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下巻は冒頭からいよいよ濡れ場が多くてドキドキする一方でしたが、そうなる展開に強引さを感じず、双方のほとばしる想いが性衝動に転嫁されていて泣かせます。
(でも、エロいものはエロい!ところはさすがです)
上巻では個人的にやや苦手だった源慈でしたが、様々な試練の末に琥士郎への気持ちを偽らずに素直に言葉にする姿で、まんまと純粋さを見出ださせるナツメカズキ先生の手腕。
火夏とイオの登場も正気で考えるとぶっ飛んでいますが、世界観にすっかり慣らされていたので、「そんなことよりも展開はよ!」と夢中になれました。
イオが罰を覚悟して源慈と琥士郎を救い、琥士郎の天界リターンが帳消しになる下りは「ほぇ?」と唐突に感じましたが、ハッピーエンドは好物なので歓迎です。
オマケの書き下ろしは微笑ましいながらも、どちゃくそセクシーで目がマジになりました。
画力の高い方の描写には抗えません。
お互いの気持ちが確かめられた安心感から躊躇いのない性交渉が繰り広げられていて、琥士郎のやつ、どこで覚えたんだと源慈と同じ感想を抱きました。
巻末4コマは幼少期の琥士郎がひたすら可愛いくて悶えます。
上巻で琥士郎が爪を切ってもらっている時に源慈の腕をベロベロ舐めているコマがあったのですが、
猫仕草を熟知されているナツメカズキ先生が描く幼少期の琥士郎の動物的な可愛らしさは愛おしくて胸を締めつけます。
上巻では無骨で体の大きなThe雄の権化のような人間とキュートな半人半獣のBLという設定に冷め気味な目で画力の高さへの興味が優先でしたが、下巻からは内容にもグイグイ引き込まれました。
主要登場人物が4人が異なるタイプのセクシーさで魅力的ですし、ストーリーも中弛みのない展開で、評価が高いのも納得の読後感を得られる作品でした。
琥士郎はいつも素直で源慈に対してまったく取り繕わないところが、魅力的で可愛いなぁと改めて思いました。何の屈託もなく笑いかけることができる、相手の目の前で涙を流すことができる。そんな関係性ってけっしてありふれたものではないと思うんです。だからこそ、2人が出会ってから培ってきた年月、琥士郎を自分の子供のようにして接してきた源慈が彼に性欲を覚える心情変化をもっとゆっくり丁寧に辿りたかった気もします。でも、2人とも相手のために自分の身を切る覚悟ができるくらい愛しているんだなぁというのはよく分かりました。短い間に大きな壁を乗り越えた純愛に温かい気持ちになれました。
ナツメ先生の作品が大好きで、本作品も一気に読みました。
今回はとにかく琥士郎の顔、八重歯、筋肉美、愛嬌、チビ琥士郎の可愛さ、
全てが好き過ぎて、それに尽きます!!
「俺はずっと源慈のそばにいるんだから」
最初から最後まで、琥士郎の気持ちは変わらなかった。
豹化、天使、最後源慈のもとに戻ってきたところなど、
唐突感は感じましたが、そんなところもマルっと全部ファンタジーで、
全ての設定が愛しくて、私はとても好きでした。
小さい頃から育ててきた琥士郎と、初めてキスしたときの源慈が切なくて、
でも色気がダダ漏れですごく好きな場面。
愛した人を二度と失いたくない。。
それでもそのままでは琥士郎が死んでしまうと聞いて、兄のもとに
返す源慈。でも源慈以上に、琥士郎がすっと身を引いたことがもっと切なかった。
お互いが自分の気持ちを押し殺しても、相手の命、幸せを守ろうとする純粋な気持ちに激しく感動しました。
キュンキュン、かわいい萌え、男らしさ、素晴らしい画力、
私の五感を全て満たしてくれる作品をありがとうございました。
人気らしいし、絵も嫌いじゃないからと購入。
とくにジャンルも見ておらず読んでいたら、まさかのファンタジー要素。なるほど、獣人ものなのね。なんて思ってたら天使!?と、予想外の連続でした。
話の内容はとても純愛です。泣ける。
琥士郎くん可愛くて健気で真っ直ぐで最高です。源慈の葛藤も良かった。ストーリーもしっかりしつつ、エロも充実しています。おじショタみたいな感じ。性教育、大切ですね。ただ、一線は最後まで超えないのが源慈らしい。
天界に連れてかれてしまうと逃避行したのは良いものの、まさかの死のリスク。そして何の因果かなのか、つばきさんの事故とも関わりありと。琥士郎のため別れを決意したものの、抜け殻になってしまう源慈の姿に泣きました。でもそれを救ってくれるのがつばきさんというね。つばきさん、本当に素敵な人。
最後、琥士郎の羽根が燃えたときの泣き顔、その時の源慈が手を掴んで離れないと決心した姿に号泣しました。
ハッピーエンドでよかった!!!!
2人とも結構ガチムチなのもポイント高いです( ̄▽ ̄)
また、琥士郎のお兄様が個人的にめちゃくちゃ癖でして、イオくんとのスピンオフ期待したいのです……!!!
二巻の表紙は源慈で後ろには豹の琥士郎が居て今回もとても素敵な表紙です。
扉絵が片翼の琥士郎の背中の絵だったので、やっぱり天使だったんだ。って思いました。翼を失って人間世界に墜ちた理由には、源慈との並々ならぬ因縁があったようです。
だから、お互いに出会ったのかな?と。
源慈は琥士郎を助けたつもりだったけど、実は助けられたのは彼自身だったんだなと思いました。
一巻でも、既に、椿さんの父親と少しわだかまりがとけましたが、これも琥士郎のおかげだったし。なかなかヤクザである自分の生きてきた為に椿さんを失った悲しみを忘れられないで後悔し続けていたのを、そして、孤独でいたのを救ったのは琥士郎なんですね。
天使が人間世界で翼を現すと存在が消えてしまう様な話でしたが、実際は翼が消えただけで琥士郎は天界追放で普通の人間になってしまったのが、ちょっと都合良い話の展開すぎたかな、、とは思いましたが。天界に帰らなきゃならない理由というのも琥士郎にしてみればそんなメリットなかったと思いますし。
それでも、人間になった琥士郎は人間の時間と同じだけの歳のとり方をするようになったようです、15年後の二人の少し落ち着きが出てきたお顔にまた見惚れてしまいました。
とても絵が素敵で、ストーリー展開には見どころもあるのですが
ヤクザでありながらずっと後悔している源慈のグジグジした所や、源慈が好きという琥士郎の気持ちはどこから生まれたのか?どうもキャラクターの性格や行動原理が私には掴みにくかったです。
前知識が無くても楽しめると言う事でしたが、なんとなく読む順番を間違えたのかなという寂しさがありました。