電子限定カラー
もしも生まれ変わってまた会えたら
前作の「金銀ささめくひみつは夜」が初読みだった先生の新刊♪
今作も作画がすごく、すご~く…素敵…♡
作中でも描かれていましたが世は転生ブーム戦国時代?!って位に溢れかえる転生豊作
今回は転生の中では逆転生とでも言うのかしら?過去から現代への転生です
過去は攻め×受けの関係で言えば従×主の逆主従関係
それが現代では同い年の高校生として再会!という何とも美味しい関係です♪
前世の記憶の全てが甘い訳ではない2人
その記憶には忘れたい程の記憶も忘れ難い記憶も、、、
この辺のお互いの記憶のズレがそれぞれの相手への想い方が象徴されている様で繊細な描写に読み応えを感じます
パッと分かりやすい感情ではないかも知れないです
実際私もレビューを書けるようになるまで結構読み返しました
そして読み返していく度に前世のそれぞれの立場だからこそ至ったであろう想いや、その記憶を持ったまま今に至ったから双方の感情が行き違ってしまったのだな、、、と分かって来ます
七星は自身を戒めて「臆病だった」と吐露していますが臆病になってしまう程殿下が大事だったんだな…というのが痛い程伝わる愛情です
また殿下は自分の想いだけを優先して生きる事が”許される”立場ではない身分
だからこそ団長と居る時間だけはそのしがらみから解放されたくて赦されたくて忘れていたい、、、だからこそ漏れたモノローグが「忘れるのは赦し」なんだろうなぁ、、、と儚さが胸に迫る殿下の横顔が切ないです
許しと赦しの違いは宗教的な解釈や主語に当たる部分が犯罪なのかどうかって所でも厳密には並行で比較は難しいのかな?とは思うのですが私的に今回は「許す=受け入れる、受け身的な解釈」「赦す=責めを負わせず解放する、主体的な解釈」という違いを持って読んでいました
こう解釈する事で前世の立場や環境、それぞれの担う責任故の許されなかった添い遂げられなかった2人の苦い経験と、それでも2人で居る時間だけは互いの事だけを想い合う事を幾度も赦し合っていた愛しい時間が浮き彫りになって来てこの2人の特別感が転生してまでも巡り合わせたんだろうな、、、と感じられて、、、もぉ、、、萌えるしかないエモさが迫って参りました(*˘︶˘*).。.:*♡
最高に切なくてキュンと出来るエモーショナルBL!!
だけど現代の2人の高校生感とかではコミカルなやり取りも垣間見せてくれるのでそこもまた可愛くって…♡私の中の妄想戦隊エモインジャーがフル出勤で大忙しでしたw
そんな2人の探り探りなえちシーン、、、なんだアレは?!
もぉーーー、、、めっちゃカワエロ過ぎたよぉーーー(o→ܫ←o)
事後処理してあげる七星、優しいよぉ~♪フキフキカワイイ~
ベッド上も好きだけど1番キュンってしたのは帰り道の階段越しのキス…というか飴渡しですね♡
もぉあの画力のパワーが強かった…!!!!!コマとしては大コマって訳じゃないんですけど私の脳内再生での拡大率は最大値でした(●≧v≦)♡(≧v≦●)
高校生の帰り道っていうのも最強シチュでしたしね♡
あ~。。。すっごい良いお話し!
エモかった~~~♡
ストーリー全然関係ないんですけど、、、七星がお母さんのことを「かあちゃん」って言うのさえもエモく感じちゃう始末で、、、もぉなんか凄い好きでした!!「母さん」って言いそうな子の「かあちゃん」になんか眠れる母性が大暴れでしたwww
修正|トーン修正なんですけど何て説明したらいいんだろう?色気のあるトーン修正でこの修正すらエモかった…兜合わせも素股も見応えありました///←このレビュー、後半「エモい」連発し過ぎでスイマセンっ(>ω<)‼
相変わらず絵がお美しい!!大好きな作者さまです。
貧しい小国の王子(世継ぎではない)の受けが、たぶん近衛のトップである攻めと長らく想い合いながらもお国の事情で隣国に婿入りするという前世。で、現世では同い年の高校生として転生。攻め視点です。
最初に読んだ時は先が気になり過ぎて、細かい状況はさておいてダーーーっと読んでしまったので、読み終えて萌2でじんわりきたなぁ…くらいの感じだったのですが、、、再読してみたらとんでもない。もう切なくて切なくて〜〜
想いを残した前世に対しての現世。お互いが断片的なことしか覚えていない上に別の事柄なものだから、それぞれが相手の真意は誤解したまま、それでも想うのをやめられないという…つ、辛いよ…
でもクライマックスに向かうにつれて核心に触れる記憶を思い出していく流れが素晴らしいです。七星の顔に傷が残っている意味とか、七星に呼ばれて振り向く時の何かを期待してる雷央の表情とか、色々散りばめられてました。モノローグとかセリフもよかった。きっと読んでギュッとなる言葉がありますよ!
最後は本当にもうよかったねの一言につきます。ずっとイチャイチャしてて欲しい…(アフターストーリー最後の雷央のセリフ吹きました。笑)
あ。紙と電子同時発売なのもありがたかったです。
出版社さんありがとう〜
めっっっっっ……(間)……ッちゃ良かった!!!
最初の内はお互い気付いてる両片思いが最高で
キュンキュンが止まらんッ!!って感じなんだけど、
後半に向かうにつれてホトホトと涙が出てきて……。
優しくて甘くて切ない前世の記憶が交錯して、
前世と現世の境がドンドンと曖昧になってて、
狭間で揺れ動く恋心がズドンと刺さる作品でした。
ぐりさんの作品は読み手の感情を揺さぶってくるの
上手すぎるんだよなぁぁぁぁぁ……(;///;)スキ
さてさて。
王子様と騎士という関係ゆえに
秘めた想いを口に出せずに主従関係だった前世。
その記憶を持ったまま現世で再会するお話です。
攻め:七星
前世では王子が幼い頃から側に仕える騎士様。
王子を大切にしながら膨れる恋心をひたすら隠し、
めちゃんこ甘やかしてます。保護者感丸出しです。
って記憶を持ったまま現世で生まれ変わり、
記憶に引っ張られて色々拗らせてます。ええ。
これ、めっちゃ萌えます。
受け:雷央 (レオ)
現世では無邪気な箱入りお坊ちゃま感が強いけど、
前世では重要な責を負っていた王子様。
割と王子様の気質を残したままというか…、
七星への甘え方に遠慮がないところが可愛いです!
前世の雷央は沢山泣いていたし沢山苦労していた。
それを近くでずっと見てきた七星の願いは、
前世のことは忘れて幸せになって欲しい…でした。
しかし雷央は再会を喜び無邪気に触れるんですね。
そして前世でやりたかったことを実現させたいと。
七星は前世からずっと雷央に弱いので、
お願いされちゃうと抗えないんですよ。
んで今なら雷央の願いを叶えてあげられるんです。
これがもうね!!!
お互い両想いに気付いてるまま触れる距離感に
ニヤニヤキュンキュンが止まらなくて最高に良き!
前世では泣いてる肩を抱き寄せられなかったけど、
今は抱きしめることも、口に触れることも可能で。
出来なかったことを塗り替えていくのが堪りません。
で。
個人的な嗜好で『付き合ってない状態の同衾萌え』
ってのがあるんですけど本作の同衾も最高なんです。
両片思いに気付いてるけど付き合ってなくて
チューとかまでしてドキドキしたまま眠るんだけど、
前世の記憶とかが絡んでちょっと切ないっていう…!
前世の記憶を持ったままの生まれ変わりですが、
七星の記憶・雷央の記憶は当然同じとは限りません。
同じ風景を見ていても感じ方は違う人間ですのでね。
そこにすれ違いが生まれる。
七星だけが覚えている記憶もあれば、
雷央だけが覚えている記憶もあってーーー。
相手の幸せを願っただけだった。
相手の幸せを自分が叶えたかった。
2人の交錯する記憶を想いがめっちゃ泣けました…!
これが本当に素晴らしいんですよ!!!
2人の記憶から前世の欠片が零れ落ちる毎に
あぁ…あ……あぁ……あ…(;///;)ってなる。
そんな切なキュンキュンを経ての描き下ろしは
萌えが…!萌えがすごい……!!!!!
騎士×王子様の背徳感で萌えがヤバイ!!!!
いや~~~……なんか……、
読みたい萌えがドドンと詰まってた作品でしたね。
関係性萌えとか、保護者萌えとか、同衾萌えとか。
描き下ろしでトドメの一発刺された気分ですv
野白ぐり先生の転生BL
前世で護衛と王子だった2人が、現世では高校生で同級生として出会います。
お互いに前世の記憶がある部分と忘れてしまっている部分があります。2人の覚えている記憶と忘れてしまっている記憶がちぐはぐなことで、お互い想いあっているのにすれ違ったり、傷ついてしまったりと、切なくてもどかしくなります。
王子であった雷央には、護衛であった七星とずっとやりたかったことがありました。
記憶のせいで、もう会いたくないと思っていた七星が、雷央を放っておけずやりたいことを一緒にやる理由は、前世から想い続けていたから。
雷央も前世から七星を想っていたけれど、時代やお互いの立場から、自由に想いを伝え合うことも一緒にいることも許されなかった。
現世で同級生の高校生として再び出会えて、他愛のないことを一緒にやって幸せそうな2人を見て、本当に嬉しくなりました。
これからはずーっと幸せでいてほしいです。
前世で団長だった七星のクラスに殿下だった雷央が転入してきます。雷央は再会に大喜びしますが、七星は会いたくないと思っていた相手でした。
肝心なことを忘れて無邪気な雷央に七星は「忘れろ、全部終わったこと」と伝えます。出会いたくないのに出会ってしまう、好きだからこそ自分に囚われずに、今世こそ自由に生きて欲しいから。嫌なことはすべて忘れてほしいから。
それでも拒絶されて悲しそうにする雷央をひとりにはできず、「やりたいことを全部やろう」「未練を成仏させよう」とふたりは一緒に行動を共にすることにします。
前世で出来なかったことを一緒に楽しみながら、「懐かしいって嬉しい気持ちにそっくり」という雷央の言葉がとても印象的でした。
今世で同級生なのに年下っぽく見えるのは前世に引きずられているからか、雷央は前世でも今世でもずーっとかわいかったです。そして、いつも丁寧に優しく守る七星の様子もまた、騎士のようにかっこよく素敵でした。
物語は現世と来世が交互に描かれています。違うことと同じことと比較でき、七星の目線で過去と現在が語られています。そして、団長だった時のように雷央を守るようにしています。
今と昔があいまいで、今が夢なのか現実なのかさえわからなくなるふたり。やっぱり現世でもふたりは好きになっています。
けっきょくふたりとも何度生まれ変わっても、きっと記憶がなくても好きになっちゃう運命の相手なんでしょうね。
前世に実はしていたけど記憶がないこともある雷央ですが、七星と過ごすうちに記憶が蘇ってきます。過去の自分がしたことも、思っていたことも。殿下と団長が離れたわけも思い出し、雷央は七星を解放します。
互いに自分から自由にしてあげないと、という気持ちから距離を置くふたり。すれ違っても愛し合っているふたりはそれほど長い間、離れていくことはできません。
ふたりが両想いになる過程・セリフ、行動、物語運びがとても素敵でした。すれ違いから両想いになっていくふたりの様子をぜひ漫画を読んで楽しんでください。ぐり先生の繊細で美しい絵柄と切ない物語、愛おしいふたりの様子がとてもよかったです。
後半からエッチもたくさんありますのでそれも含め、特に描き下ろしがサイコーですので!ぜひ、お楽しみください!!
個人的に、ぐり先生の描く白シャツがとっても大好きです!特にボタンを1、2個外しているスタンドカラーからの覗く胸元がたまりません!前世の服、最高でした!!