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表題作ボーイフレンド17 上

臼井朔美
人気モデル,17歳
三原葉
雑誌編集者,29歳

その他の収録作品

  • 第3.5話(描き下ろし)
  • カバー下イラスト

あらすじ

気になる彼は年下の男の子

年齢も恋愛観も違うふたりが惹かれ合う不器用で遠回りで一途な恋―――

年下人気モデル×ファッション誌編集の真面目なクローゼットゲイ

文芸編集部からファッション誌編集部に異動になった三原葉。
ある日、人気モデル・臼井朔美の撮影に立ち会うことに……
「俺、あなたのこと知ってます」
撮影終わり、初対面でそう告げられ困惑する葉。
後日再会した朔美に、以前見た時、号泣していた理由を尋ねられる。
付き合っていた人に振られたことを伝えると、
朔美が自身の低い貞操観念を語りながら
突然唇を塞いできて―――!?

作品情報

作品名
ボーイフレンド17 上
著者
吉田ゆうこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784801979437
4.3

(118)

(73)

萌々

(25)

(11)

中立

(5)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
11
得点
503
評価数
118
平均
4.3 / 5
神率
61.9%

レビュー投稿数11

自分の気持ちに無自覚な執着攻め!!

なんて魅力的な2人!!最高です!!何度も何度も読み返しました!!

攻めの臼井くんは、人の気持ちに鈍感、自分勝手、性欲強めのヤリチン、外見かっこいいモデルの17歳(!!)。とにかくクールで執着がないように見えますが、**受けの葉さん(29歳)**にだけはド執着。そしてその執着に自分では気づいていない、というお話です。

まず、この臼井くんの執着が本当に素晴らしい!みんな大好き執着攻めですが、本人に自覚が薄いというのが最高のツボ!序盤から葉さんにベタ惚れしているのに、無自覚であるがゆえにどこか淡白に映るところがまた良いんです。

そして葉さん。最初は地味な人かなと思いましたが、読み進めると本当にいいキャラ!健気で、一途で、清廉で、とにかく「いい子」。文学好きという設定も彼らしくて素敵です。

私が特に葉さんに惹かれたのは、電子特典の葉さん!!なんなの?!葉さんの雰囲気、行動、そして言葉のチョイス! これは惚れます!全員惚れて夢中になるでしょう。感情がグッとこみ上げてきました。臼井くん、お目が高い!!

2人の魅力にグイグイ引き込まれて、不器用なやり取りに胸が苦しくなったところで…なんと下巻に続く!!!

上下セットでの購入がマストです!

0

自分の気持ちに嘘をつかない、取り繕わない貴重な2人

 吉田先生の作品を久々に読みましたが、やっぱりこの独特の静謐な空気感、時折文学的・哲学的とさえ感じる台詞、愛について考えさせられてしまうところが改めて好きだなぁと思いました。17歳でモデルの臼井と、29歳で雑誌編集者の葉。一回りも年の差があるけれど、臼井の方はこの若さで悟りきっているような貫禄があります。一方の葉は自分を曖昧に振った相手を数年一途に想い続けるような純真さがあって。でも、最初の2人の印象はページを進めるごとに徐々に変わっていく。

 葉は傷心につけこまれて臼井に簡単に絆されてしまいそうなのに、意外と芯があってはっきりものを言う時もあるし、29年生きてきた彼なりの人生経験をちゃんと感じさせてくれます。孤独を埋めるために臼井を許しているわけではなく、彼は最初から臼井は臼井として接していました。自分を傷付けた言葉に対してはきちんと自分の気持ちも表明する。大人ぶって己のキャパを超えて無理に相手を受け入れることはしない人。その無意識の正直さが、嘘と本当が混沌とした世界で生きている17歳の臼井には心地よかったのかなと。ヤりたい時に相手を乗せるために言うことは嘘じゃない、という臼井の潔い台詞もまあ分かります。嘘じゃないけれど、儚い刹那の本当よね。17歳でこんな風に悟りきってほしくはありません。正直者同士で実はとても相性のいい2人だと思うので、長く、永遠とも思えるような本当の愛に触れて、お互いこれからの人生が彩り豊かにになることを願います。

0

大っ好きな作品

本当に大好きで、何度も何度も読み返しているシリーズです。
(以下、下巻の内容に触れています。ご注意ください↓)





年下モデル攻め × 雑誌の編集者。ちょうど一回り年齢が違う恋!!(これだけで萌える)

先日のJ庭で同人誌をゲットして読んだんですが、本編をどうしてもまた読みたくなって読み返しました。

いつだったか、ちるちるさんの記事でも紹介されていたと思うんですが、本当に上巻と下巻での攻めの変貌がエグい…。

クズ攻めから溺愛スパダリ(になりつつある)攻めへ。
上巻では人の心がわからない最低野郎なのに、下巻で”葉(攻)のために変わる!”と決心をした攻めの健気さといったら…!

上巻は最低な行為によって葉に見放される攻め、というショッキングな場面で終わっているのですが;下巻!下巻で攻め、頑張るから…挽回するから…!

ということで、ぜひぜひ上下巻一気に読まれることをおすすめします◎

0

めっちゃ惹かれました。

表情のない男の子がまた、わるーい感じで見た目の良さも相まって魅力的に映るから怖いですよね。

絶対に手を出しちゃだめな子だってやつです。

口説き文句がまぁまた凄い。なんでこんなセリフがスラスラと出てくるんだろって感じでしたし、したあとの態度とその場限りで出たセリフってところが凄い。こんな17歳怖いわ。
17歳でこんな子がいるのかは知りませんが、こんな大人はいるなぁと思いしたから説得力が自分の中でありました笑


そんなヤリチンくんが、緩やかに変わってく様が見ていてドキドキさせられました。


お互いに好きになった瞬間なんてものはなかったのかもしれないような、穏やかな二人の時間が確実にお互いの気持ちを変えていっていだたようで。


最後のパーティでの口説き文句もとてもじゃないけど17のそれとは思えずロマンチックでドキドキさせられました。

そこから、嫉妬からくる感情をコントロールできずに自分の慣れているフィールドにもっていこうとして傷つけて泣かすあたりは若くもあり恋愛初心者でもあり。
二人の山場シーンですが、嫉妬をぶつけるほど好きになれたんだなぁとこちらは感動してしまいました。


下巻も大好きなシーンがあります。
おすすめです。

1

クズが突き刺さる

吉田ゆうこ先生の描く空気感が大好きです。

可愛いテイストの絵なのに、その中身は意外にも
ダークというか、アンニュイというか、もったりとして重い。
そして、読み終えた後にしばらく引きずってしまいがちです。

本作もまた『ボーフレンド17』なんて青々しいタイトルにも
かかわらず、ぐっさりと突き刺さってしまいました。

ファッション誌の編集部で働く葉はある日、撮影に立ち会った
人気モデルの朔美から「俺、あなたのこと知ってます」と言われ…。

朔美は見た目はいいけれど、中身はクールを通り越してクズ。
言動からは葉に気があるように見えるのに、葉を平気で傷つけるし、
ちっとも大切にしない。

そして、根が真面目で純粋な葉は10歳以上も年下の朔美に振り回され、
キスどころか処女まで散らされてしまう不憫っぷり。

年齢にしろ性格にしろ、上手くいく要素が全く見つからない二人。
それなのに惹かれてしまう理由なんて、恋しかないですよね。

葉の元恋人に対する朔美の態度がそれを物語っていました。
別れた後も葉に想いを寄せられる元カレに向ける朔美の嫉妬心が凄まじい。
葉を傷つけた元カレに丸出しの敵意と露骨すぎる牽制。
それまでの大人びてクールな朔美とは違って感情が剥き出しで、
普段は何にも興味なんてなさそうなのに好きな人のためなら
ここまで激情に駆られたりするものなんだな、と愛おしさが込み上げました。

そして、その一件以来、じわじわとデレ始める朔美。
相変わらず無表情だし言葉も辛辣だけれど、
暇さえあれば葉と過ごし、ベッタリモードなのです。
おそらく本人は無自覚なのだろうけれど、
不器用な朔美の好意に不覚にもキュンときてしまいました。

個人的に二人がすきやき店で食事をするシーンが特に好きでした。
他人を喜ばせようとしたことなんてないはずの朔美が
柄にもなく葉をもてなしているのがいじらしくて。
加えて最後のページになってその日がクリスマスだと判明するのが
上手いなぁ…としみじみ噛みしめてしまいました。

葉のことになると何年も前のことでもよく覚えていたり、
他人に無関心なくせに葉のことだけはよく見ていたり、
それだけで朔美にとって葉が特別な存在なのだと伝わってきました。
出会いは最悪だったけれど、少しずつ心の距離が縮んでゆきとても良い感じ♪

だったのに!
過去の朔美の愚行が原因でこれまでの全てが台無しになってしまうラスト!
あともうちょっとだったのに…朔美のバカバカ!
悲しみに打ちひしがれながら次巻へ!

4

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