ボタンを押すと即立ち読みできます!
原作のイラストレーションで、御園先生のユニークな構図取りに注目していたわけなんですが、やはり御園先生はイラストレーションで本領発揮する方なんだなと実感。
ときどき差し挟まれる風景が異様にうまいんですよ。
ディテールまで手抜きしないで描いているし。
コルラダンの城なんて、思わず「うぉお、すげぇ!」と唸ってしまった。
ただ、人物の顔が安定しないし、体のデッサンもところどころアヤシイ。
特に動的なコマになると、ピタッと動きが止まっちゃうわけですよ。
映画でいえばスチール写真のようなものをズラズラ並べてみてる感じ。
コミックというより、紙芝居に近い感覚です。
というわけで、またも!!やってみました
ドラマCDとシンクロ読み!
やり方はいたって簡単、ドラマCDを聞きながら、それに沿ってコミックを読んでいくという、もってまわった方法ですw
そうすると、カナーレもアヤースもことのほか細く描かれているような気がする…。
カナーレにいたっては、体の線の起伏が極端になくて、ショタですか!?と目を疑うカラダになっちゃってます。
それはそれで、カナーレの人間離れしたところが彷彿とされて悪くはないんだが。
ドラマCDのようなむせかえる色気がなくてちょっと残念でもあります。
意外なところで、ユーグがカッコイイ。
原作でもドラマのほうでも、ユーグは終始、粘着系の胸糞悪いキャラなわけですが、
コミックでは意外に男前です。
コミックス最終巻です。
といっても小説の1作目にあたる「コルセーア」の、ですが。
いよいよ兄と対決することになるカナーレ。
そんなカナーレの最後の夜の2人のやりとりがすごく好きです。
その前のアヤースの強引なやり方に傷ついてギクシャクしてて。
それでも、最後にはその腕に頼りたい気持ちがあって。
どうにかそれを引っ張り出してきて縋るカナーレ。
そして、応えるアヤース。
自分で脱いでアヤースの前に立つシーンと、後ろから腕枕してもらってるシーンが特に好き。
兄との対決で全てを失ったようでもあるカナーレ。
それを迎えにきたアヤースの言葉の言葉が印象的。
しっかり愛されてます。
よかったよかった。
ま、もともと、アヤースが自分の気持ちを自覚してなかったためにこじれたようなものだしね。
ちゃんとこれで結ばれますv
先にCDを聞いてるからどの場面も全て声が聞こえてきてとても楽しい♪
そして、楽しいといえば「ハロルドくん日記」
…うん、もう、やっぱり読むたびにシロッコとハロルドがくっつけばいいのにー!って思うんだけども。
やっぱりないんだろうなぁ。
あとはカラー絵のユーグ兄さまがステキだvv