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過保護な弁護士と寂しがりな彼

kahogo na benngoshi to sabishigarina kare

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表題作過保護な弁護士と寂しがりな彼

久賀暁斗、弁護士、28歳
本宮瑠佳、獣医学生

その他の収録作品

  • 家族のかたち

あらすじ

父を亡くしたばかりの獣医学生・本宮瑠佳の元に、物腰やわらかな弁護士・久賀暁斗が訪ねて来る。暁斗は子供の頃に瑠佳の父と交流があったらしく、親身に寄り添い、深い悲しみと喪失感に沈む瑠佳を支えてくれた。いつしか瑠佳にとって暁斗は頼れる兄のような存在になっていったが、ある日、通り魔を取り押さえる暁斗の姿がワイドショーで報道される。それをきっかけに暁斗は世間から注目を浴び、その完璧な容姿から女性ファンがつくまでに。そんな暁斗と気軽に会うことができなくなったが、彼に依存していた自覚がある瑠佳は、自分を改めるいい機会だと思っていた。それでも、会えない時間が増すにつれ、家族を失ったような、大切な宝物を失ったような寂しさに溺れてしまい……?

作品情報

作品名
過保護な弁護士と寂しがりな彼
著者
きたざわ尋子 
イラスト
壱也 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
電子発売日
ISBN
9784344852549
3.1

(7)

(0)

萌々

(2)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
21
評価数
7
平均
3.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

ど直球、ど真ん中に甘いBL

雑誌掲載時には、両思いになったところで終わる。

…はい?ここで?終わり?てなりますよね!
膝にまたがっては、いる。が。キスしただけなんすけど。
続きは?と、アンケートにも書きますよ。

なので、当然、買います。

中身はタイトルのまんまです。

攻・暁斗 キラキラ弁護士。←過保護
受・瑠佳 両親亡くした獣医師 ←寂しがり

瑠佳の父が実は御曹司。母との結婚を反対されて、駆け落ち。瑠佳は祖母を知らずに育つ。

両親が相次いで亡くなり、祖母が唯一の孫、瑠佳にコンタクト。仲介が弁護士・暁斗。

徐々に惹かれあう………→両思い。

ね。タイトル通りです。

その後、祖母の会社の仕事もしつつ。
2人の関係がばれても、反対もされず。

豪華なマンションやらキャンピングカーやら別荘やら。何もかも手に入れるが、それに甘んじることも、嫌なヤロウになることもなく。

2人の愛は深まるのである。

ポメラニアンと黒猫ちゃんもいるよ。

真正面から甘い甘い光のBLでございます。
これね、必要なんですよ。
日々、BLにまみれていると、どんどん刺激を求めて、より激しく!よりエロく!いかにえぐってくるか?になりますよね。

心の浄化です。悪い人など、いないのです。
エロ?軽くたって良いんです。
ひっさびさ、ど直球に"甘さのみ"
自分が真っ当な人間になった気分。

良かったですよ。
時々、読み返して初心を取り戻そう。

1

王道で甘くほっこり幸せ

暁斗×瑠佳


完璧な大人の年上攻めが、
優しく健気な受けを包み込むような
愛情がジュワ~っとあふれて
あまあまなほっこりした幸せ感がすごくて
きたざわ尋子先生の心温まる王道物語です。


父が亡くした獣医学生の
瑠佳の心情がリアルすぎて、
彼が抱える虚無感と孤独感がグッとくるし、
動物に対する温和な接し方が、
人間性をさらに引き立てて、
彼を守りたくなる気持ちが湧いてくるのだ。

そんな瑠佳が、
28歳の弁護士の暁斗に惹き込まれて、
片思いの感情が少しずつ芽生えていくのが
それがなんだか切なくてキュンとする。

イケメン暁斗の
溺愛と過保護なところが、
男らしい強さが見事に混ざり合っていて、
瑠佳に対しての行動一つ一つや、
頼りになるサポートの姿、
告白シーンなんて、
素敵すぎて現実にはいないくらいの理想の男!

甘やかしと愛情いっぱいの丁寧なエッチが、
ドキドキを加速させる!

瑠佳の愛犬モカが、
可愛くて、癒し役としても大活躍!

恋愛はもちろん、
2人の絆が家族みたいにタイトに結ばれていて
そのほのぼのとした雰囲気が、
読み終わった後もずっと幸せな気持ちになれる作品でした。

2

うーん

きたざわ先生なので購入。なんだけど、今回は今一つ盛りあがれなかったので、中立にしました。二人で長くもだもだしているのが好きな方にはいいのかも。本編130Pほど+その続き100Pほど+あとがき。

獣医を志し大学付属の動物病院で実習中の瑠佳。数年前に父を亡くした時に知り合った弁護士の暁斗が何かと声をかけてくれてごはんを食べに行ったり親しくしていましたが、ある日発生したアクシデントをカッコよく片づけた暁斗がテレビに映し出されて、テレビにも出るようになり・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
比沙子(父方の祖母)、受けの動物病院仲間、病院に来る方々、攻め受けの飼い犬飼い猫ぐらいかな。

++攻め受けについて

受けは両親亡くしながらも奨学金で獣医師目指す頑張り屋さん。色恋している余裕なかったのか、そういう話は一切なし真っ白な普通な感じの方。

攻めはキラッキラのイケメン弁護士、超優良物件。受けの事が気になって、あれこれ気を配り続けているうちに、好きになったんだろうなあ・・・。

攻め受けとも刺さるものを感じず、お話もどうなるんだろうと思っている間に読み終えてしまい、あれれ・・・と思った一冊でした。攻めに変人要素でもあったら個人的にはもっと面白く感じたんだろうけどなあ。

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