電子限定おまけ付き
あっという間に読んでしまいました。良かったです。
ふたりとも男前でかっこいい!結ばれたあとの関係はこの子たち、幼馴染か何かだったの?ってくらいに相性良く感じました。この組み合わせしか考えられないくらいいい。受けも攻めも真っ直ぐで、包容力があって、本当にいい子たちだなーって。
特殊な設定だったんですけど、全く気になりませんでしたね。読んでいて「んなことあるか!」って嫌になっちゃうものもある中で、リアリティを出せていました。これから読もうか迷っている方、身構えなくて大丈夫だと思います!
扉絵と言うのでしょうか?各話のイラスト、本当に素敵でした!特に和服最高です!!
新書館セールトピで本作がセールになってることを知り、
「そういや最近(と言っても5月だけど)春田さん新刊出てたな…!てか もう半額ー?!」
とポチリ(回答者さん ありがとうございます!)
「特殊能力に悩まされるマンションの管理人xなぜかその特殊能力が唯一効かないホスト」
やっぱり以前の絵柄の方が好きだな~とか思いながら読み進めると…これはぜひネタバレなしで読んでいただきたいです。
お互いに出会うことで、それぞれの苦悩が救われる温かいラスト。
談話室でオススメされていた通り、即ヤる系ではなく、ちゃんとお互いが好きになる様子がじっくりと描かれているので、そういうのがお好きな方にオススメです。
そしてさすが春田さんです、ところどころちゃんとオモロイw
扉絵がDK設定とかXmasバージョンとか中華系とか、全部凝っててすっごいイイ!
<注意点>
・黒髪受け苦手な方は購入を再検討してください。
攻めとの見分けがつかなくなるので、髪色は変わらない方が良かったなぁ~。
☆3と4で迷いましたが、設定・アイディアが斬新だったので☆4としました。
今回はマンションの管理人と住人のホストのお話です。
特殊な能力を持つ声によって話す事を封じている攻様が
受様を知った事で孤独から解放されるまでと
本編後の後日談短編を収録。
攻様は声を聞いた人に好かれる体質です。
家族や親せきなど血の繋がっている人には効かず
人によって効果時間は異なりますが
肉声を聞かれると好かれてしまうため
自由に話せす事ができず
人と関わるだけでトラブルを起こす事から
使用中は登校拒否、高校は定時制に通うものの
喋らない攻様に友人はできませんでした。
今は"病気のせいで喋れない"という触れ込みで
マンションの管理人をしているのですが、
マンションに新しい住人として入居してきた受様によって
攻様は初めて"声の通じない体験をする"事になります。
誰もいないと思っていた屋上で昼食をとっていた攻様が
呟いていた独り言を受様に効かれてしまうのですが
受様の態度が全く変わらなかったのです。
つい攻様は「どうして俺のこと好きにならないんですか!?」と
叫んで受様に怪しい人とドン引かせる羽目になりますが
ホストをする受様の自宅を突き止めて
同伴出勤しようとストーカー客を攻様が声で撃退した事で
攻様の能力を信じてくれるようになります。
そして攻様の声に対する実験に
付き合ってくれることとなるのですが・・・
雑誌連載作をまとめての単行本化で
他人に好意を寄せられる声を持つ攻様と
攻様の声が通じない受様の恋物語になります♪
声を聞かれただけで好かれてしまうため
攻様は相手の好意を信じらる事ができません。
声が通じない受様は攻様にとって
初めて安心して付き合える相手だったのですが
攻様に受様の声が通じない理由が明らかになるとともに
ゲイである受様が攻様に惹かれていってことにより
友人付き合いが難しくなっていき
受様が攻様と離れる選択をした時には
どうなるんだとハラハラさせられましたが
互いの手を取り合う2人が見られて良かったです。
人と違う事を受け入れるのは強さが必要ですが
独りでも強く生きられると胸を張れる人は
そういませんよね。
寄り添える誰かを見つける人は自分のためだけでなても
その人の為なら強くなれるのではないでしょうか。
面白かった〜!
肉声を聞いた人が皆、自分のことを好きになってしまうー
そんな設定に惹かれて読んでみた、こちら。
受け君の職業がホストということもあり、読み始めた直後は「えちに振った話なのかな?」なんて思ってたんですが、いやいや、ピュアラブだった。
蓮にだけは「声の効果(?)」が効かないわけ、私のBL脳では攻め様と同じく「運命の関係」かー!なんて思ってたけど、ずっと真面目な理由でした。。
二人の距離が少しずつ近づいていく過程がすごく良かっただけに、終盤、攻めが逃げた受けを追いかけていくシーンはちょっと急展開すぎるような気はしたけど。。
「特殊な声」を持つ攻めと、突発性難聴になった受け。
症状は全く違えど、同じ孤独を抱えて生きてきた二人が惹かれ合うのは理解できるし、実はうぶうぶな受け君・蓮が可愛くて、萌えました。
後半、受けが黒髪になってから、ちょっとどっちがどっちか一瞬分からなくなって混乱したかな。。前髪の違いで判断しました;
特殊能力持ちのお話って夢があって明るい展開が多いイメージなんですが、こちらはちょっぴり切なめ寄り。
お話自体は暗くはないものの須東が能力によって得たモノがまったく無いし、自由に声を出せずに生きてきたなんてツラすぎて…。
でも。そんな須東の前に現れた能力が効かない男・伊之瀬のおかげで彼の日々は変わっていくことになり、ツラかった過去ごと救われていってくれるのでこちらも救われた気持ちになりました。
耳の事情があったり家庭環境が複雑だったりと実は伊之瀬も心に重たいモノを抱えているのですが、どんどん下降していくお話ではないので苦しくなりすぎずに読めました。
これまで不思議な能力に振り回されるばかりだった須東にとって、伊之瀬は初めてプラスだと思える存在だったのではないでしょうか。
それが純粋に"効かない"わけではなかっとしても、ふたりの心が繋がるキッカケになったことには変わりないので、伊之瀬との出会いで自分自身を肯定していってくれたらいいなと思います。
色々なことが起こりますがふたりが幸せだと思えるところに着地してくれて本当に良かったです。