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BL漫画でこういうオムニバス形式の作品って案外少ないですけれど、もっと増えてもいいんじゃないかなと思いました。タイトルにもある縁結び商会の2人もできているし、そこを訪れる人、彼らに出会う人もまた恋をする。一般漫画ならけっして珍しくはないこういう形式、好きだなぁ。その分1つひとつの話は短編寄りになりますが、それでもしっぽりと魅力的に描ける阿部先生はさすがです。飲み屋街、ネオン街などの背景もいいですよね。そう簡単にはなびかない元ホストで現弁当屋の佳人には、今度こそ明るく楽しい恋愛をしてほしいです。
強面だけど優しい豪と華やかで美しい宇楽が営む、ゲイ専門の恋活相談所「おしどり縁結び商会」へ訪れる人々の笑いと涙の悲喜こもごも。
出てくるカップルそれぞれのドラマがもう切なくて愛おしくて。
上巻はワケあり元No.1ホストの藤井と、人気モデルシオンの2人が特に泣けた…。過去のトラウマを抱え一人で殻に籠もり苦しむ藤井、生きる希望のない虚しい日々を送っていたシオン、出会った事でお互いがまた日常に光を見い出していくのが最高です。カフェや周りのみんなも素晴らしくて、思わず一緒に泣いてる一員となってしまう〜。
そして、豪と宇楽の出会いからの話が始まり、下巻へと続く!!
ゲイ専門?のカップル紹介所を営んでいる宇楽と豪。そこに出会いを求めてやってくる人達のお話2つと、宇楽と豪の出会いのストーリー(途中まで、続きは下巻)
面白くて、キャラが魅力的で引き込まれる。
短編だからちょっと話の展開強引なところもあるけどまぁそこは重要じゃないからヨシ。
余命半年で今まで恋したことがないから本気の恋がしたいとの申し出に宇楽さんが選んだお相手は、売春まがいの事をしてくさくさしてた川谷くん。
この子の事がもちょっと知りたかったな。宇楽さんが合鍵持ってて土足でズカズカ上がり込んでヘアカットからスーツ購入までの身繕いまでしてあげる仲ってどんな関係なの?
当初は読切だったから設定が端折られてるとかなのかな?
まぁでも面白く読めたから良いのです。二つ目のお話にホロリとさせられました。過去の出来事に囚われているお弁当屋おじさんの心のわだかまりを若い男子が解いてくれるお話。こういうグイグイいけるのは若さ故なんだろうな。泣いてるおじさんにグッときました。
最後は宇楽さんと豪さんの出会いのお話。
この時から近所のおばちゃんゆかりちゃんとお知り合いなのがいい。この時は小料理屋をやってたゆかりちゃん、今は店を畳んで昼夜お弁当屋の弁当みたい。自分でお店やってた人が毎日食べてるくらいだからここのお弁当美味しいんだろうな。
朝はあの喫茶店のモーニングなのかな?密かな恋心抱いているマスターとカウンターでお話しするのが毎日の喜びって顔してる。
宇楽さんと豪さんとってもオシャレ。ハイヒールが素敵。姿勢良くハイヒールで歩く姿はカッコいい。
下巻も楽しみに読みます。
シーモアで購入
阿部あかね先生にしてはエロ控えめ。
修正が必要なシーンなし
阿部あかね節ですねぇ。
キャラが深い。濃い。
それが説明的に「はいっ、このひとはこういうひと!」ってモノローグとかで出てくるんじゃなくて、ちょっとずつ小出しにされる感じ。
まさに初対面から、そのひととなりを知っていくような。
そして気付けば、ものすごく好きな人になっている。
阿部先生の作品のキャラクターって、そういうひとが多い。
下巻が出たので上下ともhontoで購入しました。
1話目を読んでいる辺りでは、「オムニバスかー。この商会のキャラ濃い2人は何者なんだろ」と思ってました。
2話目から一気にのめり込みが加速していって、気付けば上巻が終わってました。
コワモテ風リーゼント(豪)と美麗なハイヒールさん(宇楽〈うら〉)が営む縁結び商会。
そこに来る客に、ぴったりの相手を見つけてあげるのが仕事のようなのですが、実際に仕事らしい仕事は1話のみ。
余命わずかなゲイ男性が「恋をしたかった」とやってくる第一話。
この段階ではまだ紹介程度なので、「どんな話だろ?」という程度。
読み終わった時点でも「ふーん、今回は軽い感じなんだなあ」というくらい。
ただ2話目からが重い!
重いけど、のめり込んでしまう!
元No.1ホストのお弁当屋さんと、売れっ子モデル。
ごはんが出てくるBLは大好物ですが、ここのお弁当、食べてみたい。
お弁当屋さんの過去が重いです。
そして過去に囚われながら葛藤するお弁当屋さんの心情を、1コマで表しているのが鳥肌、立ちました。
すごい。
こういうテクニックと言葉選びに痺れます。
お弁当屋さんの常連のゆかりちゃんも良いです。
傷ついたひとを励まして立ち直らせるんじゃなくて、ただみんなで静かに見守る。
そして一歩を踏み出せたときに、自分のことのように喜ぶ。
こういう温かさ、いいですよね。
上巻最終話は豪と宇楽の出会い編。
宇楽はずっとハイヒールを履いているのですが、2組目の途中で「昔の名残り」みたいな感じで言っているシーンがあって、「何をやってたんだろう?」とそこから気になっていた答えがここに。
こういう見せ方もうまいなあ、と。
会話で言わない。教えない。
最初から全部は見せない。
だから気になるし、知りたくなるし、引き込まれてしまう。
はー、楽しかったです。
出会い編、上巻では冒頭だけで終わるので、絶対下巻も一緒に買ってから読み始めた方が良いです。
わたしは立ち読み増量で3話くらいまで読んで、速攻で上下買いました。
いつもは上巻を読んでレビューを書く→下巻を読むという順番なのですが、今回は一気に読んでしまった。
そのくらい引き込まれるので、ぜひ。
先生の「I'm in Love」が大好きです。他数作拝読。こちら試し読みして面白そうだったので読んでみました。上巻のみのレビューです。
ゲイ専用恋活相談所「おしどり縁結び商会」が舞台。
会長兼お茶汲みがリーゼントの豪、副会長で相談を請け負っているのは、常にピンヒールの男前美人、宇楽。
上巻は二組のCPのお話がメイン。
特に2〜4話は、売れっ子モデルのシオンと弁当屋の藤井の二人の関係がじっくり描かれます。1巻のメインはこの二人かな。
人間関係をうまく築けず友人のいないシオンが、宇楽を介して藤井と知り合い、弁当屋に通って親しくなっていきます。藤井は元No.1ホストで、あるつらい過去を抱えていて…というお話。
この二人のお話、自分にはちょっと難しかった…。確かにBLなんだろうけど、わかりやすいLOVEではなくて、二人の魂が救済されるような、そんなお話でした。
この二人、書き下ろしによると最後はくっつくんだけど、エロは描かれず受け攻めもわからない。そういうのもありなんだろうけど、自分的にはそこは描いて欲しかったな〜、と思ってしまいました。(自分の予想ではシオンがワンコ攻めw)
5話から豪と宇楽の過去ついて描かれます。そこが気になってたから嬉しい。
二人が25歳の頃。ポールダンサーの宇楽と、無職の(だけど大金を持っている)豪が出会って仲良くなります。でも豪が宇楽に強い執着を抱いて、宇楽に手ひどく振られるところで1巻は終わります。当て馬っぽい男も登場して、下巻の展開が気になるところです!
書き下ろしは藤井とシオンが出てきますが、シオンの顔が本編とちょっと違って、可愛くなっちゃってるのが気になりました。クールなお顔が魅力なんだけどな〜。
※他の方のレビューで気付きました。押切と白鳥でおしどりなのか!なるほど〜。
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