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壮大な海洋ファンタジー・ロマンスものものの「コルセーア」シリーズの中の登場人物のヤーンとセサームに焦点を当てたスピーンオフものです。
表紙の示すように、BLでは珍しいイスラムな世界観です。
本編シリーズを読んだ時から、この2人の事がとても気になっていて、何度も2人の出てくるシーンを読み返したくらいでした。その後2人を主にしたスピン・オフ作品があると知り、速攻購入しました。
想像以上にストーリーがドラマティックで面白く、長い間腐れ縁であった二人のじれったい関係性に萌えました。
2人とも只でさえ年齢が30才を過ぎてなかなか素直になれない上に、お互い帝国の宰相と司法長官という立場もあり、、で糖度は少な目ですが、お互いを想い合う気持ちが伺えるので、とても萌えました。
正直本編のカナーレとアヤースよりこの2人のカップリングの方が好きかも。
セサームとその従兄弟のナナミを見る限り、ここの家系はツンデレ家系なのかと思いましたね。天邪鬼気質なので周りは振り回されます。
特にヤーンがかなり犠牲になってしまって、ちょっと可愛そうだった。それも根底に深い愛があって…なんですが。エピローグの10歳の頃の運命の話はジーンときました。もう一度読み返すとまた違った印象になるんでしょう。。
読み終えると、萌えと切なさが半々でした…。
本編の最後の語録の索引の膨大な量を見て驚きました。本編シリーズを含めてなのですが、緻密で壮大な世界観だと改めて思いました。
世界観とストーリーがしっかりしていてこそ、BLが最大限に活きることを実感できる模範のような作品です。
「コルセーア」シリーズの面白いところは暗殺が絡むところです。これも本格的な描写なのでハラハラします。因縁も深くなりますし。
本編シリーズも面白かったので、また読み返そうと思います。
残念な所はただ一つ「何故カラーイラストはカナーレとアヤースなの??」でした。ヤーンとのセサームで無かった事が実に無念でした。。
待ってました!!のコルセーアの新刊。
今回は、ピサール組のお話。
名作BLはあまたあれど、物語として魅力的で、
攻めも受けもツボ真ん中に的中で、カップルとしても好き、
という作品は、誰にとってもそう多くないのでは?と思う。
このピサール組は私にとってそんなカップルの一組。
(そこに文章自体の好みを加えると、さらに稀少になる……)
シャルク殲滅の為に出兵してから半年、
ようやく凱旋したヤーニを迎えるセサームは例によってつれない調子で
まだ怒っているのか……と心痛めるヤーニ(笑)
ところが彼の横には見慣れぬ秘書官ナナミがおり、ヤーニに対して挑発的、
怪しい匂いに、彼の調査を命じると……。
うわぁ、やはり面白くて好きなこのシリーズ。
ワクワクしながら読んだのだが、惜しむらくは
終盤がちょっと説明調で急ぎ足だったこと。
最後の種明かしは切なく、セサーム様にもヤーニにもナナミにも
キュンとするのだけれど、もうちょっと長く書き込んで、
その切なさをもっとじっくり味あわせてもらえたら
文句なしに神で、さらに嬉しかったのになぁ!
(最後にセサーム様がナナミに告げたセリフは、悶えまくりでしたが♥
ヤーニくんに聞かせてあげたいっ!)
コルラダン陥落後、二人の関係が変わった下りを描いた「盈月」は
小説だとわりと短い話だったが(コルセーア下巻の巻末に納められている)
コミカライズ版では大分エピソードが加えられて膨らまされている。
そのコミカライズ版での人物やセリフが出てきて、なかなか楽しい。
コミックを読んでいない人は、彼らの少年時代からエピソードを垣間見られ
読んでいる人は、それを思い出してニヤッとする。
特にヤーニが出仕して最初の師であったガリド様のキャラが
非常に個性的で魅力的なのだが、その彼も登場してご活躍。
大帝国を動かす実力者のヤーニとセサーム様が、
こと互いのことになると、いい年して少年みたいなところがもうツボ!
歴史に残る大宰相のヤーニくんだが、
セサーム様のことになると相変わらずヘタレもいいところだし、
今回はセサーム様の想いの深まりも読むことができて、幸せだった。
今回登場の新キャラ達もなかなかに気になる存在なので
これはスピンオフありかもしれない。
さらなるピサールでの話は、大歓迎なので是非!
もう一編の短編は、カナーレ達。
海賊のオフシーズンの冬、シェルシェルの屋敷での一コマ。
出張(笑)から帰ってきたアヤースがカナーレの部屋に行くと
そこにはアウラやアーガイルや子犬たちが……
まぁ、おきまりの甘い展開です。
コルセーアの新作はなんと大人のカップル編ということで表紙の絵からテンション上がりました。二人とも百合か?ってくらい綺麗だもの。三十路なのに(笑)ツンデレ・セサーム様のデレが終盤ではかなりたくさん見られたので嬉しかったです。美人のセサーム様には受けの方が似合ってると思います。
ヤー二くんは今回どうした?ってくらいモテまくってます。本人に自覚ないけど。さすが作者様からもへタレ扱いされてるだけのことはある(笑)ピサール帝国は僧侶が役人になるから役人は全員ゲイなんですね。なんだその素敵設定。過去にヤー二の師だった人も登場し、まさかのおネエキャラでした。師匠はネコ希望だったのでヤー二君のバックは守られてたみたいですが、おネエ受けよりおネエ攻めの方が断然好きなのでそこだけがちょっと不満でした。ヤー二君、攻められちゃえばよかったのに。
新キャラのナナミちゃんもクール美人タイプでいいキャラしてました。これからが楽しみな子です。アヤース・カナーレ組も最後にチラッと出てきますが、いつも通りのバカップルぶりでなごみました。
甘食さま、リコメントをありがとうございます。
(気がつくのが遅くて申し訳ありませんでした……;)
僧院での話は、見落としていらっしゃるのではなく
小説版には書かれていない部分、コミカライズを読むと分かります。
ガリドさまも小説では、今回の新刊で初登場ですよね。
こうやって、同人誌やペーパーや何もかにも読みたくなる仕掛けに
まんまと乗せられるのは悔しいのですが……(笑)
過去も現在も未来も、もっと色々なエピソードが読みたいですね。
snowblackさん、こんばんは。
以前も作品についての情報をありがとうございました!
いつも勢いで読んでしまって色々見落としてて恥ずかしいです(汗)
今回も重大な情報をありがとうございます!ヤー二くんは攻めですがへタレで可愛いですよね。今作のガリド様とのシーンのイラストも可愛かったのでちょっと受けっぽいなんて思ってました。僧院でのスタートは受けだったとは!以前の巻を読み直してみますね。でも「事故だと思ってすませてしまおう」なんてもったいない!もっとちゃんと味わってあげて(?)ほしかったです。
嬉しいコメントありがとうございました!
甘食さま、こんばんは。
コルセーアシリーズ、テンション上がりますよね!
新キャラのナナミちゃんもこの先が楽しみです。
ところでヤーニくんのバックですが、ガリドさまとの間では攻めでしたが
バーグ・ジブリールでの師受では受けだったのでは?と思います。
セサームのムサ・メイナさまはお歳でいらしたようですが、
ヤーニくんの師匠は壮年な感じで、
「少しばかりユニークだからといって優秀な人間を埋もれさせるのは
国にとって損失だろう?
お互いこれは事故だと思って早く済ませてしまおう」とか言ってました。
僧院の生徒たちにとって、抱かれるのが当たり前の感じだったので
ヤーニくんも出発は受け!だと思います。