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拉致されたカナーレですが、交換条件の下で同意してシャルクに戻ります。
カナーレの父親を知るシャルクのジアドに逆らえず、体も弄ばれてしまう日々。
カナーレの本当の父親は、気に入った女性を薬で眠らせてレイプする事を生きがいにしている、とんでもない男。
その父親が次に狙っている女性が、アウラ。
「本当の父親の名を聞くまでは…」と必死で耐え、アウラを守る為にシャルクの言いなりになります。
スライアンという暗殺者と組まされ、殺人の依頼もこなしていくにつれ、アヤースへの気持ちを断ち切ろうとするカナーレ。
カナーレ不在にも臆することなく、ヤーニはとうとう出兵。
アヤースはマオと元シャルクの暗殺者ナフェルを連れ、独自で捜索します。
ピサールの宮殿内に潜むシャルクの暗殺者に狙われるセサームと護衛のジル。
あっちもこっちも気になって、次が読みたくなって仕方がない!
益々スケールが大きくなって、今後の展開が楽しみです。
コルセーアは中毒症状が出ます。
このシリーズの面白さっていったら、アヤースとカナーレの激しくも危なっかしい関係を軸にさまざまな政治的陰謀がまるで推理小説のように進むところなんですが、もう一つ、脇役がどれもこれも個性的なことですね。
一般的なBLとはかなり違います。
「月を抱く海2」はまだまだ序の口、暗示的にか語られない謎がバラまかれていますが、
自分的に気に入っているのはアヤースと、元・シャルクの暗殺者ナフェルのやりとり。
会話がなぜかとても哲学的なんですよw
信仰とは何か、宗教とは何か、そんなことが無口な二人の間で語られています。
アヤースは叩き上げの海賊で、世間のことには疎そうですが、さすが若くして総司令官へと上り詰めただけあり、なかなか鋭いところをついてきます。
一方、ナフェルも相当賢い人なのだと感じさせられる。でも、冷めすぎている。この二人、なんとなく相性がよさそうなんですが。
さて、まだ先を読んでいない人は、このアヤースとナフェルがある種、哲学的な会話を交わしつつ、奇跡を起こすといわれるクレサンシュ大司教さまに遭遇するシーン、しっかと覚えておいてください。
病人や目の見えない人をも治す奇跡を起こす大司教と聞いて、アヤースがちらと考えたこと…痛いほどわかります。でも…。
最後まで読み終えたあと、一番最初に読み返したのはこのシーンでした。
マオがキリッとしててかっこ良かったです。
ナフェルの顔が見えないー。
アウラの事もあって、カナーレの実の父親の事もあって、シャルクに戻るのは致し方ないことだけども……シャルクのキモいおっさんがカナーレの体を触ったりするのは許せない……。
覚悟を決めて髪を切ったカナーレだけど……もう、昔のお人形のようだったカナーレに戻ったらどうしてくれるんだ……とか思いながら読みました。
アヤースが恐いです。シャルクに拉致られただけで、抹殺する勢いなのにカナーレがキモいおっさんと寝たと知ったらアヤースはどんな行動に出るのか。
シャルクは敵だけど、個人的にスライアンが好きかもしれない。
スライアンも顔が見えないー。
かっこよかったら困るから見えなくても良いか。
アヤースとカナーレの再会のキスシーン萌えたのに……切なかった。
短編のセサームとヤーンの話に感動しました。
短い話だけどかなり萌えました。
ヤーンが無事に帰ってきますように!
コルセーア最終章第2巻です。
今回はヤーニがシャルク殲滅へと旅立ち。
カナーレは捕らえられた先である事を告げられその事のために働かされることになり。
アヤースはカナーレを救うためにナフェルに助けを求め。
レティとアウラはアイル奪還のために動き出し。
残されたセサームはそこで更なる罠を知り…。
いろんな方面で物語が動き始めました。
その中には最終章にふさわしくカナーレの出生の秘密もあったり。
カナーレとアヤースは今回はひとときの邂逅を果たすのですが、出会ってすぐさまコトに至る点についてはそれほど離れていたことが淋しかったと思えばいいでしょうか。
CDを聞いた時も思ったのですが、ゴンドラの上でスゲーな、と(笑)
そして、今回の御活躍はジル。
どうしても雰囲気が文官的というか策士っぽいので戦闘に向かないようにとらえがちなのですが、そこは海賊。
やっぱりすごかったです。
しかも二刀流!!
カラー口絵がこのジルなのですが、スゲーきれいで。
文中にもありますが、まさに「剣舞」のようでありました。
まだまだ物語は交錯し枝分かれしていてどこへ向かうのかわかりません。
早く次を読まねば!
「前夜」
ヤーニが旅立つ前夜の物語。
これ、超好きだ!!
いつもはどうにもヤーニってセサームの尻に敷かれてるヘタレなイメージが強いのですが。
惚れた弱みでそれも仕方ないのだろうとは思いますが。
今回はちょっとばかり強引なところもあって。
とは言っても、セサームに委ねている部分もあるのですが。
派兵の件でセサームを怒らせて以来、会っても触れさせてももらえなかったヤーニ。
けれど、しばらく会えなくなるからとヤーニはこの日、強引に彼に触れようとする。
セサームもヤーニがどれほどの決意で旅立ちのかはわかっていて。
でも、どうしようもない気持ちが自分の中にあって。
決して素直にはなれない。
でも、やっぱり好きなんですよね。
好きだから、こうも怒るのですよね。
最後の方のヤーニが「覚えておく」と言ったのに「忘れろ」「忘れたら、また抱けばいい」と言ったセサームがなんともかわいくて仕方ありません!
これ、CD化して欲しい。
脳内で音声変換はされてましたが、リアルに聞いてみたい。
って、その前に本編のCDの続きをどうするかですよねー(…)