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表題作ため息の奏鳴曲

ヴァイオリン職人・ダニエリ・ラッザリーニ
ヴァイオリン奏者・小野寺天嶺

その他の収録作品

  • アヴェ・マリア

あらすじ

人気クラシック・デュオのヴァイオリニスト・天嶺は、ピアニストの兄と活動をともにしている。
だが、兄の元を離れた自分は、果たしてヴァイオリニストとしてやっていけるのかと悩みはじめる。
そんな天嶺の前に現れたのは、長身で美貌のイタリア人・ダニエリだ。
謎めいた彼によって、自分の中に眠る可能性を引き出されていき―。

作品情報

作品名
ため息の奏鳴曲
著者
春原いずみ 
イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
ISBN
9784775511220
3.2

(5)

(0)

萌々

(1)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
16
評価数
5
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

イタリア舞台のヴァイオリンもの

みずかね先生のおっかけで購入。
古い本で恐縮ですが、先生の絵を別にしてもこれ好きなんです。
間違いなく本棚にもう一度戻すんですけど(笑)レビュー。
ちなみに2008年なんで ちょっと雰囲気が今とは少し違いますが、
みずかね先生の絵は変わらず美麗です!

異母兄弟で兄ピアノ、弟ヴァイオリンのデュオしてる。
天使ちゃんのような弟が受け。
攻めはイタリアの人気ヴァイオリン職人。
兄に囲い込まれて純粋培養されていた弟が巣立っていく てなお話。
兄が弟をいたぶる とかではないですが、自分のピアノを引き立たせる
音になるように誘導してて、でも実はそれは弟の本来の音じゃなかった、
かつそれを兄は分かってた。 というある意味執着もの?

私はヴァイオリンは弾かないためよくわからないですが、
クラシックが好きなので、特に音に関する記述のところにうっとりでした。
音って、のってくると音が勝手に踊りだす っていうんですか?
そういう感じの記述があって、思い通りの音を出せた時の嬉しさ が
伝わってよかったー。
で萌2.

最後、巣立たれた兄の部分のショートがあって、そこも悲哀、崩壊と再生?
のようなものがしずかーに伝わってきて、うわ、いいわ ここ と思います。
音楽ものがお好きなら、一度お試しいただいてもよいかも です。

2

選曲がイマイチ。

国際コンクールで悪魔のトリルを課題曲とするところがあるだろうか…?難しい曲ってあったけど、全然難しい曲ではありません。笑
あと、新しいバイオリンで国際コンクールに臨むのはものすごーーーーく勇気がいると思います。オールド楽器には敵いませんから。

でも、読んでてめっちゃ萌えました。
絵も汞りょうさまで麗しかったです。

1

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