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表題作ファナティクス

ティモシー・ネス
新米刑事,警察長官の息子
セオドア
神父

その他の収録作品

  • あとがき
  • カバー下漫画

あらすじ

舞台は一九六〇年代アメリカ。
新米のティモシー・ネス刑事は迷宮入り事件の捜査中に山中の教会にたどり着いた。
教会の奥から現れたミステリアスな神父に惹かれ、やがて狂おしいまでの官能の日々を
過ごすことになる…。

作品情報

作品名
ファナティクス
著者
冬雅ミツキ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
茜新社
レーベル
EDGE COMIX
発売日
電子発売日
ISBN
9784863499584
4.3

(56)

(36)

萌々

(8)

(8)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
16
得点
239
評価数
56
平均
4.3 / 5
神率
64.3%

レビュー投稿数16

ススメられるがままに読んでみました

 シーモアのサイトを開いたら、「あなたにオススメ!」であがっていた作品の中にこの本があり、耽美な表紙に惹かれてススメられるがままに読んでみました。
なんか淫靡そうな本をオススメされて小っ恥ずかしいわと思いながらも、読んでみて大当たり! 
冬雅先生は初めてで、素敵な作品を教えてくれたオススメ機能に感謝です。

 ツッコミどころは色々。
雪で閉じ込められるくらいの極寒で、タイル貼りの広い浴室に足つきのバスタブは追い焚き機能もなさそうなのに、ずっと洗い場にいて寒くないんかい、とか。
 二人の関係を盛り上げていくための濃厚接触が必要とはいえ、銭湯の三助さん的「お背中流しましょうか」は、とか。
 60年代のアメリカの教会なら電話はありそうなのに、捜査で来ていて何日も泊まりこんでも電話借りて署に連絡する様子もなく。報連相せんで社会人としてどうなの、とか。

 そして障害があるとはいえ何かラブラブなんですけど、その当時のニューヨークにCapital punishment はなかったんかい、と。
 AIに聞いてみたら、「1960年代のニューヨーク州には死刑制度がありましたが、この時期はアメリカ全体で死刑執行が減少していた時代でもあります。1967年から1972年にかけて、アメリカでは死刑執行の自主的モラトリアムが実施され、ニューヨーク州を含む多くの州で死刑の適用が停止されました」
とのことだったので、切迫感がないのか。
なるほど、冬雅先生もちゃんと時代背景を調べて描いていらっしゃるんでしょうね。

 などなど、ところどころひっかかりながらも、これは濃厚なエロと、二人の魂の救済を描く漫画だから「こまけぇことはいいんだよ」と、数年後の長髪になった麗しいセオドアを見ながらウットリした素敵な漫画でした。

0

Xで話題になってたので

神父が逮捕されるっていうポストを見て、気になりすぎたので購入。ちゃんと逮捕されてました笑 

設定以上に深みはあまり感じられませんでしたが、絵の綺麗さが半端じゃないですし、神父がエロくてミステリアスな設定がお好きな方にはハマるのではないでしょうか!

また、この作品の魅力はありそうでなかったオチだと思います。
ある事件の捜査を任された新米刑事ティモシーだが、大雪で訪れた教会で親切にしてくれた神父様が実は犯人だったという話。神父様に惹かれながらも、ちゃんと逮捕してティモシー偉い笑!と思っていたのですが、やはり神父様のことが忘れられず刑務所に賄賂を払って会いに行っちゃいます。私的にはバッドエンドはあまり好きじゃないのでこの終わり方は良いと思いました!

0

まさかの展開

冬雅ミツキ先生の作品を初めて読みました。
こちらの掲示版を見て試し読みしてみたところ絵も綺麗で、R18版もあって読んでみたら細かいツッコミどころはあるのですが、そこはファンタジーとしておいておいて、二人の関係がとても良かったです。
1960年代のアメリカが舞台、ティモシーは警察官で事件の捜査でたどり着いた協会の神父のセオドアに魅了されて関係を持つのですが、少しミステリー仕立てだったり、セオドアは普通にサイコパス的なところがあり、ティモシーもセオドアの正体に気付きつつも惹かれていく本当に倫理的にはアウトな関係にもかかわらず納得してしまうんです。
今まであまり読んだことのないストーリーですが、個人的にはめちゃくちゃ良かったです。
セオドアがとにかくエッチで許されざる関係とはティモシーも分かっているけど、離れがたいそんな不思議なお話でした。
地雷ポイントもめちゃくちゃあって好き嫌いが別れそうですが、それでも読んで良かったです。

0

お好きな方、すみません、辛口です。

初っ端から本筋じゃないところで引っかかってしまった。
失踪事件を追っている刑事が山道で雪で往生している時に見つけた教会で、神父さんとあんな事やこんな事が起こるお話なのですが、いろいろとモヤモヤさせられました。

・お風呂であったまる、お風呂で背中を流しましょうかと神父さんが侵入してきてエッチな流れになる
これ、海外の入浴スタイルじゃなくてジャパニーズスタイルです。
海外はバスタブにあんな並々とお湯張って浸からないし、洗い場はなくてバスタブの中で身体洗うでしょ。日本でもホテルのユニットバスってそんな感じですよね?
こんな事ってある???って海外の入浴事情調べてしまいました。この描写でトンチキエセ海外設定だなって私の中で説得力を失いました。

・あのキャラが神父である意味はあったのか。
神父が淫らで殺人鬼なのって背徳感あっていいよね?ってこのキャラ設定にしたのかもですが、神父らしさ皆無でした。聖職者が同性愛っていいの?そもそも殺人鬼っていいの?宗派によるとか言うの?って殺人はどの宗教もダメでしょ。

いい話風にシリアスにしてるけど中身が薄かったです。
1960年代のアメリカをよく調べもせず雰囲気で描いてるのかな?と思ってしまいました。日本の設定にした方が違和感なく読めたかもしれないです。

良かったところは、18禁バージョンで購入したので立派なモノがはっきりと拝めた事です。いい感じに描かれていました。

0

ふたりの世界を邪魔する者はいない

正直、ストーリー的にシリアス度が後半にいくにつれて下がってきてあれっ?と感じる所もありました。
でも色々な制約がある中これだけの独創性のあるお話をデビュー作品として発表された冬雅先生の才能に感服しています。

100%完璧にスッキリな結末ではない感じが海外ドラマっぽくて好みです。
出会うべくして出会ったふたり、運命ですよね!
毒親に育てられた2人が巡り会ったことで、トラウマやしがらみを捨て変わっていくのがロマンティックでした。
特にティモシーが自ら行動を起こし状況を変えていくことに感動しました。

セオドア、ティモシーが心が満たされどんどんセクシーな男性にルックスも含めて変わっていく点も素敵です。

2

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