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あらすじ

カナーレはすでに俺がモノにした!大人気グランドロマンが完全版として復活!

作品情報

作品名
コルセーア 完全版 下
著者
水壬楓子 
イラスト
御園えりい 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス・リンクスコレクション
シリーズ
コルセーア
発売日
ISBN
9784344832985
4.4

(5)

(2)

萌々

(3)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
22
評価数
5
平均
4.4 / 5
神率
40%

レビュー投稿数3

圧巻の後半とピサール組、そして楽しいオマケつき

下巻は、前半が上巻の続き。
コルラダンに乗り込んだカナーレ達がアウラを救出し、
カナーレが過去に決着をつけて、気持ち新たにプレヴェーサに戻るまで。
名台詞「おまえは俺のために生まれてきたのだと思え、
俺に愛されるためにだ」は、何度読んでも痺れる。

後半は、ピサール組を主人公とした『盈月』。
小説では短いSSだったこの作品は、コミカライズに当たって大幅に膨らみ
ヤーニとセサーム様贔屓の私にとってはかなり嬉しい一冊になっていたが、
それに加えてカナーレが恋を自覚したロマンチックなSS『海月』が収録。

今回はそれらコミックス掲載分に加えて、
雑誌掲載分でコミックス未収録だった
『その後の二人』と『プレゼント』が収録。
どちらも関係が変わった後のヤーニとセサーム様のSS。
読めて大満足!!
他にやはり雑誌掲載の小さくコミカルな
『ハロルドの朝』『あの守銭奴の朝』
そして、カバー下にはハロルドくん日記の書き下ろしもある。

ただし、コミックス盈月に書き下ろされたSS『ある特別な朝』と
ちょっと楽しかった後書きは未収録。
『ある特別な朝』はその夜の翌朝、側仕えのアミルが起こしに来た場面、
たった4ページの掌編だが、前半が先に起きたヤーニ視点、
後半がその後熱の残るベッドでまどろむセサーム視点で描かれ
個人的にはとても好きな作品だった。
今回の完全版で既刊は処分してこちらだけ残せばいいかと思ったが
ダメじゃあないですか……ブツブツ。

今回書き下ろしの『猛獣遣い』は、アヤ×カナの一コマだが
絵が非常に変わっていて、少々微妙な気分になってしまったのが残念。

と、最後に文句を言ったものの、
コルセーアファンだったら手にとって損はないゴージャスな一冊だと思う。


12

完全版 下


完全版の上下を並べると一枚の絵になる。
表紙はカナーレたちだけど裏表紙はヤーンとセサーム。

この裏表紙がめちゃめちゃ好きです。
バーコードの部分いらない。ポスターにしたいくらい美麗。

表紙の一番右にいる男はユーグなんだろうなと思うんですけど。
ほんとね、和解の道はなかったのかね。
ユーグに心から愛せる人は今までいなかったのかね。
そういう人がいれば何かしら変わったと思うんだけどね。
カナーレもそうだったようにね。


ヤーンとセサームの過去話には思うこといっぱいある。
セサームの師のムサ・メイナってどんな人だろう?
セサームの初めての人って事でしょ?
セサームが立派な人って言うんだから悪いやつじゃないと思うけど、複雑。

ガリドってオネェじゃないよね?
ちょっと、女っぽいしゃべり方してるけど、オネェって感じはしないな。
ちょっとお高く止まってるガリドのキャラは何か好きです。

2

古の良さを存分に

実は……間違えたのです。
原作である水壬楓子さんの小説を買ったつもりでした。
完全版があるって事はこの上下巻を買ったら良いのだろうと購入したら、まさかのコミックだった(;゙゚ω゚)!笑
小説に続きコミックも出ていて、コミックの方の完全版だったのですね。

間違えたとは言え、とっても面白かったですよー!
きっと間違わなかったら出会えなかったコミックだったので、これはこれで良しなのです。

【完全版上下巻の感想】
内容は小説コルセーア上下巻のストーリーがそのまま漫画になったのですね。
コミック2冊分が完全版1冊にまとめられているそうなのですが、上巻途中まで人物紹介が欲しかったです。
壮大なファンタジーの上にテンポ良く進むので、キャラクターの名前、関係性が覚えきれなくて焦りました(´・ω・`汗)
しかし!
途中からめちゃくちゃ面白くなってきて、そうなればキャラを覚えるのも関係性の理解もあっという間でした。ここまでくると、前半、キャラを覚えられずあたふたしたのが嘘のよう。

絵柄は、キラキラ具合と線の多さに懐かしさを覚えながらも、全体的にキレイです。
ストーリーは間違いなく面白いです。
いわゆる"古"のストーリー。
それが好きな方には、そう!これが読みたかったのよ!と、なるであろうストーリー(^∇^)♡
私は、このコミック版、萌えよりもストーリーの面白さに目を惹かれました。それは、やっぱり原作という土台がしっかりしているからだと思います。
そして、漫画だから伝わる部分もあったと思います。カナーレが涙するシーンはどれも美しく、漫画で見られて良かったと思いました。



素敵な姐さまのおかげで出会えた作品。
せっかく教えてくださったのに間違ってしまいすみません。
小説も、近々、必ず……ですm(_ _)m

2

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