イラスト付
ついに読み終わりました……
はぁ、途中心配になりましたよ。
あとこれだけしかページ数ないのに全然不穏な空気流れてますけど!?って。
最終巻は心穏やかに甘々かと思ったら大間違いでした。
ノアの大暴走を予想していたけど、ノアと水晶宮へ逃げ込み、自分が扉を失いかけて世界を変える決意をしたマホロ。
ノアがいないと生きていけない、とマホロも愛を再確認し、お互いの気持ちを確かめあった矢先の別れ。
ノアと交わる運命は訪れなかった、の箇所は
私も胸がおしつぶされそうな思いでした。
ハピエンにまとまったけど、新世界のふたりももっと読みたいよ!!!
とうとう完結、ということでドキドキしながら読みはじめました。
読み進めていくうちにページ数が足りるのかドキドキしてしまい、本当にこの巻で完結?と思うくらいに最後まで終わりが予想できませんでした。
最後、マホロの決断はマホロらしいもので、彼の純真さと成長を感じて涙しました。
文句なしのハッピーエンド! これまでのことを思うと寂しい気持ちもありましたが、この世界の彼らにとっては最上のものでしょう。
あとがきでも触れられていましたが、私はこのシリーズを読んでいろいろなことを考えました。
「生と死」「善と悪」「決断すること」「犠牲と平和」などなど、自分の人生とマホロたちの状況を比べたりしました。
ノアに「質問。」と投げかけられるたび、私自身も「哲学」しました。
きっと正解はないだろうけど、そうやって考えることが正解につながっていくのだと、このシリーズを通して学びました。学生のころにこの作品に出会えていたらどんなに良かったかと思います。
考える機会をいただけたこと、夜光花先生に感謝しています。
キャラクターたちについて。
マホロは自分の意思を持つようになり、1巻から比べるとかなり成長したように感じます。意見ができるようになったり、将来のことを考え始めたり。地の文だけを見ても、思考している内容が全然違うなと嬉しくなりました。
最後の決断後に世界が変化してから、マホロはどれだけ心細い思いをしたのでしょう。それでも後悔することなく前向きに生きている様子が印象的でした。
ノアのマホロへの愛は本物でした。
ところかまわずマホロを抱きたがる部分は笑っちゃいますけど、最後まで悪にならなかったのはマホロへの愛が一番大きいのではないかなと思います。
マホロのためを思って陛下と交渉したり、マホロのジーク様への思いをわかろうとしたり。一直線なノアなので、目に見えるところ以外はわかりづらいけれど、それでも深い愛を感じました。彼もマホロとは別の方向性で、かなりの成長をしたと思います。
他にも好きなキャラがたくさんいすぎて、語ろうとするとどんどん文字数が伸びてしまう……。
特に陛下! 陛下は本当に好きで好きでたまらなかったです。どこか裏を感じるけど、悪にはならなそうで。国のためにしっかりと働き向き合っている姿がとても好きでした。
でも冷酷でばっさり切り捨てられるところがあって、薄々感じていた「もしかして……?」が答え合わせできてスッキリです。彼ら王族もきっと苦しかったのでしょう。
そう思うと、本当にマホロは頑張ったと思います! もとの世界のためによく頑張った!
ただ一つ心残りがあるとすれば、すべてが丸くおさまったあとのイチャイチャをもっと読みたかった……!!! ノアとマホロのイチャイチャをください!!!
ということでその後のSSなどがないかと探していたら、コミコミさんの有償特典なる存在を知りました!!
電子で読んでおりましたが、まだコミコミさんに在庫があったので即ポチりました!!
届くのが楽しみです! どんなその後になっているのでしょう。ワクワクしています。
終わった!!寂しいです(TдT)
すごく楽しませてもらいました、先生ありがとうございます!!
もう完全に映画レベルです!
エンディングは先生の言う通り一番無難なエンドですね。
ゲームにしたら絶対に面白い!!
ジークフリートルート、アルフレッドルート、レオンルート、オスカールート…
最初誰にするか絶対に悩む!!
ノアルートはもう分かったから最後にするw
という妄想は止まらない。
やはりジークフリート編読みたい(TдT)
あと1冊番外編集を出して頂きたい。
夜光先生は本当に面白い作品を書かれます。
私の中では、1番読みやすく、作品を楽しみにしている作家さんです。
血族シリーズも最終巻となりましたが、もう1度最初から一気読みされることをお勧めします!
新刊が出るごとに読んでいたので、シリーズものは完結したら最初から読み返すのが流れが理解できてよいと思います。
私の中ではまだ続編希望がありますので、完結おめでとうはまたの機会に。
奈良千春先生のイラストが、恐ろしく嵌っているので、虫メガネを用意してじっくり見るべし!
血族シリーズ最終巻。
読み終えてしまった…と、終わってしまうのが寂しい気持ちと、全7巻にも及ぶ壮大な血と魔法の物語をリアルタイムで追えたうれしい気持ちとでいっぱいです…!
薔薇シリーズや少年シリーズを読んだ時にも感じましたが、これほどまでに手に汗握る展開に熱い本格的なバトル描写、胸踊る設定の数々を織り込んだファンタジー作をBLという枠の中で見事に描いてしまう夜光花先生の筆力に驚きを隠せません。
こちらの血族シリーズもハラハラ・ドキドキ・ときめきが揃ったジェットコースターに乗ったかのような展開が待ち受けていて、続刊が刊行される度に終始わくわくとしながら夢中になって読みました。
最終巻を読み終えた今、いろんな感情がぐるぐるとしています。
まず、すごく面白かったです!
ノアとマホロの関係性はもちろん、1作目では頼りなさすら感じられたマホロの成長が見どころのひとつかなと思います。
前巻の終わりからあと1冊でどう着地するのかが全く予測がつかないものだったので、どんどんページが少なくなっていく度にえっ?どうなるの?とそわそわし、ラストにはこう来たか〜!と唸ってしまう。
でも、良かった部分とうーん…としっくり来ない部分があったのも正直なところです。
高評価が多い中で評価を少し下げてしまって心苦しいのですが、これも個人の1レビューということで。
今作は前作よりもほんの少し中弛みして失速してしまったかなと感じました。ちょっと人が多かったのかも。
もう少しここも詳しく読ませてほしかったなと思う部分もあり…ラストまでの展開を悩まれていたとあとがきにあって、なるほどと思ったり。
ですが、先述の通り途中からグッと盛り返して一気に夢中にさせられました。惹き込む力、読ませる力がすごいです。
今作のみですと萌萌寄りの萌、シリーズを通してだとやはり神評価。
奈良先生の挿画も最後まで迫力のある美麗さで素敵。
エンドマークが付くのが寂しいですが、本当に読み応えのある作品です。最後まで楽しませていただきました!
魅力的なキャラクターが多い作品でしたので、願わくばスピンオフも読んでみたいなあなんて。