ヒモ、拾っちゃいました。

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表題作ヒモと恋のすむところ

長谷川海(カイ)
ヒモ,21歳
柳田海(うみ)
サラリーマン,23歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下漫画

あらすじ

真面目サラリーマンのうみは、コインランドリーでイケメンのカイと出会う。
居候していた女の子の部屋を追い出されたばかりで、行く場所がなく困っている様子のカイを自分の部屋に泊めることに。
ふたりで一緒にご飯を食べて、眠って……ずっと寂しさを感じていたうみは、カイと暮らすうち、徐々に彼に惹かれていく。
ついに「カイくんと付き合いたい」と勇気を出して告白したうみは、カイからキスをしてもらい、彼と恋人になれたと浮かれる。
しかし、カイが実はうみと付き合っているつもりはなかったことが判明し──。

ヒモ気質のイケメン×ピュアな生真面目リーマンが繰り広げる、六畳一間のハートフルラブストーリー!

作品情報

作品名
ヒモと恋のすむところ
著者
幸田みう 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
電子発売日
ISBN
9784834265507
4.3

(121)

(65)

萌々

(38)

(15)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
15
得点
525
評価数
121
平均
4.3 / 5
神率
53.7%

レビュー投稿数15

うーん、この2人の将来に不安を感じる

ちょちょちょ…っ、うみくん危ないよー!
と、めちゃくちゃ心配な気持ちから始まる冒頭(笑)

真面目でお人好しなうみくん(受け)、コインランドリーでたまたま出会った男の子カイくん(攻め)をそのまま自宅へ招き入れて泊まらせてあげちゃいます。
こっちがハラハラするわ!

ヒモとして女の人の元を渡り歩き、行くところがなくなっちゃってたカイくん。
人の懐にするっと入る感じ、ヒモ全開。

でもね、この子ヒモのくせに本命DTなんですよ。かわいい!2人の思いが通じ合ってからのえち良かったです。

21歳という年齢がちょいクズっぽさにリアリティがあるような。
やりたいことがあるんだけど本気を出し切れないし上手くいかないし、でも顔とスタイルが良くて適応力があって女の人にも気に入られちゃって…と流されるように生活しちゃう。

対するうみくんも、生活に何も面白みがなくてひたすら真面目にがんばって、冒険したいけどできない。

そんな2人の日常の中でのやりとりや一緒に暮らす時間で、和む~~とか初めてのことにドキドキとか、2人の恋心が見えるところが可愛かったです。

た・だ!!!
ノンケのヒモやってたようなカイが恋心に転じるのがあっさり目なのと、公開告白に疑問。BLドラマの主演でヒットしても一時的な人気で終わっちゃいそうな感じにも思えちゃうし…

更には、カバー下の漫画はカイのギャンブル癖が不安になるなぁ…。引っ越す前だから…もう変わっててほしいけど。本編読んだ後にこの一面見させられちゃうと、この2人の行く末が心配になっちゃって…

この子達の未来が継続する幸せに見えないのがちょっと複雑です。

0

真面目な青年

ひょっとしていて、真面目な青年が大好物です。
メガネもかけてくれています。
純粋でとっても優しい。

反対にヒモのようなチャラチャラしたやつはあまり好みじゃありません。
が、最後はしっかりものになってくれたので、よしといたします。

2人とも海と言う漢字の名前で、全然違う2人なのにそれぞれ似合います。
海の奥深さですね。

2人の生活のもっと細かいところも見てみたかったなぁと思います。
例えば、食事を作って一緒に食べているところとか。
好きな食べ物とか知りたかったです。
もうカレーになったかもしれませんが。

0

さらりとした読み心地

絵と雰囲気が好きで作家買いです。
うみがあまりに無防備にカイを居候させることに違和感がありましたが、孤独だったのとカイへの一目惚れに近いものがあったからなんだなと後から納得しました。
カイへ不信感を持つより家にいてくれるウキウキ感わかります。
そんなうみにカイはなくはないけど本気ではない…と温度差があるのもわかる。
で、距離ができてうみが気弱にならず冷めた態度だったのがよかった。
それがカイに効いてうみを好きだったとわかるくだりはあっさりだな〜とは思いましたが。
インスタライブで公開告白も最初は無理がないですか?と思ったものの、面と向かっては言えないからだろうし、話題になってBLドラマの主演になる流れが今っぽくて新鮮でした。

カイがヒモではあるけどクズというほどではないのがよかったです。
夢があって腐りかけてたけどうみとの出会いがきっかけで役者になる展開が気持ちいい。
うみもただ孤独でまじめなだけでなく実は芯がしっかりして明るさがあったのが読みやすかったです。

1

1番大事な要素が薄かった

六畳一間にヒモとサラリーマン。
この組み合わせと幸田先生作品というだけで、何かドラマが生まれる予感がしたのです。
したのですが、あまり萌えられないまま読み終えてしまってこちらの評価になりました。

クズヒモ攻めとお人好しの素朴なサラリーマン。
そして、決して広いとは言えない六畳一間のアパート。
こんなにも良い材料は揃っているはずなのになぜなのか。
やはり、恋愛に発展するまでの流れがすごく浅かったことが大きかったかなと思います。

毒を飲まず、とても綺麗な水で育ったようと言いますか…
本当に心配になるくらいの素直さを持ち、人を疑うことを知らないピュアすぎるうみくんの素朴でかわいらしいところには惹かれたのですけれど…うーん。
ノンケのクズなのかと思えばそうでもなく、ヒモ攻めとしてもカイのキャラクターが中途半端だったように感じます。
いわゆる攻めざまあ展開がドカンとくるわけでもないですし、うみくんへの恋愛感情の自覚も唐突感が否めませんでした。
SNSでの公開告白も盛り上がるシーンなのだとは思うのです。
けれど、なんだか冷静になって読んでしまっている自分がいて乗りきれず。
カイのビジュアルは好みだっただけに、恋を知るまでと知ったあとを掘り下げてほしかったですし、もっともっと必死になってうみくんを追いかけてほしかった。

カイはとても誠実とは言いがたいヒモ生活を送っていたようなので、BL作品をきっかけに役者として成功したとしても、その後週刊誌に女性から過去を暴露される危険な未来が待っていそうな気がしてなりません…

2

毎回思うんだけど

幸田みう先生の作品を読むのは既に3、4作目になるのですが、毎回思うのは某作家様の絵をソフトにした感じだと思うのです。アクや色気を削いだ絵というか、私の好みの絵なんですが毎回比べてしまうんです。

さて、内容ですが今回はアッサリ読了してしまって、一月後には記憶に残って無いと思うので萌にさせて頂きました。特にカイがウミに惹かれた理由が弱く、もっと恋心の葛藤を描いて欲しかったと思いました。

ウミのパンツの件は面白かったしホッコリしたものの、正直言って良さはそこしか無かったと思います。漫画でコインランドリーでの出会いとか無さそうで結構あるんですよね。

凄く雰囲気のある作品を描かれる作家さまなんですが、それ故か強烈に印象に残る作品が無いのが難点だと思います。

1

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