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やさぐれ男、異世界で色悪騎士が愛する王子の身代わりとなる

yasagure otoko isekai de iroaku kishi ga aisuru ouji no migawari to naru

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表題作やさぐれ男、異世界で色悪騎士が愛する王子の身代わりとなる

ヴィダール
元傭兵の護衛騎士
世永 礼夜
27歳,異世界に召喚された半グレ

あらすじ

おまえがいないと、生きてる意味がない
愛を知ると弱くなる。でも愛さずにはいられない。心が空っぽの半グレが、塩対応の騎士に恋をし得たものは!?

荒んだ生活を送る礼夜は弟分に刺され死亡⋯のはずが異世界に召喚!? 礼夜と瓜二つの清らかな少年王子の代わりに、騎士団を率い国を奪還することに。騎士のヴィダールに惹かれるが、彼が慕うのは王子だけ。冷たく「お前のことは抱かない」宣言までされてしまう。ところが怪我をした礼夜に彼は献身的で熱を孕んだ視線を向けてきて。素直になれず戸惑う中、礼夜は危険な任務に赴くことに!?

作品情報

作品名
やさぐれ男、異世界で色悪騎士が愛する王子の身代わりとなる
著者
小中大豆 
イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784576240169
4.5

(145)

(102)

萌々

(28)

(12)

中立

(0)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
23
得点
658
評価数
145
平均
4.5 / 5
神率
70.3%

レビュー投稿数23

しみた

小中先生&奈良先生買い。奈良先生の神表紙ですっごく楽しみにしていた本だったのですが、期待を超えた面白さでとてもとても良かったです。キャラもお話も良かったしずっと覚えている本だなと思うので神にしました。本編360Pほど+あとがき。

母にまともに育ててもらえず中卒で働きだしたものの、結局半グレ集団を率いていた礼夜。一番の古株だった身内に刺され、川に落ちたはずなのに、気が付いたら泉のほとりで、自分に瓜二つな顔の若者に助けられ・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は、結構多い。
フレイ(タイトルにある「愛する王子」)、イーヴァルディ(フレイの侍従)、エイン、ジェド、ヴァン、オーズ(フレイの側近や従者)などなど。イーヴァルディが大好き。

++

お話が面白いというか、先が気になって気になって、どんどん読んでしまう(=読み止められない)。その合間に、同程度の濃度で、攻め受けの恋話も進んでいく。このあたりの按配が「小中先生、神では」と思うのです。面白いし、救われる。救済されるんです。良かったなあ。

攻めは、がちがち傭兵だったけど、フレイに惚れこんでいた方。最初は受けに当たりがキツイけど、だんだん心境に変化みせてきます。堅物っぽく思ってましたが、後の方で百戦錬磨系と判明。お主、やるのう・・・という心地です。奈良先生のビジュアルが最高ですよね。金髪筋肉ありの甲冑姿?最高では。

受けは人生何でもあり、負けるのは気に食わねーって様子に思う方。半グレで大抵やったので、そろそろヤバイかもと思う勘所がナイス。異世界に来ても、その人心掌握力とでも申しましょうか、存分に発揮し、あれこれ企み、ぎりぎりのところをすり抜け、という様子です。平和な時代に生きていけるのか?この方は?と思ったのですが、最後の最後に思わぬプレゼントありましたので、あと20年ぐらいは必死に生きていくことでしょう。

攻め受けともキャラがあまりにしっかりくっきりたっていて、お話がぐいぐい惹き込まれるものですし、とどめに奈良先生の挿絵ときたものですから、神一択でした。先生、素敵なお話有難うございました。また新しいお話を楽しみにお待ちしております。

17

もちろん作者買いです

作者さまの名前で購入する事が段々と減って来てはいるのですが、小中大豆先生の作品は間違いないので作者買いを続ける数少ない作家さまの1人なんです。更に今作は奈良千春先生のイラストも素晴らしく一気に世界観に引き込まれました。

凄く面白かったのが最初は礼夜を胡散臭いと思っていた王子の側近たちが、段々と礼夜を認めて主君として守ろうと意識を変えて行く点でした。
またヴィダールが献身的に変わって行くのも丁寧に書かれていて、礼夜の心の揺れ動くさまに凄く萌えました。

ただ、難点を挙げるとすれば丁寧に書き過ぎてて後半が凄く駆け足に感じた点です。残りのページ数が足りるか何回も確認しました。
たぶん皆さん同じ感想なのでないでしょうか?私は続巻が出るのかと終盤まで思ってしまいましたから。

そして328ページの5行目なのですが、「ここヤルンエルヴが五千、北のスヴァルトゥヴィドは三千」は逆で「ここヤルンエルヴが三千、北のスヴァルトゥヴィドは五千」の間違いではないでしょうか?
担当さまご確認よろしくお願いします。

13

お、面白かった!!(語彙力ゼロ腐女の渾身の褒め言葉)

360ページ超えの今作は、異世界転生したやさぐれ男と、色悪騎士のお話――なのですが、、、


ラノベ風のタイトル的内容かと思いきや、冒頭こそなぞってはいましたが、とんでもない! 大河ドラマもびっくりの読み応えたっぷりな王位復権(またしても語彙力皆無ですみません!)再生BLでした。



主人公が転生前の日本で半グレアラサーだったことや、ワケあり生い立ちもあって、酸いも甘いも経験してきた経験豊富な設定が、物語を面白くしていたと思われます。

これが普通のリーマンだったら、ありきたり転生モノという印象で終わっていたかもしれません。


序盤で早々に亡くなってしまった優しくて思いやりがある王子の代わりに、正反対な主人公がハッタリや勘などを駆使し、あれよあれよと身代わり統率者となっていき、真の仲間を得て、目的を同じくし、そして亡き王子の代わりに国を奪還し、仲間との別れや国の復権など、BLのL以外の部分でも。

希望しかない未来が見えるラストも楽しむことができました。


また、ラブの部分も攻めが意外と硬派で誠実で、受けを大切に想う姿に萌えました。
これもまた、攻めの悲しき生い立ちにドラマがあるのですが、、
生きてまた何度も抱き合いたい、とか個人的にどちゃクソ痺れました。

語彙力なさすぎて魅力を大いに伝えられないのが不甲斐なく申し訳ないですが、とにかく面白いので、読もうかどうしようか悩んでいる方はもちろん、未読の方もぜひ!
ぜひに!
読みましょ!!(圧強めですみません)



13

小中先生は天才!だと思う

小中先生ありがとうございます。素晴らしい作品に胸が熱くなりました。
読後の清涼感が半端なかったです。
映画を観る様な1冊。

胸踊る物語を探している方は是非、読んでいただきたい作品です。

12

No Title

BLとしても面白いんだけど、王子が背負うものが悲しくてもう冒頭から大号泣
なので、どんなにご都合主義でも最後に救いがあってよかった…。
国を取った後のイチャイチャとか子育て話とかも読みたかったな。

11

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