電子限定描き下ろし漫画付き
大河×慧
セフレから始まる関係。
隠された純粋な恋心と、
好きだからこそ臆病さと躊躇に満ちた心境と、
嘘や傷つけ合いが痛々しく入り混じり・・・
2人のどうしようもないほどの巨大な感情に圧倒され、
胸を締め付けるほど切なく、愛しいのだ。
過去の恋で人間不信、恋愛に臆病になってしまった美容師、28歳の慧。
尊一途人気俳優、22歳の大河。
2人がのセフレ関係の中で、
慧が、
体の欲望と恋の不安の間で揺れ動き続けて、
不信感がどんどん心を侵してまうために、
大河に向き合わない。
ついに、
好きという本心を押し殺して
大河から逃げる・・・痛々しい。
無意識に愛を探していた自分を
大河から引き出してくれることも感動する。
大河が、
16歳の頃からの一途な姿勢、尊敬してしまう。
その想いが、役者としての道を歩む勇気に変わるなんて素敵。
美しい外見と演技力の裏に、
本当の自分を上手く表現できない一面もある。
慧から本気に向けられなくて、
苛立つと、
一見強靭で有能な彼が、
役者としての落ち度や,
悩みが加速していくところが心にズシンとくる。
慧は、信じない。
大河は、彼に信じさせたくても、
慧を傷つけないようにしていて、
お互いに好きなのに、
なかなか素直になれなくて、
矛盾だらけの感情が渦巻いて、
微妙な空気感が2人の間に突き進むと、
本当の愛は、
ウソしていいか、
誰かのために演じるものか、
その境界線が曖昧になってしまい、
すれ違って、
もどかしくて切なくて・・・。
連絡先を交換した直後、
大河が突如仕掛けてくるキスの光景がお気に入り。
エロいシーンが多くないけど、
良い萌えで心地よい。
女性当て馬が、
2人の関係を燃焼させる大役を担っている。
俳優の世界と美容師の模様もリアルで、
2人の心理が丁寧に描写され、
セフレから恋人として結ばれるまでの過程が、
心が一致しない点が苦しすぎて、
ついに本当の感情へと向かう愛が眩しい!
共感できる部分の多い、
心に強く響く作品でした。
気になる点:
再会した時、
大河が事実を言えばいいのに。
ずっと探していたから、
普通はすぐ言うでしょう。
当時のことが慧を傷つけることはないと思うけど・・・、
隠す必要はあるのか?
・コミコミスタジオ限定特典ミニドラマCD(有償特典):
「a short break」
(ドラマCDのコミコミスタジオ限定特典16小冊子収録された漫画のドラマCD)
キャスト:
慧 → 田丸篤志
大河 → 笠間淳
時間:9分
大河の休暇中、
2人はプチ同棲生活を楽しんでいる・・・、
恋人同士のやり方がわからない慧に、
大河が愛される方法をを教える。
キスが熱い〜!
芹澤知先生の紡がれるストーリーと画力の魅力がこれでもか!と言う程迸る名作品だと思います。
恋に臆病なスタイリスト・慧とカメレオン俳優・大河の本気の恋。
連載を追っている時はこの二人の感情面だったり背景にある真相や事実と今後の展開に常に注目していたんですが…
1話から最後まで通して読むと最早そんなレベルではなくてドラマや映画を観ている様でした。
慧の感情面の動きの描写が特に秀逸で恋に臆病でその場限りの関係を続けて来たのにふとしたキッカケから大河と一夜を共にしてからはずるずると…
段々とその熱を手放せなくなっているのに自分の気持ちと中々向き合わなくて身体だけの関係だと言い聞かせてる…
でも大河に「ちゃんと恋愛した方がいいよ」とか言っちゃうんですがその時の表情がもうね、本当に情緒乱されました。
この辺りの感情描写だったり表情からキャラの気持ちが読み手にダイレクトに伝わるのは知先生の筆の凄さだと思います。
慧が大河を受け入れるまでのストーリーがメインになり見所でもあるのですが大河視点の感情もしっかり描かれてるのでそこが更に素晴らしいです。
大河が「カメレオン俳優」と評される理由、まるで透明な器の様で何色にも染まり切れる底知れなさがあります。
でもそれが本当に危うさも孕んでいて見ていて時々怖くなってしまう程。
そんな彼の一世一代ともいえる本気の恋がもうとんでもなくエモくて最高です。
作中で彼が見せる表情だったり言葉だったり…
慧と大河、どちらかに感情を寄せても片方だけでは足りないです。
二人に対して感情移入してしまうしそれがこの作品の一番の魅力だと感じました。
作中に色んなピースがあってひとつずつ埋まって行く感じ、
彼らの見せる表情や言葉、そして想いや感情の集大成がラストに繋がっている様な感じでした。
とても抽象的にしか表現できずこの作品の良さを伝える語彙が無いのがもどかしい…
でも本当にそれくらい素晴らしい作品なので絶対読んで欲しいです。
芸能界物があまり好きではないんです、が!
さすが芹澤先生‥!!!
イケメンだけどピュアで危なかっしいところもある攻め、男運悪く一度仕事につまづいたことのある、大人で甘えたくなるような受け‥。
いやもう素敵。
芹澤先生の美麗な絵に芸能人がバッチリはまってて、大河のカッコ良さがとんでもないことになってます。
分からなすぎる世界なのでなんでもありになって嘘くさく思ってしまうことのある芸能界ものなんですが、受けが美容師、ヘアメイクもできますってあたりがかなりよく効いてます。
そう、一緒にいたけりゃ慧を雇えばいいじゃないっていう。
表情というか瞳がすごいんです。
眼力。瞳のもつ底力で作品のいいところがさらに輝いてる感じです。
いきなりのワンナイトラブかと思いきやめちゃくちゃ長い片思いのなれの果て。いやもう伝えてくれ!ともだえました(笑)
慧のほうもすぐにはほだされず、考えて考えて考えてからの両思い!成就!
ストーリーの盛り上げ方がとても気持ちいいです。
できすぎな展開もありますが、もうくっついたらとにかくなんでもいいですー。幸せになってください。
最初にもどってすぐ読み直す前にまず読後一回浸ってから最初から!がおすすめです。
お名前は拝見してましたが、お初の作家さんでした。
まず、絵がめっっっっちゃ上手いのと、最後までドキドキしながら楽しく読ませていただきました。
お互いゲイ設定なのですが、攻めのゲイ要素はほぼないかな〜とは思いつつ、受けに心酔しているところが良き。
※芸能人(人気俳優)×美容師(スタイリスト?)ですが、攻めが俳優を本格的に目指したきっかけが受けに会ったのが理由でした。
焼肉ってエッチな食べ物なのかも…
全体を通して優しいお話で、有償特典の小冊子も欲しくなってしまいました。
(既に通販はどこも売り切れてましたが…)
続きがあったら絶対買います!!
そして作家買いします!!
芹澤先生だから…!
語弊を生まないようにうまく言えるか、、、不安ですがこの作品の読後の感想は「芹澤先生だからこそ」だな。。。というのが正直な感想
芸能界もの、すれ違い、片想い、再会、体先行、、、
結構これらの設定を組み合わせて出来る王道と言えば王道なお話しだと思うんです
王道だからこそ読める展開というのも正直避けられなかったし、もどかしさもありました
でも、、、分かっているのに読後に「あ~…やっぱり好きだなぁ。。。芹澤先生の作品!」って”ほぇ~”ってしてしまうんですよねぇ
そして先生に促された通り、読後に再度読み返してまた”ほわぁ~”って幸せになっちゃう (ღˇ◡ˇ*)♡
そう思わせるプロットももちろんしっかりしてると思うのですが、私的には作画の威力が圧倒的に凄いんだと感じられて釘付けになります!
王道であろうがそうでなかろうが間違いなくキャラの心理描写は私には結構大事で、とりわけ今回の大河のような実力派俳優さんの設定だと本音を秘める表現とか、慧のように諦めながらももがいてる意地っ張りさんの感情って複雑ですよね……
こういう設定だとモノローグとか、相手の独り言セリフを多用しがちな印象なのですが、芹澤先生はそこだけではなくってしっかり「画」でその心象表現を魅せて下さるんです!
その画の説得力で全てを気持ちよくねじ伏せてくれるんです
私がコミックスを好きな理由ってやっぱこういう画で語ってくれる作品に出会いたい!って思う事も多いと思います
芹澤先生作品には私のそんな願望を叶えて頂いてるなぁ~と…(*˘︶˘*)
だからこその「芹澤先生作品だからこそ!」という感想でございます
因みに私はロン毛大河くんも好みでした~♡ロン毛大好き( ´3`)~♡