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表題作オメガ・メガエラ 10

英伊織
英家長男,α
英真宮
英家の隠し子,元英家の跡継ぎ,Ω

同時収録作品オメガ・メガエラ 10

斯波
元英家家執事,β
漆間犀門
元征十郎の第二夫人,Ωのメガエラ

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

オメガバース×身分制度×華麗なる一族の愛憎劇が大ボリュームで堂々完結!!
男女のほかにα、β、Ωの 3 つの性が存在する世界。
Ω の真宮は自らの性をα と偽り、英家の一員となる。
α の伊織との間に男児をもうけるも、 出生局の研究所に移送され、所長の昭義に自由を奪われてしまう。
囚われた部屋で犀門の持ち物を見つけた真宮は、 彼の失った記憶を取り戻そうと試みるが…!?
夫を手にかけ斯波と逃走した犀門の、 空白の時間には何があったのか。
3つの性を、命を序列づける社会に対峙し、 真宮が下した決断とは...!?
支配と抑圧の首輪を外すときがついに訪れる、完結第10巻!
第42話~第47話を収録。

作品情報

作品名
オメガ・メガエラ 10
著者
丸木戸マキ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
講談社
レーベル
KCx【非BL】
シリーズ
オメガ・メガエラ
発売日
電子発売日
4.7

(33)

(27)

萌々

(4)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
155
評価数
33
平均
4.7 / 5
神率
81.8%

レビュー投稿数6

No Title

最終巻まで読みました。完結後に知った作品でしたので数日間で読んでしまいましたが、本当に異次元といいますか、色んなところに色んな形での愛が込められていて、これは確かに非BL、でもすごく満足感の高い素敵な作品だと思いました。

感動は言うまでもなく、良いところもたくさんあった最終巻なのですが、気になったのは伊織と真宮の再会シーン。こんな形での再会なの?とちょっと拍子抜けしてしまいました。
それからやはり10巻での完結を決めていたのでしょうか、最終巻がやたら急ぎ足で話が進んでるなぁと感じました。伊織と真宮の再会シーンもそうですが、犀門ももっとじっくり読みたかったです。もちろん麗子とリリィ、猩羅のことも、明兎と子供のことも。

最終巻までも読んでいて苦しかったけど、行方不明中の犀門が知れて嬉しかったです。悲しかったですけどね。そして10巻の表紙がとても好きです。真宮と伊織ではなく、真宮と犀門。最終巻にふさわしい素敵な表紙だと思いました。

これで終わってしまうのかという思いはありますが、いい形だなとも思います。家族3人仲良く暮らすというBL的な結末ではなく、オメガでもアルファでも自分の気持ちを大切に、縛られずに生きたいように生きていくという結び方に読んでいて嬉しくなりました。

丸木戸マキ先生、お疲れ様でした。素敵な作品ありがとうございました。

0

ああ遂に完結

サイモンが好き過ぎて
本当の愛をやっと見つけたのに
一緒に生きるための行動が
あんなに悲しい顛末になるなんて

短かったあの時間が
2人にとっての唯一の救い

生まれ変わったら
もう一度出会って幸せになって欲しい
今度こそ運命の番とかになって欲しい

真宮や麗子ちゃんはある意味ハピエンで
本当に良かった

だからこそのサイモン
本当に美しい物語でした

1

一般誌での掲載だけどちゃんとBL要素もあります

丸木戸マキ先生が一般雑誌でオメガバースの世界を描くということで、連載開始からずっと追いかけてました。
一般紙での掲載なのであまりBL的な展開は期待してなかったのですが、最終巻まで読んで、しっかりBLも描かれていて、エロメインではなくてそれぞれの登場人物がフォーカスされるので、昔の昼ドラのようなドロドロな人間関係が時に苦しかったりもしましたが、オメガバースという独特な世界観の中でもしたたかに生き延びるオメガである真宮の半生が凄まじいので是非BLじゃないからと敬遠されてる方がいるとしたら勿体ないので、完結した今一気読みをおススメします。
先生の作品沢山実写ドラマ化されてるので、この作品もドラマで見て見たいです。

2

荘厳かつ壮大なお話

10巻、ついに完結です。
最後が知りたい、けど、終わりはさみしい、と買ってから数日間、読むことができませんでした。
最初に今作品を知った時、作家買いをしたのですが、読んでみたら、設定が重く、暗く、深くて、驚きました。
いい意味と悪い意味両方で、よく連載作品として発表したな、すごい出版社と編集部だなと思いました。
なかなかの異端作品ではないでしょうか。
さすが丸木戸マキ先生。信頼と実績があるからなのだろう、と思います。

最初のころのメインだった人たちはもう前の世代。
最後は英家の長男と隠し子、αと元α詐称の跡取り、Ωの2人のお話となりました。
離れ離れで片方は死んでいると聞かされていた2人が、生死も所在も不明瞭のまま求めあい、再会します。
世代交代し戦争、時代に巻き込まれながらも続いている英家に戻り、受け入れられてハッピーエンド、かと思えばそんなことはなく、2人は決意し、先に進んでいく、という最後でした。

ハッピーエンド、大円満を期待してはいましたが、想像を超える、素敵な最後でした。
おとぎ話のように「2人は幸せに暮らしました、めでたし、めでたし」ではないところが、10巻かけてつづられてきた世界、物語の重さ、深さ、広さの表れなのだと思います。

丸木戸マキ先生はあとがきでこれで完結、と記されていますが、この先の物語、2人のその後や子ども世代のお話などまだまだ読みたいと思いました。

心身ともに調子を整えて没頭できる空間と時間を作って、もう一度、1巻からじっくり読み返し、味わいたい作品です。

4

いのちと自由についての書

完結巻。正に「大作」の風格。
というのも、この作品は当初のお家騒動から命、抑圧、階級、自由、革命にまで拡がった壮大で痛ましい世界観を見せてくれたから。

研究所に監禁された真宮を伊織は救出できるのか。
その結末は、研究所所長などの闇と犀門の過去と共にまるで映画のような緊迫感で描かれます。
9巻のレビューで書いた通り、最後は個々の平安が概ね果たされる流れでの展開だったと思います。
根底にずっとあるα至上社会の転覆や、社会構造の変化までは残念ながら行きつかないある意味リアルなエンディングだと感じました。
ここは、作者様のあとがきまで含めて最終的な納得に至る感じなのかな。
そして、本作はオメガバース。
女/おっぱいを描かずに、産む性の哀しみや差別抑圧を描く舞台装置だけど、BLファンがどうしても期待してしまう恋愛面エロ面のあれこれと、非BL読者層が求めるもののポイントのズレがあって難しかったでしょうね…

伊織と真宮、有憲と麗子、麗子と惺羅、犀門が最期に得た愛。
理歩と恵馬の生きていく世界。
大切にしたい絆は結局はバース性を超えていくんだと思う。この作品のエンディングでは曖昧だけど、ハッピーエンドだと思ってます。思いたい。

1

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