電子限定特典付き
わーい。すごく楽しみにしていました!
朝から本屋さんに行くのが楽しみで仕方なかったです。
うわわーー!!すごい良かった。良かった!
これは上下巻通して読んだ直後の感想なので、ちょっとテンションおかしいですが許してください。
上下巻作品の上巻なので、気になる…ていうか誤解と勘違いで終わってしまうので、気持ちがワサワサすると思います。なるべく通して読んで下さいね。
上巻は2人の出会いと、親しくなっていく途中段階までのお話です。
モデルと雑誌編集者とのラブストーリーは、最初は少ししょっぱいテイスト。甘さ0が、甘さ控えめになり、激甘に移ろいゆく彼らの恋物語の始まりは、最初は楽しいものではありません。
出会ってすぐに三原は臼井にビンタ。
臼井がいきなり三原にキスをしたからです。
人への興味関心の薄い臼井(あ、シャレっぽい 笑)が、三原のことは過去に見知っていて覚えていました。臼井は何かと突っかかる物言いをする奴で、感情がよく読めない不思議なキャラクターです。
私は彼のことを考えあぐねていましたが、上巻のみではよく分からなかった彼の言動が、下巻を読んだあとに再度上巻を読むと、これって三原のこと好きじゃん?って感じるのです。
態度は口調や表情は冷たいけど、発する言葉は優しくて甘い…。それを本人が気付いてないところがすごく萌えました。
すっごくいい感じできたのに、臼井の激しい嫉妬がそれを壊してしまい、悲しい誤解を生んだところで上巻が終わります。
三原に出会い、心を乱されていく臼井の感情がグチャグチャになるところは、危なっかしいけどこの作品の見どころでもあります。
もどかしいけど彼は17歳。
彼の年齢を考えれば、そうなる気持ちが分からなくもないです。そしてその不安定な情緒を見事に表現する作者さんの描きが素晴らしいです。
彼の不安定な心理描写は、下巻へ最高の形でバトンを繋いでいきますので、期待して下さい。
下巻は文句なしに最高です…!!
上巻は2人の分かりやすいラブはあまりないですが、下巻は分かりやすいラブが多くて、レベルとしては悶絶級。
儚げなストーリーと繊細な絵柄のマッチングが素晴らしいことこの上なし。
2人の恋愛の続きを下巻にて楽しみましょう。
作家買い。
吉田さんの新刊は、人気モデル×雑誌の編集者のお話。上下巻同日発売になった作品ですが、2巻完結の作品なので、2冊まとめて買われることをお勧めします。
ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
文芸編集部からファッション誌編集部へ移動になったばかりの葉。
彼は仕事で人気モデルだという臼井朔美と出会うが、そこで朔美に「あなたのことを知っている」と告げられる。朔美と会った記憶のない葉は困惑するがー。
というお話。
タイトルの「ボーイフレンド17」の「17」って何のことかな?と思っていたのですが、朔美の年齢が17歳なので、それを表しているものだと推測します。
朔美(17歳)が攻め。
一方の葉は29歳。
年下ワンコ攻めのお話かな?
と思いつつ読み進めましたが、うん。吉田作品ですからね。まあ、そんなさっくりとしたお話ではありませんでした。
視点は途中で切り替わりますが、葉視点の方が多いかな?なので、読んでいてどうしても葉の感情に寄り添い気味になってしまうのですが、朔美という男の子が、なんて言うんですかね。序盤好みが分かれそうな、そんな男の子なのです。
イケメンで人気モデルの朔美。
彼は、性格にやや難アリ。の青年です。人の感情の機微に疎いっていうんですかね。他人がどう思うか興味もないし、気にしない。葉に近づき、なんやかんや言いくるめて身体の関係を持つに至りますが。
序盤、読んでいて、理解はできるけれど共感は全くできずにいまして。
まず、ずっと想っていた元カレがいて、その失恋を引きずっているのにあっさり他の男と身体の関係を持つ葉に対して、んん?と思ってしまい。
そして葉に執着する朔美に対しても、なぜ執着しているのか理由が見えてこない。そして何より、本当に葉のことが好きなのかどうなのかも疑問符が頭の中を駆け巡ってしまう。
が、ですよ。
ここから二転三転するストーリー展開が秀逸すぎて萌え滾りました。
今作品は、メインとなる登場人物はそう多くはありません。
朔美と、葉と、そしてもう二人。
当て馬くんという立ち位置とは若干異なりますが、葉の先輩であり元カレの洋と、そして過去に朔美と因縁のあった大園という男性。この4人が作品の軸を成す登場人物たちですが、彼らの想いや感情の機微が複雑に絡み合い、一気に作品の持つ世界観に引きずり込まれてしまう。
上巻は、すれ違ったまま朔美と葉が決別してしまうところまで。
ここで「続く!」となるので、下巻をまとめて買われることをお勧めします。とんでもない寸止めプレイになること請け合いです。
あ、あとカバー下。
このカバー下の葉のイラストが素敵すぎて悶絶しました。缶入りのコンポタ一つで、葉の感情を端的に読ませるその手腕に脱帽です。
吉田ゆうこ先生の上下巻。
ひぇ~
タイトルが良すぎ。
読みたい気持ちが高まりすぎて久しぶりに書店に買いに行きました。
紙の本ならいつもは、通販で少々待ってもよし。
あるいは電子だけど、これは読みたい!
一気読みです。
17才の臼井くんと29才の葉の始まりは、なんかもう、言い表しがたい。
ぐわっと気持ちを鷲掴みにされてしまった。
あーそうね、17才って自分主義だった。自信過剰だったり、その逆も有ったり。
そんな臼井くんと出会った葉の気持ちだったり、大人としての立場だったりは、至極まっとうなんですよ。
葉にしたら、いきなり嵐に遭遇したようなもんだと思います。
上巻読み終わったら、すぐ下巻を手にしました。嵐のような関係がどうなるんだろ。
吉田ゆうこ先生の世界から離れないうちに次を読みたいと、ほんと切に思ってしまいました。
書店買い最高。
…………胸いてぇ
評価の高さと試し読みの魅力に惹かれ購入
じっくり、ゆっくり、
噛み締めながら読み進めた
あ゛ぁぁぁ…
1話読むごとに本を閉じてしまう…
胸が苦しい…なんだこれ…
話が進むと共に2人とも
どんどん可愛くみえてくるのに
胸が苦しいぞ…っ
読了後にカバー下を見て
さらに苦しくなった…すきだ…
2023/01/29 読了
表情のない男の子がまた、わるーい感じで見た目の良さも相まって魅力的に映るから怖いですよね。
絶対に手を出しちゃだめな子だってやつです。
口説き文句がまぁまた凄い。なんでこんなセリフがスラスラと出てくるんだろって感じでしたし、したあとの態度とその場限りで出たセリフってところが凄い。こんな17歳怖いわ。
17歳でこんな子がいるのかは知りませんが、こんな大人はいるなぁと思いしたから説得力が自分の中でありました笑
そんなヤリチンくんが、緩やかに変わってく様が見ていてドキドキさせられました。
お互いに好きになった瞬間なんてものはなかったのかもしれないような、穏やかな二人の時間が確実にお互いの気持ちを変えていっていだたようで。
最後のパーティでの口説き文句もとてもじゃないけど17のそれとは思えずロマンチックでドキドキさせられました。
そこから、嫉妬からくる感情をコントロールできずに自分の慣れているフィールドにもっていこうとして傷つけて泣かすあたりは若くもあり恋愛初心者でもあり。
二人の山場シーンですが、嫉妬をぶつけるほど好きになれたんだなぁとこちらは感動してしまいました。
下巻も大好きなシーンがあります。
おすすめです。