する姿にほっこりし、愛しくなる。
後半、ナオが生い立ちのトラウマにより心を塞いでしまう場面がありますが、愛の実直で裏表のない行動力と息子君の存在が彼を支えてくれます。
この場面に家族の在り方を考えさせられ、ホロッときました。
優しく描かれる日常が、何だか身近に感じられ尊い。
命を育むって素晴らしいな、と思います。
何度も読み返したくなる一冊です。

1

なかなか難しい

試し読みで気になったので拝読しました。

いいとこ取りのファンタジーでした。
同性婚、養子縁組はこの先現実になる可能性は大いにありますし、そういう意味ではリアリティのある設定です。

養子縁組で授かった子供に愛情を持ち子育てに奮闘する愛しあう男性二人のお話で、二人の育った環境の違いによる価値観の差で悩むこともありますが、そのままでいいんだ、という事を理解し、間違えてもその度にみんなで考えよう、と支え合う家族愛の物語でした。
親子の絆に血縁関係は重要ではないと考えていますし、お互いを大切にしている二人に育てられたひろはきっとこれからも幸せだろうなと思います。


で、気になったのですが、「どちらがお父様?」という言葉、これって偏見なのでしょうか?
どちらかが父親だと思ったから聞いただけだと思うのですが悪気はない無自覚な偏見、とみなされることに驚きました。
単純にお母さんがいてお父さんがいる、って考えは偏見にあたるのかなと疑問です。
私たち結婚してます、といえば済む話なのでは?と思うのですが、そういうことを言わせないでほしい、言いたくない、察してほしいってことなのかな、と。
同性婚が認められたら、母とか父とかいう言葉すら偏見にあたるのですかね…なかなか難しいなと感じました。

個人的には、母親の話をしたくないという奈央に愛が詰め寄るシーンや、子供を育てる覚悟は並大抵ではないだろうに保育園の送迎を嫌がる奈央に共感できませんでした。

みんなそれぞれに「ふつう」があって、それは同じじゃない、というのはわかりやすくていいなと感じました。

6

がっつり子育てBL

同性カップルの奈央と愛の元にやってきたひろ(0歳)。
血の繋がりはないけれど、二人のパパと一人の赤ちゃんは家族だ。
そんな3人のドタバタ&ほのぼの、ときどきしんみりしちゃう家族の物語。

“子育てBL”の看板に偽りなく、がっつり子育てしてました!

同性同士の子育てと聞いたときはオメガバースかな?と思ったけれど、
同性婚が認められた世界での同性夫夫の子育てライフを描いたお話でした。

子育てのしんどさや悩みだとか割とリアル寄りな描写が多く、
途中からはBLというよりは子育てエッセイを読んでいるような感覚でした。

異性同性関係なく、やっぱり子育てってしんどいもので、
だけど、苦労した分、子供が健やかに成長してくれると
それがなによりもご褒美になるんだろうなぁ。

根明と根暗、タイプでいえば正反対な奈央と愛ですが
辛いときも、喧嘩をしたときも、ちゃんと言葉を尽くして話し合い、
相手の気持ちを考えられる二人の関係性が素敵でした。

ひろの夜泣きやイヤイヤ期、子育ての難所にぶつかる度、
工夫を凝らしながら乗り越える二人もすごくよかったです!


奈央と愛は仲良しだしイチャ甘しているけれど、
あくまで主軸はひろとパパたち3人の物語なので、
パパ二人のラブ方面はどちらかというと控えめです。
なので、ロマンス的展開を想像していると少し肩透かしをくらっちゃうかも。

家族の物語もいいけれど、やっぱり根っこはBL大好き腐女子なので
奈央と愛の大学時代の馴れ初めやお付き合いに至るまで、
恋人期間のラブなエピソードももう少し読んでみたかったなぁ。。。

4

みんな誰かの特別

 涙腺を直撃してくる家族漫画の傑作。
 今後同性カップルが家族を迎えることが日常になっていくだろうし、BL というだけでなく、人間ドラマとして万人に読んで欲しいです。
 養子として迎えた愛息ひろくんの成長とともに紡がれる家族の日常。
  同性婚に理解ある両親に育てられた愛くんと、育ててくれた父親を亡くし孤独だった奈央。
 愛くんはゴーイングマイウェイな大らかさをもち、奈央はその反対で繊細な一面がある。
 とにかく、登場人物皆キャラクターがたっていて、愛が奈央にかける言葉、愛の両親の言葉、腕白な有美ちゃんの言葉など、はっとするような名セリフが多い。
 ちなみに、ラブシーンはキスどまりですが、通い合う愛情は溢れてます。
 ひろくんが大人になるまでこの家族の物語をずっと見ていたい気持ちになりました。

10

多幸感に浸っています


私は個人的に凄く好きな作品でした。
愛ちゃんと奈央くんの恋愛風景の描写は最低限という感じでほぼ子育て記録のようだと言われると確かにそうかもしれません。
私は個人的に刺さりまくったので、好みが分かれる作品というレビューを見て正直驚きました。

ご両親にたっぷり愛されて育ってきた愛ちゃんが、母親に捨てられた奈央くんに「母親に会いに行こう」「愛されているはず」と言ったのは奈央くんに笑っていてほしいと心の底から願っていたからで、酷く無神経だったかもしれないけれど、それは確かに愛ちゃんなりの愛だったと思いました。

同性婚が認められた社会でもまだまだそれが常識として馴染んではいない中で、男親二人のひろくんが周りに何を言われても平気で居られるのは、ひろくんがずっと愛されて育ってきた事を知っているからだと思うし、ひろくんもまた、溢れんばかりの愛を注いでくれた二人のことを愛しているからだと、胸がいっぱいになりました。

何度も読み返して家宝にしたいです。

7

映画化して全国民に見てもらいたい

もう、ひろの作文で泣いちゃいましたよ。
こんな温かい気持ちのBL、素晴らしいです。ドラマ化か映画化して全国民が観るべきだと思います。

いろんなところで、普通ってなに?っていうのが散りばめられています。
そして、あなたはあなたのままでいい、というメッセージも。
BLという枠を超えてますよね。
自分に悩みながら生きている人が多く、その人たちにも読んでもらいたいし、周りの人も読んで、そういう考え方の人もいると理解してほしい。

愛が一風変わった人なんだろうけど、自分の間違いに気づき、素直に受け入れられる人で良かった。それで、奈央もだいぶん助けられたと思うし、奈央の存在が愛をたすけていたんだろうな。

ひろが、愛情を一身に受け止めて、本当にいい子に育ちました。「ひろisひろ」は名言だと思う。自分は自分。大事なことですよね。
養子の事も、凄いなと思います。子育てしたことある人、読みながら「あるある」と思っていたんじゃないでしょうか。本当に子どもは怪獣です。
しんどい子育てをポジティブにやっている二人、すばらしい。
フローチャート作ったり、課題を絞ったりとか、男の人らしい視点の子育てで面白かったです。「男の人らしい」っていうのは、ダメでしたね。
「っぽい」「らしい」とかはダメですね。

学ぶことが多すぎて、本当に良い作品です。
多くの人に読んでもらいたいです!

8

見守る

日本でも同性婚が認められている世界で、大学時代から付き合って結婚した奈央と愛がひろを養子で迎えるところから始まって。
子育ての難しさや周りとの付き合い方など未知の体験をしていくなかで、ふたりも一緒に成長していくような展開となっていました。

「普通ってなに?」という疑問というか壁というか。その型にはめられることに対して葛藤する作品はよくありますが、恋愛をしている当事者だけではなくてそこに子供がいるとなるとまた意味も違ってくるものなのだな、と。
問題を乗り越えるために頑張るふたりを見守りながら、色々な家族のカタチがある未来はそう遠くなくきっとやってくるので、そういう点でも考えさせられるお話だったなと思います。

ふたりの関係性はすごく素敵で良い夫夫なのだけど。周りの目を気にしたり、相手の言葉を深読みしたり…こういう「気になってしまうこと」は話し合いをしてもなかなか解決できないと思うし、お互いが歩み寄っても分かり合えなかったりすると思うのです。
ふたりの真っ直ぐに生きようとしすぎな感じがちょっと息苦しく思うところはありました。

奈央と愛の考えの違いでモメる場面を見て、そういうことは子供を迎える前に話し合うべきだったとのではないかなとちょっとモヤったり、どういう視点で彼らを見たらいいのか迷ったりしましたが。
ひろはとても可愛いし、3人のやり取りはあたたかいものがあって。素敵な家族の成長を見守ることができて良かったなと思える作品でした。

4

ひろが可愛い!だけじゃないお話

初読みの作者さんでしたが、試し読みでひろの可愛さにやられ即買いしました。
どうしても子育てBLとか同性婚カップルBLにはリアリティを求めがちになってしまうんですが、子育てのツラい部分もちゃんと描かれていて、作者さんは子育て経験者なんだろうなと勘違いしちゃいました。
泣き声フローチャートも、案外男性カップルは作りそう…。

奈央の母親についてですが、安易に再会して和解〜みたいにしなくて良かったと思います。
夫婦(夫夫)だからと言って、触れてほしくない事、掘り返されたくない事だってあるよね。
普通を押し付けられたくないのに、相手の事となると間違えてしまう。
これから幾度となくこういう出来事があるんだろうけど、それを乗り越えて絆を深めて欲しい。

子育てとなると、正解はなくて間違ってることさえわからなくなるだろうけど、とりあえず子供が笑ってればそれでOKくらいののんびりさでやれれば良いなぁ。

ひろに癒されただけじゃなくて、色んなことを考えさせられたり気づきがあるお話でした。

3

難しいこと扱いすぎでは?

この作者さんのSNSなどを見ていて作品画好きで購入したのだけれど、子供の感じがいまいちリアルに感じられずノリきれなかった
とくに作文が…
てか、大人が子供の作文を創作しているのでピンとくることがほとんどないんだよね
娘と結婚する?とかいうおとなが出てくるのもちょっと嫌で…男女の子供同士が仲がいいの見て結婚したい?とか聞くの気持ち悪くてダメなの

愛の父親の両極端云々の話は良かった
そうだなって本当思った

あと、お母さんに捨てられてるのってめちゃくちゃ重たいから気になる側のタイミングで触るのはとにかくナシだろって思っちゃった
愛されて育ったやつの無神経炸裂、マジしんどい

まぁ、無神経なやつだって愛されたらいいとは思うけれどね

10

優しい子育てBL

ろじ先生のデビュー作。
二次創作で「○○と言えばろじさん」と有名でした。わたしも何人かにそう言われて作品を見てファンになりました。
その頃から変わらず、今作も優しくて胸がきゅんとするような作品になっていました。


今作は同性婚も合法化して、同性カップルも養子縁組できるようになっている世界。
それでもゲイであることをカミングアウトすることや男が子育てすることに「え?」と思われたり「すごいね」と言われたりしています。
そんな中で家族になった3人が成長していくお話です。

とにかくキャラのお顔がいいんです!誰もが好感持てるかわいい絵柄に優しい登場人物たち。嫌な思いをしないで安心して読めます。
BL初心者やBL未経験者にもおススメだと思います。
ただBがLしていない!と、物足りなさを感じる方もいるかもしれませんが…。

ろじ先生の描くカプは正反対のキャラが多く、どちらが攻めか受けかわからなかったり、「え?そっちが攻め?」となったりします。甘えん坊の方が攻めの時が多いような気がします。
この作品でも攻めは奈央と受けは愛となっていますが、パートナーとして受け攻め関係なくふたりが支え合っているのがとても素敵だと思います。

「子育てBL」として家族の絆、親子の絆、夫夫の絆がちゃんと描かれ、またBLである「普通」とはということを考えさせられます。
ふたりの過去や出会い、愛の両親との交流やひろの友だちやその保護者との付き合いなどもきちんと描かれていると思います。

作中にエロシーンはないですが、いい男たちのイチャイチャもほんわか楽しめる作品になっています。
そして、息子のひろがとてつもなくかわいいです!とってもいい子に育って行きます。ひろの将来も楽しみで、ぜひ続きが読みたいと思いました。
ああ、かわいかったなぁ…。

3

好き嫌いが分かれる一冊です

はじめての作家さん。
好きな絵柄で、子育てBLも定期的に読みたくなるので発売前からかなり楽しみにしていました。
同性婚が認められ、養子縁組で赤ちゃんを迎えたふたり(奈央と愛)。赤ちゃんから小学生まで成長したひろとの日々のお話。
エロ描写がなく、子育て大変さも描かれていますがほのぼので癒されると同時に、リアルの描写もあります。
BLはファンタジー、現実のことを思い出させたくないというタイプの腐女子さん腐男子さんには向かないかもしれません。
多様性、「普通」でないことに悩み、男らしさ女らしさ、何気ないひと言で無意識に誰かを差別する……
拝見していていろいろ考えさせられました。
この作品の中、固定観念に捉えられ、無自覚差別するキャラもいます。完全に理想な世界ではありませんが、そうなるように一人ひとり気をつけて努力する必要があるんだなぁと。
BLというとどうしても敬遠されがちですが、腐女子腐男子に限らず、もっといろんな人に読んでほしい一作だと思っております。

3

ただ可愛いだけじゃないです

ひろくんは可愛くて自己肯定感高めで、出てくる度に癒されます。でもそんな可愛さだけじゃなくて、奈央くんや愛ちゃんの不安や葛藤が胸にグサッときます。読んでいて涙が出てきました。本当にいろんな方に読んでもらいたい作品です。

3

沢山の方に読んで欲しい

ちるちるさんの情報には電子単話版の作品とこちらのコミックスの情報しかなかったので、ろじ先生のデビューコミックスになるのでしょうか?

表紙とタイトルから子育てものだと思って購入したんですが、当たりでしたが良い意味で裏切られました。

大概の子育てBLだと兄弟姉妹が亡くなって他に身寄りが無いからとか、オメガバで実子というパターンが多かったのですが、こちらは同姓結婚が認められた世界で、2人は特別養子縁組でひろという乳児を迎えていました。

初めての育児を試行錯誤しながら協力する様子や、ひろの成長に涙を流す様子が実に暖かいんです。
ゴーイングマイウェイの愛と、ちょっと人見知りな奈央がひろを通して人付き合いの幅が広がって行く様子が凄く面白かったです。

「普通」とか「らしさ」という雑なカテゴライズに苦しむのは、何もゲイばかりでは無いところを描いているところも素晴らしいと思いました。

きっと、もっと進んだ世の中になったなら奈央や愛と同じ選択をして、同じ様な悩みを持ったり喜びを見つける人もいるのでは無いかと思いながら読みました。

正直言って派手な事件や出来事は無いし、奈央と愛は既に結婚しててひろの子育てに必死なのでキスシーンしかありません。でも、そこには確固とした愛が存在してました。BLの枠を超えた人間ドラマになってるんです。
そこが評価を分けている要因だと思いました。

ひろが小学生になってからやはりクラスで嫌なことを言う同級生が居たようですが、争う事なく作文で家族の事を発表したひろが凄く聡明で逞しいと思いました。
また、保育園からの幼馴染みの女の子が良き理解者でいて、幼い頃から色んな選択肢を与えて考える力を備えている子ども達は強くてしなやかで美しいと思いました。

個人的には奈央と愛が大学で出会って付き合うまでのお話が凄く良かったです。

ろじ先生の連載中のお話も凄く気になっています。

3

可愛いお子ちゃまに癒されたい方…必見です。

表紙の幸せそうな3人に惹かれて手に取りました、初読み作家さんです。題名通りの、養子縁組した子供とパパさん2人との心温まるファミリーストーリーでした。

同性婚が認められていて、男性2人が育児をしていても見守ってくれる…優しい世界です。そこで学生時代から愛情を育てたカップルが自然に子供を欲しいと願って、色々な葛藤を乗り越えて家族になっていくのです。

Hは一切無いのですが、それが心の繋がりをクローズアップしてるようで、自分的には無くて良かったと思えました。子供時代愛されなかった葛藤が、家族という絆の中で解されていく描写に心温まるのです。

そして何と言っても外せないのは、お子ちゃまの可愛さですね。赤ちゃんから段々大きくなっていく様子を見守って、気分はまるでお祖母ちゃんのようで悶えました。

普段から育児モノを選んで読むほど好きなのでBがⅬしてなくても全く問題ないのですが、そういうのを求めてる人には物足りないかもしれません。ですが、可愛いお子ちゃまを愛でたい方は必見だと思います。日々に疲れた時に、優しくて温かい家族にまた会いに来ます…。

3

良作、でも評価は難しい

作家様の絵が好きで作家買です。

とても良い作品だと思います! 
赤ちゃんひろ、園児ひろカッワイイし❤︎
子育てBLって興味無いのですが、この作品はその手の苦手はありません。
感動もすると思います。
丁寧に描かれているし、みんな違ってみんな良い的な…
同性婚が認知された少し先の未来、そして養子「ひろ」と
オープンな「愛」と幼少期の背景に囚われてしまう「奈央」2人のパパの物語

難しいんですよ〜内容じゃ無い、読む側の捉え方が…
理想だけど絵空事って思ってしまう、穿った読み方をしてしまう自分には、ボーイズラブなんだろうか?と考えてしまう。
でも、BLって懐深いから何でもアリなのか?と思ってみたり、で評価出し辛い。
BLの評価というより子育て書評価をした方がしっくりくるかと…
でも作画やセリフ、コマ運びや演出等は疑問を持つ事なくするすると読めましたので
バランスの良い作品だと思います。

読んで驚いたのは、子育てした事ない作家様だと言う事と
ポジション知らんかったので、君がネコ?え?タチ?萌〜
となってしまった腐女子脳の自分…

6

普通とはなにか。綺麗事を超えず。

コミックスとしてはデビューになるのでしょうか、
イラストが好きでコミックスになったら購入しようと思っていました。

結論は思っていたように、BOYSはLOVEしていなかった。

設定は同性婚が認められ、養子縁組で同性婚でも子どもを迎えられる時代。
既に結婚している奈央と愛のもとに、ひろくんを迎えるところから始まります。

子育てする中で、赤子vs親、お互いの親、ママ友(パパ友)付き合いとその親世代、との付き合いの中で課題が次々出てきます。
課題はよくある偏見だったり、育ちの違いだったり、身近に感じられるものばかりでした。イメージはTwitterの実録マンガでたまにパズるような。
ひろくんの成長に合わせて、これらが1つずつ、1話完結のように出てき、絵日記のような表現されます。

全体を通しては、偏見であったり、こうあるべきの押しつけが軸になっているのかな。

奈央と愛は、冒頭からお付き合い・結婚までしている訳で、好きになる〜両思いのようなキュンキュンは難しかったです。
回想はあるものの、現代編でキーワードになるような出来事を押してるから、キュン重視にはなってません。

令和の時代、多様性と叫ばれる時代で、子育てを通して、無意識に偏見や押し付けをしていることに気づいていく、反省すると、大人も成長するんだよってことが言いたかったのかと思いました。
ただそれをBLのジャンルでする意味はあるのか、ある種大きな主語の社会的課題を取り入れているので、なおさら違う文脈でするべきではないかと思いました。

幸せな家族、幸せな子育て、幸せな考え方、1冊で説得力あるようにまとめられていますが、キレイすぎて寒さが否めなかった。

メッセージ性と描き方、ターゲットが整っていなかったと思います。

14

色んな愛をこの作品を通して感じる

秒で読めるBLで読んでいた作品です。

奈央と愛の恋愛模様だけではなく、
二人が親になり、二人の子供のひろを育てていく姿を堪能することが出来、
家族BLが好きな方にはたまらない作品かと思います。
ひろも成長しつつ、二人も親として成長していくんですよ。

実際に子育てしたことがある方とは評価が変わるかもしれないのですが
私はすごく良い作品だなぁと思いました。

色んな「愛」を感じることが出来ます。
奈央と愛の恋愛についてはキスまでしか出てこないのですが
この作品に関してはそれがまたいいなぁと思いました。

感想を言葉にするのが難しいのですが
本当に良い作品だなぁと思いました。
購入してよかったです(*´▽`*)

4

最新の育児書かと思ってたのよ

申し訳ないんですが またもや作家さま買いです
ずーーーっと気になってたので 紙で手にできただけで感無量っす


子どもがでてくるお話に若干苦手があります ←なのに子持ち読みすぎじゃね?
大人を喰ってみたり こまっしゃくれたガキが出た瞬間

ウぜぇわガキッ!((怒)) って怒鳴ってるときあります ←相変わらず過激派でごめんなさい

ただ ここんちのガキんちょはすき 何せ言葉も通じない 『暴君』

暴虐ではないが 人民を苦しめる君主
気ままなふるまいに この横暴さ 絶対君主さまさまで

子どもはこうでなくっちゃッ と ときめき満タン ナンダソリャw


可もなく不可もなく繰り返す毎日と なんでもない日常
そんなことが何より幸せなんだって思わせてくれる優しいお話ではあるんだけど

BLに何を求めているか が カギになるのかな?

ラブやライクのキャッキャうふふに きゅん するようなものプリーズなら ちょっと違うな になるだろうし
ライフはどうでもいいから あまあまのイチャイチャに ズキズキ するようなセックスください ってんならこれも あぁ違うわ ってなる

人を育て 自分も育っていく

そんなものに 読んでる自分が解され ちょっと泣かされ ちょっとほっこり豊かな気持ちになれるようなものをお探しならドンピシャなのかな? それもまた違うような


受け入れ 寄り添い 支え 与え 許し 分けあい 慈しむ

ひとりでは出来ないことを丁寧に重ね 愛される喜びと愛されなかった哀しみを持った真逆のふたりが出会い 戸惑いや間違いにすれ違がうたび向き合って 誰かの当たり前を生きるんじゃなく 自分たちらしく生きることを知っていく

同棲婚で子どもを育てる難しさや悩みより 変われないものを変わらず愛せる
あなたがいてくれてよかった ってのががつまってるお話だったな と


いや出だしがね 子育てしてるときに読んでたら「なるほど」と思えることがあったり
うち イヤイヤ期を経験してないんだよねとか あぁわかるその感覚とか いろいろ思うところあって育児書のままほのぼの終わるんだと思ってたから ううううん

人目を気にせず自分らしく生きる

この簡単そうでとんでもなく難しいことをよくここまでうまく幸せと絡めながら魅せてくださったな 
とは思うんだけど 家族愛はいい 夫夫のありかたもいい でもなんかが足りない

なんだろ? 何が足りないんだろ?
あぁぁ ごめんなさい この物足りなさがなんなのか自分でも説明できないんだけど

あれかな? ふたりの馴初め部分が寂しさを埋めるためにみたいに見えちゃったのが引っかかってんのかな?
愛のでっかい愛はわかるのに 奈央の気持がイマイチ追いついてないような ほんとに恋愛の末結婚したの? なんて

いやいやいや なんだかんだひっくるめてこれからそれを育てていくってことで ね

うん いいお話でした  

2

全人類見るべき作品です泣泣泣

語彙力が無さすぎてどう伝えればいいか分かりませんが、とりあえず全人類に見てほしい作品です。今まで読んできた数々の作品の中でいちばん強くそう感じました。
キスシーンはあるがBL本というカテゴリーにされるのが何故か悔しくなってしまうくらい全人類に見て欲しい。
涙無しでは見れません。。。T^T号泣
本当にとてもいい作品でした。Twitterで見つけて即買いして良かったです。
出会えて良かったです。
ろじ先生ありがとうございます。泣泣泣泣泣


+ ひろがめちゃくちゃに可愛いです。
何故か読みながら私もひろの親になった気分になっていて泣きました。
ひろちゃん、これからもスクスク元気に育ってね‪;;♡

4

リアルな子育てヒューマンドラマ

設定としては同性婚が法的に認められ、
養子縁組が可能になった日本が
今回の物語となっております。

今までいくつもの子育てBLを
読んできましたが、
この作品が一番現実に近いように感じました。
(※どの子育て作品も皆違って
皆良いと思っております)

3人の血の繫がりはないからこそ、
どう家族になっていくか
主人公たちが考え悩んでいく様が
とても繊細に描かれており
読み手側として
深く考えさせられました。

“家族の形”がテーマとなり物語が進むので、
だいぶ考えさせられる内容ではあるものの、
ひろ君(2人の子ども)がとても可愛らしい
&パパたちを愛しているので重くなり過ぎず
時にはクスッとする場面もあるので
とても読みやすかったです。

何度も読み返したい本だと思いました。

先生の紙本デビュー作ということで、
今後出される作品も楽しみになりました。

応援してます。

9

これから何度も読み返します!!!

とても大好きなお話で、ずっと大事にしたい、何回も読み返したいと思いました!♡
元々ろじさんの作品はSNSで拝見しており、今回本が発売されるのを心から楽しみにしていました。実際に読んでみると期待以上のストーリーで、また普段と変わらない優しく可愛い絵が見られたので大満足でした!単行本1冊で十分なボリュームを感じられるほど楽しめる、胸きゅんポイントの多いストーリーです!
自己肯定感MAXのひろくんも最高に可愛くて、沢山愛されて育ったんだなあと思いました。胸を打たれるタイトル回収でした!
また今の時代に感じる違和感をお話の中で表現されていて、非常に共感しましたし、お話の中で挙げてくださってありがたかったです。その違和感さえも優しい結末になっていて、大変癒されました。
この家族が大好きでずっと見守りたいです!また何度も読み返します!尊い作品をありがとうございます!!!

10

この作品が収納されている本棚

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