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表題作ボーイフレンド17 下

臼井朔美
人気モデル,17歳→20歳
三原葉
雑誌編集者,29歳→32歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下イラスト

あらすじ

年齢も恋愛観も違うふたりが惹かれ合う不器用で遠回りで一途な恋―――完結

年下人気モデル×ファッション誌編集の真面目なクローゼットゲイ

無理やり抱こうとして拒絶されたパーティーの夜から葉に無視されている朔美。
彩のない空虚な日常を過ごしているが葉の様子が気になり
マネージャーに探りを入れてもらうと倒れたことを教えられる。
いてもたってもいられず葉の自宅を訪ねると
そこにはいら立ちの原因になったモデル仲間の大園がいて―――?

作品情報

作品名
ボーイフレンド17 下
著者
吉田ゆうこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784801979444
4.4

(134)

(87)

萌々

(28)

(10)

中立

(5)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
16
得点
582
評価数
134
平均
4.4 / 5
神率
64.9%

レビュー投稿数16

受けのことを好きになれず

なかなか流れに乗れず、中立評価になってしまった上巻。
いったいどんな結末を迎えるのかと思っていましたが…
下巻でこちらの評価になったのは、やはり臼井の変化でしょう。

なんでしょうかね…すごくかわいらしかったのです。
やっと本来の彼が見えてきたというのかな。
恥もなにもなく、感情を丸出しにして泣きじゃくる臼井の年相応な姿にグッときてしまった。
そうなんです。彼はまだどうしようもないくらいに子供なんですよね。
そんな彼が葉のためにと変わる努力をし、見事な成長を遂げていく。
上巻では想像もしなかった姿です。
恋とはここまで人を変えるのか。
一途で、素直で、真っ直ぐに葉へ愛を伝えてくる臼井が本当に良かった。
これを溺愛攻めと呼ばずになんと呼びましょう。

それゆえに、葉の良さが上下巻を通してもわからなかったのが残念でした。
ずっと「大人」なことを振りかざしてぐるぐるしていたように見えて、ここまで女々しいと萌えられなかったなあ…
繰り返しになりますが、臼井の想いの強さと変化はすごく良かったんですよ。
ただ、そんな魅力的になった彼がなんで葉のことをこんなに好きでいるのかがわからなかった。
でも臼井は何年も前から葉が好きなんですものね。
あんなに恋に落ちた瞬間の顔を見せられてしまったら、もうなにも言えないかな。

しかし、上下巻ともに見開きページがどれも美しくて印象的でした。
大ゴマでスパッと魅せてくれる画面作りが素敵な作家さんですね。

1

彼氏の影響?性格変わりすぎ

17才のクズイケメンに翻弄される真面目29才の話、下巻。

自分勝手な行動で葉の心と気持ちを置き去りにして、葉がああいう言葉を投げるのは当然。と思うけれど。
下巻に入るとなんだか臼井が素直なんです。
自分の至らなさを自覚したのでしょうか。自分が人を傷つけていることにやっと気づいたというか。
逆に、なんて聖人なんだろうと感じた葉の方がヘンな人に見えてくる。ここまで「いい人」だと。
そして急に臼井は可愛くなり、努力して、キスもHもしてこない。優しい恋人。
だけど今度は葉が変われない。
3年。20才まで待って、その夜に「やっぱり……」って言われる臼井。
これは残酷だと思った。
本当に臼井が変わった。上巻と下巻では違う人みたい。ナニコイツって思ってたけど、最後にはガンバレなんて気持ちになるなんて。
それは作者様のトリック?
葉に会って、葉の心/気持ちを知りたい、と思うようになった臼井。
臼井に会って、振り回されて、前の恋を引きずり普通にとらわれすぎる性格から一歩踏み出せた葉。
この作者様の作品にしては希望のみが強いハッピーエンディングだと思う。
そして私は…
こういうカップルの紆余曲折に感情移入できず、結構イラァ…
上巻の臼井のクズ性格は勿論、聖人的な葉の性格や言動にも共感できなかったです。
客観的には、ハッピーエンド良かったネ。

1

読み終えて、タイトルが沁みる

 上巻でも傍目では初期と比べて随分臼井の態度が変わったように見えましたが、当事者の葉が彼の言葉を100%信じることができず、あの晩の臼井の仕打ちも未熟な衝動ではなく裏切りに感じたのなら、やはり一度互いに離れてじっくり考えてみることが必要だったのだろうと思います。離れてみて初めて、相手の存在が今自分の中でどれほどのものなのかがはっきり見えてくる。周りの目があってもなりふり構わず葉に縋った臼井は、本当の愛を知ったんだなと感動しました。そして、一回り年下の臼井を恋人として受け入れる、愛する勇気を出した葉もまた、恋愛で自分の気持ちを抑え込んでいた過去から変わったんだなと。

 付き合い始めてから仕事でもプライベートでも目覚ましく成長し完璧な彼氏になっていく臼井に、葉はまた引け目を感じる展開に。でも1つ変われば、ひとつ不安が襲ってくる、それが人間だと思います。臼井も言っていたけれど、年齢だけは変えられないから。臼井と同い年か年下なら素直に追いつけ、追い越せという気持ちにもなれるかもしれませんが、彼より長く生きていれば、自分はこんなもんで本当に大丈夫なのかと心配にもなるでしょう。葉の気持ちを聞いて強引にことを進めなかった臼井はやっぱり大人になっていましたね。「好き」だから悩むし、「好き」だから不安になる。「好き」だからこそならいいじゃない、お互いに。それだけ確認して手と手を取って、1歩前に進んだ2人。この2人らしくて、ずっと応援したいなぁと改めて思いました。大人な部分と子供な部分をちょうど補え合えている、本当に相性のよいカップルでした。

0

手にとって良かった!!!

実は吉田先生の作品は、何冊か読んでいますが、今までは自分にとって、神評価まではいかなかったのですが、こちらの作品は表紙を見た時から、心にくるものがあり、手にとってみました。

読んで良かった!!!
もの凄く良い。
世の中に布教したい!!!!
その位、良い作品です。

上巻では臼井の軽薄さにイラっときましたが、この作品は臼井の成長が見どころですね。
臼井の変化にキュンキュンきますよ。
そして、三原や臼井の涙の美しさ。泣き顔に惹き込まれる。
3年も臼井が我慢していた事に、三原を大切にしている事が分かるし、結末として本当に最高の流れで、読んでいて泣きました。

吉田先生の他の作品、また読み直してみようと思います。年数が経つと感じ方も変わるし。そう思わせてくれた、この作品に出会えて良かったです。

0

何度読んでも泣ける

大好きなこちらの「ボーイフレンド17」シリーズ。
人の心が分からない最低野郎から、溺愛攻めへの遠望を遂げる下巻です。

上巻での衝撃的なラスト…下巻序盤、朔美から電話がかかってくるだけで気を失ってしまうほど追い詰められた葉が痛々しくて( ; ; )
ぽっかり開いてしまった二人の距離に、初めて読んだ時は「ここからどうやってくっ付くんだこの二人は…」と本気で思ったものです。

そこからの怒涛の展開が、もう、ね…
雨の日、公園で葉と会い葉の家できちんと謝罪する朔美の謝罪とその後に続く言葉に、もう、もう胸がぎゅーーーーと締め付けられました。
心と心で繋がりたかったのに、自分の気持ちに気づけなくて、一番簡単な「体で繋がる」方法を無理にでも押し通そうとしたんだね…
絶対に許される行為ではないけれど、真摯に反省し悔いていることが分かり、ここ読んでる時点で自分はかなり絆されたんですが、謝罪は受け入れた上で、葉の口から出たのは「あんまり落ち込まないで 君が弱ってると僕もうまくさよならできない」……もう、ここで滂沱の涙。

で、そこからの三原の告白と、それを必死で止めに入る朔美の言葉。…沁みました・・
「好きすぎて嫌だ」って言って涙を流す朔美を葉が優しく抱きしめるシーンで、また泣いてしまった( ; ; )

で!またそこからの3年間と3年後が…!神だった。もう、読んでくださーい…!!としか言えないんですけれど。
朔美が言った、「俺が別れる時は◯◯の時だけ」って言葉が刺さりすぎて心臓止まるかと思いました。

上巻のあの切なさやりきれなさと衝撃があってこその、この下巻の感動…ぜひぜひ、たくさんの方に読んでいただきたいです。もちろん、文句なし!!の「神」評価で。

1

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